特に熊本編は全編で屈指のエンタメ性を帯びており、ロボットのようなミイカと飄々とこの世界を生きる大隈の交流は血の通った何かを感じた。明言はされていないがくまモンへの言及がある遊び心も買う。/キセル同盟結成秘話はシドウが何度も人の縁を失うのが読み進めていて辛かったし、ケイハも父親を亡くした後のエピソードでその父親の生前の足取りを取り扱っており、同じ屋根の下にいるのに起こる分断に理不尽を感じる。
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