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フジコ・ヘミング 14歳の夏休み絵日記

感想・レビュー
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オカピー
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自分の父親と同じ世代で、戦前に生まれ戦争を挟んで現代まで信念を持って生きてきた方と感じました。昨年、92歳で亡くなられています。中学生だったころの事を、楽しそうにいい思い出として書かれていますが、そう書かないとやってられない気持ちの状態だったのではないかと思う。苦しい生活の中でも、ピアノの練習を続けたことが、年老いてからも生き生きと音楽活動が出来た源泉となったのかもしれません。親父から戦時中の話を聞かされることが、多々ありましたが小さい頃の辛い話ばかりで、楽しい話なんか聞かされたことはありませんでした。
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Neco
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伯母さんから日本画を学んだとあり。 お裁縫好きで身体は少し弱く、弟が可愛くて、自分が変だと思うことには頑なな少女だったのかなと感じました。
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smilkov
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食わず嫌いで興味を持たなかったけど、これを読んで思い込みが吹っ飛んだ。とても乙女で純粋で繊細な人だった。まるで中原淳一の世界のようだった。この人の演奏についてピアノ教師から間違えるとか、何回も同じところを繰り返すとか悪口を聞かされていたが、演奏を実際聴いてみればよかったと思う。帰国してメディアに出てき始めは日本語が不自由そうで、演奏会のための通訳をしたがってた同年代が、もっと年上のお姉さんに仕事取られたと悔しがっていたのが印象に残っていて、この本の日本語の達者ぶりに目を見張った。
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月華
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図書館 2018年6月発行。1932年12月生まれ。2024年4月逝去。92歳。15歳の時の日記もあったそうですがこちらは出版はされていないのかなと思いました。
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なー
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図書館で予約を待っている間にフジコさんは亡くなってしまわれた。彼女の誇り高さは14歳の少女の頃すでに有った物だった。自分はバカでない事を見せたくて自発的に描いた絵日記。本当はつらい事も多かったのにそれを伏せて楽しげに描かれた絵や文章。絵の中の14歳のフジコさんはよく耳の横の髪にリボンを結んでいる。私が映像の中で見るピアノを弾くフジコさんも、よく横髪にリボンを結んでいらして、ああ、お気に入りの髪型だったんだな、と初めて知った。他にも犬や猫への気持ちが自分と似た所があって、読んでいて何度も泣いたり。
なー

先日、フジコさんが亡くなられた後に放送された番組を観た。これだけピアノに向き合ってきた方が、最後に「もうピアノは弾きたくない」と呟いていたのが悲しくて仕方なかった。目も耳も殆ど利かない状態で手探りで弾いた最後の曲がショパンでもリストでもなく、モーツァルト(K。331の第一楽章の最初のテーマの所を少しだけ)だったのも少し悲しかった。フジコさんの愛した動物達やピアノやお人形、全ての物がこれからもどうか大切にされますように。

