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明治・金色キタン (朝日文庫)

感想・レビュー
54

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紫
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前巻『明治・妖モダン』は独立した短編揃いでしたが、本書は甫峠村の廃仏毀釈騒動という縦糸でゆるーく繋げてみましたといった構成。一話と最終話で奇譚(キタン)の体裁は保っているものの、前巻に比較すると怪奇色はかなーり薄めであります。他愛ないトラブルから殺人がらみの物騒なものまで、どれもこれも人間の企みに妖が振りまわされるという展開でして、普通は逆でしょ?と拍子抜けさせられることに。ミステリ小説としても明治小説でも何だか薄めで、作者が描きたかったのは人の世にまぎれてのほほんと生活する妖を姿だったのかも。星3つ。
0255文字
巽
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ネタバレはじめは短編集だと思っていましたが、全体が廃仏毀釈によって失われた五仏と祟りで繋がっていて、面白かったです。 いつものメンバーの正体が分かったり、新たに仲間が登場したりと前巻よりは納得しながら読めました。 滝さんの正体も分かりましたが、前巻よりも気性が荒くなっているような気がしました。 続編はまだ出てないようですが、書いてもらいたいなと思います。
0255文字
有沢海兎
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2回目の完読 何度読んでもとても面白い
0255文字
myunclek
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華やかな洋風建築が建ち並び始めた新宿の街。維新の華やかさがとても似合う交番勤務の原田と滝。妖が人間に紛れ込む中での騒動がドタバタながら楽しめる。それにしても妖たちが集う百木屋の牛鍋美味そうだ。
0255文字
ぱる
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妖モダンの続編。こちらの方が読みやすかったけど、やっぱり謎だらけでスッキリとはしなかったかな😅
0255文字
佳月
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『明治・妖モダン』シリーズ第2弾。購入してからずっと積読本になっていたのだが漸く読了。おぼろげな記憶と印象では、今作の方が、連作となっているからか、面白く読めた。江戸から明治になって二十年。時代が変わる混迷期に起きた事件が、原田や滝、百木屋の常連たちを巻き込んでいく。消えた仏像と、いなくなった人たちの謎。迎えに来なかった僧たちに会いたい、生死に関わらず、一目会いたいと願う仏の想いが胸を打つ。時に絡め取られ、人として生を終えるか、人の形をしたまま生き長らえるか。後者を選んだ妖たちのこれからの物語が楽しみだ。
0255文字
アヤ
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妖だらけ。赤手の素性を活かして、時代の移り変わりの中であった廃仏毀釈を絡めた長編。6つの事件が起こるが、一つ一つの事件自体は妖が関わっていても、人が起こした事件であり謎解きも普通に行われる。その6つの事件の総浚いした最終話も現実的に折り合いが付く。その陰に妖いるかもね、みたいな展開がやはり面白い。
0255文字
N- tommy
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図書館で何となく手に取った。前作があるんだね。読んでてそんな雰囲気は感じたけど、思わせぶりな描写が多くてモヤモヤした。読み進めてもなかなか頭の中にイメージが湧かず、いまひとつだったかなぁ。
0255文字
honeyeggtart
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ネタバレとうとう滝さんの正体が描かれます。そんな滝さんに愛される花乃さんは、とても素敵な女性なのでしょう。 前回に引き続き悪人(人間)はさくっと殺されてしまいます。
0255文字
arianrhod
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若様シリーズがほんのたまに細やかに織り交ざってちょっと楽しい。作家さんがするこういう遊び心が、昔から好きです。いつか、二つの作品のみんなが出会ってもらいたい欲望にかられるファンです。そろそろ、しゃばけシリーズもまじめに読まないと、と思いだしました。それは、もしかしたら微かな関連を見つけることができるかもと思えてきたりするからですが、希望ですね。令和や昭和のあやかしの生活も、いつか垣間見れるといいなぁ。書いてもらいたいです。もうこれは欲望ですね。
0255文字
NAO
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【2021年色に繋がる本読書会】明治初期の銀座の交番が舞台の、ちょっと妖しげな話。小藩だったものの経済的には潤っていたが、明治維新と廃仏毀釈いう大きな変化の中でさびれた地。ひとつの章ごとに、その地に5つある寺に関わる人物が現れる。誰もに、なんともいえない影があり、どこか胡散臭くもある。江戸から明治に変わり、東京は明るい洋風な街に変わりつつあったが、一歩小路に入れば、そこにはまだ、江戸の名残があり、明るい光の差し込まない暗い闇の部分がある。その闇に属するものたち。彼らもまた、懸命に新しい時代を生きている。
0255文字
はむまろ
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ネタバレ明治の東京を舞台にした妖もの第二弾。連作だが1本大きな筋に沿った形。前作よりかは掘り下げられた話。原田さん、子どもは?嫁は?全く描写ないのでわからない。どちらかというと滝さんがメインかな。作者の狙いなんだろうけど、それぞれの正体についてはっきりと明言されない。ので、行間を読んで推測するしかなくて、そのぶんふわっとした印象。仏さまやら鬼神が出てくると鎌鼬がショボく感じる…ごめん原田さん。百賢さんは人なのかな?妹は濡女って描写もあったけど。お話しを進めるのに便利だけどサトリ万能すぎ。
0255文字
種蔵珪也
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廃仏毀釈による祟りなのか、どうか。前作より妖要素減ってる。短編より話が繋がってる方が分かりやすかった感がある。
0255文字
毎日読書をするおばさん
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ネタバレみんなの正体が分かっていろいろ納得した。人じゃないってそういうことだったんだな。
0255文字
雲母
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相変わらず登場人物達が面白く魅力的でした。廃仏毀釈など歴史的な出来事など興味深く読み進めました。色々な事件が起こるけれど結果一つだったわけですね。そして人であり人ならざる者達は人に紛れて己の行く末を見定めるのでしょう。しかし、滝さん原田さんのお仲間がそんなにいらっしゃるとは。驚きつつも、まぁそれもそうなのかと思いました。
