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至高の十大指揮者 (角川ソフィア文庫)

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ムーミン2号
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10人の指揮者について、それぞれの両親のことや、生い立ちから音楽に、指揮に目覚める頃、そして世界に指揮者として認められる瞬間から、その後の華々しい活躍、そして死を迎えるまでがわりと淡々と記述されている(もちろん、ご存命の方は死亡時の記述はない)。特に第一次および第二次世界大戦の間に活躍したトスカニーニ・ワルター・フルトヴェングラーそしてカラヤンの間で絡み合うような糸、ミュンシュのフランスとドイツの狭間での揺れなどは戦争を抜きには語れないものだ。芸術以外の様々な要素が指揮者の人生に大小の影響を及ぼしている。
ムーミン2号

どういう影響かの一端はこちら・・・https://www.honzuki.jp/book/307696/review/276333/

05/16 23:36
0255文字
ないとう
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トスカニーニからサイモンラトルまで。20世紀に活躍した十大指揮者の物語を淡々と語る本。特に前半の何人かは現代史との関連も興味深く、面白かった。昔の音楽家の政治的な存在感は今とは全く別物のように感じられる。 にわかクラシックファンなので曲目等はよくわからないものも多かったけどこれから一人一人をもう少し掘り下げて読んだり聞いたりしてみたい。オーケストラの演奏会に行きたくなる一冊でした。
0255文字
コチ吉
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簡潔にして要を得た文章。音楽的な内容には敢えて踏み込まず、淡々と音楽家としての人生を綴る。もう望めない事だが、ワルターのモーツァルトオペラのステレオ録音、フルトヴェングラーのパルジファル全曲、ムラヴィンスキーのマーラー9番、カラヤンのショスタコーヴィチ15番などは聴いてみたかった。
0255文字
えりべる
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面白かったー!!! オーケストラの指揮者たちが、こんなにも濃密に欧米の歴史と関わっていたとは知らなかった。トスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラーの3人の物語は、さながら一編の映画を観ているかのよう。あまりにもドラマチックすぎる。それほど、第三帝国の落とした影は大きい。ムラヴィンスキーと共産党のつながりも興味深かった。 指揮者たちとともに自分も世界中を巡った気分になった。20世紀以降の作曲家にはあまり触れる機会がなかったので、ラトルとバーミンガムの録音でも聴いてみよう。
0255文字
スプリント
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名は知っている指揮者ですが、その生涯は詳しく知りませんでした。若くして大成し、老年になるまで一線で活躍し続けた指揮者の人生を垣間見ることができました。
0255文字
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