形式:文庫
出版社:東京創元社
形式:単行本
シリーズ全体としてパンチの弱さが課題だろう。現状、キャラクター小説になりきれておらず、散文的な青春小説の類になりきれてもおらず。古典部、ハルチカ、裏染などは(魅力的かどうかはさておき)レギュラーキャラたちは立っており、取り扱う事件も社会的or個人的に必死性がにじみ出るものだった(読者にとって、キャラが取り組む障壁・動機がわかりやすい)。2巻となって家族人情ものや劇場セットものが出てしまい、軸も迷走してしまった様子。芸術学部モノのテンプレ+αを活かした上で、作者のミステリ脳でブランド化できると思うのだが。
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