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モスクワの伯爵(Kindle版)

感想・レビュー
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ELW
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 『タレーラン評伝』に「フランス革命前の生活を知らない者は人生の幸せを知らない。」というような記述があったと 思う。シェルダンやアーチャーを読むように楽しかった。ロストフ伯爵に『戦争と平和』を呟かせるのは微妙。ボストンを踊らせないだけマシか。Prince,Princessを王子、王女、Salisburyをサリスバリーと翻訳するのはいただけない。
0255文字
けんた
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これは良い。今年読んだ本の内で三本の指に入る。600P超の分量が苦にならない。
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chantal(シャンタール)
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ロシア革命が起き、銃殺刑は免れたが、モスクワ一の高級ホテル、メトロポールに一生軟禁されることになったロストフ伯爵の半生。でも決して暗い話ではなく、伯爵とホテル従業員や滞在客たちとの洒落た会話や友情。伯爵は言う、「自分の境遇の主人とならなければ、その人間は一生境遇の奴隷になる」と。自分の不運や不幸を嘆くだけでは何も始まらない。自分の人生を切り拓けるのは自分だけ、とにかく何が起きても前を向こうと、とてもポジティブな気持ちにさせてくれるお話だった。紹介してくれたみづきさん、ありがとう、とっても良かったです😊
chantal(シャンタール)

しろねこちゃねこさん、楽しめました?良かったです〜電子書籍でも表紙は同じ物ですが、やっぱり紙の本で見るのとは違う気がします。触りたい😅

10/13 12:35
しろねこちゃねこ

図書館に入れても電子書籍でもリユース本が出てても良い本は売れるのです。

10/13 12:43
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kinoko-no
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「自らの境遇の奴隷となってはならない」。ソビエト連邦連立に伴い、貴族であったアレクサンドル・入り一・ロストフ伯爵はホテルぐらいに軟禁される。だが、不自由な暮らしの中にも生活をおろそかにせず、たのしみを見出し、仕事をし、友情や愛情を育んでいく。そして最後には勇気を持った決断をする。
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きりんが一番
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みつばちとパンと塩のエピソードが好き!
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コットン
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あかりさんのおすすめ本。1922年から1954年までのホテルに軟禁された伯爵の物語。軟禁された現状を受け入れ、長編ながらも彼なりの優雅さを保った態度とユーモアで読ませる。特に幼い女友達ニーナとの話は面白い。
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gokuu
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読了して伯爵とお別れするのが名残惜しかった…。革命後、1922年から一生モスクワの高級ホテルに軟禁されることになったロシア貴族の物語。悲劇なんだけど、この人、育ちの良さと人柄で全部乗り切ってしまうという。その後の戦争や権力闘争に巻き込まれずにマイペースに、それなりに波乱万丈の日常を過ごす伯爵の優雅ライフが愛らしくてすごくよかった。あちこちに張られてた伏線がラストに向けて回収されていくのも気持ちよかった。長いと怯んだけど読んでよかった。
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sohara
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作者の『賢者たちの街』の方が先に出版されたというので、まずはそちらを読むも、内容が『グレート・ギャッツビー』と重なってしまい、感想は書かずじまい(面白かったですが)。本書の方がより楽しめた。ロシア革命後の1922年から1954年に至る30年余、銃殺刑を免れる代わりにモスクワの高級ホテルに軟禁されたロストフ伯爵が、名付け親のデミドフ大公の教え「自分の境遇の主人とならなければ、その人間は一生境遇の奴隷となる」を実践して、友情と機知とユーモアにより生き延びる話。『賢者』同様、ルール(王者や貴族の)が語られる。
sohara

魅力的な登場人物多数、その中でも子供時代と母親になってからと二度登場するニーナに胸が詰まった。死地に向かうに際し、伯爵に幼い娘ソフィアを託す場面は、J・フォンダとV・レッドグレーブの映画『ジュリア』に酷似した場面があり、強烈な既視感を覚えました。(映画では、その女児も行方不明になるのですが・・・。)ソ連とナチス統治下の欧州と背景は違いますが、時代はほぼ一緒です。

02/28 11:43
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ガーネット
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《レビュー1300冊目》第二次世界大戦前後のモスクワを舞台とする海外小説…主人公は貴族であったが為に、社会主義の台頭で奪われゆく、彼の日常。自分とは接点も共通項もない。でも「100冊節目本」に選んだことを後悔させない作品だ。ラストサムライならぬラストジェントルマンの彼と、その宝物たちの、ホテル軟禁生活は愛おしく、散りばめられた風刺が切なく、台詞は小粋で、読み進むにつれ「彼なら、そうするよね」と納得するほど人柄が伝わってくる。美しい装丁と、終盤の盛り上がりは、読み終えた目蓋の裏で宝石の煌めきを残す。
ガーネット

