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曽呂利 秀吉を手玉に取った男 (実業之日本社文庫)

感想・レビュー
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PEN-F
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曽呂利さんは実在した人物だったのですね。この本を読む前は表紙の曽呂利の顔がなにやら胡散臭く感じたが、いざ読み終わってみるととても頭の切れる聡明なお顔に見えてくる。...っていうか、よく見るとニヒルな笑みがめちゃくちゃカッコいい。武功がものを言う戦国乱世において、知恵と話術で時の権力の中枢にまで食い込んだセンスはあっぱれです。あの石田三成も千利休も完全に手玉に取られていた。ホント只者ではないのに歴史の教科書には一才載っていないのが不思議です。...載ってたっけ?🤔
bura

小説から行ってみて下さい☺️グロい所もありますが北野武がグイグイ出ています!

09/26 19:29
PEN-F

了解です!😉👍

09/26 19:31
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0255文字
ふーちん
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ネタバレ面白かった! 鞘の職人と思い、無学の人かと思いきや天才だったとは。 そして天才ゆえの苦労があるなんて思いもしなかったです。 出来すぎがゆえに見える世界が人と違うんだなと思いました。
0255文字
グランくん
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秀吉の、御伽衆である曽呂利新左衛門を描いた物。 蜂須賀小六、千利休を追い詰め、石川五右衛門を操り秀次を葬り石田三成を操る。獅子身中の虫、曽呂利はいったい何の為に何をしたかったのか?
0255文字
金吾
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○子供の時によんだ剽軽な曽呂利新左衛門と異なり、武力は無いながらも口で自分の思いを遂げていく人間として描かれています。相手の心理に入り込み、動かしていくアプローチが面白かったです。
0255文字
やどかり
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ネタバレ秀吉の御伽衆だった曽呂利新左衛門という名を初めて知った。曽呂利が秀吉の周りの人物に語る言葉は、軽口のようでいて隠していた心の内を突くような鋭い指摘だ。曽呂利の存在が歴史を動かしているようで、とてもおもしろかった。
0255文字
りんせい
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ネタバレ秀吉の御伽衆、曽呂利新左衛門を主人公とする歴史小説なので、軽妙な物語が紡がれると思いきや、陰謀渦巻くスリリングな展開で、意外な魅力に惹きつけられて、一気読みしてしまった。利休の死や秀次の死、果ては石川五右衛門の死にも曽呂利が噛んでいるという設定で、曽呂利の隠然たる存在感が興味深い作品。
0255文字
hachi18
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初読み作家さん。 秀吉のお伽集の1人、曽呂利新左衛門。秀吉を手玉に取った男とは?巧みに人を操り、当人も自分の奥底に眠らせていたネガティブな気持ち、本当の気持ちの気づきを得た時には、破滅に向かっている。そんな人の奥底に眠る気持ちを機敏に読み取りそっとその気づきを促す巧みさをもつ曽呂利。「人は、手前にできぬことを他人にやられると腹が立つもんや。」この辺りの気持ちを巧みに操る曽呂利にちょっとぞわりとした。
0255文字
kaze
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ネタバレ武器商人恐ろしや。子供の頃に読んだ「とんちの曽呂利新左衛門」とは違う乱世の妖怪のような男がそこにいた。人の心を舌先三寸で操って、何を企んでいるのかと思いきや。これが史実ではなくて完全な創作であることがまだ救いか。
0255文字
つん
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曽呂利という人物。話術で人を楽しませ、疑わせ、混乱させ…と豊臣政権の中を引っ掻き回す様子に、つかみどころのなさや不気味さを感じました。
0255文字
marufugi1113
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豊臣内部を揺るがした利休と秀次の相次ぐ死に隠された不審な点。 豊臣家に巣食う「獅子心中の虫」を探し出し、これ以上の混乱と分裂を阻止しなければならない。 敵はどこだ? そもそも敵は誰なのだ? 捜査を進める中で次々に明るみになる新事実。 一つ一つの欠片をパズルのピースのように、割れた茶碗を金継ぎしてつなぎ合わせることで浮かび上がってきた真犯人とは…?   三成を探偵役に見立て、物語をサスペンス仕立てにしたたところが斬新な試みで面白い。
0255文字
だんでらいおん
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【購入本】じっくり読んだ。曽呂利新左衛門という男、話術や昔とった杵柄で、天下人豊臣秀吉の懐にソロリと入り込む。実に鮮やか。秀吉の重臣たちをも言葉匠に翻弄し、破滅させていく。そして最後に明かされる曽呂利の本当の目的。しかし、太平の世になった時代には無用の長物。これから曽呂利はどこへ流れゆくのか。曽呂利の人生、行く先を追ってみたくなった。
0255文字
きょうちゃん
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曾呂利の見たかった景色を人との関わりを通して描いていく。それぞれの思惑を頓知を効かせながらも図星をついていく口舌はあっぱれ。最後に見たものを望んでいたものにならない、それが人生でしょうか。
0255文字
しんごろ
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噺家の始祖と呼ばれる曽呂利新左衛門の話。実在してるのかも定かでなく諸説ありますが、いろいろな逸話があるのは事実です。そんな曽呂利が、名前の通り相手の懐に、そろりそろりと忍びより、豊臣秀吉、石田三成、千利休、はたまた石川五右衛門などを、頓智のきいた話術だけで貶める。一言で片づけるなら、“歴史のすき間に曽呂利あり!”という感じかな。戦乱の世を生き抜く姿、堺の町人を救う一生懸命さが伝わり面白かったです。それにしても最近の歴史小説、時代小説の作家さん達の創造性は凄いですね。
しんごろ

