「黒人が居るのはアメリカだけである。アフリカには黒人はいない。彼らはガーナ人であり、ケニア人である。」「アメリカにおける黒人と白人は、お互いが自己を定位するために相手を必要とする意味で、ほとんど心理学的な『共依存』の関係にある。」など、何かに気づかされる箇所はあったものの。人がどうやって差別主義者になるのか、ということについてならば、今100分de名著でやっている「黒い皮膚・白い仮面」のほうが答えが見つけ出せそうだ。
追記:支配するサイテーな白人-支配されるかわいそうな黒人っていう構図を何度も反転可能性があるものだと示そうとしている点はかなり意義深いと思う。そのおかげである程度「他者」の起源という大仰なタイトルが回収されてる
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