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断薬記 -私がうつ病の薬をやめた理由 (新潮新書)

感想・レビュー
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ジュリ
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精神科や心療内科に行ってうつ病と判断されると、薬を処方される。そして、その薬を飲めば廃人にされてしまう。断薬できたとしても、長年薬を飲んでいると脳に影響が出てしまい、後遺症が残る可能性がある。著者は執筆活動に影響がでてしまったようだ。薬は気軽に飲まない方がよい。
遊未

もしかして、不適切な医師に不適切な大量の薬を処方され大量の薬をまともに摂取し続けると危険!ということではないでしょうか?薬の量、種類に疑問があればセカンドオピニオンを探すことは何科の病でも同じです。信頼できる医師の指示に従わない勝手な断薬が危険極まりないことも全ての病で同様です。信頼できる医師の指示にしたがっての減薬→必要なくなれば治療終了が大事です。

02/03 20:59
0255文字
Billy
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著者の赤裸々な告白。精神疾患とそれを直す医師と薬。薬漬けされても治癒しない実態。減薬しようと医師探し。減薬に対する副作用との闘い。草津の強酸性湯による湯治。ひと月に渡る時間湯という湯治の体験。アトビー患者の苦しみ。東洋医学。色々と学ばせていただいた。生きていく上で誰もが悩む。悩み過ぎて医師や薬に頼っていいものか?。国民皆保険ゆえ、安易に精神科へ行く現代人。著者の問いかけは心に響いた。さて、薬を断つことができた著者が今後、どんな著作を著すのか、楽しみである。2020年5月刊。西東京市図書館蔵
Billy

「路地の子」が初めて読んだ著者の本。それから、11冊の著作を読んだ。未知なる世界を紹介してくれる分かりやすい文章が印象的。そんな本を、こんな精神状態の下、書いていたのかと知る。文を紡ぐ作業というのは心の重労働なのかな?。本著以降、どんな本を著すのだろうか?

