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ドレの旧約聖書

感想・レビュー
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KAZOO
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ドレの絵が100枚以上も収められている旧約聖書の絵本(?)です。私は子供のころから聖書を何度も読んできているのですが、旧約聖書はかなり人の名前などが出てきたりして印象に残ることはありませんでした。せいぜい映画で見た「十戒」が印象残っている程度です。この本では見開きに絵と文章が掲載されていて物語として楽しめます。こんなに神が絶対権力を持ち、争いばかりしていたとは思いませんでした。
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優希
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旧約聖書をコンパクトにまとめていて、聖書の世界を知らない人でも読みやすいという印象です。天地創造からの壮大な物語であり、神と人との織りなすドラマにハマりました。ドレの美しい挿画も聖書の世界を広げてくれるので良いですね。聖書の世界が生き生きと描かれていると思いました。
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金吾
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○ドレの挿し絵がイメージを高めてくれると共に、話もコンパクトにまとめられており、旧約聖書が歴史本としても素晴らしいことを感じつつ読めました。
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roughfractus02
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デューラーは版画によってルネサンスの印刷技術を通した新たな知の中に芸術を投げ入れた。19世紀に古典古代の芸術作品を版画によって再構成を試みたドレは、その細密な線による写実的かつ劇的な挿絵を連ねることで、まだ生まれていない映画にも似た物語の運動性と時間性を表現していたという(訳者あとがき)。確かに、旧約聖書を紙に印刷された映画として複製し、多くの人々を魅惑した本書は、ユダヤ民族のスペクタクルな群像劇として読める。訳者が要約した旧約聖書の各場面と挿絵を交互に読むと、光や雲や風や人物が表情豊かに蠢くかに思える。
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てり
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再読。ところどころ出てくるメソポタミアの王や地名がわかって、時間的な遠近感はイメージできたかな。それにしても民は何度痛い目をみてもすぐ堕落するもんですなぁ。
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みのくま
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ギュスターヴ・ドレの版画は正確に聖書のシーンを描くのではなく、とにかく劇的に、動的に描かれる。人物は大仰に反り返り、建造物は巨大、あらゆる所からスポットライトに照らされる。だがその代償としてほとんどが似通った構図であり、人物の描き分けもできていない。その為いい加減閉口するし、そもそも飽きが来る。ドレは器用だとは思うが、情動を揺さぶる程の画力は無かったのではないかと感じる。絵解きとしては十分なのかもしれないが。また近々で旧約聖書を読んだ事もあって、ドレの版画に添えられた聖書概要の意訳さ加減にもうんざりした。
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em
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多神教の神々を見てきたあとだとどうしても目を引くのは、揺るがない神の一人称「私」の強さ、人間に対する強烈な独占欲(本書は抄訳なので、その印象です)。よく画題になるエピソードがまとめて読めたのと、お目当てのギュスターヴ・ドレの挿絵もふんだんに入っていて満足。とくに群(人でも動物でも)の表現はいくらでも見ていられる。あとがきより、ドレの画は優れた描写力のため写実的にみえるけれど、実際にはあり得ない光の当て方など、写実とは対極の手法が取られている。それが劇的な効果をあげているとのこと。納得。
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てり
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基礎教養としての興味から図書館で借りたもの。聖書の内容もドレの名も知らない、そういうレベルの自分にもちょうど良い読みやすさで好印象。挿絵の迫力も十分だが、さらに聖書世界の理解が深まったら、挿絵の鑑賞がもっと楽しくなると思う。
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ケイコ
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ギュスターヴ・ドレの挿絵満載の贅沢な旧約聖書。 ドレの絵に見入ってしまうため、文量の割りに時間がかかった。 折り重なる人々、馬の群、ダビデやユディットの首を持つ立姿。 繊細で迫力ある絵が見開きに1点づつ掲載されているので、内容が理解しやすかった。 ただ、段落が1字下げになっておらず、全てフラットな体裁になっているのが ほんの少しだけ気になった。でもそれは作り手のこだわりなのだろうから許します! ドレシリーズを全て揃えて本棚に並べたい。
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更紗蝦
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ドレの挿絵を通して旧約聖書を堪能する本というより、むしろ旧約聖書を通してドレの挿絵を堪能する本と言っていいです。旧約聖書に登場する人物たちの活躍を劇的に描いているのはもちろんですが、名も無き群集の緻密な描写も素晴らしく、特に、人間が折り重なっているシーンには圧倒されます。29ページの「ノアと洪水」の挿絵は、我が子を守ろうとする親の必死さを人間と動物で同等に描写しており、心に残ります。
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優希
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ざっくり言えば旧約聖書のダイジェストというところでしょうか。天地創造から始まる壮大な物語であり、神と人間の織り成すドラマと言えると思います。旧約聖書あってこそ、西洋の様々な文化を知ることができるのではないでしょうか。断片的で複雑な世界を、華麗な物語の世界に昇華させ、そこに美しいドレの装画が加わることで、視覚的に旧約の世界を味わうことができます。旧約聖書のみならず、アポクリファも物語に取り入れているのが興味深いですね。聖書の世界をここまで生き生きとさせているのがいいなと思いました。いつか新約も読みたいです。
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ヒラタ
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昨年から読み始めて、スペイン旅行のガイドブックなどを読んでいたためもあり読了に時間がかかってしまった一冊。西洋絵画の主題になったエピソードも沢山あり学生の頃に読んで殆ど忘れていたので、ドレでなければ手に取らなかったかもですから読めて良かった。一読したあとに挿し絵だけみると、またこのシーンはどんなおはなしだったかなと見直ししたりして。
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あぶらそば
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西洋人の思想のバックグラウンドを知るためにも、旧約聖書は読むべき!!仏教徒である日本人にとっては、目からウロコデス。宗教って、ガンジーが言うように、結局最終的に目指すものは同じって、ほんとかな?という、新たな疑問を解く楽しみができた。
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たもん
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旧約聖書は「出エジプト記」から「ヨシュア記」あたりで挫折していたのでこれを機会に全編通して読むことが出来てよかった。普通の物語ならイスラエルの民が約束の地に辿り着いた時点でめでたしめでたし、となるのだろうが、まあ、みんな堕落しては神様がへそを曲げての繰り返し。
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mosao82
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旧約聖書は気になるけどアレを読むのはなぁ...という人にはピッタリ!ただしあまりに端折り過ぎなので、いずれちゃんと読むつもりの人は、原本から入った方が良い...絵は素晴らしい...
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長月
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挿し絵買い(笑)
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滄州庵
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「絵で見る十字軍物語」で初めて目にして気に入ってしまった、ギュスターヴ・ドレの挿絵がふんだんに使用されている聖書ということで、一も二もなく入手しました。キリスト教徒ではないのですが、以前から聖書は旧約も新約も一通り目を通したいと思っていたので、もってこいでした。ドレの素敵な絵とともに天地創造、カインの殺人、モーセの十戒、ダビデとソロモン、バビロン捕囚と旧約聖書の旅をイメージ豊かに堪能することが出来ました。それにしても、聖書に出てくる「主」は、良く怒ってばかりいるおっかない神様でした。
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まさ
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取り敢えず一般教養的な感じで読みました。優しい内容で読みやすかったです。
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