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遠い他国でひょんと死ぬるや

感想・レビュー
115

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そら
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★★
0255文字
2000
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人はどういう場面で一番惨めだと思うのか?意味もなくひょんとしにそうな時か、拘束されて自由を奪われた時か、行動が結果を産まない時か、くだらないと思える仕事を振られた時か?この小説はテンポ良く進みながら、過去の侵略戦争の一面を見せたり、恋愛もあれば、フィリピンの歴史、詩、超能力etcを散りばめて、明暗のコントラストつけながら、進んでいきます。漫画にしても良さそうな感じ。でも、自信とか、空虚さとか、個人的満足感のレベルを色々と提示しているような気がした。
0255文字
みにみに
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元テレビディレクター須藤は取材で来たことのあるフィリピンにて、過去の詩人の足跡を追いながら新たな人生を生きる。すでに風化してしまいつつあるフィリピンと日本との歴史の事実。理解しがたい宗教的なやり方や現地民の不可思議な力、未だに抗いがたいほどの影響力を持つ財閥。活劇のようなイザコザに巻き込まれながらそれぞれの立場の生き様に触れる。半分ノンフィクション混じりの印象がありながら半分フィクションという感じ。過去が良いものであっても悪いものであっても、起こった事実は変えられないなとしみじみ思う。
0255文字
momo
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個性的なキャラクターに銃撃戦、人質救出に、金持ちの我儘ボンボンからの花嫁奪取、超能力(?)と、一見するとアニメかライトノベルの方がぴったりくるような内容なのに、どこか淡々と流れていく不思議な話。主人公の中年男性は魅力的な人間とは言い難いが、自分にも似たところもあって、惹かれるものがあった。フィリピンの歴史や宗教の内容も分かりやすく盛り込まれていて勉強にもなったと思う。
0255文字
inaryoXD11
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タイトルを見て、もっと軽いSF中編集かと思って読んだのたが、冒頭から間違っていたことがわかり、真面目モードで読み勧めました。タイトルはフィリピンで戦死した詩の一節から。元テレビディレクターがその竹内浩三の軌跡を追うことを目的としてフィリピンを再訪。もっとしんみりした話かと思いきや、大活劇を演ずる。フィリピンでの日本軍はこんなのだったのかと思い、なんだか悲しくなった。現地でも取材されているようで、フィリピン人に対する日本人への感情もある程度正しいのだろう。残念だが受け入れたい。とか考えさせられる小説でした。
0255文字
tecchan
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標題は、戦死詩人「竹内浩三」の詩の中の有名な言葉。この詩人に興味を持ち何冊もの作品を読み,生地三重を訪れたりもした。第三の竹内ノ-トを探してというキャプションに惹かれてこの作品を手に取ってみたけれど、冒険小説風の仕立てで期待したものとは少し違ったことが残念。
0255文字
onepei
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ネタバレ途中で何か見失った感じ
0255文字
koteomoitsukan
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△(+)
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Yoko Oishi
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戦争や宗教といった課題も盛り込まれていて結構情報いっぱいなのに、テンポ良く進んでくストーリーがすごい。これをきっかけに両国の歴史に関心を向けたいと思った。知らないって罪だなぁ。
0255文字
煮
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「いつでも言葉が人を縛る。いまのあなたが、そうされているみたいに。でも、詩は言葉の理を超えたところで、ときに心を正してくれる。旅にもまた、言葉がない」
0255文字
dokuni_san
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ネタバレ先が読めなくて、スピード感を持ったまま終盤まで一気に駆け抜けていく。最後の章は突然スピードダウンで違和感があった。せっかくなので爽快なまま終わらせてほしかった。 書きたいテーマと物語の展開が噛み合わってない印象。詰め込みすぎ?というかもう少し深掘りしてもよかったのかなと。 読ませるだけにもったいない。
0255文字
不璽王
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ところどころギャグ漫画のテンポで新展開が起きるので楽しかった
0255文字
GORIRA800
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面白いけど正直よくわからない笑 うな丼の上にカレーをぶっかけたみたいな豪華?な冒険小説です 結構、予想外の世界観、そして方向性に行くのでなんていうかちぐはぐ感は読んでいて楽しかった
0255文字
fukufuku
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竹内浩三に魅せられて過去に囚われた反日ディレクター。 仕事を辞め、フィリピン入りして… もっと湿っぽい展開になるかと思ったら、結構わちゃわちゃしていた。
0255文字
平常心
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日本の生活からフィリピンに逃げ込んだ元テレビ裏方。捕らわれ夫婦と共同生活後、脱出。フィリピーナと恋落ち、花嫁略奪時に、銃撃で人事不省に。洞窟内で、大戦中の日本軍兵士の敗走状況を疑似体験。復活できるか。 どんなストーリーか、ようわからん。謎
0255文字
Eu
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ネタバレおもしろかったけど、第6章でナイマと須藤がいい仲になる流れで「日本兵の回顧録を読むと、現地の女性と昵懇になった兵士は多い。ゲリラに悩まされた大戦末期ですら、子種を求める女性はいたと聞く。童貞のままに死んだとすらいわれる浩三だが、もしかすると、そういうことはあったのかもしれない。いや、あってほしい」という須藤の思考が続くのは受け容れがたかった。最終章で二重になったわたしがわたしたちとして戦場を巡る迫真の描写は見事で、ゴムに染みついた死臭から国家の歴史に思いを巡らせる箇所(pp.338-9)は特に印象的だった
0255文字
naotan
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ネタバレ前半からクライマックスにかけての珍道中も面白かったけど、主人公が白昼夢を見る終盤の描写が好き。それにしても、帯のキャッチはもう少し何とかならなかったのかなあ。
