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濱地健三郎の霊なる事件簿 (幽BOOKS)

感想・レビュー
438

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読書家さん#ZZBMjx
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よく観るYouTuberさんがオススメしていたので気になり拝読。著名な著者の本を読むのは初めて。文体もベテランらしくどっしりとしていて読みやすく面白かった。心霊探偵の濱地のダンディなキャラもいいが、犯人等に取り憑く霊を霊視できない人の為に絵として視覚化し、捜査の足がかりにする助手のユリエの存在が斬新。謎解き自体はフワッとしている感はあるが、展開は面白く楽しく読破。このシリーズも追いかけたいが、有名なアリスシリーズも読んでみたくなった。
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火星人碧
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オカルトと言おうかファンタジーと言おうか、そんなことはまあどうでもいいのだが、これだけワンパターンでも面白く短篇を書き続けてしまうのは凄いことだと思うのだ。ワンパターンと言い切るのは違うと思う人もあると思うけれど。
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チェリい
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ネタバレ初めての有栖川有栖。スマートに適切な措置を取る紳士然とした濱地に、憧憬の念を抱くのは自然な心の動きだろう。「なぜ心霊現象が起こるのか」つまりミステリでいうホワイダニットに主眼を置いているのかと思いきや、他のアプローチで書かれた話もあって、あとがきのとおりミステリと怪談の境界線における面白味を味わえた。特に好きな話は「黒々とした孔」で、その理由は話の落とし方。
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mommo
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連作短編集ということもあってかミステリーとしては物足りない感じもあったが雰囲気が良くて楽しめました。 男女バディものにありがちな恋愛要素がなく、かといって険悪でもなく、お互いがリスペクトしあっている関係性も好きです。助手のユリエさんもただのリアクション役ではなく、似顔絵という特技で役に立っているのもよかった。彼氏(?)っぽい後輩は、被害者なり加害者なりになるかと思ったら……何のために出てきたのかちょっと謎でした。次巻も読もうと思います
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ATSUYA
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霊が見える探偵、濱地健三郎が活躍する短編集。探偵事務所を訪れる人たちの依頼には、どれも霊が関わっている。が、そんな霊たちが凶悪な事件を起こしたり、怪異に論理的な説明をつけたりするのではなく、霊との不思議な交流を通じて人間が引き起こした現実の事件を解決していくスタイルが面白い。そして、本格ミステリの名手である有栖川有栖さんという安定感。安心して物語の世界へ誘ってくれる。霊が絡む不思議な事件の裏に隠された、人間たちの複雑なドラマを、濱地健三郎とともに紐解いていく。そんな一風変わった探偵ミステリ。
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あやは
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ネタバレもともと『幻坂』に登場していた濱地健三郎氏が心霊探偵として事件を解決するシリーズです。濱地氏は当然元から霊が視えるわけなのですが助手の志摩ユリエ嬢まで視えるようになってしまいます。そのおかげで彼女に似顔絵を描いてもらって事件は解決しやすくなるのですが、物理的な常識と自分が視えてしまう現実にユリエ嬢の心が揺れてしまいます。『現象』という言葉の汎用性を受け入れても不思議は不思議。世界が理解できる範囲を超えてしまった時の不安たるや。自分が存在している事を確かめてくれる相手の大切さを改めて感じました。
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けいた
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ミステリーと怪異を融合させた小説とのことだが、ミステリー色はそれほど強くなく、かと言ってホラー小説にしてもあまり怖くない、どっちつかずな作品に仕上がっている。登場人物にしても、年齢不詳の万能な紳士という数ある探偵小説のテンプレートのような主人公も、その影響を強く受けてすっかり信者のようになってしまった助手もあまり魅力的ではない。
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よっしー
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有栖川さんの探偵物シリーズ。何かの拍子に知って、読みたいと思いつつ、温めていました(笑 今回は「探偵」ではあるけれど、その相手は幽霊。非現実的な存在なのに、不思議と今を生きる人達とも調和が取れていると感じるお話の集まりでした。霊が相手だからこそ、事件(と言ってよいか分かりませんが…)解決で一件落着で話が終わっているものもあって…その後はどうなったのか気になるお話もありました。
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ちゃこかんな
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ネタバレミステリーだと思ってたらホラーだった、幽霊見えても達観してる主人公探偵のおかげで安心して読めた。心霊現象の相手をしないやつとか、婿を殺そうとしてた真相は伝えないけど上手いこと解決したやつとか、砂浜で手を握るとか、ひたすら人間ドラマだった
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ぼのかな
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色んなタイプのお話が詰まっていたので、とても面白く読めました。ユリエに霊感が備わってきて、これから霊魂は強くなるのか、どのように濱地先生を補佐していくのか気になります。濱地先生が綺麗に事件を解決していてスッキリします。
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maybe40shoulder
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ラストの「不安な寄り道」がめちゃめちゃ琴線に触れた。響いた。久々に自分が心の底から好きなものを読んだ。ありがとうございます。先生、連載が進むにつれて筆が乗りましたかね。(逆に最初の方文章がステレオタイプ過ぎてどうかと思う箇所もあった気が・・・笑)
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ヌーン
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今回はちょっとヘビーでした 砂浜の彼は切なかったなぁ…
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Kasu
