読書メーター KADOKAWA Group

知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠対決

感想・レビュー
53

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
Nb
新着
相変わらず山田五郎先生の本は読みやすく面白い。 若干の脚色はあると明言されているが、画家同士の対比によって作風が理解しやすかった。
0255文字
かっくん
新着
同時代の巨匠を比較して絵画だけでなく人間性を山田五郎氏が分析。デューラー、クラーナハ、カラヴァッジョ、レンブラント、ロセッティ、クールベなどなかなか本では見ない画家が扱われているところがよい。ロセッティのモデル遍歴が一番興味深かったかな。
0255文字
ゆーり
新着
同じ時代を生きた巨匠たちの困った生態比較。今でこそ万能の天才ダ・ヴィンチも生きている当時は執着魔の困ったちゃん。柔らかく美しい聖母を描き、己の欲するまま描き続ける。対するミケランジェロはエリートだけど筋肉大好き聖母でさえ筋骨隆々。期待されすぎ仕事しすぎて。。そしてフランダースの犬のネロが見たくて堪らなかったレンブラントは富裕層から最後は落ちぶれる。対するカラヴァッジョも犯罪者に。年表がお互い対比できるよう表記されていて楽しい。天才たちのウラ話はとても楽しい‼️
0255文字
山田
新着
YouTubeで美術の面白さに気づかせてくれた山田五郎さんの本。冒頭の年表から分かりやすく、解説も面白く、あっという間に読んでしまう。/1400年ルネサンス→1500年ドイツ・ルネサンス→マニエリスム→1600年バロック→1700年ロココ→1800年新古典主義→ロマン主義→1850年象徴主義・写実主義→印象主義・ポスト印象主義→1900年表現主義→フォーヴィスム・キュビズム→シュルレアリスム。/ルネサンスから新古典主義までの約400年(近世)は古代美術を理想とする古典主義絵画が発展した。
山田

ドガもセザンヌも、印象派の立上げメンバーなのに、最も印象派らしくない。ドガは線によるデッサンを重視し、筆触分割を部分的にしか採用しなかった。目の病気もあり、人工照明の効果と人の動作の美を追求した。セザンヌは、下手さを逆手に取り、筆触そのものから絵画を構成する独自の画風を確立。デッサンも遠近感も質感もない、一つの絵に複数の視点が混在するセザンヌの絵は後にピカソらのキュビズムに影響を与え、「現代絵画の父」となった。

08/03 19:49
山田

ゴッホとゴーギャンは印象主義と20世紀絵画を繋ぐポスト印象主義の代表。ゴッホは実際に見たものしか掛けなかったと言われており、病んだ心が歪んで見せた糸杉や星月夜は、内なる苦悩を視覚化する表現主義を先取り。ゴーギャンは、輪郭の内側を単色ベタ塗りする「クロワゾニスム」や、現実と空想を同じ画面に描こうとする「綜合主義」を確立し、自由な色彩表現でフォーヴィスムに先駆けた。

08/03 19:50
8件のコメントを全て見る
0255文字
よみびとしらず
新着
ネタバレ私は田舎の美術部員の中学生(ユトリ)の美術知識から一切アップデートされてない。これを読んだとてあまりアップデートはされず…。カラヴァッジョのアウトローな生き方に衝撃を受ける。逃亡しながら画家ってできるもんなんですね。黒背景が迫力を増すが時間短縮という実際的な理由があったそうな。逃亡の手引きをする有力者が居る辺り凡人とは違う。マネのアスパラガスエピソードは気障にも思えるけど好き。相手の方も喜んだろうね。最後のオマケはバロックと象徴主義の間に挟んだ方が分かりやすかったんじゃなかろうか。
0255文字
かい
新着
作品ではなく人を中心にフォーカスしていくと、現代の感覚では捉えづらいこともたくさんあって、だからこそこういった作品が生まれるんだろうかとも思った。
0255文字
たろーたん
新着
「ダヴィンチVSミケランジェロ」。どちらも男が好きっぽいのだけど、ダヴィンチは中性的な小悪魔系美少年が好きに対して、ミケランジェロが好きなのはゴリマッチョ。確かに、ミケランジェロの絵って皆がゴリゴリのマッチョ。ちなみに、著者曰く、ミケランジェロは「ここ一番」の仕事で必ず男の尻を描くらしく、しかもそれがまあ筋肉質(笑)。ただ、やり遂げるできる子と思われたことでミケランジェロは一生働かされ続けたので、天才は天才で大変だったみたい。個人的にはミケランジェロの方が性癖と苦労人感があって好き。(続)
たろーたん

