読書メーター KADOKAWA Group

中国はなぜ軍拡を続けるのか (新潮選書)

感想・レビュー
45

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
sakadonohito
新着
毛沢東時代から江沢民時代までで7割近く。中国共産党配下の人民解放軍が俗に言う中国軍で国家直属の軍隊は無い。人民解放軍の意向を無視した政治はできないようで実質軍事独裁政権じゃないかと思った。中国は法のもとに人民があるのではなく、共産党が法という人治の国。時代時代の事情から軍拡することになった経緯が分かる。
0255文字
コミジ
新着
情報量と分析の緻密さによる説得力に圧倒された。日本は地勢的にも中国との関係は重要であり、対応の難しさを再認識した。
0255文字
aruku_gojira
新着
中国共産党と私兵としての人民解放軍。共産党の権力を維持するために、解放軍の武力を中国国内の人民に行使する。このやり方は、中国が1949年に建国される過程から得られた共産党指導者たちの経験に裏打ちされたものであり、これを21世紀に入っても継承し続けており、国内統治のために国家間でも解放軍や海警局による威嚇、威圧を繰り返している、統治というものの難しさと暴力性に辟易する読後感。慢性疾患とも表現されていました。 対中政策は熱戦にならない方向で、偶発的衝突を防ぐためにも、見直しが急務なんだと改めて思いました。
0255文字
カリスマ
新着
大学で阿南先生の講義を受けていて、期末レポートの課題図書として購入。講義で仰っていたことと重なる部分が多くあった。中国はそもそも一つのネイションとしての歴史が浅く、辛亥革命時点ではアメリカ・フランス型のナショナリズムを志向していたが、結局現在は「中華民族の偉大な復興」というワードで表される日本・ドイツ型のナショナリズム。このナショナリズムの事実上の仮想敵として日・米という存在があるため、日本がいくら頑張っても日中関係に進歩は見られないし、中国の軍拡は止まらない。二つのジレンマの話がとても面白かった。
0255文字
たろーたん
新着
「中国がなぜ軍拡をするのか。日本を襲おうとしているのか」と言われているが、著者からすれば、中国の軍拡の原因は中国国内の不満の噴出を抑えるためのものである。歴史的に国内の問題を軍隊で解決してきた中国は、国内の民主化の噴出、台湾という常に気にしなくてはいけない反乱分子への対処としての軍拡しているのであり、中国共産党の視線は外ではなく、内に向けられているのだ。また、毛沢東とかって名前は聞いたことあるのだが、実は何をした人かよくわかっていなかったので勉強になった。近代化を推し進めようと狂ってしまった人なのね。
0255文字
dokai
新着
著者の少年期に中国で暮らした経験と、学者として研究を基礎とした真摯な本、今の中国を理解するには、感銘した。
0255文字
川越読書旅団
新着
辛亥革命から習近平体制の中国を軍事外交的観点から一気に解説する。近現代の中国史再確認にうってつけな内容。
0255文字
サブロウ
新着
中国の軍拡は、米中の大国間競争などの国際レベルで語られることが近年では多い。しかし本書は、中国の軍拡を国内レベルで分析する。つまり、中国国内の抱える矛盾(共産党一党支配、共産党幹部の富裕化、都市農村間の格差、不満の現れの民主化要求•デモ等)を90年代以降、排外主義的ナショナリズムを煽ることで、不満を国外に転換するために軍拡の道を歩むことになっていると分析する。明解な論理で、軍拡の構造についての有益な視点を与えてくれる。 西側諸国の論理とは全然違う中国の論理を理解することは今後の国際関係を考える上で重要だ。
0255文字
らふ
新着
ネタバレ阿南さんの書き方は中立的で、かつ分かりやすく書かれていたため非常に読みやすかった。 軍拡は能動的なものではなく受動的(せざるを得ない)ものである。 やることやることが全て裏目に出ている気が… 完全に負のスパイラルに陥っているような気がしたが、ではどの時点でこの状況を打開することができたのか?現時点での改革はほぼ不可能(手遅れ)であるかのように思われる。
0255文字
バルジ
新着
再読。米中の対立が強まる中で非常に示唆に富む。著者は中国の急激な軍拡は中国共産党の統治構造が生み出した慢性疾患と断言する。それは伝統的に隔絶した権力と民間社会の社会的構造に起因する「民主化」への恐怖心とそれらを弾圧する「党軍」としての人民解放軍の組織的利益の増進がキーとなる。本書を読む限り中国の軍拡とそれに伴う東アジア地域の緊張状態は永続的に続くと思われる。新型コロナ対策で自信を深めた中国は党・民間ともに自国への過剰な自意識を隠そうともしない。コロナ以後を含めて著者には増補版を出して欲しいものである。
0255文字
いぬたち
新着
2017年に上梓されたので本格的な米中戦争に入る前に書かれた内容だが中国の近現代の歴史を人民解放軍の話を交えながら解説されており大変面白い。中国共産党も決して一枚岩ではなく更に解放軍も派閥があるだけでなく縁故主義、拝金主義に塗れた上層部と豊かさを享受出来ない農村部の人々など様々な闇も述べられており中国を単純にひとまとめにしてはいけないと改めて理解させられる。最後軍隊の兵器についての内容だったが欧米日と比べて一世代前の装備なので思ったより大したことがないとの解説にはキツネにつままれた感じがした。
0255文字
KY
新着
素晴らしい。党軍関係、党と社会の関係等について、歴史を踏まえた深い洞察が得られる。中国との関係に関心ある者には必読。
0255文字
OKB
新着
「タイトルの問いがそのまま現代中国史になる」という構成の面白さが見事。その上で、著者の分析は単なる「中国共産党と人民解放軍」というテーマにとどまらず、革命政権における政治と建軍という比較軍事的な問題系への広がりを持っており、さまざま考えさせられる。戸部良一『逆説の軍隊』や小林道彦『近代日本と軍部』への案内・再訪ともなる一冊である。
nnpusnsn1945