玄趣亭さん 祝電ならぬ祝コメ、ありがとうございます♪件数の多寡ではないと思いながらも、私は100冊の節目を意識すると、手を伸ばしにくい本を読むチャンスであったり、ちょっとワクワクしたりします(*´꒳`*)玄趣亭さんのレビューは、時間をかけて熟成された鰹節みたいな「ホンマもんの味わい」が伝わってきますし、私のはツナ缶で「お手軽で身近な」感覚です。料亭にも使われるホンマもんの鰹節に憧れるツナ缶は、今日も庶民のサラダや時短おつまみで頑張りますヾ(๑╹◡╹)ノ"

01/08 19:05
玄趣亭

ガーネット様。逆にお褒めの言葉をいただき、ありがとうございます。時間をかけて熟成された鰹節みたいな「ホンマもんの味わい」なんて……恐縮ですm(_ _)m。本の感想を書いて、コメントいただいて、読メは何時も読書の励みになりますね。ガーネット様、今後もよろしくお願いいたします。

01/08 20:27
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おりこ
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美しい表紙を開くとまた美しく、きれいな本を読むのは幸せだ。モスクワで伯爵は革命後ホテルの中に永遠にとどまることとなる。自分の境遇の主人にならなければその人間は一生境遇の奴隷となる。伯爵はホテルの中で自分らしく生活することを選ぶ。読みながらホテルの美しさと秩序に包まれて心地よい。ホテル暮らしのできる貴族も彼らの足の下で生きてきた民衆もこの本の中に生きているのだがそこは今ひとつ弱い。ここは伯爵の想像の限界もあるのかもしれないね。物語の緩急、特に途中の中弛み感がうまい。最後まで目が話せない、長いけどおすすめ。
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さわらちゃん
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今年1番!映画化したら、伯爵は誰だろう。。
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ともこ
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お気に入りの読者さんの感想で、是非とも読みたくて、長いこと図書館で待たされた本です。面白く、すごく楽しめました。舞台は20世紀のモスクワ。革命で貴族は悲惨なめにあい主人公のアレクサンドルも絞首刑は免れたものの、高級ホテルの屋根裏部屋に軟禁されます。彼はいつも自分らしさを失わず、ホテルの人たちと固い絆を結んでいきます。子供との出会いや、素敵な女性との出会いもあります。穏やかにお話は進みますが、最後はハラハラする冒険劇になり、後味もいいです。今年一番良かったかなと。ただ重いです。600ページ超ある単行本です。
くたくた

Amazonの試し読みで冒頭だけ読みましたが、すごくいいですね。やっぱり紙の本で読みたいけどどうしよう。

09/23 18:46
ともこ

くたくたさんこんばんは。私は紙でいつも読んでます。なれの問題でしょうか

09/23 19:01
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四男の母
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ネタバレ読みはじめはなかなか話にのれず読み進まなかった。だけど、ニーナの娘ソフィアが出てきてからは、俄然おもしろくなった。ソフィアのおかげで伯爵の軟禁生活が豊かになったように思う。ソフィアを送り出すところの伯爵の言葉が心に残る。とてもよかった。
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キクチカ  いいわけなんぞ、ござんせん
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ロシア革命の際に政府から爵位を剥奪され、「ここから出たら銃殺」の刑でホテルに軟禁となり32年その高級ホテルで過ごした伯爵。30歳代から60歳代まで。屋根裏部屋をあてがわれ、決して卑屈にならず横柄でもなく人には親切で敬意を払う、持てる知識や能力を最大限に生かす、常に先の計画を綿密に立てる、プライドを保ち行動する時は決然と勇気をもって行う。これはファンタジーでもありミステリーでもありアドヴェンチャーでもあり、自暴自棄にならずきちんと暮らす伯爵に全力で応援する読書になったよ。
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偽教授
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冒頭パラ読み。 傑作なのは分かるが、文章が俺の好みじゃなかった。
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ぷらす
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ユーモアと教養、という印象の話で、すごく文章が良かった。読みやすくてお洒落で、大人な感じ。同じ作者さんの別の本も読もうと思う。
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えっこ
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馴染みのないロシア人名や愛称(スターリンがソソ)に少々戸惑ったが、貴族だから新体制に合わないのではない。「自分の境遇の奴隷になってはいけない」この伯爵は、その爵位にふさわしい教養と豪胆さと愛らしさで、一度は投げ出しそうになった人生を泳ぎきっていく。ワクワクドキドキしながら、楽しめた。軽く、ロシア革命からフルシチョフが出てくるまでの歴史に触れながらね。
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ミッキーラブ
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ロシア革命が起きた直後、まだ32歳のロストフ伯爵は激動の母国に帰ってくる。貴族だけど、学生時代に革命的な詩を書いた事で有名な伯爵にソ連政府は宿泊先のホテルから一歩も出ないように言い渡す。それから30年間、そのホテルでの出来事。 伯爵の名付け親が言った、[人は自分が置かれた環境を支配せねばならない。支配できなければ支配される]と言う言葉がこの小説のテーマ。 最後のシーンに胸がジーンと疼きました。
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naotan
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中盤少しダレつつも、終盤からの畳みかけるような展開に驚きつつ読了。「カサブランカ」を観なくては。
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keik29
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Reader版で。とても楽しい読書だった。
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