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不真面目な批評家、文学・文化の英語をマジメに語る シェイクスピアはなぜ「儲かる」のか? EJ新書 (アルク ソクデジBOOKS)(Kindle版)

感想・レビュー
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die_Stimme
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いい本だった。大学で英米文学と英語を教えている北村さんならではの、英語で原著を読むに当たってのチップス本でもあった。例えばシェイクスピア作品など初期近代英語で使われる二人称thou系は親しい間柄で使われるもので、より丁寧なyou系と使い分けがされており、作中で親密度が変化するとthouに変わっていくことが見て取れる。何度かシェイクスピア原著チャレンジしてみたことがあるけど、あの分かりにくさはこういう所を押さえずに徒手空拳で取り掛かっていたからだなと…こういうのは邦訳本だけ読んでいても分かりにくいところ。
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あんころ
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うーんなんだこれ…。本のタイトルになってる話は全体の1割に満たない程度。(kindleで読んだけど)100Pもないような本なので内容はかなり薄め。他はドラマ等から数文だけ引っ張ってきて解説、みたいな感じ。
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さく
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英語学習の本は数多出ているけど、これもぜひ読んでほしい。「自分の勉強、本当にそれでいいのか?」と見直すきっかけになる。闇雲に資格対策本をこなしても意味がない。文法や単語ももちろん大事だが、「英語は楽しくないと勉強が続かない」「文化や文学を学ぶのが大事」という著者のポリシーに痺れた私は、『くまのパディントン』英語版をKindleですぐに購入した。こんなに楽しく学んでいいんだ。英語学習はつらいという呪縛から自分を解き放てる。
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Taka
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文学や映画などを通じて、「非実用的」と言われることのある英語を学ぶ大切さと楽しさを説く。読み物として単純に楽しい。「実用的」な英語に偏重している身としては、この「非実用的」と言われる英語にこそ苦労しているし、必要性を痛感している。中学1年生の息子がスラスラ読んで楽しんでいる小説(英語)も相当苦労して悔しい(語彙力診断したら、僕が9000語レベルに対して息子は13000語レベルだったので、そりゃ差はあるわけだけど)。楽しんで英語に触れ、何だろうこの表現、と好奇心を持ち続けることが大事だな。
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あさい
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文学を通して英語を学ぶ方法をやさしく解説した本です。 実用的というのは、TOEICの勉強をしたりホテルの予約やレストランの会話フレーズを覚えている以外にも、ジョークがわかったり映画を楽しむことでも言えることなんだと英語に親しめる入り口になります。「まずは話してみよう」とはよく聞く英語勉強法ですが、まずは英語で作品を楽しもうと思います。
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薄明
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シェイクスピア研究者による、古今の英文学の案内を兼ねた英語コラム集のようなもの。ひとつひとつは短くてさらっと読めるが、作品の魅力と英語の奥深さを窺わせる。またクリスティの『そして誰もいなくなった』で男が女に運転を申し出る場面の解説に付して、好ましくない誘いであればきっぱり断ることが勧めてあってとても良かった。現代的だ。副題のシェイクスピアが儲かるという話はもう少し数字が欲しいが、それは文学者ではなくて経済学者の仕事か。間接的なものまで含めたらかなりの額が動いているとは思うが、その規模を知りたいなと思う。
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at@n
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バラエティと内容豊かな作品案内であると同時に英語学習、教育についてのガイドにもなっていてとても楽しく読めた。古典や文学作品が「儲かる」「コンテンツ」であるということには同意しかない。
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法水
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文学や映画に出てくる英語表現に焦点を当てたエッセイ集。最近、配信でシェイクスピア作品を観る機会が増えているので、「シェイクスピア英語入門!」は一番ありがたかった。他には『パディントン』、『クレイジー・リッチ!』、『リトル・ダンサー』、ワイルド、マンスフィールドなど。イギリスで一番面白いとされたジョークの解説もあったけど、やっぱり語学の学習に文化に関する知識も必要よね。日本の英語教育ではその辺が抜け落ちていて、日本に関することを英語で勉強したりするからなぁ。
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