「デューラーVSクラーナハ」。デューラーは「野うさぎ」「祈る手」と地味にうまい。「1500年の自画像」などからも自分は実力があると思ってる節がある。対して、クラーナハは「マルティン・ルターの肖像」ぐらいしか知らず、「ヴィーナスとクピド」や「ヴィーナス」など裸にワンアイテムとエロに力を入れたらしいが、結構肉体が貧相な感じの人が好きだったみたいで、個人的にはデューラー勝利かな、と思った。

08/11 23:03
たろーたん

「クールベVSマネ」。写実主義のクールベは「オルナンの埋葬に関する歴史画」「画家のアトリエ」など選んだ題材が庶民だったので、個人的には「う~ん、ちょっと暗い…」と思うものもあるけど、やっぱり絵は上手い。「眠り」「波」などエロや自然が題材だと、その写実主義感がいい感じに働いて結構好き。対して、マネは「オランピア」「草上の昼食」など有名策はあるものの、ちょっと印象派っぽいふわっとした感じが好きになれない(印象派の父と呼ばれてるからそうなんだけど)。そのため、個人的にはクールベ勝利かな。

08/11 23:04
0255文字
けせらせら
新着
14人の巨匠を対決という形で特徴を教えてくれる。 切り口が変わると、知っている絵も新鮮。 ミケランジェロ レオナルド クラーナハ デューラー レンブラント カラヴァッジョ ロセッティ モロー マネ クールベ セザンヌ ドガ ゴーガン ゴッホ
0255文字
ナイスネイチャ
新着
ネタバレ巨匠の直接的な対立は少なく、癖の強い画家の裏側が見れた。クルーペやクラーナハ、モロー、ロセッティなど名前しか聞いたことない画家も知りえた。🅻
0255文字
かたつむり
新着
ネタバレ西洋芸術巨匠の同年代対決。ルネサンスでは売れっ子ミケランジェロに、完全主義で作品を完成させないレオナルド。ドイツ・ルネサンスではプライド高く細かかったデューラーに、世渡り上手なクラーナハ。バロックでは殺人犯カラバッジョに借金王レンブラント。世紀末象徴主義では金持ちニートのモローに、薬中のロセッティ。写実主義では革新系アナキシストのクールベに保守系リベラルのマネ。印象主義ではロリのドガに絵が下手だったセザンヌ。ポスト印象主義では社会不適合者のゴッホに、自ら家庭と社会を捨てたゴーガン。5.66
0255文字
shuco
新着
カラヴァッジョが殺人鬼だとは知らなかった。セザンヌが絵が下手だったとか。ドガの絵にはエロ親父だらけとか知らなかったことがたくさん知れて楽しかった。
0255文字
菊地
新着
「対決」といっても同一時代のライバル関係や巨匠同士だったりばかりではなく、特定のテーマに沿った二人を選んでいるだけ(二人の間に特別な繋がりはない)だったり、テーマ的には割とゆるゆる。スキャンダラスな取り上げ方ではあるけど、肩ひじを張らずに西洋絵画に興味を持つという意味ではアリではある。
0255文字
みほ
新着
どの巨匠もひと癖もふた癖もありすぎ。そういう人でなきゃ、世に遺るような絵が描けないのか。これからこの巨匠達の絵画を見ると「ん~、絵は凄いのにね~」といちいち想ってしまいそうだ。
0255文字
suchmo
新着
とっつきやすい
0255文字
TakaUP48
新着
①ルネサンス頂上対決:レオナルドvsミケランジェロ:裸vs馬②独ルネサンス親方対決:デューラーvsクラーナハ:イタリアvsドイツ③バロック劇的明暗対決 カラヴァッジョvsレンブラント:神の光vs意志の光④世紀末“運命の女”対決:モローvsロセッティ:幻想vs実在⑤リアリズム対決:クールベvsマネ:労働者vsブルジョワ⑥印象派「らしくない」対決:ドガvsセザンヌ:女性恐怖vs?ヘタ⑦ポスト印象派“破滅型”対決:ゴッホvsゴーガン:自傷vs放浪。「単語」による対比と「つき合うなら、どっち?」も面白かった!
0255文字
jimataro
新着
ドガは少女への変態性癖がキモい、セザンヌは絵が下手と、率直にツッコんでいて面白い。ここ数年で印象派の絵画がすごく好きになってきたけど、変遷で見るとその良さがわかるし、ライバルと比較すると、作家の考えや狙いがまた深く知れる。
0255文字
こうふく母
新着
耳にしたことある画家たちの生涯や性格、主義や傾向について、効率よくまとめられていて、読みやすくわかりやすい。名画の数々がこういうポイントで観るといいのだということも分かる。