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図書館本。終わりの2篇迄以前読んでたのを忘れてました。途中微かな既視感で霧氷館で全て思い出しました。ちょっと情け無い記憶よ。
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落下
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幽霊が実在する設定繰り広げられる、ミステリーとオカルトの掛け合わせ。 最近この手の本をよく読んでるけど、その中でもずば抜けてミステリーに重きを置いた作品。オカルトは風味付け程度で基本はミステリーだと思う。ところどころで出てくる幽霊や怪奇現象がいい塩梅になっていて読んでいて楽しかった。
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しおえもん
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ネタバレ濱地探偵シリーズ、私には2作目。得体が知れないけどダンディな濱地が魅力的。男女バディで全く恋愛要素が発生する余地がないというのもいい。心霊的な話と人間が起こす事件が綺麗に融合し、切なさやちょっとした不穏さも醸す空気感も重くなり過ぎない塩梅がちょうど良い。作者の文章の上手さが心地いい作品。「あの日を境に」が亡霊の事を思うと切なくなるし、「不安な寄り道」は探偵自身が怪異を引き起こす展開が意外かつやっぱり切なくて印象的だった。この本を読メで検索したおかげでもう一作ある事に気づいて楽しみだ。
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sak
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心霊探偵・濱地健三郎の活躍を描いた短編集。 火村先生や江神さんとも違った、穏やかな紳士といった風情の濱地先生。 有栖川先生のオカルトを読むのは、今回が初めてなので、霊的な方面から事件を解決していくのはなんか新鮮だった。 濱地先生とユリエちゃんが活躍する長編も読んでみたいなあ。
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若紫
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ネタバレ馴染みのある作家アリスと火村教授シリーズと同じ作家さんとは思えないくらい異なる作風だと感じた。書名ではホラーものかと思うが、8編の作品の中に霊的なものは登場したりしなかったり。心霊探偵の濱地の助手のユリエが、成長しているというのか、作品ひとつ読むたびにだんだん霊が見えるようになっているのがおもしろかった。時々登場する、ユリエの学生時代の後輩の進藤は、今後も登場するのか、重要な人物になるのか、そこも気になるところ。
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オレンジ
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出版順に①霊くしびなる②幽かくれたる③呪まじなえるの3冊。自分は②③①の順に読んだらしい。本に番号ない上に、読み方に癖があり次どれ読むかわからなくてもどかしい。ビシッと番号表記してほしい!本書①は本人書いてる?別人じゃない?と感じる箇所があった。映画だと映倫G誰でもOKなのが特徴の有栖作品なのに男女間の描写で1、2ミリ超え出てる所あった笑、ラストの夜の海シーンもドラマ性高くて…細かい点だけど違和感あった。もちろん次作も読む気満々です。健様とユリエの関係性、コーヒーのひととき、「熊取寿豊」楽しかった!
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よし
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図書館本。9,1。初作家さん。すっきりと読めた。次作を読みたい。
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comsan2
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面白かった!シリーズで何冊かありそうなので、それも読もう
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十月一日
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再読。ちょっと切ない「あの日を境に」、あの後どうなったのか気になる「不安な寄り道」が好き。「霧氷館の亡霊」の昂輔は威圧的だけど悪い人ではないと思いたい。
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Nori
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濱地健三郎シリーズ第1弾。某アンソロジーである短編を読んだらとても面白かったので、シリーズを読んでみることに。どの短編も非常に面白かった。
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mg
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幽霊が見える探偵ということであったが、除霊をするとかではなく見えることで相手と話をするなどして事件を解決していく。今まで読んだことのある幽霊、怪奇物の中ではおどろおどろしい部分も少なくあっさりと読みやすいものであった。
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にな
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ネタバレ心霊探偵という特殊設定ものミステリ。霊が見えても別に霊だって後ろからガツンとやられたら理由も状況も把握していないよね。それはそう。あまり凝ったトリックとかはないけれど、見えたことを証明するのにはそれとは別にロジックが必要。生きてる間に張った罠に相手が掛かるのを見たくて成仏できない幽霊タチ悪くて笑います。※命を持っていない原子が結び方によって命という現象を生む。心霊なんてオカルトよりもこの世界が一番わけわかんないという最終話『不安な寄り道』がとても好きです。現実に生きてるこの世界が一番謎だらけ。
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unaosora
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☆☆ミステリだと思って読んだらホラーですこし怖かった
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まさのり
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濱地健三郎シリーズ第一作。ホラーとミステリーのバランスが心地よい作品。良いシリーズに出会えました。
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kiyoka
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濱地健三郎シリーズ初読み。心霊現象に見せかけたトリックを暴くのかと思ってたら本当に"見える人"の話しだった。でもホラー度低めで読みやすい。まさかのダジャレ落ちとか笑顔のレパートリー20種類とかお茶目なところも。濱地健三郎ダンディで素敵。短編なんでまあこんなもんかなぁと思ってたら後半以降にガレのランプを入手したいきさつを持ってくるなどやっぱりストーリーテラー。最終話に出てきた全ては原子の組み合わせによる現象でしかない、現実と幻想を区別しないってところも私が前々から考えていたことに似てたので嬉しかった。
ままこ

