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食卓の賢人たち 1 (西洋古典叢書 G 2)

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roughfractus02
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マルクス・アウレリウスがゲルマン方面の戦争の中『自省録』を書く2世紀、ナイル川河口の植民都市で本書を書いた著者は、世界を背負い、抽象的イデアに向かう言葉を、身の回りの些細な話題を表す役割に連れ戻す。当時の有名人の名で呼ばれるが別人とされる歴史家、文献学者、哲学者、医者が膨大な古代の書物を引用しつつ、食卓に並ぶ食べ物や調味料、ぶどう酒、水、果物から、宴席での歌や宴席の椅子、掛布へと変転し続ける本書は、古代ギリシアの賢人たちが食卓を囲み、エロースなる単一テーマを語り合うプラトン『饗宴』のパロディとなっている。
roughfractus02

【目次】(続き)第三巻<要約・原文> エジプト豆の実/胡瓜/無花果/林檎/キュドニア林檎/ふたたび林檎/ペルシア林檎/シトロン/貝類/雲丹/主に牡蠣のこと/インドの牡蠣――真珠/水煮の肉類/子宮――ウルピアヌスとキュヌルコスの喧嘩/あらためて子宮/料理・食事の哲学/大海老/小海老/網膜/揚げ物用の小魚/パン/炙り焼きのパン/アタビュリテス/アカイネ/塩漬けの魚/水/碾き割り麦

07/26 02:13
roughfractus02

【底本】Athenaios von Naukratis Dipnosophistarum libri XV Recensuit Georgius Kaibel Hrsg. v. Georg Kaibel.Teubner, Leipzig 1887-1890

07/26 02:14
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