山猫さん、何をしたいんだが想像を働かせて書きたくなるんでしょうね。面白かったですよ(^^)

04/04 22:21
しんごろ

びこちゃん、読了お疲れさまでした。谷津矢車さんの作品は追いかけようかなと思ってます。面白いと言われると寄贈して良かったと嬉しくなりますね。こちらこそありがとうございます(^^)

03/17 21:41
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Takeya
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豊臣秀吉に御伽衆として仕え、落語家の始祖とも言われ、人を笑わせる数々の逸話を残した。逸話)●秀吉が、猿に顔が似ている事を嘆くと「猿の方が殿下を慕って似せたのです」と言って笑わせた。●秀吉から褒美を下される際、何を希望するか尋ねられた新左衛門は、今日は米1粒、翌日には倍の2粒、その翌日には更に倍の4粒と、日ごとに倍の量の米を100日間もらう事を希望した。米粒なら大した事はないと思った秀吉は簡単に承諾したが、日ごとに倍ずつ増やして行くと100日後には膨大な量になる事に途中で気づき、他の褒美に変えてもらった。
Takeya

●御前でおならをして秀吉に笏で叩かれて、とっさに「おならして国二ヶ国を得たりけり頭はりまに尻はびっちう(びっちゅう)」という歌を詠んだ。●ある時、秀吉が望みのものをやろうというと、口を秀吉の耳に寄せた。諸侯は陰口をきかれたかと心落ち着かず、新左衛門に山のような贈物を届けたという。

02/03 21:58
0255文字
HASE, Moto
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木下昌輝氏『宇喜多の捨て嫁』との読み比べ。結論:どっちも好き。 安土桃山時代まで遡ると、人物がどこか伝説じみている印象。そのファンタジーの匙加減が好みと合う歴史小説は楽しい。本日楽しかった。 両作、切れ者感があるけど、シャープでクレバーな木下節とふくよか柔らかに語る谷津節、読み口がだいぶ違う。
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hatohebi
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ネタバレメフィストフェレスさながら相手の傍にそろりと擦り寄り、心の内奥に潜ませた誰にも言えぬ本心を暴き、揺さぶり、挑発して破滅へと導いていく。犠牲となるは蜂須賀小六、千利休、石川五右衛門、豊臣秀次、石田三成、福島正則、安楽庵策伝ら。この中で比較的幸福な晩年を送ったのは蜂須賀と策伝くらいか。陰謀の黒幕は曽呂利とはっきりしているので、なぜ彼はそれを志したかというホワイダニットが物語の軸となる。不気味な乱杭歯の笑顔に隠した彼自身の本心とは?
hatohebi

