形式:単行本
出版社:河出書房新社
大人こそ、自由に生きていいんじゃないだろうか。謝罪の見守り、お見舞い、離婚届提出の同行、ただ話を聞いてほしい…かくもユニーク、かつ切実な依頼の数々を通して新しい生きかたを探る、驚きに満ちた思索の書。2020年ドラマ『レンタルなんもしない人』原作の『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』の著者、10ヶ月で10万人ものフォロワーを集めた〈レンタルなんもしない人〉が、自身の考えを明かします。
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「なにかができます、という世間的な価値に引きずられてアピールしてしまうと、そのもの自体の価値とズレが生じてくる。『なにかができるから価値がある』だと、既存の価値に当てはめられてしまう。だから僕は、なんもしない。」能力がなくても、人は存在するだけで価値がある。という発想は、偽善ではなくたしかにそういう一面はあるよな、と腑に落ちた。
何もしなさすぎるとかえって存在感が強くなるから、ほどほどに雑談したほうが「何もしていない」に近づく。真剣に応じすぎると聞いてあげてる感が滲んでしまって話しにくいから、思うままに、適度に雑に。そんな感じかな、彼の仕事(?)術。
あの、何にもしない人がこんな本を出してたんですね。面白し、です。
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