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真犯人 (小学館文庫 し 6-10)

感想・レビュー
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今野琢
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東名高速道路裾野バス停付近で、男性の他殺死体が発見された。 被害者・須藤勲は41年前、息子・尾畑守を誘拐されており、遺体は発見されたが事件は未解決のままだった。 静岡県警の日下刑事は、須藤の死と誘拐事件に関連性があると捜査を開始する。 尾畑守くん誘拐事件については、時効直前の昭和63年夏、県警の威信をかけて再捜査が行われていた。 日下は再捜査の指揮をとった当時の管理官・重藤成一郎元警視に面会を求める。
0255文字
REI
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☆4
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petitlyz
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道路で刺殺体が発見され、日下警部補が捜査にあたっていたら、その男性の息子(幼児)が41年前に誘拐殺人されていて未解決のまま時効となっていた。当時時効を控え結成された特別捜査班責任者からの聞き取りが結構ボリュームがあった。事件発生後、引き継がれた継続捜査班もそれなりに捜査は続けていたが、容疑者は全く浮かんでいなかった。最終的には全て繋がっていたのだが、刑事たちが心折れずに一つでも捜査を前に進める姿勢は感心した。真相は意外だった。
0255文字
remedy
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昭和49年の誘拐殺人事件の真相が時効直前の昭和63年に編成された特別捜査班の捜査及び平成27年の殺人事件を経て40年越しに明らかにされる。 その過程の中で描かれる刑事達の奮闘の描写が重厚で、これぞ警察小説の白眉との印象をもった。 特に特別捜査班による直当たりを経て3つの筋読みが示される件は興味深く、その艱難辛苦の地道な捜査過程を見せつけられるにつけ、安直なトリックや超人的閃きを重視する昨今のミステリーにはない真実味を感じた。 垣間見える警察組織の闇の描写や、事件を追う者・追われる者を巡る人間ドラマも秀逸。
0255文字
Yj-Um
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41年の時を超えて繰り広げられる事件解明への挑戦 ひとの人生はほんの少しのことで崩れてしまう
0255文字
いっちゃん
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ネタバレAudibleにて。こんな硬質な刑事ものが読みたかった!微細な描写が丁寧で、全ての情景が目に浮かぶ。平成27年に刺殺体で発見された高齢男性が、41年前に未解決に終わった男児誘拐殺害事件の父親だと判明したことから始まる物語。未解決事件は時効直前に特別捜査班が結成され再捜査が行われていたが、当時の再捜査にあたった6人の刑事たちのキャラ立ちも素晴らしく、それぞれから導き出される筋読みにミスリードされたのも楽しかった。ラストに明かされる悲しい真相と、刑事たちの現在の姿には胸が熱くなった。
0255文字
おつぼねー
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ネタバレ誰でもやり過ごしてしまうような小さな齟齬から導き出す真実、執念の捜査、これぞ警察小説!だった。哀しいかな、真犯人は被疑者本人だけではなく、それを生んだ過去からの境遇というのが、更にやるせなさを感じさせた。Audible
0255文字
じぇーぼーい
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過去と現在の犯罪の繋がりが、昭和と平成の時代背景やその移り変わりを見事に表現している。警察小説であるが、生身の人間の物語としてもよく構成されている。一つの事件に多くの人間の人生が関わってくる。切なさと少しの希望の物語である。
0255文字
little mama
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一気読み。いろんな角度、いろんな視点。斬新
0255文字
香
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ネタバレAudible WOWOWのドラマで視聴していたはずなのに、思い描いていた事件と違っていて、どうやら別のドラマとごっちゃになっていたみたい。男性の刺殺体が発見され、その捜査で、被害者が41年前の幼児誘拐殺害事件出亡くなった幼児の父親であったことが判明。物語の大半は時効を1年後に控えた27年前の再捜査の様子が語られていた。みっつの筋を追うなか、真相まであと一歩のところで幼児の祖父が自殺したことにより捜査は打ち切りになる。関わった刑事たちの胸に残った悔恨が、ようやく晴らされたけれど、なんとも苦い結末だった。
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アマニョッキ
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お借りした本。(この表紙じゃなかった。多分この表紙だったら読んでなかった。)いかついおじさん刑事たくさん出てきて非常に読み応えありました。読者には真犯人はなんとなーく分かると思うので、なかなかそこにたどり着かない刑事達にヤキモキするかも。刑事さんたちの書き込みは素晴らしいけれど、事件関係者たちの為人があまり見えてこなかったのが残念。でも古さを感じさせない良質な作品でした。機会があれば他の作品も読んでみたいです。
0255文字
なみかぜ書店
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ネタバレ★★★★★ Audible 昭和49年7月の5歳男児誘拐事件、それから14年後の再捜査、そして誘拐から41年後に男児の父が刺殺される事件3つの時間軸で描かれる。それらが繋がり、事件の解決を迎える時、日下警部補は事件の解決を喜ぶことはできず、あまりにも多くの人々の人生が巻き込まれてしまったことに嘆息するのだった。
なみかぜ書店