0255文字
Masa
新着
有名どころの困ったところをテーマにした絵画案内。特別新発見はないですが、図版も沢山あって楽しめました。バロックとか印象派とか一括りで説明されると流してしまうところも比較することで画家の個性を引き出して来ています。
0255文字
essay
新着
#読了 #我が半生に影響を与えた読書 特徴的な2人の画家を何組か取り上げ、比較対象しながら違いを解説している。他のシリーズよりもその画家を詳しく解説しているため作品の写真も多く、鑑賞用にもよい本。
0255文字
ゆみい
新着
西洋絵画がカラーページで豊富に掲載されている。それを描いた巨匠たちの年表や性格、エピソードなどが面白く、それぞれの絵画が急に自分に近くなる。美術館に行く楽しみがまた増えた。五郎さんの他の著書も読んでみたい。
0255文字
なおみ703♪
新着
再読ではあるのですが、一度目では自分の心に引っかからなかった巨匠たちの困ったぶりがストンと落ちた。というのも、山田五郎のYouTubeで紹介されているものも多くなったから。ロセッティ、カラヴァッジョ、デューラー、クラーナハ、面白い。
0255文字
まやの
新着
こちらの本が先とはなりますが、今、山田五郎さんがYouTubeで上げている動画の内容と重なる部分が多々あり、より知識を深めることができました。とても読みやすいです。
0255文字
氷菓子
新着
世の中の多くの人がそうだと思うが、他人の自慢話よりもダメエピソードの方が面白く聞けてしまう。山田吾郎さんはそんな下世話な私達の心を見事に掴む、巨匠達のダメエピソードと共に有名絵画を紹介してくれている。でも品行方正で非の打ち所がない人でなく、残念な面を持つ人が描いたからこそ絵画が味わい深くなっているのも事実。ドガの絵を見る時には、可憐な少女を引き立てる存在の「エロ爺効果」に注目。ドガの死後に趣味で作った大量の未発表女体フィギアが発見されたそうだが、もし自分が親族でそれを発見する瞬間を想像すると怖すぎる。
0255文字
シフォン
新着
五郎さんの解説は、画家の別の側面を見ることができて楽しい。レオナルド・ダ・ヴィンチvsミケランジェロとゴッホvsゴーガンはいろいろなところで比較されるが、ダ・ヴィンチは作品を完成させずに自由に描き続けた人で、ミケランジェロは相次ぐ注文に縛られながら作品を作り続けた働きすぎな人だったのね。カラヴァッジョとレンブラントの光と闇の画風と人生についての比較はなるほどと思った。引きこもりモローと浮気者ロセッティの運命の女対決、クールベとマネの印象派の父対決ふむふむ。
0255文字
コーデ21
新着
<同時代の2人の「巨匠」を比較し、画家たちの意外な一面を垣間見ていきながら西洋絵画の知識を得る「知識ゼロ」シリーズ三冊目> コロナ禍でおこもり生活が続く中、偶然見つけた山田五郎さんのyoutubeチャンネル『大人の教養講座』! 軽妙な語り口に惹きつけられ、すっかり五郎さんファンに~♡ 今作は動画で紹介されてるエピソードが多めだけど、ダメンズ勢ぞろい(笑)の巨匠対決が盛りだくさんで楽しい一冊。カラー図版も多めでお得感あり^^
0255文字
さくらそう
新着
後半になるにつれて色鮮やかになっていく。 私生活はダメでも芸術の良さは変わらない。
0255文字
Nat
新着
図書館本。さらっと読めた。モローとロセッテイなら、モローかな。
0255文字
takakomama
新着
7組の同時代の巨匠対決。巨匠たちの困ったちゃんの側面に親近感を覚えつつも、絵画を観るだけにして、付き合いたくはないかな。
0255文字
うお河岸
新着
だいたいのメンツは以前読んで面白かった同著者の「ヘンタイ美術館」と被っているので「対決・対比」といった形でクローズアップされているものの内容はあまり変わりばえ無し…とはいえ、ヘンテコさを力技で納得させてしまう生来の天才画家揃いの中唯一異彩を放っていたセザンヌが一番の読みどころだった。最初はアレでも年を経る程無二の個性を放ってゆく作風と画力の上達ぶりは、本当に絵を描くのが好きだったんだなあというのがこの本で如実に伝わってきて、今まで興味の対象外だったセザンヌがとても気になる画家に!
うお河岸

