読書メーター KADOKAWA Group

われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る (中公文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
4

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
masa_23
新着
★★★★☆。 故米長名人の遺作。人類と将棋AIとの闘い、いや共存のマイルストーンとなった米長vsボンクラーズの裏側を綴った本。▼本書で印象に残ったふたつのキーワードがある。ひとつ目、「脳に汗をかく」。冷徹な将棋AIに勝つために、そして引退後に積もったブランクを埋めるために、先生は将棋の特訓を自らに課した。ふたつ目、「双方向性」。将棋はファンあってこそ生き残っていけるという信念のもと、先生はニコニコ動画という共時的コミュニケーションツールに可能性を感じた。
0255文字
ittou
新着
ネタバレ人工知能に対する知見を深めるひとつとして読んでみた。タイトルの通り、当時将棋連盟会長の米長邦雄が将棋ソフト(ボンクラーズ)との対局に挑み敗れるまでが書かれているのだが、本人やトッププロ、人工知能研究者ら(プロ棋士でありかつ研究者という人もいるのか!)の見解を交えて書かれていて、とても興味深い。この対局は2012年のもので当然今はもう色々な事情が変わっているだろうが、対将棋ソフト用に研究した初手とその作戦が勇気なのか屈辱なのか、というテーマはこの先の人間と人工知能との付き合い方にも通じるものがあると思った。
0255文字
nyantamaru
新着
棋士、米長邦雄の人間味溢れる一冊。 最強将棋ソフトと戦うことになり、綿密な事前準備から当日の敗戦まで。 羽生さんに打たせるのなら対局料7億円。普段と異なる準備が必要であり最低1年間、対人の対局全て取り止めタイトルも全て返上する。 議論を呼んだ6二王、これには棋士米長邦雄の全てが詰まっている。森下卓『勝つための最善手だとしても、米長先生としては大変な屈辱だったと思います。その屈辱をおしても、勝つことのみに徹底されたのだと思います』68歳になっても勝負師の世界に生きる男の姿、それにしてもカッコいいじいさんだ。
0255文字
yoshi
新着
0255文字
全4件中 1-4 件を表示

この本を登録した読書家

読みおわった読書家全11件中 新着8件

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全1件中 新着1件

読みたい本に登録した読書家全1件中 新着1件

われ敗れたり コンピュータ棋戦のすべてを語る (中公文庫)評価100感想・レビュー4