おおっ!あの『逆説の軍隊』の再訪に匹敵するレベルならば読んでみたいです!

08/01 19:47
0255文字
Masayuki Shimura
新着
【中国で展開されている軍拡というものは、尖閣問題の処理の仕方で左右されるような性質の問題ではない。それは、現代中国の政治構造に直結した問題であり、共産党が統治を続けるうえで欠かせない営みとなっている】(文中より引用)・・・・・そもそも「中国の軍って何?」というところから解き起こす目からウロコの作品。人民解放軍に限らず、広く建国後の中国についてもまとめられており、間口の広さと奥行きを兼ね備えた一冊になっていると思います。
鮫島英一

注目はしていたのですが、入手していなかった一冊でした。ここまで評価されるなら、きっと良書なのでしょう。来月の給料が入った購入しますね。

09/16 21:49
0255文字
unknown user
新着
経済を旗印に日本人は中国共産党という恐ろしく獰猛な怪物を育ててしまった。昨今の香港の情勢を鑑みるに、もはや怪物の暴走は阻止できない。この過ちを贖うには日本人の血が必要になるだろう。本書中にあるように日本政府が中国共産党という怪物の恫喝に折れれば折れるほど、怪物の暴走は度合いを増す。日本人には軍拡を止められないこの怪物と対峙する覚悟が必要である。だがその覚悟が一時といえど旧民主党政権(注)に政権を委ねてしまう日本国民にあるだろうか。極めて不安である。注:本書中に菅直人政権での致命的な対中失政の記述がある。
0255文字
スー
新着
電157人民解放軍は国の軍隊ではなく共産党の私設軍隊で、地域の行政と教育を担っていた為に巨大になる。そして軍との関係が薄い江沢民が国家主席になると軍をコントロールする為に待遇改善を約束して更に多くの資金を得るようになる。国内は貧困や民主化運動で不安定となり国を纏める為に資本主義国家の危険を訴え軍の強化に進む。軍の縮小=共産党が正統性を失う事に繋がるので後戻りは出来ない。人民軍の強化は日本にとって脅威ですが救いはステルス性能とイージスシステム、部隊を有機的に繋ぐシステムが未熟だということですね。
0255文字
Meistersinger
新着
共産党の軍隊として優遇せざるを得ないという事情。ハードウェアとしての現状は、まだ西側に劣っているというのが救い。時間が経てば民主化していくという、西側の見通しの愚かさに皆が呆然としつつ怪物の台頭を見つめているのが現在である。
0255文字
史
新着
隣の芝生は青いものであろう。一筋縄ではいかない国をまとめようと必死になる方法の一つが軍拡であるという。内外共に不安を抱えているのは、やはりどこの国も根本的には一緒だということなのでしょう。国に歴史有り。
0255文字
おせきはん
新着
外国の資本を活用しながら経済を発展させて生活水準を改善させる一方で、国内の民主化要請や貧富の差の拡大に対する不満のはけ口も外国に求める中国政治について分析しています。共産党による支配体制の維持のために態度を変化させてきた様子を振り返ることで、中国政治において何が大切にされているかを再認識できました。
