読書メーター KADOKAWA Group

セバット・ソング

感想・レビュー
80

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
蜜柑
新着
北海道の児童施設の物語。そこで育った兄妹と院長とその娘の話。北海道の情景がとても綺麗で目に浮かぶようでした。それぞれの人物たちの苦悩も痛いほど沁みて苦しくもなった。1つのドラマを見ているかのように映像が浮かびました。youtubeで実在する音楽とのことなので再生してみよう。
0255文字
あやか
新着
今通っている専門学校で福祉の勉強中。 子どもたちにとって過酷な環境が少しでも良くなりますように。
0255文字
HaruNii
新着
幼少期から義理の父から虐待を受け続けてきた拓弥と妹の摩耶が北海道の児童自立支援に行き着き成長する。藤城園長の娘ゆきは、そして拓弥に惹かれていく。 セバットとは、アイヌ語で狭い場所。冬湖面に張る氷の一所だけ凍らないあたたかな場所の事。兄と妹がたどり着いた場所がまさにセバット。
0255文字
ヤスキ
新着
「移植医たち」に次いでこの作家さん2冊目。やや作りすぎの感はあるが楽しめた。爽やかな読後感。自分も福祉に携わる者として頑張ろうと思う。
0255文字
yochi
新着
院長の藤城は、心底素晴らしいと思いながら読んでいましたが、だんだん偽善?ぽくも思われてきて。そこに、一人娘のゆきが、まさかの拓弥と…で。父としてどうする?と様々な予想をたてましたが、最後まで心広かったですね。私が親だったら、正直娘の恋愛を許せない。冷たいかもしれないけれど、やっぱり仕事を通じての他人への愛と、我が子に対する愛は別だと思うから。 とりあえずHappy Endでしたが、どうかこの先も二人で力を合わせて、幸せになって欲しいと願わずにはいられませんでした。
0255文字
恵美
新着
◎図書館本
0255文字
すいみん
新着
ネタバレ藤城のように子どもを深くまで見て、可能性を引き出せる人になりたい。時に温かく、時に厳しく、どんな子に対してもブレないことが大切だと感じた。代田のような大人には絶対になりたくない。ゆきと拓弥の恋愛要素はあまり必要なかったのではと感じたけど、過酷な環境で過ごしてきた子たちには、ゆきのようにどんなことでも包み込んでそばにいてくれる人が必要ってことなのかな。
0255文字
まるるん
新着
⭐︎⭐︎⭐︎ 胸が痛い… モデルとなる人がいることに驚いた。 でも、家族は…綺麗事では済まない… ハッピーエンドではあるが、たくさんのハッピーエンドになれない子どもたちが哀しい。
0255文字
オラフシンドローム
新着
★★★☆☆ 触法児童が生活する施設に暮らす兄妹と園長、その娘の出会いと心の交流。 差別や自暴自棄との葛藤…。 丁寧に描かれていたと思う。 終盤、ちょっとドラマに走りすぎるきらいはあったものの。 医療の場と福祉の環境は、似てはいない。 この一文が心に残った。私は福祉の環境、福祉の心、のある現場でしか働けないのだと思う。
0255文字
おしゃべりメガネ
新着
実はあまり読めてない谷村さん作品です。北海道に縁のある作家さんながら、なかなか手にとる機会がありませんでした。本作は最近、文庫化されていて、函館の大沼や札幌、釧路などが舞台として出てきます。作品全体としては読みやすく、ボリュームもそれほどでもないので、特にストレスは感じませんでしたが、なぜか物語に入りこめませんでした。登場人物の誰にも感情移入できなかったコトが原因かと。きっと自分が幼き頃から、至って普通に暮らしてきたからなんだろうなと。せっかくなので、他の谷村さん作品にチャレンジしてみたいと思います。
おしゃべりメガネ

