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ミステリー作家の休日 (光文社文庫 こ 3-4)

感想・レビュー
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読書家さん#G9d0aY
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オススメ度:★★★★☆ タイトルにミステリーとついているが、ヒューマンドラマも多い短編集。どの話もどんでん返しなオチがついていて面白い。梨園の後継ぎの話を書いた「紅い血の谷間」が一番好きかな。最後の余韻も含めて。
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Ooka
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あじさい。。は面白かったが。
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ちこ
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レトロな文体だなぁと懐かしくなりながら読みました。 昭和感満載。 それぞれ違うミステリーな感触で、ラストどうなるのか夢中になりました。 すっきりとした読了感の話や、ラストにまだ含みがあるんじゃないかと尾をひく話しでそれぞれ面白かったです。
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hirayama46
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はじめての小泉喜美子。冒頭の表題作が自分としてはかなり疑問の残る作品だったので不安でしたが、他の作品はちゃんと楽しめて良かったよかった。昭和ミステリはろくすっぽ読んでいないので、トリックなどの当時の平均レベルはちょっとわからないのですが、現代から見て古びている部分はもちろんありつつも、全体としてはバラエティもあり楽しく読めました。ただわたしはあまり「粋」を前面に出した価値観が好みではないので、そのあたりはちょっと折り合わないところもあったかな……と感じました。
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さくらんぼ(桜さんと呼んでね)
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短編集。ミステリー作家の休日/昼下がりの童貞/ダイアモンドは永遠なり/青いにしき絵/紅い血の谷間/本格的にミステリー/あじさいの咲く料理店/パリの扇 どの話もちょっと期待していたものではなかった。この作家さん、以前1冊読んで良かった記憶があったんだけど。短編集はテイストが違うんだろうな。
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寒っ!!
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名作であると認めざるを得ない弁護側の証人の作者の短編集。結構ブラックな感じだが,スラスラと読めるし,そこそこ満足できる内容。
寒っ!!

