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現役官僚の滞英日記

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msk
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官僚によるLSE・オックスフォード留学体験記。自らも国家の中枢で働く作者の英国に対する視線は鋭く示唆に富んでいて、特に「戦略性の無さ、行きあたりばったり」という印象から展開される英国の強みの話は面白かった。また、ブレクジット騒動の真っ只中のロンドン、世界最高峰の学び舎での生活の描写も興味深く、単なる日英比較論にとどまらないエッセイとしての魅力も内包している。……などと言いつつ本当は「はえーエリートすっごい」とアホみたいに口をポカンと開けながら読んでただけなんですがね。
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マンボウ
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イギリスに留学した現役官僚が、硬派の言論雑誌PLANETSを主催する宇野常寛氏に勧められて書いたイギリスの国力の源泉を探って論考。イギリス社会のエリート層の考え方やネットワーキングの在り方についての記載が興味深い。日本ではエリートへのやっかみからか、ほとんど無視されているように感じるが、もっと注目されて然るべき本だと思う。
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Great  Eagle
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ロンドンLSEやオックスフォードに留学した若手官僚の日記風英国論。とても面白かったです。内容は難しい面もありますが、オヤジにも拘らず参考になりました。
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shushu
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現職官僚(省庁不明)がLSEとオックスフォードでそれぞれ修士課程で学びながら、見えたイギリスを考察した本。密林でブレイディみかこを検索していたら、この本がリストにあがってきたので、同時期でも違う立場だとイギリスがどう見えるのか読んでみた。「緊縮」なんて全く出てこないし、あまりに世界が違っていて、かえって納得。同じ国から来日しても、国費留学で東大で学ぶ人と所謂技能実習で地方に住む人がいたとしたら、見えること、気になることは全く違うんだろうな。
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ちゃいこ
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知人の紹介で手に取ったが、非常に面白かった。英国の階層社会を日本が真似できるかはわからないが参考になるところはたくさんある。
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おさむ
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積読本をようやく読了。2014年から2年英国に留学した日本の若手官僚の日記。英国のEU離脱の国民投票を現地で見た肌感覚の分析もなかなかだが、特筆すべきは英国の強さをまとめた第2章。コモンウェルス(旧植民地)という弱い紐帯のハブ、世界の優良事例をすぐパクるカンニング体質、人にやらせる乗っかり上手体質、とりあえずやってみるトライアンドエラー気質、日本のカイゼンに近いフィードバックへの情熱など、5つの戦略は見習うべき点があります。カネ、コネ、チエの3つのキャピタリズムで成り立つエリート層の分析も腹落ちしました。
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まるさ
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他国の文化を紹介する本や記事は数あれどもここまで滞在国の文化に深く入り込んで書かれたものは読んだことがない。
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chiro
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英国という国について殆ど興味がなく、目立たない存在であったがこの著作で改めて英国の存在について認識できた。ユーロ圏でもドイツ・フランスの後塵を拝し、イタリア・スペインと比べ文化・芸術的な派手さもない印象の英国がまさに大英帝国として君臨してきた歴史が脈々と伝承されている象徴としてのオックス・ブリッジのポジションとそこから生み出されていく著者が言うところのコネクションの価値の偉大さを感じることができ、英国への興味が募る作品であった。
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Kei
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なるほど面白かったです。何が面白いって、よくありがちなビジネス本のように「〇〇はこうだからそれに続け!」みたいなのとか「日本はこういうところがどうのこうの」とかではなく、日本はこういうとこがいいよね、こういう特徴が、という、ニュートラルにそれぞれを比較して提示されている。そういう立場をはっきりさせない論調がいいのかなと思っていたら、「でも(色々聞いた上で)俺はこう思うってありたいよね」というエピソードがあったり。 純粋に留学気分が味わえるのも面白かった。イギリスかぁ。
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