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呪われた戊辰戦争 ―鎮魂なき150年

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Go Extreme
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戦争前史: 保科正之 薩摩の裏切り 会津の主戦派 悪魔の使者: 巨大な出費 会津出兵 本宮→福島 世良の首 総督を秋田に追放 少年兵と長岡藩の戊辰戦争: 悲痛凄惨 武双中立 愛憎河井継之助 使節惨殺: 秋田の悲劇 首をさらす 言葉の替え 農民を操作 三春狐 三百人を殺害 惨憺たる会津戦争: 白河惨敗 花は白河 起こる農民 地獄絵図 備蓄なし 降参 軍師不在 庄内藩の意地 徳川四天王 長州兵の記録 松平容保の胸中 復権への道 奥羽越列藩同盟の遺産 長州との和解はあるのか 神様の遺言 怨念と鎮魂
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TAKAN
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幕末明治維新について勉強中、本を読み漁るうちの一冊。戊辰戦争について、今でもなお遺恨が残っているということ、またそれを知りもしなかった自分に衝撃を受けた。知らないことは罪にもなると深く反省。国際問題(日韓、日中、日米など)の遺恨も未だ深く残っているが、国内ですらこうだとは思わなかった。一方で、こういった遺恨があちこちに残っているのは、日本人の「過去に向き合わないで曖昧なままにする国民性」(国民性という言葉で片付けるのは乱暴か)にも依っているのかなと感じた。
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TERRY
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日本の歴史について知らない事が多すぎることに気付かされます。奥羽越列藩同盟内に様々な立ち位置の藩があり、決して一枚板でなかったことはこれまで全く気に留めてませんでした。正義のために戦った会津が破れ、「利益を守るためには絶対に負けられない」と領民と一丸となって戦った藩が生き残ったことが印象的ですが、正義は戦争の大義名分として必要ですが、正義だけでは勝てないということなんでしょう。
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シンミチ
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戦争はいつの世も不幸です。勝っても負けても双方に犠牲者が出ることは間違いないことで。ましてや、戦争を回避する選択肢は新政府側にあったはずではないか。(まぁ、回避するつもりなど初めからなかったわけだけど)この一連の戊辰戦争で舐めた会津藩の辛酸は到底納得できるものではないと改めて思う。
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trazom
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私はいつも、日本の歴史は、東北(と沖縄)を虐げ続けてきた二千年だったと思っている。その残虐の極致が、戊辰戦争である。この本を通じ、福島出身の著者の叫びが胸を打つ。体を張って孝明天皇を守った会津が賊軍の汚名を着せられた理不尽。会津の死者の埋葬を禁じ、獣に食べられ腐敗するままに放置するよう命じた長州の極悪非道。そして、戦後の斗南藩への移封という残酷。本のタイトル通り、戊辰戦争は、正に呪われた戦争であり、その後、敗者への鎮魂さえ行われない150年だった。長州出身の総理は、このことをどう思っておられるのだろうか?
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