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希望の地図2018 (幻冬舎文庫)

感想・レビュー
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ゆーさん
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作者自らが被災地に出向いて、人に会って取材した記録。その取材は、被災者の気持ちに寄り添い優しい目で書かれている。人々の復旧への落胆する気持ち、希望の力が胸に刺さる。
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まひはる
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一年間、全国を横断して取材をつづけた、被災地の素顔。
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なおぴ
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重松清の各地災害のルポルタージュそのままである。 まぁよくもこれだけの観察力と取材力には感心する。 これからも益々の活躍を心から応援したい。 頑張ってください。
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タルシル📖ヨムノスキー
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2018年〜2019年にかけて雑誌に連載されたルポルタージュをまとめた本書。取材は東日本大震災の被災地だけでなく、1995年に起きた阪神淡路大震災、2016年に起きた熊本地震、2018年の西日本豪雨など様々な被災地を取材している。仕方ないことかもしれないが、直接被災していない我々が見聞きしている情報は報道する側が取捨選択し加工されたものであるということ。つまりはニュースバリューがないと判断されてしまった被災地の情報は我々一般の視聴者には届かないということ。だからこういう本が必要なのだということを再確認。
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ふ
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ネタバレ同じ仕事をして亡くなり、美談として残される人とそうでない人。美談として残らなくても、最後まで職務を全うしていた人がいたことを忘れてはいけないと思う。この本を読むまで、そんな当然のことにすら気づかなかった……。
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naka
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ネタバレ本書は、著者のテレビ、ラジオ活字媒体の取材を文庫としてまとめ加筆し出版されたドキュメンタリーです。私は、東日本大震災や日本各地で起こった災害のドキュメントを重松清さんの目線で、体験で読みたかったので本書を書店で手に取りました。著者のやさしさがとても心に伝わり悲しい出来事を「希望」というキーワードで、つづられています。本書巻末に近くに収録されている「目覚まし時計」という物語は、著者らしいお話で、心に伝わりました。読了後、著者の災害ドキュメンタリーを読んでよかったと思いました。
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山城登
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ネタバレ熊本城は、天守の復旧が完了。釜石では、ラグビーワールドカップが開催される。そして、チョルノービリ(チェルノブイリ)原発は、戦争に巻き込まれる。「被災地」が刻々と姿を変えてゆくなかで、災害報道をどう見てきたのか?と問いただされている気がする。「被災地」との温度差。被害の大小と報道の格差。そうしたものを常に意識しながら災害報道を見ていかなくてはならない。「万霊の冥福を祈るとともに/常に心しよう/海難はまたやってくることを」歴史を学び、未来に備える意義を日和山の碑文は教えてくれる。
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ぷりけ
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いろいろな災害にあった土地を著者がめぐるルポルタージュ。2018年の西日本豪雨。娘の同級生も亡くなった。一生忘れられない災害だ。自身も道路が冠水し、帰宅難民になったのだ。そして、この本を読んで初めて知った。自分の知ってる黒瀬が⁉︎と。広島国際大学そばの土砂のことはニュースで知っていたが。たしかにTV局としては映像が目立つほうがいいと言うのはわかるが、大きなものしか報道されてなかったな、と。被災地の「外」と「内」の温度差。まさにそうだ!