0255文字
はるわか
新着
新中国を毛沢東が大躍進政策や文化大革命の発動により混乱に陥れたのを、鄧小平が農村に生産と商業の自由を許して再生に成功。これは圧倒的に比重を占める農業セクターの生産拡大があったればこそ、沿岸部において「改革・開放」の試みに着手する余裕が生じた。しかし鄧の「先富論」は破綻、まず社会の一部が富裕となりやがて全体に富が均霑する流れとはならなかった。共産党の権力と富が結びつき、権力者の一族や関係者のみが国営企業を許され、特権的富裕層が生まれ構造化したため。
はるわか

富にも福祉にも医療にも見放された農民や労働者が大量に放置される結果に。鄧も平等の実現や民主化改革の必要を認め、胡耀邦や趙紫陽を用いた。しかし共産党体制の護持と既得権を主張する保守派とのバランスにおいてしか、彼らを支持しなかった。民主化運動が共産党体制への挑戦にまで進んだ天安門事件において、鄧は民主派を切り、軍隊によって運動を粉砕。この鎮圧が大きなモメンタムを歴史に残す。

01/05 21:40
はるわか

軍歴のない江沢民は、国防費を潤沢に融通して軍を味方につけた。社会格差の解消ではなく特権階級の既得権の強化を許して政軍幹部の腐敗を構造化した。胡錦濤と温家宝の政権は、江の築いた既得権体制に屈し、平等を取り戻す改革は流れた。すさまじい経済発展を続けた中国であるが、社会内部では大きな格差が固定し、富の再配分も社会保障も進まない。国防費の驚くべき膨張と東シナ海や南シナ海への支配拡大が国際的な反発を招いているが、それにも拘らず中国の軍事水準は寂しいもの。海軍はロシアをモデルにしているため米国水準にはなお遠い。

01/05 21:59
0255文字
冬薔薇
新着
人民解放軍の研究を続けて来た著者の視点から、現在に至るまでの共産党との関係を詳しく語る。過去様々な事件、社会生活などが、その周辺を詳細に知ることで見えてくるものがある。なぜ経済発展できたのに、多くの民衆に民主化の要求が起こらないのか。第二次天安門事件が転換点。中国市場で利を得るために一党独裁を暗黙了承した西側諸国。民主的価値観を知らなければ、欲しくもないだろう。軍事費増強は対外より国内安定のため。富の再分配が公平になされていない不満を、排外主義思想教育と軍の力で抑えている。経済大国は世界の常識になるのか。
0255文字
まーくん
新着
中国共産党統治の実態に鋭く切り込んだ内容。日米など西側に門戸を開いた改革開放は必然的に民主化の要求を生み、天安門事件に繋がる。後継江沢民は内なる不満を愛国主義教育などで外にそらすが、それはまた必然的に西側との軍事的緊張を引き起こした。経済成長による果実は党幹部周辺に集まり、民衆との格差は著しく拡がる。国内からの共産党一党支配に対する異議申し立てを暴力で封じ込め、西側に対し力で対抗する「意図」を放棄しない限り、党の軍隊である解放軍の待遇改善と装備充実は共産党独裁体制の維持に手を抜けない。本質把握に一々納得。
HMax