06/07 17:13
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門哉 彗遙
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フジコ・ヘミングさんのこと、今までほとんど知らなかった。音楽だけは知っていたけど。この本には14歳の時に描いた絵日記と、合間合間にエッセイが載っている。14歳にしては大人びた美しい文字を書かれる人だ。エッセイを読んでフジコ・ヘミングさんってなんて心が美しい人なんだろうと思った。苦労された人だったんだ。聴力も一旦は両耳とも無くしてるし。それもデビューリサイタルの直前に。結局、60歳で日本のTV局にドキュメンタリーが放映されたのをきっかけに花咲いたとか。しばらくフジコ・ヘミングさんが僕のヘビロテになりそう。
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kuroneko
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フジコさんは小さいころからアーティストやった! もう一度ゆっくり読んでみよう。
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ふじさん
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暗い時代であったでろう中でも彼女の描く絵は活き活きと色彩も豊かで自由でした。彼女の奏でる音楽のように。
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百年の積読
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ピアノにかけては天才的でも生活能力は低そうとテレビで見て勝手に想像していた(すみません)のだが、かなりイメージが変わった。絵も字も上手いし、色使いも文章もまっとうだし、料理も裁縫もするしプールも好きだし、母親を「お母様」と呼ぶような家柄の仲の良い家族。日記の内容はピアノに関することも含め思索的な部分はなく、今の14歳に比べると幼い感じがするが、それどころではない時代というのは文面から立ち上ってくる。食べ物の話が多いのも、お腹を空かせていたんだろうなあと。戦後1年経っても配給が続いていたことを初めて知った。
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shuco
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綺麗な絵と文字。フジコさんのことはたぶん、1999年にテレビでしてたドキュメンタリーをリアルでみてはじめて知った記憶があるけど彼女の生涯のことは覚えていなかった。リサイタル直前の病気が無ければ昔から活躍出来ていた人なのにどうして彼女にそんな運命を背負わせたのか。神様は本当にひどいと思わざるを得ない。辛いことがたくさんあったのにも関わらずそのことにはあまり触れず優雅にみえるフジコさんを尊敬します。
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ネギっ子gen
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【この絵日記をめくると、蘇ります。幸せが何かを知らず、憧れ、ときめき、夢見た、14歳のあの夏が】読友さんのレビューに惹かれ――。終戦翌年の東京。食べもの、ピアノの練習、お裁縫などなど。14歳のフジコさんが水彩画とペンで丁寧に綴った記録に、当時の心情も語られる。母から譲り受けた大切なショパンの楽譜「バラード第1番」も収録。<人生を旅するうちにだんだんわかっていきます。幸せは、待っているものではない。ぼたもちみたいに降ってくるものでもない。自分がゆるされる限り、もらった限りの範囲で、自分でつくるしかない>。⇒
ネギっ子gen

<八月八日(木曜)晴レ 一足先に行ったのに 電車の中で母に会ってしまひました。桑さんの家へ着いたのが四時位で行くとすぐお茶を飲んで 桑さんのおけい古をした。それから桑さんが靑山で同級生の深井さんと言ふ人を呼んで 來て 私のピアノをお聞きになりました。夕飯は コロッケとたまご焼きとコンビーフと 寒天の入ったサラダでした。(何時か母に「あなたは食べる事ばっかり書くのね “ガキ”だから仕様がない」と言はれましたが、これは私はとてもたのしみですから書いて置きます)/それから甘いおいしいドーナツをいたゞきました>。

11/09 07:42
ネギっ子gen

【クロイツァー先生】<レッスンなんて誰でも受けることができたわけではありません。受けられたとしても、とんでもなく高額でした。でも、私の父がスウェーデンに帰ってしまったのを聞いて可哀想に思ったようで、私には月謝を取らずに教えてくれました。私は彼が教えた唯一の子どもだと思います。/彼にピアノを習って本当によかったと思うのは「歌うように弾きなさい」と言われたこと。譜面通りでなく、音と音の隙間を長くしたり短くしたり、誰かが歌っているように弾きなさい、と。機械のように正確に弾きなさい、なんてひと言も言わなかった>。

11/09 07:44
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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著者のファンの知人に謹呈するために購入、渡す前に読む。内容を全く知らずに開いたページから溢れたのは戦争の臭い。いつに書かれたものかを改めて確認、1946年敗戦翌年。この時期にピアノレッスンを受けることができるというのは希少な層だろうけれど、そのために種種捻出する苦労がうかがえる。物の物量的な豊さは現代と比べものにならないのに豊潤さを感じさせられるのは手をかけた跡が見えるからだろうな。愛するから手をかけるのではなく手をかけるから愛するっていうのはほんと真理。読了後恥ずかしながら初めて著者のラカンパネラを聴
今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

ありがとうございます。カラーページや楽譜など、贅沢な作りの本です。カンパネラ、いろんな奏者のものを聴き比べましたが、やっぱ一番フジコヘミングさんのものに揺さぶられましたねえ。フジコさんのを聞いた後では、他のものはただの早くて上手な演奏としか聞けなくなりました。

10/14 09:19
ネギっ子gen

読みました。確かに、贅沢な作りの本ですね。この本を知人のピアノの先生に紹介しました。生徒に「歌うように弾きなさい」と言われる先生なので、喜んでもらって早速購入するとのことでした。このように、本のご縁が次々と繋がっていくのは、素敵なことですね。改めて、ご紹介有難うございました🙇‍♂️