0255文字
翠春
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国の教育方針により戦争が他人事と化した現代に於いて、ストーリーへ先の大戦を混ぜれば国家は新人賞を与えるのかと皮肉にも感じてしまった。そして著者はSF方面の方と頭にあっただけに、今作のような冒険小説も書いてしまうのかと驚きを隠す事が出来ない。
0255文字
angie
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ネタバレ図書館。宮内さん、好きな作家さんですがこの1冊はちょっと苦戦。フィリピンが舞台だからかな。拉致された家族と脱出するあたりからは、一気に読めました。
0255文字
MiG
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ネタバレ視点が移り変わる第4章は迫力がありとても良かった。 主人公視点のパートは悪い意味でラノベ的キャラクター小説のようになってしまっているように感じる。第4章とコントラストを付けるためだとは思うが、ちょっとやりすぎでご都合主義的。文化の違いや日本人に対するフィリピンの人々の複雑な感情など興味深く読んだ箇所も多かったので少し残念。竹内浩三の詩をこの作品で知れてよかった。
0255文字
かなずちラッコ
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歴史について何も知らないんだなと実感する。竹内浩三さんの詩は読む。
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りえぞう
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△。導入部分は興味をそそられたが、途中つまらなくなり読み続けられず。残念❗️
0255文字
かめあい
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ネタバレタイトルに惹かれた。竹内浩三という人の詩らしい。昔の人の言葉はセンスがある。フィリピンの20歳の子と厄年のおじさんがくっついた所にがっかりした。女の子はハサンとくっついてほしかった。
0255文字
乱読999+α
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多才を誇る宮内悠介氏の直木賞向けのエンタメ小説。フィリピンで戦死した若き詩人竹内浩三の遺作を探す元TVデレクター。そこでであった人々と、フィリピンの歴史、宗教や財閥の問題、今も残る反日感情等々てんこ盛りに加えてのラブストーリー。反戦の思いも込められているのだが、竹内浩三の遺作は何処に行ったんだろう?彼の扱いが残念。
0255文字
ひよこトビウオ
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これは何小説なのか・・? 宮内節の旅小説のようであり、歴史小説の皮を被り、宗教小説のようだった。心を伝う旅愁と、不思議な“何か”で満たされる感覚。それなのに何もない。いや、小説として捉えるべきではないのか。これは「詩」なのだ。
0255文字
ほし
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 世捨て人かなんかかなと思って読み始めたけど、予想外れだった。面白かったからまあ良いことにしたい。
0255文字
sohara
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SFではない方の作品。主人公が、フィリピンで戦死した日本兵の行方をたどるという、ほぼフィリピンを舞台とした作品。なりゆきで、少数民族出身の女子学生や外国人トレジャーハンターの二人組と珍道中をするはめになるなど、心配した程は陰惨な展開にならず、楽しめた。日本とフィリピンの関係に不案内な方がフィリピン旅行をする場合は、是非一読をおすすめします。
0255文字
カネコ
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信頼できる作家宮内悠介。戦争や歴史を巡る冒険活劇ではあるものの、登場人物たちはトレジャーハンターやら無能なボンボンといった愉快な調子。起こる出来事も逃走に追体験からハッとさせられる謎に救命作戦とエンタメのこれでもかが詰め込まれておりとってもおもしろい小説、ではあるもののちゃんと骨太な戦争小説としての一面を保持しつつ、しかも安易な正義と悪を用いずまた個人の事情を断罪するでもない優しさを持ち合わされた一作。いやー、おもしろかった。
0255文字
ちさ
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ネタバレまずタイトルに惹かれて。フィリピンで戦没した詩人、竹内浩三の詩の一部だ。「一片の紙と鉛筆をあたへよ ぼくは、ぼくの手で、戦争を、ぼくの戦争がかきたい」テレビディレクターの仕事を辞め、フィリピンへ渡った須藤。竹内浩三が何を見たのか、そして第三のノートは。戦争を追う物語かと思いきや、めくるめく冒険譚。山岳民族の娘のナイマ、トレジャーハンターのマリテとアンドリュー。出会う人々が愉快、だけど彼らは皆歴史の、戦争の中を今も生きている。ハサンとの友情が芽生えていくのがよかったな。「バハラナ=なんとかなる」いい言葉だ。
0255文字
あっちゃん
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ネタバレ戦没詩人・竹内浩三の遺品「第3のノート」を探すために全てを投げうってフィリピンに来た「わたし」が、現地の不思議な才女「ナイマ」やムスリム武装勢力の闘士「ハサン」らとともに、運命に導かれるままに深刻と軽妙の間を駆け抜ける冒険活劇。先の大戦で悲惨な戦場になった過去と近現代フィリピンの複雑な国情などが絡んだ背景の重さと、ドタバタ活劇を繰り広げるキャラたちの軽さとのミスマッチが魅力的で、一気読みでした。ハッピーエンドともバッドエンドともつかない終わり方は、読者の希望に委ねられたようで、少しモヤっとします。
0255文字
Mits
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楽しかったのだけど、なんだかよくわからない。まぁ、楽しければいいのかw
0255文字
蒼生
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ネタバレあんまり詩は読まないんだけど、覚えがあった。いつ読んだんだろう。意外な展開で後半一気読みしてしまった。ツッコミ所は多々あれど、最後の行軍は胸にせまった。トレジャー・ハンターのコンビの話が読みたい。
0255文字
みかん🍊
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戦没詩人竹内ノートを求めて日本でのディレクターの職を捨てフィリピンにやってきた須藤はトレジャーハンターの男女に襲われ、以前会った村長とその娘に助けられるも娘と共にイスラム一族の元カレの家に同行する事になる、途中まではとても面白かったが過去の戦争の事を描きたかったのか、ファンタジーなのか恋愛ものなのか重いのか軽いのかとっちらかって後半いらなかったかな島を無事出てめでたしめでたしで終わって欲しかった気がする。キーパーソンの戦没詩人の竹内浩三が三重県伊勢市出身という事が収穫だった。
anne@灯れ松明の火

