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異世界拷問姫9 (MF文庫J)

感想・レビュー
46

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Frog-kun
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そのラスト、泣いた
0255文字
坂城 弥生
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シリーズ最終巻。壮絶でした…
0255文字
きぃ✬
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ネタバレ人の王と聖女は共に、過去の過ちを知る者たちの前でそれを認め新たな想いで踏み留まる強さを得ており、真に誇り高い存在に。終盤の幸せな終わりの予兆に対し過剰に疑心暗鬼になってしまい、ヒナとの再会や櫂人復活を素直に喜んでいいのか最後の最後までわからず。イザベラたちが失われた際の絶望が大きく、そこから最悪な終わりへの心の準備を始めてしまった。少し勿体ないことをしたかもしれない。フード姿に肉屋をわずかながらも期待していたから、そこは結局覆らなくて寂しかったな。でもこれで、ようやくエリザベートが一人ではなくなった。
きぃ✬

ようやく走り抜けました~。 “若干残念だったところ”が、見事なほど同じ意見で、書ききれなかったこと全部書いてある! ってなってました笑

06/21 02:20
まっさん

今作ダークな世界観が良くも悪くもきっちり作用してますよね笑良い意味でラノベらしからぬ陰鬱さを楽しめる一方で、ラノベでは半ばお決まりの完全ハッピーエンドにはならないという絶妙な塩梅の終わり方を迎えて、でもそれが癖になってしまうんですよね…笑きぃさんの感想を読んで私もまた今作を再読したいなぁと懐かしい気持ちになってました笑

06/21 12:00
3件のコメントを全て見る
0255文字
サンライズ
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これまでの物語に決着がつき特に問題のない終わり方に思えるが、死んでいったキャラクターたちにもあまり感慨が湧かず悪い意味で捻ったところのない結末に思えてしまった。後半の展開も拙速に見える。あの二人は別に死ぬことなく結婚してエンドでよかったんじゃない?
0255文字
siidanoah1
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8巻を読んでから、早く続きが知りたい!!と思って読んだ9巻。どんでん返しからのどんでん返しからのど ん で ん 返 し に目を見張るものがありました。幸いにも生き残った彼らに祝福を。誇りある死を選んだ彼らにも永遠の安寧を。
0255文字
碧海いお
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ネタバレ完結。異世界転生モノで初めて完結まで読み終えた作品になりました。登場人物がほぼ死んでまさにダークファンタジーという感じでしたね。最後はハッピーエンドに終わってよかったと感じました。読み終えるまでに心が抉られかけたのは作風のせいでしょうねw 主人公のカイトはヒナに対しては恋愛でエリザベートに対しては友情という感じでした。百合カップルがあるとは思っていなかったですが、百合が目当てで読む方もいるんでしょうかね?
0255文字
ルル・クルル
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ネタバレ羊たちは愚かである。でも羊たちのため、世界のために命をかける英雄は必要ない。何故なら羊たちも世界ではなく大事な物の為になら命をかけられる高潔さを持っているのだから。。。 文句なしの完結。6巻で示された誰かの為になら命を掛けられるというカイトの在り方が伝播していき、罪人であり世界に奉仕する英雄であったエリザベートを救済するという流れが完璧で、、、いや、もうね。
ルル・クルル

あと、カイトがアリスの虐殺で力を蓄えていたってところで、うわぁ…と思ったのは自分だけじゃないはず。確かに前から引くほど惨劇に慣れてきっているという感性の狂いはあったけど、虐殺が起こる事を前提として計画を組み立てるほど、真人間離れはしてなかったよ。見えにくいけど、こういう所で美しく綺麗な聖人ではなくヴラドのマイディアだなと感じさせてくれるわ。