私が最初に覚えたことばは、シンクーラーとパーピョーです。2年前に初めて出張で行って大都会なのに驚きました。キャッシュレスが浸透して外人はどうするんだと思いましたが、先月行くと、ジュースの自動販売機までキャッシュレス。その一方で道路のあちこちに共産国であることを思い出させるスローガン。

12/11 01:37
まーくん

HMaxさん、パーピョーは知りませんでした。”発票”ですかね?まれにレストランで食事した時、「スワンちゃん」”算帳”と言ってお勘定したのを思い出しました。今、行ったらきっと浦島太郎ですね。もっとも、お金がメイヨーですが。

12/11 09:42
4件のコメントを全て見る
0255文字
politics
新着
現在進行系で進んでいる中国の軍拡を中国の歴史を辿りながら解き明かそうとした労作。やはり鄧小平には強く関心が沸くが、彼をしても上手いこと軍拡は進められなかったとは。著者は現時点での解放軍は日米軍には及ばない戦力としているが、まだまだ油断はできないだろう。それにしても軍拡が民間社会対策と対外政策の双方から来ているとは、指導部も大変だなと感じた。
0255文字
お抹茶
新着
ネタバレ共産党が掲げる「法治」は独裁的権力行使に自ら法的根拠を与えるものであり,大多数の人が公平だと思う制度は存在せず,面従腹背が行動の指針になる。解放軍はあくまで「党軍」であり,共産党の既得権益の維持という中国共産党の安全保障と,中国国内の民衆の生存権確保という中国の安全保障は同一ではない。改革開放は,富の再分配ではなく共産党幹部の富裕化に繋がった。江沢民政権末期には,「屈辱の記憶」を基本的な背景とし,経済発展,軍備増強,失地回復をリベンジの過程として描く「中華民族の偉大な復興」という世界観が打ち出された。
0255文字
蟹
新着
圧倒的な勢いで軍拡を進めている中国の「危うさ」に警鐘を鳴らしている。中国共産党という政党、あるいは政治的軍隊の異様さがよく分かる。これだけ経済発展を重ね、各国から手招きされながら中国が孤立を深めている点についても明快に説明している。ただし、残念ながら中国の軍事力に対する評価は過小評価ではないか。「日本人にまともな飛行機など作れない」と評した太平洋戦争前夜の米英のような安易な楽観には走りたくない。
0255文字
ひかりん
新着
56pまで読んだ。グロいのがでてきたのでもう読まない。図書館で借りただけでよかった。
0255文字
Yuichi  Saito
新着
★★★★
0255文字
Satsuki
新着
共産党独裁体制と民衆を区分した上で、前者への批判が舌鋒鋭い。筆者の分析はこうだ。解放軍はあくまで党軍であること、経済発展の恩恵を主に受けるのは党幹部とその取り巻きだけ、が大前提。そして、書名の問いに対しては、党が軍という暴力に依存する形で国内外の圧力を抑え又は牽制し、また軍事力の誇示で「中華民族の偉大な復興」を演出するため、という回答を示している。その上で、関与により日中関係は安定し、経済発展による民主化も期待できるというこれまでの日本(を含む西側)の対中政策は「オーバーホール」が必要だと結論付けている。
0255文字
miharasi_mamiya
新着
中国の軍に中国の国内事情がどう影響をしているのかについて詳細に解説。
0255文字
Ryuji
新着
★★★★☆中国共産党は国家の上に位置し中国の国内法で規制される組織では無いこと、そして人民解放軍はあくまでもその共産党の私的な軍であり厳密には国軍では無い。自国民に対して銃を向けることが出来たのかが理解できる。曲がりなりにも集団指導体制をとってきた中国共産党であるが、最近の習近平政権を見ていると毛沢東時代に逆戻りするのではと個人的に危惧してしまう。中国の国家システムを全否定はしないが、それはトップに立つ人物によると思う。1980年代の胡耀邦や趙紫陽の改革が進んでいたら現在の中国はどうなっていたのだろうか。
0255文字
ひで
新着
図書館