偶然最初のやつで良かったね。続編はさらに楽しめたよ♫

03/06 09:43
kiyoka

ままこちゃん、やっぱり続編も読んでるー♪ うん。読んでみるね(≧∇≦)b

03/06 11:18
3件のコメントを全て見る
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みっけ
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鋭い推理力と幽霊を視る能力がある心霊探偵・濱地健三郎シリーズ第1弾作品。奇妙な心霊現象とミステリーが程よく融合した7つの短編集。濱地探偵の大人の振舞が格好良い!紳士だ!ページ数が少なく、面白いので、気軽に楽しめるミステリ小説として濱地健三郎シリーズ良いです。幽霊が視えるのは怖い😓人の恨み(怨み)はもっと怖い😰
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ナツグモ
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ネタバレ心霊が絡むと、ミステリーとしては反則使い放題な気がして楽しめない。心霊ものとしては、ややエピソードが弱め。濱地探偵がカッコいいが、どう楽しんでいいのかが分かりにくい作品だった。
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nnued
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怖すぎなくて読みやすかった。くしびなる、という言葉を初めて見た。霊感のようなものが志摩さんのように大人になってから強くなるのは、ちょっと嫌かも。
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Nobuko  Hashimoto
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夫氏が借りてきたのを私も。有栖川有栖氏は『鍵の掛かった男』を読んで文の感じが合うなと思ったが、この作品もひっかかりを覚えず、するするっと楽しめた。霊を視たり、霊と通じ合ったりできる心霊探偵事務所の話。いつもはファンタジーとか超常現象ものとかは楽しめないのだが、あまり違和感なく読めた。なにしろ原因が霊がらみなので、あまり込み入った捜査や推理はないが、案外アリだったので、また他のも読もう。
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吉田あや
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科学だけでは説明のつかない怪異を視る力と鋭い推理力で以て事件を解決へと導く、心霊探偵・濱地健三郎。依頼に関係のない行きずりの霊も放っておけず、道案内をするように迷える霊をいくべきはずの場所へと導く優しい姿も魅力的。助手としてバディを組む志摩さんや、霊感で解決したものの法的解決とする為にお互い協力関係となる捜査一課の赤波江刑事とのコンビネーションや関係性も心地よく、霊感のなかった志摩さんの霊感の覚醒が先生とはまた違った能力となるのかも興味深い。(⇒)
吉田あや