10/07 20:35
ルル・クルル

前半の王都戦でエリザベートの救済は完成してるから後半でアリスの物語が描かれると思ったけど、あっさりしてたなぁ。別に誰もが大事な物のために戦っていたあの世界で、アリスがやってきたことは他の皆と同じで何も間違ってない、他者から責められるものではないんだよ。それでもカイトの言う様に、罪は存在している。この罪というのは所謂悪い事をしたというものではなく、何かを為す時に生じる必然の反作用。自覚無くこの罪を重ねているのがアリスであり、等身大の人間として成長する事によって初めて自責するべき罪なんだよね。

10/07 20:57
4件のコメントを全て見る
0255文字
イツキ
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ネタバレ完結。ヴラドに皇帝、ジャンヌとイザベラ、メインキャラがほぼ死ぬっていう…ちょっと涙腺壊れましたわ…。カイトの決断もまたしんどいヤツでしたが、ちゃんと再会できて良かった。アリスもやり直せるといいんだけど。一言でハッピーエンドというには犠牲が多いけど、救いのある終わり方で良かった。
0255文字
ℳℯ
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ネタバレ★★★★☆ 再読。感動の最終巻。聖女の【肉屋】への想いが印象に残っている他、何より作中二番目(もちろん一番はカイトとヒナ)のバカップルであるジャンイザの手を繋いでの脱落には初読時は思わず現実逃避をしかけた。しかもそこに八巻の表紙を持ってくるとかずるい。また、アリスが辿った結末には彼女のこれからを祈らずにはいられなかった。登場人物は大半が死んでいってしまったけれど、辛うじてハッピーエンドの形で終わったので読後感が悪い訳でもなく、いい締めだったと思う。この作品に出会えて本当によかった。
0255文字
佐島翠
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ネタバレ読み終わった後、放心。読んでて絶望的な戦いに頭ぐるぐる。大きいようなこれまでを思うとちっぽけなような奇跡で締め。しばらく余韻から抜け出せ無さそうなすごい話でした。
0255文字
ゆーき
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ネタバレ最終巻。得たものより失ったものの方が多い。 登場人物、ほぼほぼいなくなったな?ジャンヌとイザベラの結婚式はー?どこー?? 死んだと思っていたリュートが生きていたのは、本当に良かったです。「勇気の突撃」を泣きながら読んでいました。 シリーズを通して、めっちゃくちゃ面白かったです。一巻一巻、話の進むペースが早くて、飽きがこないし、メンタルはやられましたが、毎巻驚く展開が待っていました。 グロ耐性がある方には、読んでもらいたいですねえ。 唯一、心残りをあげるとするならば、リュートと櫂人の再会とか見てみたいなあ。
0255文字
はなの
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最終巻。愛する者を失って、それでも戦い続けるエリザベートとアリス。ダークファンタジーにふさわしく、登場人物がほぼ死んでいく…。それでもラストは少し救いもあったり。予想を裏切っていく展開がおもしろく、好きなシリーズでした。口絵のイラストが気合入っていてすごいです。カイトとヒナ、ジャンヌとイザベラのいちゃいちゃで番外編読みたい。次の新作も楽しみにしています。
0255文字
史
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多くのモノが失われるも、世界は残り、未来は続いていく。そうした中に、一つの物語が終焉を迎えた。ハッピーエンドというには余りにも失われたモノが多い。だけどそれでも、めでたし、めでたし、なのである。重厚なダークファンタジーのお手本で、とてもとても面白かった!
0255文字
Y89
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完結。言いたいことが多すぎる。怒涛のように皆いなくなっていく。聖女様が居そうなフラグはあったがまさかだった。だから貴女は聖女と呼ばれるしかない。砂の女王への冒涜が酷いし、息子にまで歪んだ理性と言われるアグワイナが歪んだ理性と親愛を発揮してくれてよかった。ジャンヌちゃんとイザベラは健やかなる時も病める時もを実現したのである意味ここでが幸せなのかな。アリスの最後が投げやりで一瞬だったが、あの子の今後は非常に恐ろしいとしか言えない。生み出してしまった世界が責任もって蹴りをつけて欲しい
Y89

やはりカイトは自己犠牲の男で、終わりも一瞬であっけなくて読んだ時は困惑したが、そこを上回っていく御嫁様すき。最初の出会いを再現するのオタク好きっていうのよくわかってんじゃん、エリザベート様(というか作者様)!!