しかも対比されてるの、●●(漢字二文字)のドガだし(笑)

12/24 14:19
0255文字
booklight
新着
どの絵もうまいなぁ、というだけだったのが、時代背景や求められるものによって、その時代に受け入れられるかがわかって面白い。芸術性、という言葉ではわからない、技術、アイデア、流行り廃りが理解できる。人間性との兼ね合いもあり(すべてが破滅型ではない)、画家も大変だ。セザンヌはヘタウマなのねとか、ゴッホは急にうまくなったんだとか、ダヴィンチは移り気でミケランジェロはしっかり屋とか、違う側面からも絵に興味が持てた。
0255文字
草団子
新着
さすが山田五郎さん。タイトル「面白い!知識ゼロからの」に私はぴったりなので、名画と背景が面白おかしく理解できてよかったです。
0255文字
ssコスモ
新着
山田五郎さんの解説が面白くとても興味をひかれた。
0255文字
クリアーカップ
新着
0255文字
なおみ703♪
新着
困ったちゃん画家の対決が面白い。クールベ、マネ、ゴーガンあたりの理解が深まった。山田五郎さんの視点が楽しい。 図書館に自動貸し出し機が導入されていて、自動で借りた初めての一冊。
0255文字
P-man
新着
巨匠と呼ぶには……という人も何人か混じっているけど、画家たちの個性を比較させながらその画風やスタイルを解説していて興味深かったです。レンブラントとカラヴァッジョを、外から照らす神の光と内から発する意思の光と表したのはお見事だと思う。それにしてもクールベ、美術界の暴れん坊ということは知ってたけど、受勲拒否の公開状を新聞に載せたり反乱政府に乗っかって扇動したりともうめちゃくちゃだ……パリ万博に出品拒否されたのも、権威者に喧嘩売った側だったのか……w 敵対していた政府からの賠償金請求日に死んでみせるのも最高w
0255文字
fengui
新着
「巨匠」と評される画家たちを2人ずつピックアップひ、クセを対比させてどちらと付き合うか?という視点で見るものです。 みんな困ったちゃんだけど身近に感じられますね。 作品を見た時の見方も少し変わるかも。
0255文字
ひなにゃんこ
新着
★3.5 『知識ゼロからの近代絵画入門』が面白かったので。レオナルド・ダ・ヴィンチとミケランジェロなど、同時代に活躍した“巨匠”2人を取り上げ、生い立ちや私生活、画風を対比して見せる。ライバルだったり友人だったり、影響を受けたり受けなかったり、2人の芸術家の人生を追うことで、彼らが生きた時代の美術界の潮流も浮かび上がる。困った性癖、欠点など変人エピソードばかりで、小難しくならず楽しみながら読むことができた。
0255文字
atsuko
新着
セザンヌのへたっぴさは、『へんな西洋絵画」にも出てきましたが、ほんと、ヘタ(笑)。こんな風に面白がれば、学校の美術の授業も面白かっただろうにね。
0255文字
tree
新着
ダメな部分を際立たせていると書いてある通り、 一般人には理解出来ない境地にいると思われた巨匠達の人物像がとても分かりやすく掴める。クルーべ、マネ、セザンヌはこの一連のシリーズの影響で特に好きになった。
0255文字
Emi
新着
山田五郎さんならではの視点で解説した西洋絵画の巨匠に焦点を当てた1冊。同じ時代に生きた巨匠を対決させる方式がまた面白い。1冊を通じて西洋絵画史の流れもわかりやすく学べるのでお勧め。
0255文字
全53件中 1-40 件を表示
知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠対決評価93感想・レビュー53