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万波を翔る (日本経済新聞出版)(Kindle版)

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ぱぴぷぺぽ
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0255文字
はやたろう
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幕末、鎖国の幕府に次々に外国が開国を迫ってくる。その最中、幕府の外交を司る外国方に勤めた田辺太一の物語。外交のイロハがない中での国としての外交の道筋を建てる苦心が生々しく描かれる。やがて大政奉還がされ、倒幕へと。 傑作です。
0255文字
井上裕紀男
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幕末の動乱へ突き進んでいく太一、右も左も分からぬまま外交という世界で彼が見たものは何であったか。 山場が無く主人公が派手な訳でも無い小説ですが、出遅れた江戸幕府が国のかじ取りを彷徨う中、難しい外交を担った人々が暮らした時代を活写していて気持ち良い。 勘定奉行・外国奉行の活躍、次々とやって来る手練れの外国人とのやり取り、知らないことが多いです。 幕末から100年以上経過した今も外交は日本の苦手分野、派手な歴史物だけでなく、この手の話も学校で習った方が良いように思います。
井上裕紀男

⇒田辺太一氏は、大正時代まで生きておられたようですが、市川團十郎氏などとも交流があって派手な一面もあり、なかなか面白い人物です。

05/20 22:27
0255文字
まろんKK
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☆3 幕末から維新にかけ外交に活躍した田辺太一の青春記。幕末期に旧態然として時代の流れにのれない公儀の家人として内政の混乱と外憂の圧力に同時に対応して奮闘するが、失策の連続。能力のある上司はいるものの終末期の侍は全くサラリーマン的で政治は混乱状態だ。勝手に日本にやってきて無理難題を突き付ける外国勢には怒りを覚える。今も昔も日本の弱腰の外交/政治は変わらない。
0255文字
パーやん
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田辺家の次男坊太一は海軍伝習所で学んだことから幕府外国局で俸禄を得ることになるが、上司に媚びることが出来ない性格が災いし、遣米使節、遣欧使節と選に漏れ、ハワイからの流民が住み着いた小笠原諸島を欧米列強から奪回すべく実効支配の実態作りに小笠原に赴く...何だか尖閣諸島か竹島みたい^^;。 失敗を繰り返しながら「外交」を学び日本の為に...と云う発想をする様になった幕臣に、これからの新政府に活躍の場はあることを期待しちゃいます。木内昇の作品って妙に文章に拘りがある?凝っている?のが感じられるけどちょっと...
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万波を翔る (日本経済新聞出版)評価100感想・レビュー5