01/24 22:32
0255文字
鍵
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またどこかで会えたら
0255文字
芙蓉
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ネタバレ治安維持部隊の隊員たちが決死の特攻を行うページの前にエリザベート体調就任1周年おめでとうございますの色紙が挟まれているの本当に人の心がない(誉めてます)分かっている隊員たちは亡くなってしまうんだろう!?イザベラとジャンヌの共に死出の旅に向かうシーンで涙が零れそうだった病める時も健やかなるときも犬死するときも共にいると誓いますか?誓います。のちの未来に生きる者たちの為に今自分たちが犠牲になるのだには弱いんだって。マクレウス王の王都での決意が強いもう腰抜け王なんて言わせない。そして会いたいという願い
0255文字
じゅぴ
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電子版。dmmで購入! 面白かった……。ほんまにダークファンタジーでした……。終わり方は賛否両論ありそう。ぼくは良かったと思う……。でもそこまでが、そこまでが(´;ω;`)
0255文字
ばたやん@かみがた
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ネタバレ愛してくれた人を失い、残りの世界は不要として壊滅へひた走るアリスを前にして、それでも世界の存続を願い抗い続ける者達が熱い。たとえ、それが蟷螂の斧であろうとも。妻と生まれ来る子どもを前にした獣人の隊長、敬愛し引け目に感じていた父が醜悪かつ凶悪な肉塊に変えられたことに立ち向かう亜人の若いリーダー、一度は逃げ出したが領民と自分の誇りの為踏み止まるを決意した人族の王。そして互いに良き伴侶を見出だした金銀髪の娘達。そしてエリザベートを支えたのはやはり従者との愛。この世に止まる根拠無きアリスは初めから敗れていた。
0255文字
Alkenshel
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ネタバレ拷問姫だった少女と麗しきメイドと愚鈍な従者の再開に涙腺崩壊しました。凄くいい物語でした、記憶に永く残ります。 めでたし、めでたし
0255文字
だりあん
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ネタバレ【森の三王】vs【砂の女王】まるで怪獣大戦争…のまえにアリスが【砂の女王】を兵器とするためにやったことが残酷でおぞましすぎる…。どっちが嫁でもいいから、あの夫婦生きててほしかったよ。みんな最期に最大のデレかましてくれて…(´;ω;`)
だりあん

あの寄せ書き…エリザベート愛されてるなぁ…。

07/28 14:13
0255文字
Azakiel
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遂に完結・・・ここまでストーリーをきれいだと思った物語も少ないな。敵も含めいろんなキャラのいろんな思いを鮮明に描いていて、誰もが厳しい選択を迫られる過酷な世界観を描きつつ、その中にも救いのある展開はとても心を動かされた。”愛”とは何か、について考えさせられる素晴らしい作品でした!
0255文字
まっさん
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ネタバレ★★★★ 完結巻。唯一の理解者であったルイスの願いを聞き入れた無垢なる少女・アリスの侵攻が始まる中、世界が次々と壊されていく。一方、世界を裏切った亜人種達はアリスの暴走から最早生存への道を諦める。そんな時、とある男の魂を埋め込まれた砂の女王が再び破壊の衝動に目覚め、森の三王との全面戦争という事態に…最凶の敵であるアリスとの邂逅を前にして多くの犠牲を強いられるエリザベート達。いくつもの想いの果てに得られた勝利は、余りにも痛みを伴うものであった。世界を憎み、呪ったはずの聖女の献身・如何なる状況においても→
まっさん