06/22 20:44
0255文字
yama
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素直に誠実に書いている印象。私も精神系の薬を何年か飲んでいるので、読んでいるうちに怖くなってきた。湯治(時間湯)のくだりは結構笑った。この章かなり面白い。しょっちゅう「ウトウト」という記述が出てきて、著者カワイイ〜。笑いのツボがそこかしこにあり、笑いまくった私でした。
0255文字
げんさん
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薬害を疑い断薬をした著者。「完全断薬してから、仕事が全くできなくなり、1年後、調子が戻ったと実感できて、家族と向き合えた。再婚後にできた幼子の面倒を小まめにみるようになった。」と告白している。四国遍路や時間湯の体験も出てくるが、調子が戻ったのは家族のおかげなのではないか。3度目の自殺未遂を生き延びて、これではダメだと、出会った女性と付き合って3ヶ月で再婚。この女性とその幼子にもっと感謝すべき。  現在はデパスなど30日制限されて、大量服用の危険は少なくなった。必要なのは断薬ではなく、家族と正しい服薬です。
0255文字
Momoko Nishikawa
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しんどいのが治ると思って飲んだ薬に依存してしまう。大変な問題だ。魔法の薬はない。 薬で解決できるのかどうかの見極めが必要かも。
0255文字
au
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自分のことをこんなにドライに書けるってのは。面白かった。
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zuisei
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『鬱は心の風邪』というフレーズで精神科への受診を促すキャンペーンがある。なんか気軽に受診して、薬を飲んですっきりしたくなる。本当にすっきり治るのだろうか。著者は薬の副作用で長く苦しむことになる。精神薬は麻薬と一緒であり、断薬するのは難しい。健康保険で気軽に受診して薬で治そうとする。勿論そうしなければならない重病もある。しかし、軽い風邪で薬を飲むのはやりすぎだろう。風邪に効く薬はない。この本は著者の断薬までの道のりが語られる。面白っかった。四国遍路と草津の湯での治療の話は興味深かった。評価4。
0255文字
花陽(かよう)読書会
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1970年代には精神薬の問題に気付いた欧米社会...製薬会社が商品としての「薬」を販売したいがために病気を求める...その病名(診断名)を医者が名付ける...という社会問題に、日本は、どう向き合っているのか。筆者は、病名が「双極性障害」から「統合失調症」に変更していくなかで、日本特有の多量多剤の薬物療法に、どっぷりと浸かる。6年近く、精神薬を飲み続けた。それでも病状は改善されず、自殺未遂3回...そんな中での断薬に向けた、著者の試行錯誤が描かれている。
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Melody_Nelson
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面白くて一気読み。筆者の本は以前数冊読んだことがあったが、鬱になっていたとは。そして、自殺未遂3回というのにビックリ。その後、薬漬けにされていくわけだが、改めて向精神薬の怖さを思い知らされる。何やら女性関係などの赤裸々な個所もあるが、生来の性格や育った環境なども鬱発症に影響するのだろうから、まずはカウンセリングがいいんだろうな…。筆者が四国お遍路に挑戦したり、高温温泉での治療とか、そちらの方へ向かっていき、体調が良くなっていくのが興味深かった。あくまでも一例に過ぎないのだろうけど…。
0255文字
ヒヨドリスキ
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鬱で自殺未遂3回。追い詰められ薬漬けの状況に嫌気が差した作者は断薬を決意。精神科の薬で依存症になった状況は覚醒剤と変わらない酷さ。断薬しきるまでの長く苦しい月日(特に睡眠薬を断つ難しさ)。作者は安易に薬を出す精神科医に苦言を呈してるけど出された薬で体調崩していく現実が怖いわ。湯治場で薬を抜けさせる方法も面白かった。ただこの作者、かなり性格が悪く女性関係もだらしない。愛嬌のない西村賢太って感じ。ケンタは面白いんだけど、こちらは笑えないわ~。愛嬌と文才の違い?何だかんだ言いましたが読み応えは有ります。
0255文字
Arnold Kawakami
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ネタバレうつでアモキサンとベタナミンを服用している会社の上司から仕事中の眠そうなのはなんとかならんのか、と言われ。アモキサンの副作用が眠気倦怠感なことを見つけ。120mg/日を75mg/日にしたら何年もの悩みの種だった眠気がなくなった。うつは酷くなったが。そんなんでこの本を読んでみた。断薬の専門医に通い信じられない量の薬を徐々に減らして遂には断薬。断薬後1年仕事が滞ったとのこと。定年後に挑戦するか。
0255文字
starlive
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一物語の一思想。抜くときの辛さは、脳からの強い命令か。
0255文字
エリー
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非常に面白い新書であった。指南書だとか小難しい論理をこねるような本ではなく、ただ一人の男の断片が記述された本。成長を感じた…
巳之中野 蛙(みのなかのかわず)

興味深い本ですね。登録させて頂きます。

07/22 03:41
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サプリママ
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ネタバレ⭐⭐⭐⭐❤️ ノンフィクション作家上原善広さんの本🔰 さすがに作家さんなので読みやすくご自分の苦闘を赤裸々に記されている。抗うつ剤と睡眠薬との格闘は凄まじかった。うつ病→双極性障害→統合失調症 自殺未遂とさらっと書かれているが壮絶であり、これは薬害だと思う。薬剤師として働いていた頃はこの辺りの薬は日常茶飯事であり、医者を含め鈍感になっている。医療者もどこ見て仕事してると言われても仕方ない。実際、薬剤師なんか臨床はわからないし断薬、減薬の提案すらできない。精神医療の閉鎖的なところも大いにある。いい訳😅
0255文字
たけやん
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私は精神疾患を11年患い、薬を飲み続けて来た。飲んでも飲まなくても変わらないような気になり、先月、自己判断で減薬、断薬した。そんな折にこの本に出会った。 精神科の薬が脳や身体に、いかに悪影響を与えているかを知ることができた。また、製薬会社による医師への売り込み戦略もあることも分かった。
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nobidora
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講談社の現代ビジネスに連載されたものに加筆修正されたもの。減薬・断薬の過酷さを知る上で貴重な一冊であり、そうした人たちの心の助けとなるだろう。向精神薬は慎重に使われる「毒」であり、西洋医学の対症療法的な限界、日本の現代精神医療の構造的な問題(医者は薬を出すことしかできず、精神療法のレクチャーは大学ではほとんど受けない。教授が精神療法ができないのだから)を示唆しつつも、草津の時間湯という現在では体験できない貴重な療法で、ベンゾの最もつらい「断薬」を乗り越えた様が描かれている。
nobidora

