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光陰の刃(上) (講談社文庫 に 28-15)

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ryohey_novels
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團琢磨〜福岡に生まれ、三池炭坑、ひいては近代日本工業の基礎を築いた三井物産総師。炭抗の町で生まれた私としては、この男を描いた本作を読まなかったことに恥ずべき思いに駆られた。物語は青年期の米国時代、出立期の三池時代を描き、彼の熱意と何より誠実さが周囲を動かし成功を遂げていくのが心地良い。もう1つの特徴は團を暗殺する井上日召を並行して描く点。正直、この汚く意地悪な男への嫌悪が拭いきれない。あえて対照的に描くことで團をより魅了的にしているとも言えなくないが。この二項対立が最後にどういう効果を生むのかは注目。
0255文字
栄養満点ナス
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図書館でふと手に取った本。二人の登場人物それぞれの生きざまを見る感じだった。少し話のテンポが速い気もするが、飽きずに読める点ではよいのかなと思った。この先の展開が気になる。
0255文字
z1000r
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先日訪れた大牟田で、気になった人物2人が出てくる。架空の人物も出てくるようだが、史実を下敷きにしているようだ。 凄くおもしろい。
0255文字
金吾
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団琢磨と井上日召という名前は有名ですが、よく知らない人物が主人公であり、期待値は高いです。今のところ団琢磨は面白いですが、井上日召はただのマッチポンプで信用できない人物に見えます。下巻に期待します。
0255文字
koba
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ネタバレ血盟団事件の加害者と被害者の両面から事件を描く小説。団琢磨と井上日召の半生を交互に描いていく。両者には27歳の年齢差があるので、団の物語が先行する。相反する生い立ちの井上の物語は団の約30年後から始まる。この30年の違いを知らずに読み進めると二人の物語が同時代に並行して進んでいると錯覚してしまう。そこに二人を繋げる架空の人物を配して、両者の人生が交差する時が訪れるのを待っている。上巻は団が何度目かの洋行後に三井物産の社員として三池炭鉱を再興するまでと井上が関東大震災の翌年に救世主として開眼するまでを描く。
0255文字
p-man
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下巻へ
0255文字
美味しい渋谷
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團伊玖磨、井上日召、二人の男の生き方がつぶさに描かれている。
0255文字
shonborism
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團琢磨と井上日召の人生を追った大河小説。上巻は二人は全く交錯していないが、あの人が両方に繋がっていたとは。章ごとに年代がずれてるのがミソ。
0255文字
horabook
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★★★★★:團と井上、陽と陰の対照的な人生が交互に語られ、その交差を匂わすところまで。アメリカで学びその力の生かしどころを探る團と、なんにでも哲学的に悩み人生をかけて答えを探し求める井上。なかなかに引き込まれてしまう。ここからどう血盟団事件に展開するのか。下巻も楽しみ。
0255文字
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