かったのは少し辛い。せめて最後くらいもう少し協力して闘う〜みたいな流れを見てみたかったなと思う。あと、アリスの処遇。確かに彼女も物語の被害者ではあれど、犯した罪の数々は決して許せるものではなく、九巻終盤のあの人物の死は美しく儚くもどうしても残念な結果であったので、この辺りを踏まえて見てみると少しもやもやが残ってしまう。また、そんな死を迎えた人物のその後ももう少し描いて欲しかった。決して生き返らせて欲しいという訳ではなく、エピローグの雰囲気的になにか救済措置があるのかと思わず期待してしまった…まあこの辺り→

06/30 21:00
まっさん

は完全にこちらのワガママなので、あくまでそんな展開を迎えていたら良かったなというくらいのものだけど… 兎にも角にも最後までこの物語を読むことが出来て本当に良かった。次回作もきちんと追いかけようと思う。

06/30 21:01
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0255文字
椿鮎彦
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ネタバレ残酷で陰鬱で醜悪で凄惨な絶望に満ちた物語の中でも、微かな希望が光を灯す、優しい世界。自分が好きになった綾里先生の世界観が全て詰まった1冊。多くの死と犠牲の中でも、その根幹は本当に純粋なもので、そうして辿り着いた結末も、純粋で眩い終わり方だった。拷問姫の血澪れた生涯には、これからも常に一人の愚鈍な従者がいつづける、それだけで、それが全てな結末。
0255文字
ごぅ。
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ネタバレ世界で唯一親愛なるものの死。壊れたアリスの駄々っ子。あまりに稚気じみた御遊戯。ワンダーランド。最後の追いかけっこの先は、罪とリスタート。雨に濡れた迷い猫の未来に愛すべき人があらんことを。。。誰よりも無関係な自己犠牲。愛すべきものへの未来。一欠片の芥の途方もない演出。無情すらなく散る命。信念と信頼。何重もの輪廻。光と光が差し照らしたとき幸せの瞬間が訪れる。ただ穏やかで、ほのぼのと幸せを。これより先途切れなく際限なくいつもの情景を浮かべさせて欲しい。。。
0255文字
銀華
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ネタバレ『不思議の国のアリス』の終盤のように世界を滅茶苦茶に壊す異世界拷問姫、生きたい本能とそうでありたい理性で立ち続ける人々、愛した人が救った世界を守る拷問姫の行方は――地獄を生き抜き、手にした小さな願いが仄かに灯され、日向ぼっこのような世界の地続きで物語は終わる。一人一人が愛で動き、喪い、星のように瞬いた。一つの神話を見届けたように感じる程の余韻があり、読めて良かったと思うこの今をずっと覚えていたい。愛の神話の物語でした。
0255文字
物心
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ネタバレお帰り、エリザベート。完結。異世界拷問姫VS異世界拷問姫となった最後の戦い。誰が死んでもおかしくなかったな……。主要なキャラはほぼほぼ終わりを迎えてしまったが終わり方もまた切なく。生きたんだよな彼らは。カイト復活死亡そして最後のあの流れはとても好き。アリスの終わり方もまたいいんだよな。あれは果たして絶望か、のちの希望かという感じで。とてもいい重たい物語だった。
0255文字
Pustota
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ネタバレ既刊を再読していたら遅くなってしまった。このシリーズは思い入れが強くて、終わらせたくないという気持ちもあった。だが、物語は終わらなければならない。最終巻は初めから終わりまでクライマックスで、登場人物全ての物語が最後まで余すことなく語られる、素晴らしい1冊だった。感情が揺さぶられすぎて、興奮が冷めやらない。そして最後は、最後だけは、そうあって欲しいというところに「裏切って」くれて、本当に良かった。
Pustota

これまで読んで「人形」としか思えなかったアリスも、エリザベート(と櫂人)やジャンヌと向き合う中で、愚かでも哀しくても「選択」をした。最後は彼女も愛しいキャラクターの1人であった。

03/29 23:23
Pustota

結末の仕掛けは、なんとなく予想の範囲内ではあったが(というか、他に着地点が存在しないだろ、っていう)紅い部屋の意味は読めなかった。最後まで慄然とさせられる小説だった。