内海氏はまあさておき、田島治氏は日本にSSRIが上陸する際にその嚆矢を放った人物の一人である。しかし、本書で触れられているように抗うつ薬パキシルの自殺危険性を問題提起し、その後製薬会社の方針を大きく返させたイギリスの薬理学者、ヒーリー氏の弁に触れてからは向精神薬の過剰処方に気づき、まるで罪滅ぼしのように減薬・断薬の臨床に立たれている。繰り返しになるが、薬は思慮深く使われる毒であり、現代の精神科医は安易に薬を出しすぎではないだろうか?また、有名人や精神科医YouTuberやらが早期受診を勧める様にも違和感。

06/18 18:06
0255文字
イズル
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離脱症状とは禁断症状。そんな症状に悩まなければいけない薬ってなんだろう?と考えさせられた。今は断薬ブームらしいが、薬を減らしたい人や、辞めたい人のための病院が存在することは大切だと思う。また薬をやめたくない人にも 、その気持ちを尊重された治療がおこなわれるべきだと私は思う。そして患者側も自分はどうしたいのかを考えておくことが望ましいのだろうなと思った。最後に上原さんの体験が強烈すぎて圧倒された。
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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン
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著者の他著書と文章のリズムが全然違う。素人の体験レポートか、というくらい。文章を作ることができないくらい自分を語る作業がそうもしんどかったのか。編集がよくぞこれの出版を許可したものだ、とまでは言い過ぎですか、そうですか。結局この人は、薬に手を出さざるを得なかったきっかけからは解放されていないのだな。薬はどう止めるか、ではなくて、なぜ飲み始める羽目になったか、の原因究明が大切ということを改めて思わされました。
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川獺
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確かに精神疾患だから向精神薬を飲んでいるのか、向精神薬を飲んでいるから精神疾患なのか分からないことはある。
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のののか
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★★★ エビデンスに乏しいし、国民皆保険を批判しているのもどうかとは思う。 が、元々、体験記なのでそんなものだろう。 あまり実用的ではないが、ルポなので仕方がない。 まるで役に立たないわけではない。
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Sandy_TaSusong
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この作家の著書は初めて読む。お名前も初めて知った。今の自分に何か少しでもプラスになる部分があればと思い購入。結論、1章で読むのを止めた。最後まで読めば、わたしの求めるような何かがひとつくらいあるのかもしれない。だが、筆致の相性とでも言おうか、それが壊滅的に合わない。ご自身の生い立ちを表現する際に「社会の最底辺から」という言葉を使っておられるが、それをもじって言えば「社会性が最底辺」とも感じる部分がある。いずれにせよ、文字数制限ギリギリのレビューを書かせるくらいだ、良くも悪くもそういう力が本書にはある。
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tkm66
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個人的に注目していた著者が、この様な状況だった事実に驚きつつ、筆力が落ちていない事が喜ばしい。
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JunTHR
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多くの作品を読ませてもらい、現代日本のノンフィクション作家の代表格に思っている上原善広の生活の困窮や苦労は読んでいて辛いものがあった。上原善広個人の闘病と断薬の記録として、あとがきに至るまで読み応えが凄い。完全断薬のための方法が、また意外なもので驚く。 あくまで個人の体験と断りを入れているが、精神科の投薬治療への批判は、なかなか苛烈なものが含まれていた。普段批判されているものでしかその名前を読んだことのない内海聡が普通に登場することにどうしても違和感を感じてしまう。
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