伝奇好きとしては、最後の「童」に意外な役割を振って欲しかった。実は後の〇〇で・・・とか。

10/16 23:27
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ミキ
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2019-89:面白かったのに何故か進みが遅かった。この作者の歴史小説はいつも面白い。
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MGM0133
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ネタバレ曽呂利さんは、豊臣秀吉に仕えた落語家の始祖とも言われている人らしいです。ストーリー自体はフィクションですが、出てくるのは実在だった人物たち、よく練られてい て、とてもおもしろかったです。歴史エンターテイメント小説。
0255文字
ゲルドルバ
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ネタバレ☆☆☆☆採点甘め。著者の作品は初。噺家の始祖と呼ばれる曽呂利新左衛門、この本読むまで知らなかったわ。まあ、実在するか否かは諸説あるようですが。そんな曽呂利、大坂で流行った落首を足掛かりに秀吉政権に取り入って・・・というハナシ。ラストはもう少しドラマチックにというか寧ろ謎を残したままに、とも思ったケド、なかなか楽しめた一冊でした。
0255文字
Moeko Matsuda
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面白かった。表紙の不気味さに違わず、作中の曽呂利は何を考えているか全くわからない、神出鬼没な謎の醜男。誰もが彼の口舌に踊らされ、操られ、歪まされていく。いつのまにか入り込んでいる、動かされている。誰もその不自然に気づかないし、気付いたところで最早お手あげ。そんな彼の人身掌握術があまりにも見事で、喝采さえ送りたくなったほどだ。ただ…惜しむらくは、最後をあまりに綺麗にまとめてしまったところ。これは好みが分かれるところだろうが、この男らしく、最後まで謎を残したまま終わる方が良かったのではないかな?
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ちょろこ
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魔性の舌、の一冊。秀吉を手玉に取ったこの曽呂利という人物に魅せられた。魔性の舌を武器に近づき、何人もの心をかき乱し行動を操る…まるでこちらまでそろりそろりと曽呂利に心に入りこまれる感覚だった。なぜに秀吉に取り入り、謀臣達を追い落としていったのか…彼の胸のうちが明かされた時には思わずほぉっと感嘆の吐息。耳打ちと見せかけたのが実は…には笑いと感心の言葉しか出ない。数々の史実の合間に曽呂利を上手く滑り込ませ、魔性の舌で謎めき見事に読ませる歴史エンタメ小説は彼の思いが凝縮され、虚しさの風が吹く終章までお見事。
PEN-F

耳打ちと見せかけていたが実は....あれにはあまりのお見事さに思わず唸ってしまったわ😆 まさに魔性の舌を持つ男でしたね😌

09/24 21:03
ちょろこ

PENさん♪まさかああくるとは…😆くすぐったかったでしょうね😂

09/24 21:07
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ひで
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ちょっと、期待とは違ったな。
0255文字
NAO.I
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曾呂利新左衛門。御伽衆として豊臣秀吉に仕えたとされるが、実在は不明。そんな曾呂利が頓知で秀吉をやり込め、懐に入り込む。そして天才的人心掌握術で豊臣家中の人物に次々と接触し、混乱に陥れていくのだが。果たしてその目的は?さまざまな思惑が交差し、謀略がとぐろを巻く豊臣幕下の「獅子身中の虫」は誰なのか? あれよあれよといううち、ミステリアスでスリリングな展開に読み口が変化していく。謎多き曾呂利という人物を起用して歴史の空白を埋め、秀吉の時代を新たな物語として紡いだ点も、矢車節が冴え渡る。おもしろかった〜!
0255文字
kazzz
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ネタバレ頓知話で有名な曽呂利新左衛門。本作でも聞いたことある頓知のエピソードが散りばめられているけど、思っていた印象とは違って「ブラック」な人だった。秀吉、家康、三成、利休..と操りまくりw。後半、事件の黒幕や曽呂利の行動の目的がぼやかされていて、そこがミステリ仕立て。目的はもう一捻り欲しかった気がするけど、全体的に面白かった。全編通じて曽呂利の話す堺弁(?)が、妙に「ブラックさ」を助長してる。
0255文字
岡本
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秀吉晩年の迷走は堺の陰謀で獅子身中の虫が本作の主人公・曽呂利新左衛門。一見すると目的の見えない曽呂利の行動が明らかになる最終章は実に面白い。歴史小説でミステリーを読んでいるかの様。様々な人物が其々の思惑で豊臣家を蝕んでいく。読み応えのある一冊。
0255文字
tsubaki
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面白かった! ゾクリとする冒頭から一転、秀吉をバカにする落首が本人の知るところとなり、作者として引っ捕らえられたのが曾呂利。申し開きの場ですっかり秀吉のお気に入りとなり、秀吉専門エンタメ軍団・御伽衆の一員に。 利休、秀次、三成といった秀吉側近にスルリと近付いて、疑心暗鬼の素を一言。そして不信と不安でいっぱいになった胸の風船にツンと一針刺すような曾呂利の一言。曾呂利は何者なのか?目的は? 最後には曾呂利は生身の人間か?とまで疑ってしまった、この男の不気味さ。
0255文字
tomoka
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曽呂利新左衛門は架空の人物だと思いながら読了。解説で実在の人物だと知り勉強不足を反省。初読み作家さんですが、読みやすい文章だったので他の作品も読んでみようと思う。インパクトがある表紙◎
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k
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面白かった。 期待し過ぎたか、ラストはもう少しひねりがほしかった。 この作者の他の本も読んでみたい。
0255文字
tako_machida
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実際に存在したらしい曽呂利新左衛門の隠された野望が秀吉や秀次、三成等との関係を通じて、面白恐ろしく書かれています。読みやすくて、あっという間に読めました!
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Aki
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初読みの作家さん。 秀吉を操った曾呂利。すごい、こんな人が本当にいたらこわいなー。
0255文字
Aki Oba
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一つ一つの辻褄が合うだけに納得。 こんな人が周りにいたら迷惑だけど、最後のくだりで妙に府に落ち、曽呂利の頭の良さとしぶとさに感動しました。
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林家ポー
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★★☆☆☆ 初読の作家さんであったが、設定や言葉遣いも含めて、いろいろと“杜撰な本”という印象が拭えない。何より曽呂利の使う「堺言葉」自体が不自然であることばかり気になった。(読中の違和感が重なる度に音読みをしてみたが、やはり何かが違う…?) あくまでも取り上げた人物の珍しさで星二つです(ーー;)
0255文字
こうちゃん
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面白かった。あやつり師、本当にあったかもと思うと面白い。歴史は事実かどうかわからないからこそ、色々な要素が膨らんで面白くなってると思う。 内容的には、設定が面白かったからもう少し作り込んでほしかったかなぁ。
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サケ太
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面白い歴史エンターテインメント。謎の人物、曽呂利による暗躍劇。歴史上の様々な人物の前に現れる、元鞘師曽呂利。奇怪な容貌のこの男に蜂須賀小六、千利休、豊臣秀次、石田三成などの人物が影響を受けていく。この男の暗躍に不穏な気配と恐ろしさを感じながらも、物語は進む。明かされるその正体。歴史の影に埋もれ、支配されていた人々の妄執。そして変わる一人の男の姿。奇怪なこの男の不器用な生き方に格好良ささえ感じる。
0255文字
W-G
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表紙のイラストが目にとまって、なんとなく購入。笑うせぇるすまんと一休さんを、足して二で割ったような、曽呂利の人物像が面白い。第四話あたりから、物語が転がりだしていくが、二話と三話あたりの不気味さが個人的には好き。あのまま最後まで通してみて欲しかった。知らない人物であったが、おそらく上手に史実や逸話を絡めて網羅してあるのだろう。構成が上手だと感じたが、秀次切腹の理由づけだけ少し苦しく見える。その他の頓着話は、まぁ一休さんみたいなものだから、と思えば、そんなに浮いて感じない。さっと読めてまずまずの満足感。
W-G

