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マルコムX(上):伝説を超えた生涯

感想・レビュー
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大賀幹夫
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岩月クロ
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まるで小説のような話。マルコムXの自伝などをもとにしつつも、作者さんも言う通り「どこまでが真実なのか」は誰にもわからないんだろうなあ、とも。正義漢・善良な人物とはとても呼べないが、相手を惹きつける魅力的な人物であったことはエピソードから読み取れる。NOIへの入会は、彼自身の意思だったのか、洗脳だったのか、どちらだったのだろう…。
0255文字
拓郎
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ネタバレ恥ずかしながら今回はじめてマルコムXが、イスラム教徒だと知りました。やはり白人の眼を通していろいろ考えてしまいます。自分の眼で見ないといけないですね。
0255文字
らん
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アメリカの人種差別問題って根深い。今だって変わらない。マルコム リトルっていう 一人の男性 人間として生きた時間を支えたものも 壊したのも信仰なんだとは思うけど 戒律を厳格に守り 思想を伝え 組織を維持する。それは彼を幸せにしたのかな。悪い自分を生まれ直させていくプロセスとしては すごく役立った物が信仰なのはわかる。それが信念を生み出すのも。でもマルコムXになっても なったからこそ見え隠れする弱さに 読んでいて辛くなる。純粋であることって 無防備なのかなと思う。下巻でまた 彼の見方が変わるのかな。
0255文字
ピーチ
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詳細な記録で面白い。
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ばたやん@かみがた
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稀代の革命家の真の姿を一級の資料により赤裸々に再現した労作である。少し昔の、同時代を生きた人々が存命中の人物であっても、彼を語る人のポジションによって実像は歪められ伝わっていく。本書はマルコムが時代に対して果たした役割や今日的意義を知る為に欠かせない学問的努力の結晶である。/マルコムの政治的立場とそれへの感想は下巻で述べることとして、上巻では彼の人物像について述べたい。彼の公的生活を顧みてまず思うのは彼の「潔さ」である。彼が属した組織の成員が警察等から傷つけられた時、まず先頭に立って抗議を行い(続
ばたやん@かみがた

仲間を奮い立たせた。その際役立った弁舌は若い頃に馴染んだハスラー生活仕込みであったが、詐欺師の類と一線を画したのは自身のそして父譲りの黒人としての自尊心と、仲間を思いやる広い義侠心のお陰だった。論敵に対しても寛大であり、相手の主張が筋が通っていると認めたときには、率直に自身の主張に取り入れる柔軟性を持っていた。相手が有名人等ではなく駆け出しの若い人物であっても同様であった点、それが筋金入りだったことを物語る。暴力については、日頃の勇ましい言説にも関わらず実際には慎重で、LAで仲間のストークス(続

06/29 23:12
ばたやん@かみがた

が警官隊に殺された時、激昂して暗殺隊を組織しようとした以外は暴力に頼る姿勢を見せなかったのは特筆すべきである。/勿論、彼も聖人君子である訳ではなくその欠陥は個人的生活に皺寄せされている。放蕩時代、女性に手酷く裏切られた経験から女性を見下す様になり、結婚後は子供が産まれる度、仕事にかこつけて妻子から身を遠ざけると言う信じられない行為を繰り返している。また他人の嫉妬心や劣等感に無頓着であり、信者獲得成功や自身が世間の注目浴びることで教団本部の幹部に妬まれ陥れられる点について有効な手を打てなかった。(以下下巻)

06/29 23:14
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Ryosukem90
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コロンビア大学元教授のピューリツァー賞受賞作。公民権運動でキング牧師と並び称されるマルコムxの伝記。幼少期から時系列に、上巻はネイションオブイスラム(NOI)追放前の1963年11月まで。 アメリカ黒人からマルコムが尊敬を集めるとの指摘が当初意外だったが、父をリンチで失い学校中退、スラムで犯罪とともに育った経歴はまさに黒人貧困層と合致し、その不満を的確に力強く言い表す力量から人気の高さにも納得。 闘争的な発言と裏腹にNOIのしがらみで具体的な運動を指揮することはなかったなどマルコムの理解を新たにする良書。
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キミ兄
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キング牧師は知っていてもマルコムXは知らなかったので読んでみた。白人との平等ではなく黒人が独立できる社会を目指した前半と、人種ではなくムスリムに帰依していく後半。それにしても長い文章。忍耐で下巻へ進む。☆☆☆。
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Masa
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ビブリオバトル(テーマ「today」)チャンプ本。マルコムxの短い人生とその後を追う大著。◆これは黒人解放運動の英雄であり神格化すらされているように見えるマルコムxをひとりの人間として再評価する試みであり、『自伝』やそれを原作とする映画で彼を知った人たちには結構衝撃的な内容だろう。大学一年生の時に初めて『自伝』を読んだ著者は、研究者となってからの精読によってそこに盛り込まれなかった事実や記述の誇張・矛盾等に気付き、結果それ以後の人生のほとんどをこの大著として結実する研究に費やした。(以下コメント欄)
Masa

生きたという事実に『自伝』を読んだ時以上に感動できるはずだ。

05/21 20:20
Masa

書きたい事は山ほどあるが、それは読んでのお楽しみとしておきたい。

05/21 20:23
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hoven
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著者によればアレックス・ヘイリーとの共書の自伝や映画では描かれてないことが多々あるという。それにしても原書は2012年に発売され、現在はペーパーバックで10ドルでAmazonで売られてるのに、日本語訳は上下巻で税込み1万円を超える。これはないよ、白水社さん。せめて上下巻で4000円ぐらいでしょ。
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ヘラジカ
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詳細な感想は下巻へ。映画や自伝には触れる機会がなかったので、作り上げられた虚像による先入観に影響されず読むことができた。そもそもの自伝が共同執筆者による思想で大きく歪められているという事実は、大学のテキストにも使われていたことを考えると、多くの人々にショックを与えたのではないだろうか。と言っても、ロクデナシのチンピラから黒人社会を動かすほどの指導者へと至る人生は、虚飾などなくとも十二分に伝説的である。「誰であろうと一人の男があれほどの力を持っていてはいけない」とまで言われる人間が英雄でないはずがないのだ。
緑の林檎

カシアス・クレイもそうですね。そういえばスティーヴ・ジョブズも若い頃はヒッピー・カルチャーの首魁でしたし、氏素性よりも独創性を重視するのがアメリカ社会ですね。

02/06 12:45
ヘラジカ

モハメド・アリもマルコムXの影響で改宗してたんですね。差別的なキリスト教に対して人種問わずなイスラム教は求心力が強かったらしいですね。学がなくともチャンスがあるのはアメリカン・ドリームの一種と言うんでしょうか。

02/07 06:13
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