読書メーター KADOKAWA Group

ここは、おしまいの地

感想・レビュー
432

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
shade+
新着
まるで作者の古傷たちを、話して聞かせてくれるような時間でした。 もう痛みはなく、時々うずくような。 同時にそれを懐かしむような。そんな印象。 あまりに重いエピソードが並んでて圧倒されるけど、 悲壮感がなくて、くすくす笑えたり、じんわりしたりする。 「父のシャンプー」にある検索ワード調べて笑った。想像してさらに笑った。 この作者の、言葉選びのセンスがすごく好き。
0255文字
かぴ
新着
ネタバレ文章は面白いけどなかなかヘビーな内容。家や自分のことを隠したいけど書きたいという両価感情に引き裂かれてしまうのは毒親育ちの特徴かもしれない。自分も他人に意見できず我慢してしまう質なので共感できるところも多々あったが、そんな私でもそこまで「くせえ家」はおそらくすぐ引っ越す。「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ」の精神を忘れずに生きたい。
0255文字
じじちょん
新着
母親のセリフ「あの頃のお母さんはどうかしていた」そうだよね。一番尖っていた頃に子どももよく覚えているもんですよ。相変わらず臭い家や父親、病気などインパクトが強い。ジメジメと悲惨な話を淡々と綴っているのにユーモアを感じさせる文章はすごいなぁ…でも内容は辛すぎて笑えない。
0255文字
Hoshiduru
新着
うぉ〜〜、私は結構しんどかったぞ??著者が、故郷や周囲の人たち、思い出たちに対して複雑な思いと愛着を抱えることも、それを彼女なりの形で受容していることもとても素敵だと思うのに、それでも私はかなり苦しかったし悶えながら読んでいた。彼女が愛し肯定するからこそ、どの人間をも憎めず、それぞれの苦しみに目を向けつつも、でもこだまさんもずっと頑張ってきてることを忘れないでほしい、とも身勝手に願ってしまう。澱んだ川の底から水面のきらめきを見ているんだな、と思ったら少し読みやすくなった。文章が面白いからこそ泣けてしまう。
0255文字
Nao023
新着
都会の麻布競馬場、田舎のこだま。 令和6年、今だに昭和から時代が進まない。そして、そのまま消えていくであろう。 「ここは、おしまいの地」
0255文字
るい
新着
ネタバレこれは第2作目で、第34回講談社エッセイ賞受賞。デビュー作はとても有名ですがそのタイトル故に手に取ろうとは思わなかったのです。が、読み友さんのおすすめで今出番を待っています。まず、こちらでウォーミングアップをしようと思いました。病気と家庭の事情、マイナーな性格など、壮絶な来し方が書いてありましたが、失礼ではありますが、とても面白いしユーモアも垣間見えます。覆面作家さんということです。40代~50代でしょうかね。書くことで救われたとおっしゃっています。人一倍のご苦労、読ませて頂くのが有難いと思えます。
るい

青乃さん、いつも素敵な本をご紹介ありがとうございます🙇。楽しみではありますが、何だか怖いような気持ちもあります。

12/29 21:03
青乃108号

大丈夫ですよ、怖くないです(^^)

