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愛の論理学 (角川新書)

感想・レビュー
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アツシ
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難しいテーマをバーのお客さんとバーテンダーの会話形式で、具体的な事例を示しながら読み進められるので理解しやすい。 文化や宗教により、想像以上に異なる事を知った。 新生児救命など答えがあると思えない難しい問題も提示され、考えさせられた。
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Go Extreme
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隣人愛と遺伝子―宗教学的: 汝の隣人を愛せよ 遺伝的由来 服従愛と名誉殺人―文化人類学的: トロントの殺人事件 生きながら火で焼かれて ヨルダンの女性 内政不干渉と人道的鑑賞 動物愛と子猫殺し―芸術学的: ゴッホとゴーギャン 異性愛と化学物質―心理学的: ハイター・バランス理論 条件反射 美意識と文化性 ヘンドリックの恋愛尺度 愛と化学物質 同性愛と同性婚―社会学的 平等愛と新生児救命―医学的: アファーマティブアクション 人類愛と宇宙―哲学的: 国境なき医師団 ドレイクの方程式 強い・弱い人間原理
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魔魔男爵
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ネタバレ名文引用:2016年に「世界経済フォーラム」が発表した男女格差を示す「男女平等ランキング」では、日本は世界144ヵ国中111位という、先進国としては、考えられないような悲惨な結果でした:フェミニズムネタ、同性愛ネタもあるが、作者のフェミニズムの知識は浅い。愛についての名言ネタでトルストイの言葉も挙げているが、同性愛文学の伝統の無い頭の固い露文学を出すとはw。フェミニストにとってトルストイは口では良い事を言うが妻を虐待していた糞夫ですw読み易く親しみ易くする為酒場での会話という体裁だが、飲む酒名いらん。
魔魔男爵

"イラク共和国大統領だったスンナ派のサダム・フセインも「名誉殺人(家族の名誉を守る為ふしだらな娘を父や兄が殺しても懲役2年以下で出所して英雄扱いされる)」を認めなかったから、彼が独裁政権で統治していた時代、イラクには「名誉殺人」はなかった。ところが、イラク戦争で拘束されたフセインが処刑されて以来、旧来のイスラム原理主義運動が復活して、再びイラクで「名誉殺人」が増加するという悪循環が起こっている"

12/12 00:02
0255文字
oak23
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愛について他面的に見たお話。名誉殺人や国境なき医師団などの活動、さらには新生児の延命措置(児童以上に親の意向なしには治療ができない状況)、ペットの避妊手術など…タイトルから予想つかないくらい多くの視点から、さまざまな愛の形を考えさせられた。恋の麻薬作用が切れた瞬間から本当の愛がスタートするとか、その延長で「愛は意志によるものである」とか(だから境界で夫婦は愛を「自ら誓う」のかあ…など)、この本読んでやっとこ意味がわかったなという感じ。
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ふみあき
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「純粋な愛は、情動的というよりも意志的である。本当に愛する人は、愛する決意に基づいて愛する」(スコット・ペック)──少なくとも、夫婦生活が惚れた腫れたで乗り切れるものではないことは間違いない。しかし第6章にある、生まれてきた子どもが口唇口蓋裂だと知った両親が、手術を拒否して子どもを餓死させてしまったという話は、参考文献が挙がってるから実話なんだろうが、何とも言い難い。新生児QOLに関しては、個人的にも妻の妊娠時に出生前診断(一部から優生学との批判もある)を受けたので、他人事ではなく真剣に考えたことはある。
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Roco
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『愛』について、宗教学・哲学・医学・心理学・文化人類学・社会学・芸術学と、様々な分野から論じた作品。 明確に定義することの難しいテーマだが、分野を跨いだ問題を通し、愛について考えさせられた。 なかでも、殺人をよしとする風習「名誉殺人」、「動物愛」と「子猫殺し」、先天性の病気を持った新生児と親との問題をとりあげた「新生児救命」の項が、強く印象に残った。服従愛、思想の拘泥、人間の業と驚くばかりだ。 人がいかに環境や文化に影響を受けるのか、そして自分とは異なる価値観を受け入れることの難しさ・大切さを再認識した。
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ナオ
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"愛"とは何なのか。 身近な言葉でもあり、同時に得体の知れない物凄く遠くにある言葉でもあるような気がします。 "愛"について様々な学問分野から考える一冊。 一見難しそうだけど、会話形式なので楽しく読めました。 インパクトがあったのは『名誉殺人』のお話。 最後の宇宙のお話はちょっと難しかった、、、
ナオ