0255文字
Hiroaki  Taira
新着
著者の阿南友亮東北大学教授とは、実は1980年代に幼少時代を共に北京で過ごした。一緒に北京日本人学校に通い、放課後は建国門外の外交公寓の一画で遊んだことを懐かしく思い出す。阿南君が中国研究の第一人者として活躍されている事を最近知り、早速本書を読んでみた。タイトルからは中国の軍備に関する研究書と思いがちだが、中華人民共和国の成立の過程から現代に至るまでの中国の国内事情や国際情勢を丹念に読み解き、中国共産党と人民解放軍との関係性について説得力のある論考を展開しており、現在の中国を理解するのに最適な一冊である。
0255文字
templecity
新着
◎近代の中国の内情を知るにはとても良い本。中国と言っても一つでは無く、毛沢東派とその時代に迫害された人たち、共産党とそうでない人民。結局、人治主義で、習近平が汚職を摘発したと言っても、反体制派を締め上げただけ。それでも軍拡していなければ民衆の不満が溜まる。中国が本当の意味で民主化することはとても遠いこと。
0255文字
Anthyme
新着
ネタバレ人民解放軍が歴史上果たしてきた役割を分析した上で、中国の軍拡は共産党による一党独裁を維持するために行われている面が大きい、と指摘している。時代を経るに連れ、建国期の輝かしい軍歴を解放軍の掌握に使うという手法が有効でなくなったという点や、改革・開放が解放軍にとっても大きな転換点となった等の主張は個人的に興味深かった。中国の歴史についてコンパクトにまとまっており、読みやすくかつ面白い本だったと思う。
0255文字
きっしょう
新着
題名から、アメリカとの覇権争いに勝つためだろ?と思っていただけだったが、読むとむしろ国内問題の方が大きな理由になっているようだ。共産党の既得権益を守るため、民主化を求める国民を抑え込むため、民主化を理由にした西側諸国の干渉を阻止するため等々あからさまに共産党を守るために人民解放軍という皮肉な名前を持つ軍隊(党軍)を強化している。中国というシステムに蔓延る齟齬が冷静に整然と提示されていて分かり易い。これら基本的な流れを知ったうえで中国とどのように付き合うべきか、そして対処していくべきか考察する必要がある。
0255文字
坂上二郎ラモ
新着
ネタバレ阿南惟幾の孫はやはり支那研究者になっていたのですね。それを匂わす記述は「あとがき」に僅かに見いだせるだけだが。もっと中共寄りの人かと思ったが、冷静な記述が多い。 解放軍はあくまで党に依存する私兵集団の発展形態でしかないことを強調してる。現在の解放軍の実力についても「せいぜい80年代のソ連軍並」との評価は手厳しい印象だ。とにかく上海の高層ビル群をあの国と考えるのは間違いだと言い切ってる。農村戸籍者は社会保障の埒外にある点など日本での中国論では等閑視される指摘が実に興味深い。国民国家たり得ないが故の悲劇か?
0255文字
(ま)
新着
自縄自縛の慢性疾患、近所迷惑・・・出口は・・・
0255文字
パット
新着
中国の軍拡が続くのは、共産党が暴力に依存する形で中国国内から湧きだす「民主化」要求を抑え、そうした「民主化」要求に共鳴して内政干渉を仕掛けてくる可能性のある西側諸国を牽制し、さらには軍事力を誇示することによって「中華民族の偉大な復興」を演出しようとしているからである――。
0255文字
省事
新着
改革・開放以後の共産中国の歴史をひもときつつ、超大国でありながら国内に多くの不安定要因を抱えるに至った要因を分析した一冊。汚職、格差、外国資本への依存、愛国主義教育等々、本書で論じられるひとつひとつの要素は一般の現代中国分析の中で見られるものだが、それがいかなる構造的連関の中にあるのかを鮮やかに分析している。その成長に手を貸してしまった隣国の住民にとっては、壮大な「どうしてこうなった…」の現代史でもある。
0255文字
全45件中 1-40 件を表示
中国はなぜ軍拡を続けるのか (新潮選書)評価78感想・レビュー45