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邪馬台国はなかった (朝日文庫 ふ 8-6)

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ぽんくまそ
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若き日にこの本に続く「失われた九州王朝」をはじめに読んで夢中になり、その次の「盗まれた神話」を経て、それから3部作の始めの本作を読み古田武彦にはまった。その時は結論を早く知りたくて飛ばし読みしたので、今回の再読では丁寧に読んだ。魏志倭人伝の解読に、これ以上に合理的な謎解きを知らない。コペルニクス的転回で、里という長さの単位が正史三国志書かれた魏晋時代は他の時代の里より短かったことをつきととめたことが解決のてことなった。この短里をもっと論点の真ん中に置いて主張する方がよい。邪馬壹国は福岡市です。
0255文字
レイノー
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本書の他説批判は面白いので再読した。
レイノー

◇いえ、削除にまでは及びません。この議論自体も、後に見れば、「色々考えたね。」と思い返すことができるはずです。また、ここでの指摘自体が備忘録の役割を果たすでしょう。

08/05 18:06
hyena_no_papa

レイノー様へ。「削除にまでは及びません。この議論自体も、後に見れば、「色々考えたね。」と思い返すことができるはずです。また、ここでの指摘自体が備忘録の役割を果たすでしょう。」というご発言に驚きました。実は、「あいちトリエンナーレ2019」の件で賛美両論喧しいのですが、それこそが社会が健全である証拠ではないかと思っていたところでした。同調圧力などという言葉もあります。異を唱えることの難しい時代ですが、空気を読むだけの社会というのは果たしてどうなのかな?というかすかな懸念も持っています。ご寛容に感謝します。

08/05 18:14
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0255文字
cosgy
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とにかくびっくりした。目からウロコ状態。いっぺんに古田信奉者になった。
hyena_no_papa

コメント失礼しますm(_ _)m 「邪馬壹国」というのは『三国志』の12世紀南宋刊本に初めて出てくる表記です。それ以前に『三国志』(魏志)を引用・参照したと思われる典籍には「邪馬臺」とあります。顕著な例が『隋書』の「則魏志所謂邪馬臺者也」ですね。『隋書』の成立した唐代7世紀頃流布していた『三国志』に「邪馬臺」とあった証拠となります。『後漢書』『隋書』『北史』『梁書』『通典』『太平御覧』『冊府元亀』など、皆「臺」です。今われわれが見ている「原文」というのは、陳寿から9世紀後の12世紀南宋代の刊本なのです。

08/05 11:38
0255文字
レイノー
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1992年刊。◆魏書烏丸鮮卑東夷伝倭人の条にある、いわゆる邪馬台国関連記述につき、女王国とは、正しくは邪馬壹国(邪馬一国)で、邪馬臺国(邪馬台国)とは後代の誤植であるとの見解の下、邪馬台国論争に一石を投じた民間研究者の書である。◆「邪馬一国はなかった」読了までは、一定の合理性があると思っていたが、前掲書から推量しうる本書の牽強付会ぶりから、著者の書籍はほとんど読まなくなった。陳寿に依拠、文言解釈の徹底など興味深い書であることは認める。しかし、東夷伝倭人条の部分だけをいくら精緻に論じても殆ど意味が無い。
hyena_no_papa

>過分なお言葉 いえいえ、砂漠にオアシスを見た気持ちになりましたので、そのように書かせていただきました。私も大学は工学部でした。それが今では漢籍(中国の文献)と格闘する毎日です。高校時代、もっと漢文の授業を真面目に聞いておけばよかった、、、というのは後の祭りでした。今後とも宜しくお願いいたします。

07/20 23:44
レイノー

こちらこそ、よろしくお願いします。

07/20 23:54
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