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陰謀の日本中世史 (角川新書)(Kindle版)

感想・レビュー
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rotte
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テレビを見て「本能寺の変」の黒幕が、徳川家康や羽柴秀吉だと本当に信じていた。今から5百年から千年位前に日本で何が起きていたかを正確に知ろうとすることが、いかに努力を要することなのかの一端が理解できた。
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金吾
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○真実がどうなのかはわかりませんが、陰謀の秘匿性を考えるとなかなかそれを証明するのは難しいのかなと思います。ただ私の個人的感覚では、後付けが多いので、歴史は陰謀で成り立つことはほとんどないのではないかと感じます。著者の言うことは賛同できる部分も出来ない部分もありますが、読み物としては面白かったです。
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makorun
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ネタバレ自身のこれまでの歴史ものとの関わり度合いによるのだろうが、平家、鎌倉時代から応仁の乱あたりは、深く入り込めなかった。もう少し、様々な情報を取り入れた方が読み込めるだろうなと。陰謀論、黒幕の在りの考え方が出てくる背景の解説は腹落ちした。現在残っている事件後に書かれた書も登場人物を美化、あるいは英雄化するための記述もあるということを前提にしなければならいないという指摘もごもっとも。歴史小説ばかりでなく、こういった書を取り混ぜて読んでいくことも必要だ。
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路地裏のオヤジ
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「事件によって最大の利益を得た人が真犯人」というのは分かりやすく面白いので、そうした陰謀という名が踊った本が溢れて読まれて信じてしまう。そして専門家は素人のくだらない説として否定せず責務を果たさないので、陰謀論がTVなどにも取り上げられ信じられていく。怖い話だ!
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ゾンビ屋ろめろ
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日本史なんて授業でやった程度だから「こんな陰謀説があるが」って言われても「あ、そうなの」としかならないんだよね。なんかスタート地点から間違ってしまった気がする。それとこの人の「これは間違い」「あれはおかしい」っていう切り口ばっかりで逆に胡散臭いんだよね。他の陰謀論者と『変われば変わるほど同じ』ってやつ。そもそもこの人の言うこと信じて本当に陰謀論に耐性つくのかどうやって証明すんのさ。
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さきん
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陰謀史観の問題点を保元の乱から、関ヶ原まで事例を挙げながら解説。本当に陰謀によってなされたといえる事件はほとんど見いだせず。各登場人物も全体を把握できていないということがしみじみとわかってくる。最大の利益者者が陰謀者、主客逆転の発想、単純明快を求める気風、社会的立場に対する偏見(女性蔑視や身分蔑視)など陰謀論の構造が裸になり、それらを取り除いて見る歴史はさらに複雑で新鮮味を覚える。
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ソフトバンク
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てっちゃん
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スリリングな論考だと思う。特に本能寺の変については面白かった。陰謀史観の問題点を的確に指摘し、現代にも蔓延る様々な陰謀論に警鐘を鳴らす良著。
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ディプロドクス
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終章「陰謀論はなぜ人気があるのか?」がタイムリーすぎて胸がつまりました。
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yucco
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中世史、面白いなと改めて感じさせてくれた本。本能寺の章は読み応えありました。勝者が全てをコントロール出来ていたかのような見方を私達がしがちなのは歴史の結果を既に知っているからこそ、ですもんね。あまりのトンデモ説は論破する必要があるかもしれませんが、特定の歴史研究者の考えをガツンと否定している部分は、正直、読んでいてもあまり気分の良いものではなかったかな。
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鉄鍋
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「応仁の乱」はこっちの方が分かりやすかった。といってもやっぱり、本能寺の変が面白かった。陰謀にたどり着くシミュレーション論が奥が深くて納得させられる。それにしても歴史は小説で楽しんだ方がいい。
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てんつく
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みんな大好き陰謀論。これだけ丁寧に説明されると何故陰謀論が出てくるのかの方が不思議になる。大変勉強になる一冊。
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ふとし
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陰謀説は大変面白く、裏話を聞けるようで楽しいが、実際はそうでもないのではないか、という話。たしかに、実生活の中でも「その時の普通の世間感情」というものと、後々それを振り返っておかしみを感じる、というギャップはよくあるように思う。陰謀が筋書き通りに運ぶ、なんていうマジックはさほどに存在するものではないんじゃないか。よくわかりました。
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Gabachom
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歴史バラエティ番組で「実は~だった」という話がよく出てきて面白く見ていますが、客観的に検証すると「とんでも」話が多いという話です。例えば、悪女日野富子や本能寺の変の黒幕はありえないということがよく説明されています。
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いきもの
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陰謀が絡んだ事件として語られる中世史の出来事をピックアップして解説してくれる。最後の関ケ原やメインの本能寺の変は良いとしても、保元・平治の乱や北条政権の事件、南北朝時代あたりは知らない人にはとっつきにくいかもしれない。明智憲三郎滅多切り。
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onabro
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実証主義研究である歴史学的観点から、巷にあふれる中世史の俗説などを検証している。 章ごとに具体例がありつつ、素人が歴史の「真実」を語る時の危険性と、史料批判の重要性を説いている。
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陰謀の日本中世史 (角川新書)評価56感想・レビュー16