形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:CCCメディアハウス
形式:Kindle版
出版社:CCCメディアハウス
■備忘雑感■ 『思考の無限倉庫、思考の無限基地~メモの正体~』 メモを「知識の倉庫」ではなく「思考の倉庫」と表現しているのがミソだ。板書を転写するだけであればメモは知識の倉庫になってしまう。著者が推奨しているのは情報に自分なりの意見を加えて、モノの見方や解釈をメモにしてしまうというメソッドだ。これならばメモを「思考の基地」に昇華できる。自分なりのタグ付けや問題提起がなされているので、同じジャンルや似通った論点のメモを有機的に結び付けて発見や発明が可能だ。さしずめ人間脳によるビッグデータ分析である。
『目的、課題、解決策を探れ』 膨大なメモを精査吟味して、一体何をすればよいのか? まず自分の目的を把握し、目的の障害となっている課題を抽出する。そして課題を克服するための解決策を模索実行するという塩梅だ。あとはPDCAサイクルが自ずと回り続けることになる。 自分の目的なんて自分がよくわかっていると奢ることなかれだ。 莫大な量のメモを収集し解析してはじめて、自分の無意識下にある野心や志が徐々に姿を現してくる。これは自分を客観視するということだ。(スマホ)メモには自分をメタ認知・俯瞰する効用があるわけである。
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