12/29 21:14
3件のコメントを全て見る
0255文字
KYK
新着
私もつまらない田舎から出たい一心で猛烈に受験勉強に打ち込んで都会に出てきたが、最近はふとした拍子に帰りたい気持ちが湧き上がってくるときがあるから不思議なものだ。これは著者の望郷の物語。いやー、面白かった。最初の一遍「父、はじめてのおつかい」で一笑い、グワシと心を掴まされ、そのまま一気読み。物書きとして辛い過去を書き殴り、まあそれはそれとして今があるんだからよかったじゃないかと自分を納得させるための儀式のようにも感じた。
0255文字
ガラスのバラ
新着
初読み作家さんのエッセイ。今の言葉で言うと限界集落なのだろうが「おしまいの地」と言うと積み重ねられた深みのある気持ちが伝わってくる。苦手な人間関係もおしまいの地での思い出も書いて自分を吐き出すことで、心のバランスがとれることに気づいたこだまさんだ。独特の表現をすることで自分の居場所を見つけられた。地味で消極的な人柄ではあるが、時に大胆な印象も受ける。自虐ネタもありそうだけど。ちょっと風変わりな表現に出会った作品だった。
0255文字
あーるぐれい
新着
一見すると悲惨とも言えるエピソードの数々だが、筆者の唯一無二の感性によって笑いそうになって電車では読めない小説になっている。ある出来事を、深刻に捉えて病むか面白エピソードとして思い出にするかは紙一重なんだなぁ。心が軽くなる読書体験だった。
0255文字
いち.に.
新着
ネタバレ帯の感想に「まさにそれ」と頷くコミカルさ。
0255文字
at-sushi@進め進め魂ごと
新着
あの「おとちん」の著者の初エッセイ集。『禍福は糾える縄の如し』とは言うが、DV、病気、臭い家w等、側から見ると「禍」側に激しく下振れしているように見えるヘヴィな日常を、ペーソスとユーモアへ昇華させるメンタルと文章センスは相変わらず凄いが、夫から「お祓いに行け」と言われるほどの不幸体質とバーターのようで、それも含めての才能と思うとあまり羨ましくはないw 小中時代にトラウマを植え付けた虐めっ子・川本君とのエピソードや、ローカル誌ライター時代のエピソードがよき。
0255文字
め
新着
「おとちん」作者の日常エッセイ、現在4冊出されている1冊め。どうやったらこんなに自分に詳しく、自分から遠く書けるのか。こんなふうに書けたなら、ときっと誰もが思うはず。皮肉も自虐もユーモアもたっぷりなのに、こだまさんに対してのイメージは何故か一貫して行者。
gorico

「自分に詳しく、自分から遠く書ける」とは言い得て妙ですね!こだまさんの文章は淡々としていて誇張がないのに、何故かすごく濃く感じる。唯一無二の人生を生きてる人だと痛感します。

08/26 22:09
0255文字
stld
新着
日常のこと、それもどちらかというと決してキラキラした類ではない内容を、ここまでおもしろい文章にできるのは本当にすごい。日常も捉え方次第でおもしろくできる、と考えることもできそう。本人は全くそうは思ってなさそうだが。
0255文字
エル
新着
はたから見たらなかなか悲惨な生活なのに、著者の文章のせいか笑いが止まらない。特に手術した後の陰部洗浄の話とくせえ家の話。まだ2冊続きがあるようだが、地元の図書館にはない。めっちゃ読みたい!
0255文字
モモ
新着
一年ほど前気分が落ちていた時にこの本を手に取りお風呂で読んだ。当時何に悩んでいたのかはもう記憶にないけど心が軽くなったことは覚えてる。こだまさんありがとうございますという気持ちでいっぱい。
0255文字
ふくろう
新着
ネタバレ淡々とした文章でなぜか惹かれる
0255文字
才谷
新着
おしまいの地と言いたくなる何もない土地に生まれ、悪事を引き寄せる強運(?)に恵まれる作者。平凡な毎日を送るよりはトラブルまみれの毎日のほうが作家としてはいいのかもしれないが…。
0255文字
gorico
新着
ネタバレ決して明るく楽しい内容ではないのに、何度も声をあげて笑ってしまった。巻き込まれ体質の著者がヤク中男の人質になるエピソードなんか「嘘でしょ!」と言いたくなる面白さ。絶妙なユーモアで、運のない自分の日常を淡々と語る。どこにも嫌味がないのは、彼女の一生懸命さが伝わってくるからだと思う。中学卒業時にさんざん悩んだあげく色紙に書いた「誠心誠意」という言葉がそれを物語っている。
0255文字
mike
新着
「夫のちんぽ」のこだまさん。読友さんに他の本もオススメされた。吹き出すくらい面白くホロリと切ない私好みのエッセイ。おしまいの地と称する集落で生まれ育ったこだまさん。話す事が苦手で家でも学校でも息をひそめるようにしてただ従順に生きてきた。仕事も上手く行かずもともと弱い体に加えて心も病んでしまう。Noが言えず長い物に巻かれては後悔する彼女の悶々と感情を押し殺す姿に共感した。しかしブログが注目され書くことで生きやすさを得られるようになる。柔らかく優しい人柄が感じられるこだまさん、いいわぁ😽
CABIN