不可視の世界があることを認めながらも幽霊に対して、加害者につきまとうとか殺された現場に突っ立てるとかじゃなく「あいつにやられた」と言ってくれたらよさそうなものなのに気が利かないにも程があると言ってしまう赤波江刑事の不遜さもからりとしていて不快感がなく、情念の絡む事件でも最後にはふわっと儚く消えていくように浄化される軽やかさも絶妙。芥川や宮沢賢治など文学作品がちらほらと登場するところも愉しい。怪異の中心にある心を解き明かす心霊探偵の今後がますます楽しみ。

10/25 15:03
吉田あや

装画が大好きなササキエイコさんなのも凄く嬉しい。厚めのグラシンのような紙に儚く印刷されたイラストが紙片コラージュやイラストの下絵と重なる装幀となっていて、彼岸と此岸が淡いレースのレイヤーで重なり合うようで美しく、物語の描こうとしている空気を見事に表現されていて、映画のエンドロールを見るような気持ちになった。

10/25 15:20
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魚不足
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ネタバレ霊視ができるからなんだろうけど、探偵役の発言が抽象的すぎて…リアリティを重視する人には向かないと思う。助手役も開花しちゃって最終的には教祖と信者みたいになっちゃってるのが残念だった。
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ウリクサ
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ネタバレ見知らぬ女…思い違いで憑かれるのはやだなぁ。男が悪かったのは変わらなけれど。黒々とした孔…苛まれている割には他の女性を見る余裕はあるんだ。気味の悪い家…幽霊屋敷で悲鳴も上げずには難しそう。あの日を境に…納得出来る霊で良かった。分身とアリバイ…双子だから出来ることだけれど、親は嫌だろうな。霧氷館の亡霊…昂太の祖父の血筋に視える力を持った者がいたのかな。不安な寄り道…ユリエは結構人の話を聞いていない。濱地が大らかだから何とかなっているのだろうな。 シリーズものを前後したけれど問題なく読める。
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水浅葱
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短編集でよかった。この設定で長編は読む気が失せる。
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とうこ
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有栖川さんが描く今までの探偵は怪異を全く信じていないので、心霊探偵であるこのシリーズはとても新鮮で面白かった。そしてどんな相手にも紳士の対応をする濱地先生がとっても格好良かった。「人生の楽しみは無数にあります。無数から一を引いても、依然として無数です」この言葉がすごく印象的。こんな素敵な返しが出来るようになりたい笑 幻坂という本にも濱地先生が顔を出しているようなので、そちらも読まねば!と思う。怖い話が苦手な人にも、是非おすすめしたい一冊でした。
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sachi
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★★★★☆
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ぷーぷー
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怪異×ミステリーの融合。ミステリー感は少しかなぁ?怖くはないし、短編なのでサクッと読めました。ダンディな濱地先生好きだー
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セイ
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図書館の本です。先に3冊目を借りて読んでしまっているので、慌てて1、2冊目を借りてきました。1冊目らしく、濱地さんがひとりの時の話もあり、お気に入りの電気スタンドがやってきた事件についてもわかりました。そして最初の頃の叡二とのお話も読めました。逆に読んでしまっているのもわりとありなのかも、って思って読めています。短編集ですが、ひとつひとつにちゃんと厚みがあって面白いです。
0255文字
助作
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短編集。まさかのホラーとミステリーの融合。おどろおどろしいものではなく、あくまで人間がメイン。筋を通せば解決っていうのはホラーでは新鮮。
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