これが噂の竹内浩三がらみの本なのね(^_^)/

07/23 17:35
みかん🍊

anneさん、そうそうキーとなる竹内浩三の詩が良かったよ♪(*^_^*)

07/23 20:58
0255文字
Sachiko
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竹内浩三とフィリピンにまつわる話ということで読んでみたが、いろいろなことを盛り込みすぎているように感じた。書きたいことがたくさんあるのかもしれないが、何を言いたいのかよくわからなかった。フィリピンを舞台にした小説は少ないので、その点は興味深く読んだが・・・
0255文字
リッツ
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タイトルが目にとまり。しかし驚いた、もっと重い話だと思ってたのにまるで活劇。空虚な心を抱えた主人公が出会う女性は特殊能力があり、そのストーカーは桁外れの馬鹿ボンだし、追いかけるコメディのような二人組、島の邸宅に住むファミリーはワケありで…と。でも背景や時々語られ姿を表す歴史にはそこが間違いなくかっての戦地であり今もなお不穏な空気が漂っているという。インディジョーンズとゴッドファーザーとドキュメンタリーが同居してるようで翻弄された。文中の詩は昔習ったと思う。その箇所では確かにぐっと掴まれ心が飛ばされた。
みかん🍊

怖い系かと思ったら面白そうね~ポチります♪

07/04 18:02
リッツ

うん、覚悟して読んでたら違ったわ(;^_^A

07/04 21:04
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ヒデミン@もも
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宮内悠介さん、長編は初読み。感想難しい。不思議な物語。これが宮内ワールドなんだろうな。タイトルや帯の印象と違い、軽いドタバタ劇のように進む冒険小説。戦争を知らない世代には入りやすいかも。いつのまにかフィリピンの政治問題やIS、イスラム教の関係まで学ぶ。遠い他国で亡くなった竹内浩三さんは三重県伊勢市出身。戦争も侵略も二度とあってはならない。
0255文字
ophiuchi
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フィリピンで若くして戦死した詩人、竹内浩三が最後に残したはずのノートを追って、仕事を辞めフィリピンに渡った元TVプロデューサーの須藤はいきなりトラブルに巻き込まれる。宗教対立、戦争、恋愛など、てんこ盛りで目まぐるしく展開する話を一気に読み切ったら、そのパワーに圧倒され、少しめまいを感じた。
0255文字
なおたか
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エンタメのようでありながら、フィリピンでの日本軍の様子も描くなど、ややまとまりがないが、竹内浩三の詩は心に残った。 過去の日本の苦さと今の日本人としてのエンタメを求める心情と同居しているのは私もそう、と感じた。
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abk1
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ネタバレ 映画「卒業」を思わせる花嫁奪還から一気にラスト。遺骨に残った記憶を追体験する主人公に希望はあるのだろうか、、、。
0255文字
coolgang1957
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キーパーソンは僕が全然知らなかった詩人の竹内浩三、そして反戦、民族紛争とテーマはわりと重い。なのにやってることは超能力、呪術などドタバタ劇っぽいし、アクションはインディ・ジョーンズっぽいし、結婚式の掠奪は映画「卒業」っぽいしで映画見てるようでワクワクドキドキでした。  とうとう最後まで、バヤガン祖父ちゃんにペンキを塗ってる最中に何が起こったのか❗️は、分からずじまい😂井上くんも不本意ながら後継者になってたし、まあめでたしめでたしかなぁ😆
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