〔図書館本136〕

11/22 23:07
0255文字
よしりん
新着
ネタバレ北海道・大沼に実在する施設を取材して書かれたと何かで見て読んでみたいと強く思った本。児童養護施設と勘違いしていたのは私のミス(本書は“児童自立支援施設”)だけど内容的にも私が想像していたものとだいぶん違っていて残念だった。施設長の娘・ゆきの話はどうでもよかった。その分さらっと触れられた子どもたち(ODで亡くなったはるかや、同じ寮の児童に性行為を強要していた垣根など)背景をもう少し掘り下げてほしかった。
0255文字
みの
新着
ネタバレ静けさの中に秘めたる情熱。同じ作家さんの海猫を思い出した。北海道にある児童自立支援施設。冬の大沼。情景が思い浮かぶ。パパリンへの歌は作品の元になった、大沼以外の実在の施設出身者が作った曲。施設長の親と、その子ども。施設出身の兄妹。みなかなりの危うさを抱えながら生きていく。後半のゆきはなぜ数年も音信不通にならなければいけなかったのだろう。自立するためといっても期間が長すぎる気が。
0255文字
Tomtom
新着
北海道の児童養護施設が舞台。親からの虐待などで傷つき荒れた子供たちが暮らす施設の、院長のなんと素晴らしいこと。こんな風にはなかなかなれないけれど、こうありたいと思う。振り返って、自分は子供達をちゃんと育てられたのかな?。 もう大人になったけど、いくつになっても心配だ。主人公達が世間の荒波に揉まれながら、上手に生きていって欲しいと願う。
0255文字
のん
新着
児童支援施設が舞台。何か問題があり送り込まれた子、誰かに依存する人生の成れの果てである親の姿を見て辛い思いをした子。施設長は力で押さえることなく大沼の大きな自然とともに彼らにまとわりつく得体の知れない苦しみを少しでも引き剥がそうとします。堂々と胸を張って生きて行けばいい。そんな願いで。「セバット」とはアイヌ語で「狭い場所」大沼は渡り鳥が羽を休める場所があります。飛び立つ鳥のように、子どもたちも生き直そうとしますが、また行き詰まり生きることの意味を失っているのかも知れません出口が見えない難しいテーマですね
0255文字
ねんまに
新着
とにかく人物描写が稚拙で、各キャラクターの行動が全て行き当たりばったりなため何の深みもない。また、いつも思うのだが、小説で劇中歌というのはやめた方がいい。歌詞だけ並べて、これは名曲だ!と登場人物が感動しても、読者からしたら共感できるはずもなく、白けるしかないのである。あと、「パパリンに贈る愛羅武勇」という実在する曲に感銘を受けたことが執筆のきっかけらしく、小説内でも登場するのだが、劇中でそれを歌う摩耶というキャラと曲タイトルのテンションがあまりにもかけはなれており、そのちぐはぐさも酷かった。
0255文字
ジニー
新着
★★★★☆
0255文字
かもみーる
新着
北海道大沼にある実在の児童自立支援施設と施設長がモデルの作品。藤城園長は施設に来た子どもたちが施設を出た後も生きていけるように心を配り手を尽くす。義父の虐待で家庭での居場所をなくし、施設を卒園した兄と妹。藤城園長の娘ゆきは、妹摩耶の唄を聴きに行ったライブ会場で兄拓弥と出会い惹かれ合う。幸せになったはずなのに、過去は何度も拓弥を絶望に向かわせる。ひとりになろうとする拓弥を、何度でも黒い世界から連れ戻し支えるゆきの姿は、まさに藤城園長が子どもたちの周りにいてほしいと願う人なのではないだろうか。
0255文字
ぱぴこ*2
新着
辛い環境に置かれ、非行を繰り返したり虐待をうける子どもたちのための児童自立支援施設が舞台。実際にモデルとなる方がおられるという。物語としてはフィクションのようだが、状況は忠実になぞられているのであろう。すべての子どもたちが暖かな布団で何の心配もなくぐっすりと眠りにつけるようにと祈らずにはいられない。【図書館本:31】
0255文字
はりぼん
新着
心に沁みました。 モデルとなる方がいらっしゃると知り頭が下がりました。 ラストがほんとに良かった〜。
0255文字
みい
新着
最近のニュースを見ていると親としての責任を果たせない大人が多く子供たちが犠牲になる事を悲しく思います。パパリンのような広い心で子供たちを救う事はできませんが、自分にも何かできる事があるのではないかと思わずにはいられませんでした。
0255文字
kujimami
新着