日下警部補役小泉孝太郎でドラマ化されていますね。第1話の途中しか観ていませんが、上川隆也も重藤成一郎元警視役で昭和63年と平成27年の2つの時間軸で出演しています。ドラマの配役をイメージしながら聴くのもいいですね。ドラマに比べ、原作はそれぞれの人物を丁寧に描いているので、私は「観る前に読む」です。

01/27 07:59
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mochiomochi
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ネタバレ翔田寛氏、初読。「64」ぽさもありながら、本格的な警察小説であり、推理小説でもある。41年前に起きた幼児の身代金誘拐殺人事件。被害者の父親だった男性が殺害されたことに端を発する3度目の誘拐殺人事件の調査。昭和49年の捜査、肝煎りの昭和63年の特別捜査班による捜査では、あと一歩のところで真相に辿り着けなかった。田舎の地主一家の歪んだ家族関係が引き起こした闇。事件に縛られて生きることとなった、尾畑理恵の人生が気の毒であり、家族問題の根深さを感じる。同時に、警察の執念、名刑事の残したヒントは素晴らしい。
mochiomochi

コメントありがとうございます!WOWOWでドラマ化されていましたね、未視聴です。いつか観たいです。上川隆也さん、かっこいいですよね!WOWOWドラマでは、「レディジョーカー」、「マークスの山」、「沈まぬ太陽」の上川隆也さん素敵でした。内田有紀さん、いつまでもお綺麗な方ですよね!

02/04 06:20
瑞子

こんにちは、「レディ・ジョーカー」「マークスの山」「沈まぬ太陽」全部、何回も観ました!!脚本が、前川洋一さんで、それがすごく作品をさらに盛り上げていて、上川隆也さんの持ち味が際立たせていると思いました。