何とか読み終わった、、、

12/22 00:22
0255文字
Good Tomorrow
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身近で誰でも知っている概念「愛」。その意味を明らかにしようと様々な学問分野からアプローチする一冊。バーに訪れる常連客達との会話形式なので読みやすいですが、かなり深い内容。「隣人愛」「服従愛」「動物愛」「異性愛」「同性愛」「平等愛」「人類愛」の7編。「愛」は努力して向き合ってえられるもの。難しく考えても分からない💦 感受性を大切にしたい!
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あっちゃん
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ネタバレ元名誉教授が、行きつけのバーで店員や客を相手に、7通りの学問的アプローチから「愛」について語るという体裁の、「愛」論。切り口は、宗教学、文化人類学、芸術学、心理学、社会学、医学、哲学の7つ。それに応じて、テーマとなる「愛」も、隣人愛、服従愛、動物愛、異性愛、同性愛、平等愛、人類愛の7つ。「だから、愛は~だ」という結論はなく、7つの観点から立体的に「愛」を論じ、読者なりの「愛」を考えさせるオープンなスタイルです。無理に対話形式にしなくてもよかったのに、とは思いますが、読みやすくて親しみやすいのは確かです。
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Xianhua
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様々な学問からアプローチした「愛」。「愛」という概念が分からなくて答えを探して読み始めた本のはずなのに、結局何もわからないまま読み終えてしまった。たど、この本を通して得たのは、本当の「愛」は誰もが経験できるものではなくて、努力して真摯に向き合って初めて感じることができる素敵なものだということ。
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PANDAMON
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隣人愛、服従愛、動物愛、異性愛、同性愛、平等愛、人類愛、きちんと時間を設けてそれぞれの愛に対する自分の考えを整理したくなった。愛について考え始めると深みに嵌る。出口が見えたと思いきや、しばらく経つとまた新しい疑問が浮かび、出口は再び遠ざかる。考えを放棄しない限り終わりは来ないだろう。だから、このテーマは最高だ。
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Ise Tsuyoshi
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「私に誰も問わなければ、私は知っている。しかし、誰かに説明しようとすると、私は知らない」。アウグスティヌスが時間について述べたこの言葉は愛にも当てはまると著者は言う。著者得意の雑談形式で愛を論じることによって、宗教、社会、哲学などの様々な問題を考える知的刺激が得られる本。
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oooともろー
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著者得意の?対話形式による様々な「愛」についての分析。面白い!
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tanukiarslonga
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とあるバーで夜な夜な繰り広げられる軽妙な対話篇の体裁を取っているのでとても読みやすいが内容は深くときに重い。自分が編集者ならタイトルは『愛の限界』とか『愛、その可能性の中心』なんてのにしたかもしれん。
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Adamay
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愛すること(特に恋愛)って理性的であることとかけ離れていると思わされました。宗教もまた然り。何にでも奇跡だ運命だと言える方が生き方として幸せかもしれないですが_φ(・_・
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totuboy
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「愛」と一言で言っても様々な形がある。個人的に面白かったのはアファーマティブアクションの話。様々な見地から愛について考え、対話方式で深まっていく点が面白い。科学的なアプローチから「愛」について考えるとこんなにも味気ないものなのかと思ったが、それも一つの見方なのだ。
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