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gissy
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いつか読まないといけないなと感じていた一冊です。読もうと手に取ったきっかけは、やっぱりこの前『めだか、太平洋を往け』を読んだからかな。気がつかないことや、想像力の足りていないこと、そして、被災する中での時間の重みや、本当の復興の困難さ。知るや知ろうとして、そこから先を考えさせられる一冊でした。
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terukravitz
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図書館本★☆☆☆☆
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MIYA
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2011年に比べて”被災地”はさらに増えた。津波、地震、台風と各所によって事情は異なるも、共通していることがある。それはどの被災地にもまばゆい”光”があり、同じくらいに濃い”陰”もあることだ。マスコミがスポットライトを照射しているその光の裏側では、テレビや新聞でも取り上げられずに陰のままで忘れられた被災地が存在する。その陰に光を当てたのが今作であり、自分が思っていた以上に”被災地”は多いということに読んでいて気づかされた。本になって残されたこの「2018年」はきっと、後世において貴重な資料になると思う。
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saga
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小説『希望の地図』から7年。本作は、主として日本列島で発生した災害被災地のルポである。自分も、阪神淡路、東日本と「大震災」と名付けられた災害を、同時代を生きる一人として経験する生き証人になった。明治生まれの祖母は関東大震災を経験していた。昭和生まれの自分は、現実感を伴わなずに彼女の話を聞いていたことを思い出す。平成の30年間は災害の時代だったと、改めて思う。中でも福島原発が原因の放射能汚染は、人々の生活に今なお悪影響を及ぼしている。災害からの復興に、若い世代が立ち上がってくれている、そこに希望がある!
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ぜんこう
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「希望の地図 3.11から始まる物語」の後2018〜2019年に書かれたものなど。今回は東日本大震災以外にも熊本地震や豪雨や台風被害なども。日本中どこでも被災地になる可能性があるのを思い知らされます。エピローグは石巻市の日和山。僕も何度か行ったことがあるので風景が目に浮かびます。震災直後には行ったことないですが、いつまでものどかな風景のままでいてほしいです。
0255文字
148cm
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幾度も、目頭が熱くなった。 40年生きてきて、被災者と呼ばれる立場に立ったことのない自分にできるのは、見たり聞いたり読んだりして、「知ろう」「添い続け」ようと努めることなのだと思う
0255文字
三色かじ香
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マスコミ受けする被災地、しない被災地、という言葉が痛い。数年経てば、避難先に定住する選択肢をとる人が一定数いるのは当然で、復興に時間がかかるとはこういうことなのだなと思いました。放射能のために、孫世代は帰って来れないという話もつらい。
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ピース
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東日本大震災から今年で9年経ったが復旧、復興が進んでるところとそうでないところがある。この本ではいい話が多いが阪神大震災の時の西宮の避難所に来た不届者も少なからずいたんだろう。その他にもここでは書けないイヤな話もいい話以上にあることだろう。9年経ってもまだ復旧、復興は終わってないと感じさせられた。
0255文字
せきちゃん
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東日本大震災から7年後の2018年に発行された続編。震災直後の前作と比べると、もちろん復興は進んでいるが、その足取りは地方や自治体によってかなりばらつきがあり、その時その場所に応じたより的確な判断・対応が必要とされている事が、この本を読むとよくわかる。今また新型コロナウイルスで、日本中が再び結束して前を向かなければならない時が来ている。 『いま未来の扉を開けるとき 悲しみや苦しみが いつの日か喜びに変わるだろう I believe in future 信じてる』(ビリーブより抜粋)
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るい
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以前刊行された希望の地図は、物語だったので同じかとおもったら、ルポだった。災害の多い平成だったな、と振り返って考えた。
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totuboy
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何となく今のコロナの状態と東日本大震災後の日本の様子が似通っている気がして、読む気になった。こちらは、震災というものをニュースで大きく報じられる数字だけを見るのではなく、個々の事象をしっかりととらえていかねばならないということ。重松氏が丹念に取材を進めており、また氏の表現の仕方が素晴らしいところもあり、感情移入しながら読めた。教師でありながら、自分の子を学校の避難がまずくてなくした人、リーダーとボスは違う、震災を色で表現するなら青と黒、深く考えさせられた。
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tobihaze
