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いざなうもの (ビッグコミックススペシャル)

感想・レビュー
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芭茶
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90
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saladin
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著者の未発表絶筆『いざなうもの 花火』を含む短編集。この『いざなうもの』がやはり目を引く。これが完成していたならば如何ほどのものであったろうか…。後見返しに付されている著者のメモ書きにグッとくる。”たったひとりでもいい。何度も何度も本がボロボロになるまで読まれるマンガを描きたい。あきることなく、何度も何度も開いて絵を見たくなるマンガを描きたい。それが私のたったひとつの小さな望み”。著者はそのために生涯を賭け、そして多くの人々に愛される漫画家になった。
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ishii.mg
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谷口ジロー絶筆。再読のような気がする。魔法の森はふるさと鳥取を舞台。内田百閒などの漫画化が実現していたらまだまだ楽しめたのに。
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阿部義彦
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谷口さんが亡くなったのが2017年の2月、この本はその年の12月に出ています。絶筆となった作品を、ラフスケッチを含めて、遺族の了承の元に掲載。又本人の書いたエッセイ『フランスと私』も、それによるとパリ編『歩く人』も描いてみたいと思っていたらしいですが、それには実際にフランスに住んでブラブラ歩きをしなければならないが、言葉が不自由なので諦めたそうです。この時期の谷口さんは原作付きの都会や街の生活よりも、はるか過去や自然への回帰を思わせる作品が多いです。『魔法の山』は読んでると涙ぐんでいました。合掌。
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keroppi
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谷口ジローの絶筆を含む短編集。絶筆作品が「冥土」とは。この作品集に収められた作品は、どれも異世界との繋がりを描いている。晩年、こういう世界に、興味が向かっていたのだろう。まだまだ描きたい漫画がいっぱいあったのだろう。「冥土」が、途中で下書になっていくのが、なんとも哀しい。
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Fe
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小学館 2017年12月刊 194ページ 2021年5月13日購入 アマゾン中古 804円 「彼方より」『ビッグコミックオリジナル』2014年4号  エッセイ「フランスと私」『ふらんす』2011年11月号  「何処にか」その壱・その弐『ビッグコミック』2016年8号/9号  「魔法の山」前編・後編」『ヤングジャンプ』2006年1号/2号  「いざなうもの その壱 花火」について  「いざなうもの その壱 花火」原作内田百閒(未発表絶筆)」
Fe

『東京人』2021年11月号 https://bookmeter.com/books/18696075 特集「谷口ジロー」描かれた風景を「歩く」愉しみ 夏目房之介(1950.8.18- )「「夏目の目」がいざなう谷口ジローの世界」p.63 「[未発表絶筆]「いざなうもの その壱 花火」の、後半、鉛筆描きの線の素晴らしさが切ない。亡くなる直前まで描かれたという下描きには、驚くほどの生命感が溢れる。どれほど、ここにペンを落としたかったか。しかし未完の作品には、その先を想像する自由という贈り物もある。」

03/16 02:32
Fe

谷口ジローの本棚(登録冊数61冊 発行年月順) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091257    マンガの本棚(登録冊数1765冊 作家名五十音順) https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192

