形式:その他
出版社:Audible Studios
同じ事件の色々な局面を何度も違う角度から描写するため、ともするとくどくなりがちだが、その辺りを上手に見極めて、繰り返しにならないよう物語は書き進められている。新しい見解や証拠物件も次々登場するため、読者を飽きさせない。下った審判は10代半ばの少年少女たちがいかにも思いつきそうな判決で、心が温まる。そこに至る経過では、裁判員たちは提出された多くの証拠を検証することはなく、各人が受けた印象や意見をさらっと述べるだけ。実際の裁判員制度でもこんな経過をたどるのか?
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