NOが言えず、いつも長い物に巻かれるのは私です😅

11/24 20:03
mike

同じです。そしていつも後悔するのです😔

11/24 20:12
10件のコメントを全て見る
0255文字
そらねこ
新着
過酷な環境で育った女性筆者が書いたエッセイ。 ユーモアのある文章で読みやすい。 笑えるエピソードも多い。 文章が上手で感心する。
0255文字
もちお
新着
なんとなく、さくらももこのエッセイのような、決して明るくはないが面白いエッセイ集だった。病とか、学級崩壊とか、ヒステリックな母とか、なかなかやばめ重めのエピソードばかりだが、どの話も声を出して笑えるぐらい面白い文章だった。
0255文字
どどこ
新着
ゲラゲラ笑うという類いではないけれど、おもしろい。そして読みやすい。自分の場合、エッセイは好き嫌いが結構ハッキリ分かれてしまうのだけど、次の作品もまた読んでみたいと思わせる読みやすさだった。タイトルにインパクトありの話題のデビュー作も読んでみようかなー
0255文字
mame
新着
子供の頃のエピソードや、臭い家がすごすぎる。移植した骨が消えてまた生えてくるとか、なんかいろいろ圧倒された(他)
0255文字
moryo
新着
★★☆☆☆
0255文字
itcomet
新着
この人の文体が好きだ...集落の行き場の無い閉塞感、自分自身の自信のなさ、家族との異和や周りの友人たちへの劣等感。斜に構えて世界に絶望するのは簡単だけど、どこか諦めの気持ちを漂わせながらも、淡々と日々を生き抜いていくエッセイに強さとしなやかさを感じた。こんな生き方もあるんだと思わせてくれた。また何作か読んでみたい。
0255文字
りしん
新着
ネタバレなかなか波瀾万丈な人生ですね。それでも、文章が面白いのでクスッとしながら読みました。(クスッとできるような内容ではなくかなり大変な場面が多いのですが、、)特に好きなのは、編集部で働いている時に、山羊座の欄だけないというクレームが入ったところが面白かったです。そんな突拍子もないことあるんだなぁ。
0255文字
sara
新着
この作者の人の作品はアレよなー?と思い出しつつ今度はアレも読んでみよ。ちょっとした不幸話なんだけど(本人にとっては一大事)クスッと笑ってしまうところがちょっとなんとなく罪悪感を感じたりも…。ちょっとスルメ作品。他のも借りてこよ。
0255文字
亜希
新着
こだまさんは2017年に読んだ『夫のちんぽが入らない』が全くはまらず(もう内容も覚えておらず…)、それから手に取っていなかったのですが、今作はめちゃくちゃ良かった。吹き出す面白さではないけれど、じわじわと染みる面白さというか、笑い泣きというか。こんなに悲惨な事象を次々と引き寄せてしまうなんて、正直ちょっとどうかと思う。でも”可哀そう”とは言わない。今後はユーモアと文才を兼ね備えているこだまさんの手で、全てはネタとして消化していって欲しい。他作品も読ませていただきます。
0255文字
けるみ
新着
奇奇怪怪明解事典でTaiTanさんがオススメしていて読んだ。こだまさんの経験してきた内容は珍しいものばかりだけどすごくフラットに書かれていて面白かった。
0255文字
kitapon1221
新着
著者のデビュー2作目にして、第34回講談社エッセイ賞受賞作。正直、一世を風靡した「おとちん」ほどの衝撃はない。ただ、何となく物事を俯瞰で見ているというか、いい意味での他人事感、突き放し感があって、その冷静な視点が何とも言えないおかしみを生んでいる。読んでいる最中よりもむしろ、あとから思い出してくすりと笑えてしまうような、そんなお話が多かった。情景描写が的確だから、日常での想起につながるのかなー。「川本、またおまえか」と「穂先メンマの墓の下で」がとくに好き。