03/16 02:33
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ホンドテン
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所有(電子版)、ワクチン接種副作用らしいぶらぶら状態下での読了。絶筆が冥途とは・・・トーンに頼らない墨ベタの濃淡に鉛筆タッチが異様な不条理空間性を醸しており、完成されていたら著者の新しい技法的達成になったのではと想像させられた。
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s_s
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『何処にか』がとても刺さる。これはシリーズとして続いてほしかった😢 表題作の雰囲気もまた良かった。薄墨と鉛筆とホワイトがメインだそうで、表現技法が巧みすぎる。
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くさてる
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谷口ジローの遺稿集。小泉八雲の翻案やファンタジー色の濃い短篇もいいのだけど、内田百閒のコミカライズがほんとうにすごい。あの百閒の世界をこんなかたちで絵に描けて、あの底知れない怖さと危うさを絵にすることができるひとがいたのだと思うと、言葉もない。完成作品も見たかったけれど、下描きで掲載されているそのはかなさが、百閒の世界に届くようで、読めて良かったと思った。
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akihiko810/アカウント移行中
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谷口ジロー生前最後の短編集。7/10点  小泉八雲が主人公の「何処にか」が2編収録されていて、谷口ジロー氏が生きていればさらに連載シリーズ化されて、1冊のすばらしい単行本になったであろうことを考えると惜しいと思った。稀代の漫画家が亡くなったことを感じさせる作品集だ
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江藤 はるは
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冥途にいざなわれた。
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ぶんぶん
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【再読】谷口の遺稿集にたどり着く。 いろいろな想いが浮かび上がって頁を捲る手が止まる。 1頁読んでは1頁戻る、説明文を見る、また頁に戻る。 全然、進まない、嗚呼、もう居ないんだ・・・谷口ジロー、良い絵描きだったなぁ。 「何回も、何回も、ボロボロになるまで読み返す漫画で在って欲しい」それが最後の言葉らしい。 何度でも、何度でも、読んでいますよ。 谷口はそんな作家です、何回読んでも発見がある作家です。 静かに冥福を祈りながら、また読んでいます。 天の上から見てますか~ 合掌
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kujira
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絵が上手い人は絵がほんとに好きなんだな……としみじみ。あのクオリティの絵を落書きという気安さで描いてしまうとは……。
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s_n
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ファン向けだしクオリティの高い作品が並んでる訳ではないがこれはこれで素晴らしい作品集だ。しかし、この表題作が絶筆とは。
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T
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心が浄化される、圧倒的名作だ。2017年に亡くなられたらしいのがとても残念。
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彼岸花
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いざなわれて、あの世へ旅立った谷口さん。あまり馴染みのない作家さんでしたが、この本に出会えて良かったです。漫画と言えばそれまでですが、怖いけれど美しいのは、谷口さんだから描けるのだと思います。私も、亡き父との再会を果たしたいです、幻想でいいので。装丁が凝っていて、とても素敵でした。
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Hiroki  Nishizumi
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ファンタジーと分かっていても魔法の山のような話は良いね。
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ぶんぶん
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「ダ・ヴンチ」に記事が掲載されていて初めて気が付く。 思わず本屋に走り購入した。 最近はコミックは古本屋でという習慣だったが、これだけは今欲しくなった。 遺稿集という側面もあるが、晩年の谷口ジローの考え方を読んで見たかった。 いろいろ考え方はあるだろうが、日本の文豪の小説のコミック化を目指していたという。読んで見たかったなぁ夏目漱石、芥川龍之介・・・本当に画の旨い作家がいなくなってしまった。最近の漫画はストーリーに添って書きなぐっている作品ばかり、一枚の絵に、一本の線に、感情のある画は有るのだろうか・・・
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ぼっちゃん
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【ダ・ヴィンチのプラチナ本】最後に著者の直筆メモが載っていたが「たったひとりでもいい、何度も、何度も、本がボロボロになるまで、読まれるマンガを描きたい」とあるようにじっくり味わうマンガであった。
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あ
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普請を中断された建物を寂しく見る感じがした。意匠は様々で、出来上がればまた、いい出来だったろうに・・
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花川戸助六
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収録作の「何処にか」をもっと読みたかったです。
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fest@蔵書整理中
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遺稿集なのかな、もっと読みたくなるけど、もう読めない。
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gelatin
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★★★★ 谷口ジローを『孤独のグルメ』の人、としか認識していなかったことを悔やむ。進行形で同時代的な漫画家だと思っていなかったからか。この1冊には絶筆も含んで多様な短編が編まれている。単純な言葉で言えば、渋味のある大人の漫画で、かつ挑戦し続ける意気込みがある。「何処にか」は続きが読めないことがとても残念。
ジロリン

もし未読でしたら、原作付きですが「センセイの鞄」などいかがでしょう。お話もしみじみ良いし、なんといっても食事の描写が「孤独の~」同様とても魅力的です♪

01/11 10:27
gelatin

そういえば『センセイの鞄』は二人で飲むシーンが印象的に出てきますね。読んでみます!

01/12 07:08
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ぐうぐう
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絶筆を含む、単行本未収録の作品ばかりを集めた谷口ジローの最新短編集。巻頭の「彼方より」は、フランスの出版社の依頼により描かれたSF仕立ての作品。「歩くひと」により、小津的としてフランスで評判を呼んだ谷口だが、あえてSF的設定を採用しているのは、フランスの読者を信頼してのことだろう。続く「何処にか」のシリーズは、小泉八雲を主人公とし、作中に八雲の小説を取り込んでいる。絶筆となった表題作は、内田百閒の連作小説『冥途』の中の一編「花火」を原作としている。これまでとはまるで違う画風に驚かされる。(つづく)
ぐうぐう

谷口は、現時点に満足することなく、あくなき進化を自らに課していた。生き続けることを、露ほども疑っていなかった証しだ。谷口ジロー最後のインタビューの最後の言葉は「やってみたいことが、まだまだ尽きません」だっだという。

12/09 21:40
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