03/29 23:27
0255文字
サクラ翡翠
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ネタバレかつて最愛の従者・瀬名櫂人を失った“拷問姫”エリザベートは世界を守り続ける。それは鏡映し、共にあり得た可能性。それ故に決定的に交わらない二つの道。だから二人の拷問姫は“彼ら”の遺志を継ぎ、各々に世界へと立ち向かう。「どうして、私だけお父様を失うの?「瀬名櫂人」のエリザベートは生きているのに!」「この“拷問姫”が全てを賭けるのだ―“異世界拷問姫”が受けずして、どうする?」これが神話に至る物語。綾里けいし×鵜飼沙樹で贈る至高のダークファンタジー、最終巻。
0255文字
メメントモリ
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ネタバレ【拷問姫】と【異世界拷問姫】による最終決戦であり全てに決着がつく最終巻!!!!! 前作のラストがもの凄い引っ張る終わりかたをしてからの序盤!いきなりぶちかまされて、息も絶え絶え。それでも最終巻らしく最後まで手加減なしで止まらず駆け抜け、そして━ 最後の最後までめちゃくちゃ面白かった!いい意味で裏切られた展開、予定通りの結末かと思いきや思わぬ流れをもたらし、最後まで満ち足りた躍りで満足したような幕引き、らしからぬ行いを最後に見せ逝った至高の存在。そして、願いの果てに、ついに姿を見せるも相変わらず全部背負い
メメントモリ

また彼女との約束も破り、それもこれも彼女が生きているがために、愛する彼女の世界を護るため全てを終わらせた。 これ以上ないくらい綺麗な終わりかたを見せてくれた これ以上ないくらい見事に原点へと舞い戻った そして、夢見た先の小さな願いの物語は心に刻まれるはずだ(感涙) ほんとよかった!エリザベートへの寄せ書きが、前後の話のせいでほんま愛されてたんだなぁと伝わるからの微笑ましさとだから思わず泣きそうなった!

04/03 12:30
0255文字
虚と紅羽
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ネタバレ再1 2020/03/13【電】 電子書籍特典が読みたくて電子で購入のち再読。 特典しんっっっっどい!!2巻かそこらで出てこなくなったプリンネタがここでこうなって……エリザベートにとってプリンは異世界のものだから=カイトに直接結びつくものなんだなと思った。
0255文字
灰猫
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ネタバレバッドエンドにするかとも思ったが、おおよそハッピーエンドだった気がする。 広げ切った風呂敷を完全にたたみ切って終わったのはよかった。アリスは無理やりたたんだ感じもするが。 印象的なのは アリスと対峙したイザベラとジャンヌ、最後エリザベートをかばう皇帝。 アリス自身の苦悩というところ。 カイトとエリザベートの関係もいい。恋という感じではない愛というところだろうか。 ちょっとヒナの出番が少なかったような。 魔術もなくなりこれからこの世界は、どうなるかというところか。 何にしても良い作品だった。
0255文字
アツシカ
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選ぶということ。数多の傷を負いながら、泥まみれの宝石を大切に選び、抱きしめた人間たちの物語が終わりました。宝石だけでなく、泥も傷も、確かに彼らの手にふさわしいものだったと思います。未来は彼らの手の中に、ということで。迷わず選びとったカイト、迷いながら選んだエリザベート。彼らの鏡像として何も選ばないことを選んだルイスとアリス。彼らをとりまく愚かしくも美しい人間たち。その全てが愛おしく、愚かな愛を高らかに謳った本作にふさわしい最終巻でした。物語が終わった後も続く世界に幸多からんことを。
0255文字
はる
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ネタバレルイスの言葉により壊れ覚醒したアリスは世界の全てを壊そうとするが... 最期の戦いだけあって壮大だなそして悲惨でもあるリュートが生き残ったのは良かったよけどその他がね..アリスの最期もなんとも言えない彼ら彼女らが選んだとはいえ皆死んだのしんどいなそしてエピローグの再会にとてもいいと思った彼らに幸福あれ。とても面白かったですお疲れさまでした。
0255文字
八岐
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ネタバレ★★★★★ 生きた。生きて生きて生き抜いて、その果てに訪れる死ならば、それは惨劇ではないのだろう。やるべきを自ら見定め、各々の答えを得て、やり尽くして逝く皆々。満足か? 満ち足りたか? 救われたか? 幸せだったか? 無念であろう、だが後悔はないのだろう。そんな風に、皆去っていく。愛を胸に抱きしめて、去っていく。だからだろう、世界はこんなにも惨たらしく血塗れなのに、切ないほどに美しい。こんなにも、優しい。だからこれは人間讃歌の物語。綺麗な夢のおとぎ話。ヒトが小さな幸せを手にする夢物語だ。
0255文字
みどり
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え?って、終わった?? 終わることはわかっていたけど、ハッピーエンドなのかな? この人の作品はいつも後味が悪いから好きなのだけど。
0255文字
蒼1228
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ネタバレkobo版。シリーズラストを飾るのに相応しい巻。まず表紙と口絵が美しく、読み終わってから見返すと泣けてくる……。愛する人の願い故に世界を滅ぼそうとするアリス、救おうとするエリザベート。シリーズを通してこれでもかと描かれた、人類と亜人たちのどうしようもない愚かさ・醜悪さ。彼らと世界は本当に救われるべきなのか? それに対する答えのように、絶望的な状況でも、それぞれが守るべき「何か」のために死地に向かい散っていく登場人物たち。特に、名さえ告げずに逝った聖女(最期に肉屋のことを思い出してくれてよかった……!)と、
蒼1228