0255文字
ポコポッコ
新着
著者の味のある文体のエッセイ。くすりときてしまう箇所が多く面白かった一方で、結構刺さる箇所が複数あり単純なエッセイではなく自分を振り返ることも出来て非常に良い読書体験だった。「おしまいの地」という言葉選びがすごく好き
0255文字
RYOyan
新着
幸福とか不幸せって他人が決めることじゃなく、自分が決めることなんだよなぁーと改めて思わされた。悲惨なシチュエーションもユーモアに昇華し、不思議と柔らかな気持ちにさせられる。客観的になって自分と周りを見渡すことができるからなんだろう。才能だよね。
0255文字
hiro
新着
ちんぽより好き。そこまで笑わんかったが、弱き者の人間味があふれておりました。
0255文字
こはる
新着
こだまさん作品、2作目。自分の生きづらさ、ずる賢さ、自意識過剰さなど諸々をこだまさんが代わりにさらけ出してくれたような爽快さを感じました。持病のこともあるので、あまり無理はしないでほしいけれど、でもやっぱり、こだまさんにはこれからも書き続けてほしいなと思います。
0255文字
fukui42
新着
寝る前の本。ちょっと他にはないエッセイのような。心の中の負の一面を描くことで、それを昇華している。おしまいの地から始まった日々を、もう少し読みたい。
0255文字
ichi
新着
笑った。臭い家 育つ骨 トニックシャンプー 肩がクククッと震えてしまうくらい笑ってしまった。 ご本人には大変失礼なことなんだけど 笑ってくださいがいっぱい書いてあって 付けられる○○事件とか 言葉のチョイスがツボにばしばしヒットしてくる。 “都会の食べ物代表格”には拍手したいくらいハマってしまってシオリがはずせなくなった。 センスユーモアたっぷりすぎて一気に読んでしまったし どんな表現してたっけ?て読み返してる。楽しくて面白くて「おもしろの地」最高だった。
0255文字
Tsuka
新着
田舎でおとなしく暮らしてる女性が書いたもの。彼女はそれで満足して暮らしてる。面白おかしく暮らしてる。その人が良ければそれで良い。インターネットがあれば良い。 お父さんの話は笑えた。
0255文字
issei
新着
ネタバレたまたま出会った本。どう感想を綴れば良いのかちょっとわからず。面白いエピソードでも笑って良いのかが悩ましいというか。世に出ているということで読んだ人が思った通りに感想を述べれば良いんじゃないかという話ですが。一言いえば良いけど、言えない、でも書けます。というカラオケのところの話が一番印象に残ったところです。
0255文字
らむし
新着
野童女を検索したらメチャクチャうけました。学校に一人はこういう子はいますね。臭い家の話がおかしすぎる。私は日本一臭いと思われるラーメン屋で飯を食った事あるが、味が全くわからなかった。臭いは食材を腐らせるところに共感してしまった!臭いはすべてのものに染み込んでくるからどーしようもない。
0255文字
ば
新着
久しぶりに一冊丸々を1日でよんだ。小話がいくつも入っているエッセイ集なんだけど、最初の2つほどが読みやすすぎる&面白くてするする読めてしまった。覚えがないけど読みたい本に登録されていたから手に取った一冊。読み進めながら作者のハード面を知っていくという(笑)。正直、考えついたことがないほどの過酷な人生そうだなと思ってしまったのだが、作中にある「不安定な身の上を不在け半分に話してみたり」という言葉に共感し似ているかもしれないと思うなどしたり。カッコつけずに泥臭く晒すところが共感を生むのかもと思った。
0255文字
全432件中 1-40 件を表示
ここは、おしまいの地評価80感想・レビュー432