そんなことないと思いますが…私より若い世代にとってはどうなんでしょうね?

03/19 21:54
jeltong

W-Gさんに通じたのなら それで良いです。。

03/19 22:19
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0255文字
読書管理用
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豊臣政権を通して、曽呂利という不気味な男を軸に描く戦国群像劇。 主人公が曽呂利は、戦国の喪黒福造という印象。おの不気味さや洒脱な口上に、次はどうなるかとワクワクドキドキ。前半は利休や蜂須賀の心情に斬り込んだ歴史小説と思いつつ、後半になると豊臣政権を毒す獅子身中の虫は誰だ!?というミステリー風になる。緩やかに色彩が変わっていく様に、僕は不思議な感覚に襲われました。 また、ある歴史的な出来事の理由の裏付けに、フィクションと絡めたのは、歴史創作の醍醐味だと再認識。これが歴史小説だよね!(つづく)
読書管理用

また三成の書状の下り、二転三転具合は流石!曽呂利の重要なエピソードもすべて取り入れてまして、隙は無い作品です。個人的に気に入ったのは、利休の方言。利休の行動と心の乖離を方言で表現した手法には膝を打ちました。お見事。 新感覚の歴史小説。 大変、面白うございました。

03/05 11:25
0255文字
minami18th
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谷津矢車は初読みの作家。曽呂利新左衛門の名前を知ったのは、小学生のときに読んだ秀吉がらみの学習マンガだったと思う。しかしこれほどしたたかな男とは思わなかった。口舌だけで権力者秀吉に取り入る曽呂利の不気味さが何とも面白い。彼の本心と意外な目的は最後の最後に明かされる。意外な動機が最後に読者に示されるミステリの仕立てだ。時代物はあまり手にしない私だが、谷津矢車についてはほかの作品も読んでみたいと思った。
0255文字
たそがれ浩兵衛
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面白かった。名前は残っているけど、存在がわからない曽呂利だからこそ自由に動いて名札たる人物の心の隙間にソロリと入っていくんだね。心の隙間に入られた人間の反応も面白い。一部もやもやしたところもあるけど、これは歴史小説のだから仕方ない。最後も納得できました。
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曽呂利 秀吉を手玉に取った男 (実業之日本社文庫)評価95感想・レビュー46