11/09 15:02
4件のコメントを全て見る
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Paku501
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フジコヘミングの絵、好きなんだよなー、高いんだよねー。
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ochatomo
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『この絵日記をめくると、蘇ります。幸せが何かも知らず、憧れ、ときめき、夢見た、14歳のあの夏が。』 1946年に自主的に描いたもの 身辺のものや人を描いてとても上手! スウェーデン人の父親は画家だったそう 2018刊
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なおたか
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戦後すぐの日記。配給を受け、服を手作りし、畑仕事をし、自分で火を起こして風呂を焚く毎日。スウェーデン人の父は海外におり、ピアノを練習しながら日々を過ごす。
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たまゆら
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75年後のちょうど同じ季節に本書熟読。近所の子どもたちが行き過ぎるのを眺めながら、いつも彼らが何がしかの夢や遊びに取り憑かれている存在に見えるのが驚異に思われるのだが、戦後の焼け野原の東京で母子3人での辛い日々をそうした夢と遊びに変換して生きていく姿に言いしれぬ奇跡めいたものを感じてしまう。読者それぞれの子供時代も蒸留すればおなじ成分が浮き上がるのではないか。いわば逆境から産まれた玉の如きピアニストの彼女が語るピアノ楽曲の演奏の真髄も、貴重な絵日記のそこここに湧出している。巻末掲載のバラードを早速CDで。
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登志子
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なんてステキな絵日記にのか。色使いも良いし、絵がおしやれ。戦後間もなくのこらだろうが、心豊な生活が描かれている。 14歳に戻りたい。‼️
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mimi
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彼女のことは断片的にしかしらなかったけど、戦後に若い時期を過ごした方の話を読んで見たくて借りてみた。多感で、正直なかただなぁと。どんな人の人生もみんな違う。知らない世界を生きた方の日常を垣間見れるのは興味深い。
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はーとねこ
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図書館本。 絵上手。 言葉遣いがお嬢さん。 戦後とは思われないおしゃれも。 でも、つらいこともあったが書いていないとも。 書かれていない真実もあるのだろう。
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さちこ
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配給や、あるものをやりくりしながら生活をしている苦しい時代に書かれたものだけど、フジコさんらしい、お洒落なセンスが散りばめられている日記でした。
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りっとう ゆき
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戦後間もないころの乙女の日記。配給のわずかな食べ物に喜び、少女雑誌「ひまわり」に載ってた人形を作ったり、服を縫ったり、そしてピアノ。裏には暗いものも多くあるでしょう、それは合間のご本人のエッセイでも触れてた、でも14歳の夏の心のキラキラも同時に感じるのです。あと、絵がとてもすてき。色使い、構図…その才能にも驚かされます。
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時田桜
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吉祥寺を歩いていて出会った本。これを読んで絵日記を描き始めた。あと、フジ子・ヘミングの演奏を聴きに行った。奇跡のラ・カンパネラは、間違えまくっていたけれど、それでも彼女の演奏から感動が消える気配がないことに驚いた。そこにいるから、ただ、弾いているという感じ。なぜ、歩けないのにピアノは弾けるのだろうか。
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keroppi
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フジコ・ヘミング14歳の夏休みに描かれた絵日記。昭和21年の夏。戦後まもなくで、まだ厳しかったはずなのに、なんとユーモアにあふれ、オシャレで、楽しげな日々なのだろう。厳しく気性が荒かったという母やお茶目な弟の姿も愛にあふれている。ほんとうは辛く悲しい戦争から受けた深い傷でうつ病のようなおそろしい日々も続いたと後書きに書いている。少しでも楽しくなるように精一杯努めて、この絵日記を描いていたのだろう。
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美登
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ピアニストのフジコさんが、14歳の夏休み、学校に提出するために書いた絵日記。絵の色彩が豊かで、味があって、見ているだけで楽しい。戦後まもなくのことだから、その影も垣間見える。人に見せるものだから、つらいことは書かれていないけれど、合間のエッセイには、ハーフであることでつらい想いをしたことが書かれてあった。飼い犬の話には本当に胸が痛んだ。私も某番組で知ってファンになった一人だけれど、どんなときにも世界に「美」を見出せることができる人ってすてきだと思う。今もこれからの時代もそういう感性を持つことって大事。
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みこれっと
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フジコさんの素敵な絵日記。字もとても上手!14歳なのに〜。当時の世相もほんのりわかって貴重な資料にも思えます。もののない時代に工夫して少しでもお洋服をかわいらしくしたりとそういったことがうかがえるとなんだかほっこりします。絵のセンスもとてもいい。
まりこ

イラストレーターにもなれたわよね!