児童自立支援施設を舞台にした物語。更正、というよりは再生がテーマなのかな。極々一部を除いて生まれた時から歪んでる子供なんていないだろうし、大人の責任の大きさを痛感する。園長の志はとても立派だし、こういう大人に良いタイミングで出会える子供たちは幸運だ。でも、園長の理念が施設全体に浸透してないのはどうなのか。直接園長と触れあえる一部の生徒しか恩恵に与れないように思える。白い世界で純粋に育ったゆきは真っ直ぐだけど、自制が効かない世間知らずに思えて仕方ない。何だかキレイに終わったけど、前途には色々ありそう。
0255文字
雨の音
新着
寒波、雪の日に読んだ。実にぴったり。傷ついた子どもたち、歪んでいる大人、社会。痛くて切ない感覚に追いかけられるようだった。「黒い世界の人」と「白い世界の人」というくだりで、そこを越えられるかどうかで過去の話にできるのだろうか。住む世界が違うから共に生きられない、というのは「それを言っちゃおしまいよ」と寅さんになってしまう。自分でそう決めては何も始まらないのだと思う。子どもの頃からの深い深い傷は、簡単には治らないだろう。でも本当はつなぎたい、差し伸べられた手を振り払ったら、越えられるものも越えられないのだ。
0255文字
JUN
新着
白く澄んだ香りがする。 互いに思い、時にはすれ違うこともあったけれど どの間にも愛が溢れていた。
0255文字
えい きときと
新着
人は生まれた時から親に手を差し伸べられ、更に親以外の多くの人達からも手を差し伸べられて生きていく筈なのですが、この物語の登場人物は、逆に差し伸べられた手がどんどん少なくなり、親からの支えさえも外れてしまい、生きる望みをどこに持っていけばと思わされてしまいます。そんな暗闇の中のような読書において「a boy 」の表現が小さな小さな灯りのようで、救われた感があります。あとがきで、you tubeに実際の曲があるのを知り、聞いてみると間接的な表現が、色々な出来事あったのだろうとを連想させられます。
0255文字
あい
新着
テーマに興味があったので読んでみたけど……なんとも小説的というかしっくりこない。薄っぺらい。取材したことを全部盛り込みたいのか、この物語には不必要じゃないかと思ってしまうエピソードもあり。ゆきにも腹立たしく思ったり。合わなかったな。
0255文字
emtb
新着
北海道の児童自立支援施設を舞台にした物語。 虐待にも色んな種類があるんだと読んでいて怖くなった。大きな傷を受けた子供達は大人を信用できず非行に走り暴力や暴言を繰り返す。 力で押さえつけるのではなく、その苦しみを少しでも引き剥がしてやりたいと藤城は願う。 読んでいると本当にそうだなと思うけれど、実際に関わったらきっと腹も立つし、どんなに頑張っても拒まれたら傷を広げるようなことをしてしまいたくなるんじゃないだろうか。いくら知識があっても、理想があっても、職員だって人間なんだから。 福祉に携わる人達を尊敬する。
0255文字
ナカ
新着
色々な人がいて当然とは思うが、わが子への虐待や育児放棄などのつけが重すぎる。取り組む福祉の方々が仕事と割り切れない感情に苦しむのは、負担が大き過ぎて、後進を育てる意味からも難しさを想う。感情が揺さぶられた。
0255文字
いつでも母さん
新着
福祉の問題を思う時、いつも理想と現実がせめぎあう。北海道大沼にある実在の児童自立支援施設と施設長・三浦氏がモデル。正直、苦しい読書だった。施設職員の思いだって一枚岩ではないだろう。そこで暮らす子供たちが抱えてるものや育った環境は創想像することしかできないが、生まれた時はまっさらで無垢だったはずなのだ。それが・・せめて自分に出来る事をと考えてしまう。まずは先入観を持たないこと。それは大人が一番先に出来ることだ。子供もいつか大人になる。日本中の子どもたちが安心して眠れる夜でありますように。
0255文字
くまくま
新着
図書館
0255文字
おくちゃん🎎柳緑花紅
新着
ネタバレ北海道にある児童自立支援施設が舞台。モデルは道南七飯町の大沼湖畔にある大沼学園の園長三浦氏。母親は男に依存、子が男に暴力をふるわれても娘が性的虐待をされていても見ないふり。兄妹は家よりも少年院に入りたいと。。そんな二人がたどり着いた場所。セバットとは、冬湖面に張る氷の一所だけ凍らないあたたかな場所。ここにやってくる子どもたちが一番欲しいものはどれだけ望んでも手に入れられない親の愛。この孤独を溶かすための園長の姿勢に胸が熱くなる。決して綺麗事ではすまされない出来事。鳥たちのセバットの歌詞が沁みる。何度も涙。
いつでも母さん