0255文字
you
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5仏揃うと…と一話から五話まで一つずつ、六話はまとめな感じ。ちょっと怪しい村の話ってワクワクする。
0255文字
ぷくらむくら
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不思議な話でした。文明開化の頃の雰囲気を心地よく味わいつつも妖たちの行く末が気になります。
0255文字
こたま
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ネタバレストーリー的には甫峠村の呪いの謎も解け、大団円を迎えたと言ってもいい。更に前作よりは登場人物の姿がはっきりしたので、多少読みやすくはなった。が、相変わらず誰が妖で誰がそうではないのか明示はされない。滝だけは自ら「鬼神」だと言い、お高は仲間から「さとり」だと言われてはいるが。江戸から明治に変わり、人の世に混じる妖を書く設定としては適切なのだが、やっぱりすっきりしない…。
0255文字
甲斐
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私には 少し残念です。
0255文字
カズ
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面白くないという事ではないが、あまり頭に入ってこないので、読み返しつつダラダラっと読了。自身の読解力なんでしょうね。
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himawari201406
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面白かったけど、読み終えるのに時間がかかった。
0255文字
hiroeiku
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ネタバレ前作で、原田さんと滝さんは妖なのかな〜?と何となく感じたけど、今作では、赤手さんも、あの人もあの人も、あの人も!?え、あの人も!?ってな感じで、あれよあれよと、妖の集まりなのかぁ、と展開が急で、あれ?という感想が否めない。ハッキリと自分は妖です、と名乗る訳ではないけど、そこを読み手に感じ取れということなのかなぁ、と腑に落ちない感じもあります。 個人的には阿住さんの最後の手紙が好き。なんだかんだと、原田さんと滝さんとは縁を切るつもりがないんだな、と感じてホッコリしました。
0255文字
ひよりん
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ネタバレ消えかけた一つの村にまつわる連作短編集。原田と滝の2人の巡査が各話で事件に巻き込まれ、やがてそれがある村で起きた廃仏毀釈にまつわる事件に結びついていく。ここに”人ならざる”ものが絡んでくるのだが、前作から時間が経って読んだせいか、相関関係が分かりづらく、また事件の核心をあいまいにぼかす表現を多用されるので、理解するのに時間がかかった。そこはもう少し詳しく描写してもいいんじゃないかな…?
0255文字
まうす
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前作を読んでから随分経っていたので、登場人物のキャラを思い出すのに、少し時間がかかった。 それもあってか、なかなか読み進まなかった…。明治になったばかりという時代設定は面白いんだけどなぁ。
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コウ
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シリーズ終了か?と思わせる結末。 この作品は、なんというかストーリーも人物像も“あと少し足りない”んだよなぁ…。(作者は相変わらず?「だが、しかし」言いたがるよね…。)第五話、上野の競馬、がいちばん面白かった!これくらいのミステリ要素ください!
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ぽぽりん
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ネタバレ途中いろいろ挟みつつ読了。前作より妖色が濃くなったような。私としてはもっと濃くなってくれて全然構わないんだけど😊💕登場人物の本性もわかってきた。滝さんは仏に近いと言っていいのかな?原田さんはよくわからない。化けてた本物は前作で死んじゃったけど、何が化けてるんでしょう?百賢は水系?河童くらいしか思いつかん💦ヒトに押されながらも仲間がいて楽しそうだよね。フィクションとしては妖大好きでもリアルではダメなので、私のご近所にはいないことを願う。滝さんみたいなイケメンなら…やっぱりダメっ😣
0255文字
きゅう。
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前回の方が面白かったなぁ。 まだ正体のわからない人がいるから続編があると思うのだけど...。 次回に期待。
0255文字
Tossy
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終盤でようやく理解できてきて、ザッと前章を斜め読みし直す。なるほど、確かにそういう意味と解釈できなくもない。綺譚ですね。 現在は妖がいない、と言うのが常識だがそれはいつできた常識なのだろうか。江戸の世はもしかしたらそこかしこに妖がいたのかも⁉︎
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おそば
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ネタバレ図書館本。うーん、1巻ほどおもしろくはなかった。1冊を通して消えた僧や仏像の謎に迫っていくけど、個人的には淡々と話が進んでいくだけで特に盛り上がりはなかった。あやかしがキーワードというわりには普通の軽い事件で特にあやかし関係なし。もっとあやかしの一面を持ってきて欲しかったなと。一番読み辛かったのは、花乃と玻璃の話。この巻でシリーズ的にも完結なので、次巻はないだろうけどたとえ出ても読むかどうかは謎。 滝→鬼神、赤手.五之倉.布藤.阿住→仏 百賢→?
0255文字
Shihori Maruo
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ネタバレ原田さんと滝さん2人の関係は若様組の長瀬と園山がだぶる時も笑 廃仏棄釈にまつわる話は暗くほんのり怖くそして悲しかった。 原田さん、滝さんの正体は匂わせる程度ではっきりわからない感じですが妖モダンの方よりも2人が好きになりました (特に原田さん) 阿住さんも絡んでこのシリーズどうなっていくか楽しみです
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ゆーり
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ネタバレやってしまった。。。こっちが2巻目って聞いてたのに、、お出かけの友だったから、仕方なしに読む。ちょっと何言ってんだかわかんないってところも「妖って、、でないじゃん!!」ってところも最初はありましたが、あーそーゆーわけですか!だから妖なんですね!それはそうと原田さんはどういう人なんだ?1巻読めばわかるのね?
るい