ちなみに名作であると認めざるを得ないのは弁護側の証人で,この本ではありません。念のため。

07/12 02:05
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練りようかん
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ネタバレミステリ作家にとっては恐怖も好奇心へ早変わり、考察に勤しむ休日にライトなオチで幕を下ろす短編という印象だった表題作。実は深読みできる素材が詰まっていると気付いたのは、短編集も後半を過ぎた頃であった。企みや駆引きなど心理を追究するにあたって、姿が見えない固定電話は格好の道具立てだ。本当の性別、血縁や暗黙のサインなど一見では判断できないものを並べ、誤解や疑念が大事を引き起こす展開に、論理的思考がスルメのようになっていった。SNSでの攻撃と、いたずら電話をする人の心理的効果は近いものがあるのだろうか。
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HANA
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ミステリ短編集。探偵が捜査し犯人を見つける。という定型からは外れたストーリーだが、何となく人生の一断面を切り取ったような、提示されるのは人生の謎といった趣の作品ばかり。リドルストーリーっぽい「ミステリー作家の休日」も「本格的にミステリー」もどことなくもやもやした物を残す極上の読み心地だけど、傑作は何といっても「あじさいの咲く料理店」。アレを暗示させる食事の描写もさることながら、警察の捜査がアレを知ったうえであそこだけを掘ったと予想すると怖い、とても怖い。こういう形のミステリ久しぶりで面白く読めました。
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しゅー
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ネタバレ★★ 表題作はケメルマンへのオマージュだが「本格」に思い入れのない作者らしくメタな視点で遊ぶ。『昼下がりの童貞』と『パリの扇』は浅田次郎が書きそうな物語、後者は冗長に感じるが時代が変わって真相に我々が衝撃を受けなくなったことを割り引いて考える必要がある。『青い錦絵』と『紅い血の谷間』は歌舞伎が題材、後者は単なるメロドラマだが嫌いじゃない。『本格的にミステリー』『あじさいの咲く料理店』は「奇妙な味」の系統で比較的成功している部類だろう。『ダイアモンドは永遠なり』はのどかで微笑ましい。爆破事件は何だったんだ?
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まあちん
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小泉女史の短編集。初出は73年から84年で、古いと言うより懐かしい雰囲気がある。表題作の「ミステリー作家の休日」は女史自身の経験を読んでいるような微笑ましさ。軽くてオチが楽しい「ダイアモンドは永遠に」が好み。最初から結果の想像がつく「あじさいの咲く料理店」もよかった。最後の「パリの扇」は老人の問わず語り形式だが、いかにも元有名人の老人がもったいぶっていて、話の進みがのろく感じられた。ミステリとは言えないものも多いが、8編すべてが異なるテイストで楽しめた。
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ねこかん
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ミステリーの短編集。読んだ事のない作家さんでしたが、楽しく読めました。中でも『あじさいの咲く料理店』がお気に入りの作品です。
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nyanlay
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初めての作家さん。図書館で見つけて、表紙につられて読んでみました。ざっくり言ってしまえば、昭和の印象。二時間ドラマにもなりそうな内容といった感じ。嫌いではない感じ。
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geshi
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日常から少し浮いた空気が魅力であり、こういうモダンがあった時代のミステリ。『ミステリー作家の休日』ケメルマンのように見せて純粋推理をするという状況そのものを推理の俎上にするか。『昼下がりの童貞』西洋館の異世界感と少しのノスタルジーが良い味付け。『本格的にミステリーを』三人の女性の表に見えるのとは違ったドロドロな思いがTHE女のミステリ。オチを匂わせるだけなのがおしゃれ。『パリの扉』パリのきらびやかさに陶然とひたりつつ最後には「やはり異国だ」と示してしまう寂しさ。
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kanamori
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☆☆☆
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himanaka
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ミステリというよりも、ニューヨーカーにでも掲載されそうなウィットとエスプリが効いた作品集。昭和のモダニズムがここにある。
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かおりっくま
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今となれば資料的興味の本だが、クスリ、と笑えるエスプリがさすがの小泉喜美子さんである
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とも
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昭和感溢れる一冊。謎、ということだけで見れば、早々にわかってしまう謎なのですが、そこもご愛敬で、昭和のミステリといった趣の本を私は楽しめました。当時の東京の様子、また海外といえどもレトロなパリの様子、など当時の風俗の活写としても読みました。表題作、は9マイルは遠すぎるだなあと思っていたらやっぱり話の中にも出てきました。
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ぶうたん
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青樹社版から2篇を増補。古参としては単行本未収録の作品をもっとまとめて刊行するか、いっそのこと短編全集を出して欲しいけど、まずは復刊を喜びたい。巻末の作品は好みではないが、それ以外は面白かった。本書については幻想的なものは無かったものの、バラエティに富んでいて楽しい。いっそ短編集は全部復刊してほしいが、次は「コメディアン」か「殺人は女の仕事」かな?
山猫

「殺人は女の仕事」は既に復刊済みです。

10/17 07:42
ぶうたん

失礼しました。しかも買ってました。

10/17 19:12
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goodchoice
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初読みの作家による短編集だったが、ライト感が強く、これでミステリー?といったものばかりだった。短編といえどももう少し機知をきかせてほしい。
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ptyx
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★★★
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タカギ
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小泉女史の作品には華がある。「東京」をこんなに感じる作家は他にいない。東京以外の場所が舞台の話も結構あるのに、不思議だなあ。8編の短編集。オチはブラックなものが多い気がする。私はほとんど下戸なので読書のお供はコーヒーですが、文中のウィスキーのソーダ割りを飲みながら読めたらな、と思いました。
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たすく
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最近、粋を感じるのは小泉喜美子さんの本くらいしかないんだが。
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Inzaghico (Etsuko Oshita)
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ぞわり、とか、「ちっくしょー!」(はしたなくて御免遊ばせ。ここはコウメ太夫で)という感情があとから湧くけれど、何気ないふりしてにこやかにやり過ごすのが大人のたしなみ。小泉喜美子が紡ぐ物語はそういうものが多かった。そういう感情がわく経緯を創造するのが、実にうまいのだ。 「昼下がりの童貞」など、けっこう際どい話ではあるのだが、ファンタジー仕上げでほんわり。だけどちゃんと少量の毒は仕込んである。「パリの扇」も同じく際どい話なのだが、最後にはなぜか笑ってしまう。
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MAMI.
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★★★☆☆
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ばう
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★★★昭和のミステリ短編集。以前読んだ『弁護側の証人』が割と面白かったので読んでみました。登場人物達の口調に昭和を感じるけれど、特に違和感なく物語に入り込めました。可愛らしい話からミステリーらしくゾワゾワする話までそれぞれ異なるタイプの話で最後まで「次はどんな話?」と飽きずに読めました(私が昭和の女だからか?)。『本格的にミステリー』『あじさいの咲く料理店』が面白かった。
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