07/15 09:58
みこれっと

まりこさま、ほんとにセンスよくて可愛らしくて素敵だなーって思います〜✨

07/15 10:02
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かりんとう
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再読しましました。少女時代のフジコ・ヘミングの絵日記。戦後間もなく物資に乏しい灰色の時代に、ユーモアも交えながら日常に色をつけていく絵日記は、フジコさんのピアノの音色と通じています。少女時代から色彩感のある豊かな感性を持たれていたことがわかる一冊。当時の生活の様子も興味深く貴重な資料にもなります。新しいものばかりに目を向けず、想い出の品々や、古いものを大事に慈しみたくなります。今も大変な状況ですが、自身の感性を失わず彩のある時間を過ごしていきたいと思わせてくれます。
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まりこ
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丁寧に美しく描かれた絵日記。センスと才能にあふれている女性なんだわ。14歳の少女の絵というよりはイラストレーターの作品に見える。
まりこ

清沙さん✽色もカラフルでイラストが実物に忠実で!

03/04 13:14
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ままくー
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帯通り、「フジコさんの音楽を聴きながら」読んだ!映画を観てから読んだのがよかったみたい!彼女の人生を改めておさらいしながら、14歳のときの生活にフォーカスして、当時の瑞々しい感受性に触れられた。とにかく絵が上手い!戦後の様子も知れる、貴重な資料でもあった。
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E
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ネタバレフジコ・ヘミングは名前はよく聞くが詳しくは知らなかった。日記パートは1946年の夏なので終戦から一年後、少女の目を通して戦後の暮らしを垣間見ることができる。手作りとはいえみんなもうこんなハイカラな服を着てたの?日記の食べ物の記載には戦後の食料不足が感じられる。昔の人って何となく早寝かと思ってたけど2時まで縫い物をしたりしてる。クロイツァーの「私の指下さい」という言い方が面白い。フジコさん子どもの頃と髪型一緒なのでは。晝でひるって読むのか。当時の独自の言葉が興味深い。帝都線(井の頭線)、省線(JR)、
E

それからは海外でピアノを教えながら暮らす。転機は60歳。帰った日本で出演した演奏会で彼女を知った人がNHKでドキュメンタリーを製作し、一躍有名に。

10/12 18:39
E

色々経験してきたフジコさんの「おわりに」の言葉の重み。

10/12 18:46
3件のコメントを全て見る
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すいれん
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映画を観たので、所どころでデジャヴュ。古びた楽譜の神々しさ。ショパンのバラード1番。大切に扱っていてもめくるところが破けたり手垢がついたりする。養生テープで補強したり。楽譜の後ろや前にある独語、仏語、英語の解説や何小節か載ってる目次が好きだった。フジコさんはこのままおばあさんになったんだなぁ、と思ったけど。世のおばさん、おばあさんみんな14才の頃があったことに改めて気づく。みんな小娘だったんだわ。14才の頃はバッハとメサイアに夢中だったなぁ。ワタシが母に取り上げられたのは金瓶梅だった(笑)
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liverary
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ネタバレ彼女の生い立ちのドキュメンタリーは数あれど、これは当時がありのままに描かれている貴重な一冊だと思います。絵はイラストレーターとして通用しそう。味のある絵でした。
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ぽてと
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「奇蹟のカンパネラ」で有名な魂のピアニスト、フジコ·ヘミングさんの少女時代の絵日記。ピアノも素晴らしいけど、絵のセンスも素晴らしい!時は1946年。終戦から1年過ぎた夏休みの話。お金、食べ物、生活用品…すべてが足りなくて、遠いところまで配給を取りに行っていた時代。想像を絶する壮絶な日々だったと思うが、日記はいたって淡々と語られ、ユーモアを交えた絵画なのだ。フジコさんの懐の深さとどんな人生も全て受け入れて、歩み続ける姿に胸が熱くなる。正直で温かくて、可愛らしい人なんですね♥ピアノ愛も溢れている♪
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ellie
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絵が、とにかく洒落ているのに驚く。洋服の形や柄も凄く素敵。ご本人も気に入っているという「さつまいもどろぼう」は、おおどろぼうホッツェンプロッツかと思うくらい上手い
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ブルーハート
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あのフジコ・ヘミングさんが14歳の夏に描いた絵日記がそのままにカラー印刷されていて、ページを丁寧に丁寧に繰って読んだ。ところどころに現在のフジコさんの思いが挟み込まれていて、70年の歳月を行きつ戻りつしながら、彼女の人生が語られる。ショパンを聴くように、読者はふっと14歳の自分を思い出すだろう。誰にでもあった1あの頃の私を。
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ぶんこ
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戦後間もない頃の生活を描いた本を読んできているので、フジコさんの絵日記には驚かされました。いったいいつの時代の話なのだろうかと、思わず生年月日を確認し、戦後1年目で間違い無いとわかって驚愕。皆が食べるのに必死で、着る物もボロだった頃、なんと優雅といっていい生活をおくられていたことか。お母様のご苦労がしのばれます。そんな違和感を持ったまま読み進め、最後に「戦争から受けた深い心の傷で鬱病のようなおそろしい日々も続きました。」と書かれてあり、絵日記には楽しい事を選んで描いていらしたと知りました。靭い方!
吾亦紅