わーこれ好きです!1巻というのは妖モダンかな? 若様とロマンもなかなか。原田さんは…ふふ…

07/13 23:17
ゆーり

そう、妖モダンです。 まだまだ畠中恵初心者です。 ふふ、、、が気になるーっ(〃ノωノ)

07/13 23:36
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かねこそうみ
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わかりづらかったけどこれもしかして続き物?人間関係やら神仏やらがよくわかんなかった。匂わせがすぎる。怪しい雰囲気だけはたっぷりってかんじ。嫌いではないけど再読はしないなー。
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yuri_azucena
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光と闇、新と旧の境目が曖昧なこのシリーズ、著者の作品の中でも特に大好きです。前作でキャラクターの顔見せも一通り済んで、今作ではひとつの大きな謎に絡んだ連作のようなつくり。2人の巡査と百木屋常連たちもみな魅力的。続刊を期待しています。
0255文字
sumomo
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話は面白いけど、なかなかしんどい
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ちくわ
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ネタバレ明治と人ならざるものの組み合わせは本当にテンションがあがる!前作同様すごく面白く、正体が最後までぼかしてあるのも想像の先があって素晴らしい
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たぬき
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全編に消えた村のことが関わっている短編作でした。この人も実は妖?といちいち思いながら、続きが気になってなかなか面白かったです。
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ナンさん
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著者による他の妖怪シリーズと比較するとハードな部類に入る作品だったなと。 買って読み切って第2作だと始めて気づいた😅
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レイ君
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面白かった。人でないものが現在もいるかもなぁ、と思ってしまう。いても、おかしくないなぁ。 色んな事件が繋がって謎が解けていく。ミナの西洋菓子が時々出てくるのが、嬉しかった。
0255文字
rico
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舞台は明治20年ごろの銀座界隈。次々と起こる事件は、やがてある村の廃仏毀釈をめぐるおぞましい過去へつながって・・・。設定は好みなんだけど、人物たちのキャラがつかめないなあと思ったら、シリーズ2作目でしたか。真相を追って奔走する警官、滝と原田が、何となく「しゃばけ」の兄やたちみたいだなあと思ってたら、やっぱり・・・。なかなか凄惨な事件が続くのだが、淡々と語られるのは「人ならぬ者」目線のせいか。お江戸と地続きのこの時代、人以外の物がたくさんいたんだろうと想像する。暗闇がなくなった街はつまらないもんね。
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