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図書館・まち育て・デモクラシー 瀬戸内市民図書館で考えたこと

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ネタバレ図書館とデモクラシー デモクラシーを支える「死者の声」『「私とは、私と私の環境である」「私」とは自己完結的に存在しているのではなく、何らかの、そして様々な環境による関与のなかで生きているものだ。(略)現代の社会が構築されるまでに、過去に生きた人々の失敗や英知の積み重ねがあった。そのなかで、長い時間を経て維持されてきた価値観や社会的規範を、現代に生きる者の多数派の考えで軽々しくなきものにしていいのか、という懐疑がオルテガにはあった。』 図書館だけでなく、人間について深く考えさせられた。
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ででんでん
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もっと広くいろいろなことを考えて、頭に置いて、働かないといけないと思った。読めてよかった。
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yomite
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内容おが多岐にわたりすぎて、知りたかった内容は期待ほど入っていなかった。ただ公共図書館を設置している行政の担当者には読んでほしい。でも、ある程度図書館について知識がないと分かりにくいかもしれない。 図書館は今も潜在的利用者と潜在的利用ニーズがたくさんあるのは明らかで、それを掘り起こすには時間とアイデアと人が必要だし、自治体の各部署との担当と情報交換できる余裕と、その立場が図書館員にも必要で。なにせ、非正規職員ばっかりで。やれやれ。
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Bridge
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図書館が公の組織である必要性を、わかりやすい言葉で説いている。また、TSUTAYAの関わっている図書館の問題点を具体的に示しているので、何が問題とされているのか知らなかった読者には参考になるだろう。これからの図書館に必要な要素も大いに提案されていて、参考になる。著者が勤務していた瀬戸内市民図書館を、1度訪ねてみたい。
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akaneirosora
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図書館は生きている死者の声を聴く場所ということ。自分・地域・まちの今は、多数の生きてきた死者によってつくられたもの。今を生きる、未来をつくる人々はその声、自分とは異なる他者に耳をすませなければならないと言っていた。そのための「資料」が図書館にある資料。図書館にある新聞記事のスクラップや、昔の地図、自治体の市史、あらゆるジャンルの本も。わたし以外の他者、出会えない他者、亡くなった他者の言葉があつまった場所が図書館。その場所の尊さを思った。
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鳩羽
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岡山県瀬戸内市民図書館の立ち上げに関わった経験をもとに、図書館を分かりやすく、けれどより深く掘り下げ、図書館をあまり利用しない人にも図書館の目的と意味が伝わりそうな本。民主主義を支え、本来は政策目的としっかり噛み合うべきという政治的な機関という堅いイメージと、ただ本を借りるだけという何のためにあるのかよく分からないイメージの間を、主体的能動的な利用者が興味・問題を発展・解決していくことで、自分たちのものであり尚且つ地域社会のものでもある図書館を発見していけたらいいと思う。
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