02/04 08:38
3件のコメントを全て見る
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れん
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レビューが良かったので、図書館からレンタル。レビューに裏切られることなく読み応え満載。昭和、平成の時代を渡る構成の巧みさ、捜査員のキャラの丁寧な描き方。後半にいくに従い、「真犯人」が見えてきたけれど、真相に迫る臨場感は最高!
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ツナマヨ
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男性の他殺死体が発見された。そしてその息子が41年前に誘拐された事件と関係があることがわかり、未解決だった誘拐事件の話に。刑事たちの熱心な捜査でいくつか犯人の可能性が浮かび上がる。そしてラスト、真犯人は少し切ない。
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舜
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執念の警察もの。最後に語られた当時捜査にあたっていた警察官たちの今もよかった。この作者の本全部読みたいな。ぐっとくる。
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Masaru
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翔田氏の作品お初でした。 古い作品ですが一気読みでした。(多分映像があるとより面白いのではないかと思います)
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ゆう*
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3度めの誘拐事件の捜査を扱う。最初は読むのに苦労しましたが、再捜査が動き出すと読むペースも上がりました。
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PARU
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刑事の個性ノ描かれ方、真犯人は誰か気になるストーリー性の高さ、そして読みやすさ、どれもクリア。
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cocoa
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ネタバレ時効前の捜査の回想がメイン。 ドラマはみていないが、wowowは良い原作を選んでいると思う
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Oh!やまびこ
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面白く読めた。久し振りに物語の中に入り込み、自らが、その場に居るという感覚を味わった。リアル感とスピード感のある展開でページをめくる速度も、ついつい速まってゆく。満足感を味わうことの出来きた警察サスペンスです。翔田寛氏作品は初読と思う。本書の解説にて紹介されていた「誘拐児」、「冤罪犯」の二作品を是非とも読んでみたい。気になる作家さんに出会えた様である。
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たーさん
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4年ぶりの再読。昭和・平成の刑事達の執念の物語。
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桂 渓位
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昭和49年に起こった男児誘拐と殺人事件、時効まで後1年となって特別捜査班が編成されるも…? 結局、平成になって事件は解決するのですが、主となるのは昭和63年の再捜査にあたる刑事達の地道な執念でした📕 十津川警部は年を取らないので、昭和から平成をまたいでも定年は無いのですが(笑) この作品は、ちゃんと?定年や辞職している辺りにリアルさを感じました✨
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よし
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昭和と平成、犯人と刑事。41年前の誘拐死体遺棄事件やけど、最初は結構読むのにしんとかったが、中盤以降どうなるんやろって、誰かが誰かを庇ったるんかな等色々と考えたけど、最後はなんかやるせない結末やんな。
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昌子♪♪
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中々に面白い展開でした👍でも途中から何となく筋読み出来たかも😅
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honnotantei
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★★★★☆コテコテの私の好きなタイプの警察小説でした。真相のところ、なんか既視感が。。古い本なので前に読んだことあったかもしれません。でもおもしろかった!!
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goma☆
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おじさんがいっぱい出て来て昔の話ばっかりする序盤がなかなか怠いけど、そこを抜けると面白くなります。が、しかしこの真相に事件当時気づかなかったというのはちょっと考えにくい。色んな偶然が重なったとは言え。
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ししゃも
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これは面白かった。緻密な聞き込み捜査の描写が丁寧で、実際に警察はこんな感じで聞き込み&推理、推理検証という流れで捜査を進めるんだろうなと感じた。
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smelly
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ネタバレ長らく積んであったKindle。漸く手を出したんやけど、どうしてどうして面白かった!40年ぐらい前の5歳児誘拐殺人事件。その父親が現代で殺された!実は、この誘拐事件、未解決で誘拐当時から14年後も再捜査されてたんやけど、色々あって、、、。そして真相は?というお話。現代と過去、そして誘拐当時の更に過去の実に長い間まで解決せーへんかった事件。怪しい人物はいっぱいで、誘拐からの14年後の再捜査の6人と警視がアツい!個人的に勝田がお気に入り🤩庄司、何をしてんねん、、、、笑笑
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アカサタナ
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☆3つ Kindle Unlimitedにて読了。 高速道路の高架への階段脇で男の刺殺体が発見される。そこは41年前にその男の息子が誘拐され身代金の受け渡しに指定された場所であった。誘拐事件は後に男児の遺体が発見され、犯人不明のまま既に時効が完成していた。過去の誘拐事件と現在の殺人事件に関連は?驚愕の真実が明かされる。 足で稼ぐ警察小説。紙幅の殆どが誘拐事件の時効が後一年に迫った状態で急遽結成された特別捜査チームの回想に割かれている。地味な聞き込み捜査が続くのでそこに興味を持てるかで評価が分かれるだろう。
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yomineko@ヴィタリにゃん
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重厚なミステリー。細かい描写、絡み合う過去と現在の犯罪!!!登場する刑事さんの人間関係も面白い。最後まで誰が犯人かを読者に分からせない様な工夫も見られる。刑事の執念の捜査、それをかいくぐる真犯人。面白かったです😊
yomineko@ヴィタリにゃん

こかげさん、色々と翻弄されましたよ!!!

