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吉原手引草

感想・レビュー
10

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こゆき
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Audibleて聴くの楽しかった〜。吉原で働くいろんな人達の語りだけで物語が進むのでAudibleが最適だった。皆の語りで浮かび上がる1人の花魁の生き様に心を打たれた。吉原ってビジュアルとか言葉とかルールが架空世界みたいに特殊だけど現実に存在していたんだと思うと日本って改めて不思議な国だと感じる。
0255文字
HIROIIJ
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聞き手として関係者からの証言を聞き、遊女葛城の人物像を少しずつ理解していく。こういった手法の作品は始初めてで新鮮だった。 その弊害ではあるが、聞き手からの問いかけが、「え?〜だって?」と証言側の人からのオウム返しで成されるところは、少々辟易した。 Audibleでの視聴なので、ナレーター男女2人の技術も素晴らしく、没頭できた。昔の性を売る稼業はある意味、粋だったんだなぁ。
0255文字
ダリア
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ネタバレ文庫版で既読済み。オーディブル向きな作品と思う。人によって葛城の印象が変わるのが面白い。まさにミステリらしい。真相はそう珍しい気はしないが吉原の描写は興味深い。
0255文字
灯台守
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読了した後で、直木賞受賞作と知った。納得の作品。花魁の遊女・葛城が失踪し数か月後、とある男が様々な人々に花魁消失の顛末を聴き歩く。引手茶屋の女将、牛男、幇間、女衒、芸奴という吉原に関わる者たちや、札差、縮緬問屋の旦那という客に至るまで、その関わりを語る。それは嘘か真実かわからない。吉原という特殊な空間と、江戸時代という階級制度が確立していた時代を舞台に現代人の私たちに妄想と虚構を混ぜつつも真の人間たる尊厳を教えてくれる。ミステリに近いかもしれないが、本当の真実は闇の中。後は読者に委ねられたのだろう。
0255文字
duamiy
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ネタバレ葛城花魁の人物像があまりかけていないところがいまいち。魅力があり周りがほっておかないとはあるがどうしてそこまで助けたくなるのかのエピソードが少なく自分はそこまで引き込まれなかった。題名通り吉原手引書という感じ。漢字が難しく普通に読み進めるのは困難。
0255文字
Rikkie
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非常にユニークな構成の小説。吉原のいろはを学べるという実用書である一方、花魁葛城を取り巻く様々な人たちが各章で語る彼女の生い立ち、花魁としての表裏舞台、さらには彼女が引き起こした事件の断片を、読者は読み進めながらつなぎ合わせてミステリー小説を楽しむ。実用書面の内容は章立てで行われる「横」、葛城を中心とする描写は作品の最初から最後を貫く「縦」の流れ。それらを縦横無尽に使って想像力を働かせ、吉原を疑似体験。朗読者の質も、超一級品。とても良かった。
0255文字
k.inoue
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直木賞作品。花魁葛城の仇討ミステリー、江戸時代の吉原の人々、組織、暮らしなど興味深い。松井今朝子の初作品、別作品も読みたい
0255文字
あーさー
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全盛を誇っていた吉原の花魁が忽然と姿を消す事件が発生し、その真相に迫るべく、1人の若い男が20人弱の関係者に話を聴いていくミステリー。時代小説はほとんど読まないので不安がありましたが、人物をしっかりと書き分けており、丁寧に書かれているのでスムーズに読み進むことができました♪
0255文字
sakamoto
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途中でオチがわかってしまうけれど、それも込みで楽しめた。 作中全員が嘘吐きで(自分に)正直なので、とても人間味あふれる話でした。 ただ、独特な用語も出てくるので、そういう用語に、個人的にはもう少し繰返しルビをふってほしかった。
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sakamoto
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途中でオチがわかってしまうけれど、それも込みで楽しめた。 作中全員が嘘吐きで(自分に)正直なので、とても人間味あふれる話でした。 ただ、独特な用語も出てくるので、そういう用語に、個人的にはもう少し繰返しルビをふってほしかった。
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