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3.11の7年後を取材し、人々の状況も生活もほんとに人それぞれで、とてもひとまとめにはできない、という。被災地の取材は、その他の震災や、強風、豪雨にも及ぶ。報道は終わっても、被災地での対応はまだまだ終わりもしない。他の被災地から学ぶべきだったのに、準備不足だった、という言葉は重い。どんな状況でも、見たい世界を描いて懸命に動き出す人がいること自体、すごい。全貌ではなく希望を描くのは、少しでも多くの人が光を目指し少しでもできることを見出せるように、なのだと思う。もっと向き合い、学ばねばと思います。
0255文字
カブ
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あれから9年、今年も祈りの日がやってきた。この日に東日本大震災関連の書物を読むのがいいのかどうかはわからないけど、忘れてはいけないことだと思うから心にきざむ。災害の多い平成だったけど、令和になってもそれは続くのか?!地球が悲鳴をあげているかのようだ。それでも、生きていくんだな。
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Yたろー
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震災から7年が経ち、取材のため東北を訪れ、町が復興していくのが描かれてていた。東日本大震災だけでなく、西日本豪雨や熊本地震などのものもあり、被災地が年々増え、そして復興していくのが伝わった。
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komomo
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久しぶりに少しずつ読み進めた本。一つ一つの言葉に浮かび上がってくる情景に涙があふれて、通勤電車の中で読んじゃいけない本だった。自分には何ができるのだろう…、ただほんの少しだけ寄付を続けてることしかできてないけど…
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マーシュランド
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やっぱり重松さんらしい文章▼震災後の記録、涙腺がゆるんでしまう▼平成の色、ブルーシートの青が印象的▼19098
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豆腐
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あの時 そして現在 災害、震災、原発事故、 まだ、全てが 解決していない そして、これからも 起こる、起きる 可能性がある 民間、ボランティア 大切だ 政治がより 上手く行えば ありがとうm(_ _)m
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北刻堂
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小説家ではなく「ライター」重松清によるルポ。震災から7年立っても、今なお被災地の傷は癒えていないということを訴えた、その内容には思わず涙ぐむ記述もそこかしこにある。重松氏が取材したのはあまたある被災地の傷のほんの一部分だろう。被災地から離れたところでの生活に紛れて忘却してしまわないように自戒したい
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へい
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被災者の方たちの話を読むと本当に人間のたくましさを感じるのだけれど、それは本来その人が持っているものではなく、環境がたくましさを求めてしまうんだろうなと思った。本来ならば被災された方に支援をする共助をすべきなのに自助だったり自己責任を被災された人に求めすぎやしないだろうか。そんなもやもやがずっとあったのだけれど重松さんがこの本で報告してくれたおかげで少し靄が晴れたような気がした。どの報告を読んでも涙が出てくるものばかりで、本当に人間の強さや可能性を感じさせられた。また春がきたら東北の地を周りたいなと思った
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Kanon
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希望の地図の続編。今回は東日本大震災の被災地だけではなく、西日本豪雨の被災地や、熊本地震、阪神・淡路大震災の被災地や他の被災地も訪れてインタビューされています。 こういう本があると今の被災地を思い起させられるのでいいかな。
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かつ丼
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あの東日本大震災から8年あまり、その後も多くの災害が発生している。災害をなくすことはできないが、被害を減らすことはできるはず。一人ひとりが何ができるか考えていきたい。
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okatake
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小説「希望の地図」の続編かと思い図書館で予約しましたが、2018年雑誌連載のルポ記事を集めたものでした。 今年も大きな災害が各地を襲っています。東日本大震災で被害を受けた地、人を中心に、熊本地震や昨年の倉敷真備町、ボランティア元年となった1995年の阪神淡路大震災の被災地までの取材を纏めています。 折しも、台風15号、19号の被害のニュースが飛び交っている中での本書を読むことになりましたが、平成とは「青」と「黒」の時代であったという著者の指摘がリアルすぎました。
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chietaro