07/26 06:36
こかげ

ドキドキ読書でしたね!!!

07/26 16:28
3件のコメントを全て見る
0255文字
えみ
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この重厚な人間模様は、決して真相究明を諦めない刑事たちの執念が奏でる鎮魂曲。その魂が発する熱に、眩暈がするほど感動した。昭和から平成へ、法の時効と事件に関わった者たちの時効には果てしない齟齬が生じていること…改めて認識せざるを得ない。今現在起きた殺人事件は、41年前の未解決誘拐殺人事件と関わりがあるのか。刑事たちが紡ぎ繋いでいく事件捜査は、過去の苦い経験を糧として、まだ見えない犯人の幻影を確実に捕らえるために動き出す。使命感と熱意に突き動かされた捜査の方向が重なり合ったとき、確実に何かを生み出した。感嘆。
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あめしょ
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著者初読み。かなり骨太で硬派な警察小説。わりと斬新な構成なので序盤は少し戸惑ったが、すぐに慣れた。聞き込み捜査が主体となっているため地味な印象はあるが、3つの筋読みがどれも怪しく、また刑事たちの意地と執念に惹き付けられてグイグイと読み進められた。実際の刑事にも名探偵的な閃きを持っている人っているのかな。しかし、いつも思うけど保身やメンツのことばかり気にして偉そうにしてるお偉いさんは本当に邪魔だ。
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トシヒーロー
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41年前の誘拐事件と現在の事件がどう繋がるのか途中から重藤警視の話しにすっと引き込まれてしまった。結論は何となくわかってしまっていたが十分楽しめた作品。
0255文字
keisuke
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図書館。人から勧められて。
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ゴールデンベア
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どれが伝聞で、何が本当に自分の経験なのか、まったく区別がつかないんです。想像しただけの場面を、現実だと思い込んでいるんじゃないか。反対に、実際に目にしたはずのことを、錯覚と勘違いしているのかもしれないって
0255文字
のん。
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ネタバレドラマ化されてたとは知らずに読了。何が悪いって、そりゃあ母親が自らの鬱憤を、子供を折檻することで晴らしてたってことだと思うよ。例え殺すつもりがなくても息子を死なせてしまったんだから、その時素直に自主してたらこんな大事にはならなかったのに。須藤勲も小畑清三も死ぬことはなかった。死んでもなお水の中に沈められ、無残な姿で発見された守も可愛そうだし、何も知らずに犯罪の片棒を担がされていた理恵も被害者。こんなことを平気で自分の子供たちにする母親がいるとは…俄に信じがたいです。
0255文字
ひまわり*
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気になっていた初読み作家さん。裾野バス停付近で発見された男性の刺殺体。捜査から浮かび上がる41年前の5歳児誘拐殺害事件。子どもが被害者という苦しい前提のため、心から良本だった!とは言えないがとても読みごたえあり夢中になった1冊でした。時効直前の再捜査の回想がほとんどを占めており、いつ真実に辿り着けるのか長くはあったが「直当たり」苦労と危うさを見せつけられた感じでした。真実は切なくもあり身勝手でもあり、痛ましいのは亡くなった5歳の守くん。重かった。「こうして事件は迷宮入りする」みたいな1冊でもあった。
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momi
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★★★☆☆
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ぜんまい
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結末は予想通りだったけど面白かった。刑事は良いキャラの人もいたけど、最後まで誰だっけ?という印象薄めの人も。
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真犯人 (小学館文庫 し 6-10)評価64感想・レビュー161