最期まで一緒だったあの二人のシーンは涙で続きが読めないほど。そしてラスト、パンドラの箱に最後に残っていたのは希望だったように、これでもかと読者を絶望と悲哀のどん底に叩き落しておきながら、ちゃんとあの形で締めてくれたことに胸が一杯です。本当にいいシリーズだったー!!

03/02 22:05
0255文字
虚と紅羽
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ネタバレ確かにこの物語に何か言うのは無粋な気しかしないので(真面目なとこは)短めに。 後書通り硝子で手を切り血塗れになりながらも途方もない砂の中で美しい宝石を掴んだ物語。その宝石を掴むまでに刻んだ傷はきっと消えることはないけれど、彼・彼女らはその痛みと傷を治そうとは思わないはず。それが彼・彼女らが選んだ道だから。 ここからしょうもないこと。なんかもう十章の最後数ページから「しんどい」って連呼してた。この二人の関係がやっぱりしんどさを増長させている。だから最後の最後があんな感じになってくれて本当に、本当に良かった。
0255文字
nanairoyagi
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世界は救われ、延命を果たす。結局、アリスには、こういう結末なんだな。
0255文字
椎名
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ネタバレ完結。滅茶苦茶に綺麗な締めくくりでした。表紙もなかなか見ない類いのものだったがこれ以上はなく。もしかしたらそのポジションに立っていたのは自分だったかもしれない、というのは王道中の王道ではあるが、アリスもまた自らが課された、愛したものから受けた呪いに気付きながらも、愛した人間の全てを許すという愛を貫いたシーンは良かった。ここまで追いかけてきた読者なら文句無しの一冊だった気がする、お疲れ様でした。
0255文字
桜乱
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ネタバレ読み終わった終わってしまった、繰り返しの表現は最後のこのため? もはや全て死に絶えても覚悟していたがああ、その上でそんな選択をした上で約束も守るかー! しかし、ほんと、最終決戦からの流れの中での交流からのが、言葉にならんのです。 誰も彼もが、諦めず無駄であろうが足掻き、ある意味後悔なく逝き、それがまた追い詰める、、、せめて叶い笑顔であったことが幸いなるかな
0255文字
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異世界拷問姫9 (MF文庫J)評価69感想・レビュー46