読書メーターに登録する前に読んでいました。繕い物をして配給を取りに行ってという生活をしながら、ショパンを練習して、さらにこんな絵日記を書いていたんですね。驚きました。巻末のボロボロになった楽譜の写真にも感動しました。

03/06 09:24
ぶんこ

吾亦紅さん、フジコさんのお人形作りや絵の才能、技術面だけではなくセンスの良さにも驚きました。吾亦紅さんは随分魅力的な本をたくさん読まれていらっしゃるようで、これから少しずつ感想を拝見させていただくのが楽しみです。コメントありがとうございました。

03/06 10:36
0255文字
安東奈津
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★★★ 1945年 14歳の夏休み
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なゆ
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すごい本を発見してしまった!フジコ・ヘミングと“夏休み絵日記”の意外すぎる組み合わせ!表紙でもわかるように、綺麗な色使いで味のある絵、そして戦後間もない物のないなかを工夫して暮らす様子の文章はなかなか細かい。1946年夏、青山学院高等女学部に通うフジコさんは14歳。毎日のピアノの練習はもちろん、お人形を作ったり、プールに行ったり、何を食べたとか水虫が治らないなんてことまで。とにかく絵がいい。楽しげにすごされてたのかと思えば、そうとばかりも言えないようだ。絵日記にはあまり暗いことは書きたくなかったのかも。
なゆ

フジコさんの背景を知って、フジコさんのピアノがなんかさらに豊かに聴こえる気がする♪

02/09 22:55
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ミーナ
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読みたいと思っていた本なので、見つけた時には嬉しかった。 描かれている絵や色も素敵で、芸術的センスの高さが伝わる。 終戦後の大変な時代の生活を知ることができる後世に読み継がれて欲しい本。しかし、今の子供たちが手に取り読もうと思うかというと、難しいかなとも感じる。 「人生って、うまくいかなくても、そんな人生のほうが素敵だと思う」という言葉が印象的。 「幸せは、待っているものではない。ぼたもちみたいに降ってくるものでもない。自分がゆるされる限り、もらった限りの範囲で、自分でつくるしかない」心に残る言葉。
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すすき
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スウェーデン人の父と日本人の母を持つピアニスト:フジコ・ヘミング、ご存じの方も多いと思います。1999年に放送されたテレビ番組で一躍有名になりましたが、本書には戦後間もない頃そのフジコが中学生時代の夏休みに書いたカラー刷りの絵日記と当時の回想が語られています。物資が乏しいこの時代に、食べ物のこと、おしゃれのこと、そしてユダヤ人であるがために日本に亡命・帰化したピアニスト:レオニード・クロイツァーの教えを受けていたレッスンのことなど少女時代の心情が生き生きと描き出されています。
0255文字
みよちゃん
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とても良い絵と日記が残っていた驚きと当時の生活が描かれて、感動しました。歴史的背景もよく描かれて、資料的価値ある本だと思います。
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フジコ・ヘミング 14歳の夏休み絵日記評価98感想・レビュー55