形式:単行本
出版社:KADOKAWA
形式:文庫
形式:Kindle版
出版社:KADOKAWA / 角川書店
偶然最初のやつで良かったね。続編はさらに楽しめたよ♫
ままこちゃん、やっぱり続編も読んでるー♪ うん。読んでみるね(≧∇≦)b
不可視の世界があることを認めながらも幽霊に対して、加害者につきまとうとか殺された現場に突っ立てるとかじゃなく「あいつにやられた」と言ってくれたらよさそうなものなのに気が利かないにも程があると言ってしまう赤波江刑事の不遜さもからりとしていて不快感がなく、情念の絡む事件でも最後にはふわっと儚く消えていくように浄化される軽やかさも絶妙。芥川や宮沢賢治など文学作品がちらほらと登場するところも愉しい。怪異の中心にある心を解き明かす心霊探偵の今後がますます楽しみ。
装画が大好きなササキエイコさんなのも凄く嬉しい。厚めのグラシンのような紙に儚く印刷されたイラストが紙片コラージュやイラストの下絵と重なる装幀となっていて、彼岸と此岸が淡いレースのレイヤーで重なり合うようで美しく、物語の描こうとしている空気を見事に表現されていて、映画のエンドロールを見るような気持ちになった。
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