おくちゃん、YouTubeで聴きましたよ~🎵

07/24 17:18
おくちゃん🎎柳緑花紅

母さま、私も聞くことができました。まっすぐな歌ですよね。

07/24 17:34
4件のコメントを全て見る
0255文字
うるの
新着
児童自立支援施設を舞台にした物語。作者自身が実際施設に取材に行かれたということで、設定はリアリティがありとてもよかったです。が、登場人物が多すぎるのか一人一人の書き込みが物足りない感。あまり感情移入ができないまま終わってしまいました。う~ん、もったいない!!
0255文字
くりこ
新着
何だろ、、、恋愛が主軸ではないのだから仕方ないのだろうけど、あれって感じで「ゆき」と「拓弥」は出来てたり最後も結婚してたり。施設で育ったことが障壁となってるふたりなのだからもっと書いて欲しかったな。
0255文字
a_k__i
新着
6月 19冊目読了
0255文字
Maki
新着
想いを伝えることばが歌となりメロディーを奏でひとを繋ぐ。世界はひとつで白い世界と黒い世界に別れていたりなんかしない。雪は白いけど空を見上げてごらん。白い世界も黒い世界も溶け合って曇天の灰色の世界だよ。わかりあおうと ゆるしあおうと 伝えていく世界。児童自立支援施設なんてなくなる世界がきますように。
0255文字
yoshigon
新着
生まれてきたときは皆同じのはずなのにどうしてこうも辛い立場におかれる子供たちがいるのか?親は選べないというけれど、その親たちも自分の親は選べない。少しでも救われる子供たちがいるよう願わずにはいられない。
0255文字
きい
新着
谷村さん初読み。子どもは親を選べないという言葉がふと浮かび、心に突き刺さる。そんな中、懸命に生きる若者たちに幸あれと願ってしまう。
0255文字
*☆*:; 花*はな :*☆*
新着
★★★★☆
0255文字
Ladysnow Mew
新着
まだ途中の時から言葉やストーリーからではなく感覚で想いが伝わってきて、まるでこの本自体が熱を放っているようにビリビリと。作者のこの作品に込めた情熱みたいなもの?を強く感じた。凄く不思議な気分。なんだろ、この感じ…初めてだ。
0255文字
キャンディ
新着
ネタバレきちんと養育できない親がいるから、児童自立支援施設のような場所に入る子がいる。そこで、やり直せる子どもだといいけれど、この子たちみたいにちゃんとやり直せる子どもは少ないのだろうな。心に傷を抱えて生きていくのはしんどいだろうけど、しっかり生きていって欲しいと思える話だった。
0255文字
TakaUP48
新着
実在する北海道立大沼学園の園長をモデルに書かれたという作品。幼少期から義父の虐待を受け、家庭での居場所をなくした兄と妹が児童自立支援施設で成長、卒園。妹は園長からの刺激でギターを覚え、作詞作曲をするように。パパリンに贈る”愛羅武勇”の歌を聴いた園長の娘・ゆきは衝撃を受ける。少しの愛しか知らない人は、臆病に愛を探すのだろうか。血の繋がりがなくても、上手に愛を育む人もいる。親子第一だけでなく、そばで心通わす人が一番ではないのか。人は「出会い」によって変わる!時には救われることも。そんなことを感じる作品だった。
TakaUP48

小説の中の『パパリンに贈る”愛羅武勇”』『I'm happy to meet U』は、YouTubeで実際に聴ける。北広島・向陽学院退院生・YUKAさんの作品という。

04/02 10:58
0255文字
全80件中 1-40 件を表示
セバット・ソング評価84感想・レビュー80