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光・陰の両面を知ることができました。被害の大小はあれど、当事者は苦しい思いをしていること、見えない被災者がいること、まだまだ見えていなかったと思います。当事者意識をどのようにして持っていくかが課題になりそうです。そして、阪神淡路の震災での新聞づくりはなかなかできることではないと思いました。課題は山積していますが、希望は仲間と支え合いながら拓いていくと感じました。
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nkymaaa
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2019年10月12日 台風第19号により各地に災害がもたらされた。 震災によりニュースに取り上げられやすいマスコミ受けする被災地、そうではない無名の地。確かにそこにあったはずの小さな営みが消える被災。「原発事故」数十メートルの少しの隔たりで入れる地区・入れない地区。そんな立ち入り制限が解除された土地に戻ってくる人、新たな土地で生活を始めて故郷に戻りたくても戻れない人……。冒頭の津波による役所職員アナウンスの「天使の声」、石巻市蛤浜のカフェの話等印象に残った。5年という歳月は、長く、重い。
nkymaaa

幸い、台風19号で自分の住んでいる地域に被害は無かった。「無かった」からこそ被災地の力に少しでもなりたいと感じた。ボランティアには中々行けないので、まず募金をしてみようかな。些細な力になれたら嬉しい

10/18 20:25
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piro
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東日本大震災をはじめとして、平成の日本を襲った様々な自然災害からの復興に取り組む人々のルポルタージュ。テレビや新聞は災害直後のセンセーショナルな事実は伝えるものの人々の「その後」の生活はあまり伝えてくれません。この本はそんな人々の、その後の生活・人生を伝えてくれています。これでもほんの一部なのでしょうが、重松さんの真摯で誠実なスタンスが伝わる一冊でした。報道されない被災地の生活を「想像する」こと。私達はせめてこの事だけでも心掛けなければいけませんね。明日、自分自身が被災者になるかもしれないですし…。
piro

私は、東日本大震災で被災した奥松島のユースホステルに何度か泊まった事があります。石巻や宮古も訪れた事があります。熊本地震の前年、熊本城の迫力ある石垣を目の当たりにしました。災害が起こる度に、自分の想い出の中にある風景が破壊された事に大きなショックを受けました。でもそこに暮らす人々にとっては、そんなレベルの話ではないのですよね。そんな人達の生活を少しでも想像し、私達に出来ることを考えなければ…。

10/06 23:09
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あきら
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プロローグの避難を呼びかけつづけた遠藤さんの話は心打たれた。神戸の震災の話で食料を妨害な値段で売りつけたなにわナンバーの家族。あさましい行動をとったと思う。震災に遭われた方は心に傷を負っていると思いますが、一日一日を大切に生きてほしいと願う。
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books_mm
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過去の災害の記憶が薄れていくのは時間の経過ばかりが原因だと思っていました。しかし、最近は「がんばろう○○」という言葉をみない日が少ないほどに災害が続き、記憶が上書きされている事も大きいのではないかと思えてきました。また、わかりやすい被害が報道され印象に残るという点にも納得させられました。忘れないということは簡単ではありませんが自分を守ることにもつながるので、今後もできる限り意識していきたいと思います。
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starbro
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重松 清は、永年に渡って新作をコンスタントに読んでいる作家です。東日本大震災発生時の『希望の地図』から7年後のルポルタージュ、日増しに風化してゆく災害をこうした形で発信するのが、作家・メディアの務めだと思います。確かに災害は自然の猛威でやむを得ない部分も多いですが、人災の部分もかなりあります。スウェーデン人の16歳の環境活動家の涙ながらの訴えを世界一の権力者トランプ大統領がちゃかしている様では、地球に未来はありません。 https://www.youtube.com/watch?v=_y8JNG7S0bo
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あっきい
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忘れてはいけないこと。重松さんのルポを通して再認識させてもらった。平成は被災の時代でもあったことを改めて心に刻む。
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Everything is good
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★★★
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アキ
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2011年東日本大震災から7年経ち、その後も多くの地域で自然災害があり、被災地は、そしてそこに住む人々はどうしているのか。折に触れて東北を訪れ、地域ラジオのDJもする程思い入れのある土地になった著者から見た現実と希望。ふるさとと復興がキーワードとなり今も苦しむ人々、むしろ前向きにコミュニティを作ろうとする若者、昔ながらの醸造を守り抜く酒造など、ひと言でいうと「それぞれ」。著者ならではの石巻市蛤浜のカフェの亀山さんの話しと阪神淡路大震災後に教師となった中嶋さんと滝沢さんの交流は受け継いでいく人たちのいい話し
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希望の地図2018 (幻冬舎文庫)評価78感想・レビュー43