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晴れ、時々くらげを呼ぶ

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ネギっ子gen
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【空から魚が降ってくる楽しそうだけど、時代はクラゲかな】題名が、もう刺さって……。売れない作家だった父が亡くなった後、他者と関わりを持たず、読書なんて時間の無駄と思うようになった高校生の越前亮。屋上で「くらげ乞い」をする後輩・小崎優子と――。<小崎が起こしたかったのはテロだ。反乱だった。クラゲを使ってたくさんの人に迷惑をかける。だから有毒の禍々しいクラゲを望んだ。そしてクラゲは降った。呼んでみせたのだ。あの小さな背中は何より強かった。迷惑をかけたいという動機も、きっと僕にとって意味のあるものだった>と。⇒
ネギっ子gen

【奇跡は起きた…のに……】と、無力さに打ちひしがれる亮と小崎。<「世界中に迷惑をかけたかったんです」/「これはクラゲテロだったんです。でもできなかった。クラゲは降っただけだった。無駄だった」/理不尽なんだよ。矢延先輩の言葉が点滅する。理不尽に対抗する手段さえ、理不尽なんだ。目の奥でストロボが瞬く。だからあの子はクラゲを呼んでいるんだよ。閃光が前頭葉を焼く。理不尽なのは何だ。世界だ。対抗しているのは誰だ。小崎だ。手段は何だ。何だって理不尽だ。勝ち目なんて、端からなかった。「世界は案外、強かった」>と……

01/30 10:03
ネギっ子gen

【本と私】矢延先輩は、亮に語りかける。「枕元に置いておきたい芸術だし、誰かが手間暇かけて作ったものはそれだけで価値がある。/自分がぐんと広がる気がするでしょ/いつも引用は言わないよ。別に、あたし全部が本で構成されてるわけじゃない/あたしの構成物質は小説じゃないよ。/種子はあたし。育つには肥料と水と太陽が必要。ときには嵐に耐えることもある。風に飛ばされないように、立派な根を張るために。いつかは花を咲かすかもしれないし、咲かさないかもしれない。でもできれば咲かしたい。だから生きる。君だってそうでしょ」と――

01/30 10:04
3件のコメントを全て見る
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momo
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くらげを呼ぶ少女たちの不思議なお話。本好きさんは共感できるお話あり。
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若井水色
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ネタバレどんなファンタジーかと思ったが、本を愛する人のための物語だった。ややラノベチック。優しさの対極は無関心。孤独と芸術は紙一重だよ。仲間と共に時間を費やし何かに反抗する、青春小説らしい小説だった。「なんで本を読んでるのか、考えたことある?」
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わんこち君
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初めての作家さんです。ハマりました。くらげを読んで空から降らせるという話なのですが、作中には実際の作家や作品が多数出てきて、読書好きにはおすすめではないでしょうか。ほとんどの作家も作品も知っているか読了本だったりしますが、小崎ちゃん推薦のいしいしんじのプラネタリウムのふたごを読んでみたくなりました。鯨井さんの他の作品も探して見ようかと思います。
0255文字
巻々
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本を通して人と人がつながって、仲間が出来ていく過程が青春してて、ついついページをめくってしまった。なんかいいね。高校時代のバカバカしく楽しかった日々を思い出した。あっさりしてて瑞々しい文体がよかった。最後はうるっとした。
巻々

好きな場面→“本好きは大人しいと思われがちだが、実際のところは真逆だ。趣味が合った瞬間に爆発する”P51

11/17 23:40
0255文字
よ
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全部が刺さったわけじゃないけれど、忘れられない台詞が多々ある小説。ひとりぼっちは身近な絶望。だからこそ寄り添いたい。
0255文字
キリ
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図書委員ものは好きなので、一気に読んだけど、あまり刺さらなかった。高校生の心の機微を丁寧に描いているが、その題材のクラゲを降らすというところに感情移入できなかったせいかも。作中に出てくるオススメ本は、読んだものも読みたくなるものもたくさんあって良かった。
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un
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そもそも高校生が委員会の業務にがっつり時間使うこと自体ちょっと違和感があるが、読みやすさはありました。ラノベっぽいというか、文学少女の井上心葉感が否めない(ヒロインがつれなくされてもめげずに主人公を構う、やれやれ系なのになぜか人が集まってくる、など)関岡さんの万引きのくだりは、あってもなくても…と思ってしまった。
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みそかつ
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ネタバレ1年前からずっと読みたかった作品。やっと読めた。うれしいな。世界の理不尽を感じた明るい青空の日は、来い!!って心の中で叫んじゃうようになったよ。最高の青春を感じることができた。私も学生だけれど、こんな素敵な日常、過ごしてみたいな。「優しさの本質は他者への興味」私に向けた言葉みたい。この本の主人公、越前君の目線で描かれている世界、私の世界と少し似てて面白かった。この本の中に登場した本を読んだら、また読みたいと思う。くらげ、降ってこないかな
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気まぐれたらこ
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思春期の拗らせ具合が分かりやすく書かれていて、そこに苦悩や青春が散りばめられていて 最後はとても健やかな気分になりました。
0255文字
ゆーり
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ネタバレタイトルや装丁が好み。現実の想像が容易い高校生たちの苦悩(レギュラーになれなくて僻む、親からの圧力、受験ノイローゼからの万引き、身近な人の死)と、くらげが空から降ってくるという非現実な現象が心地よく馴染んでいた。読んでいてアニメのように登場人物が脳内で動き出す感じ。高校生の頃のあのがむしゃらな気持ちや行動力、どこにいってしまったんだろう。 自分という基盤の上に、読書やその他いろんな経験が積み重なって今の自分が作り出されている。恋先輩がいいキャラで好きだった。
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ふな
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ネタバレ晴れやかな気分になる青春ストーリーでした。小説好きな人はふふってなる部分が多いかも。バカバカしいことでも真剣に協力して取り組むのって楽しいし案外大事だと思ってて、こんな青春送った四人(矢延さん含んだら五人か)は今後壁にぶち当たった時もくらげを読んで乗り越えれるんだろうなって思った。『越前くんはさ、無関心で自分勝手だよね。謝りたくなったから謝るけど、そこに相手の感情はないじゃん』
0255文字
鷹野郷 善後
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本好きな人にはオススメの本。本から学ぶことは本当に多い。クラゲが降るのかどうかはどうでもいいし、主人公のことは好きになれなかったけど、読書を通して得られること、救われることがたくさんあることが伝わってくる。
0255文字
Snow
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蔵前の透明書店で久々にジャケ買い。装丁通り透明感あふれる作品でした。総合的に判断するともう中学/高校に戻りたいとは思わないけれど、やっぱり若いっていいなあと。そんなこと自分が言う立場になるなんて思ってもいなかった。作者も年下、、デビュー作、、、。良い休日の締めでした。また明日から頑張ろうと思える作品。
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たか
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★★★★☆タイトルと装丁で購入。不思議ちゃんと青春と、少し風変わりなお話。ここ最近の読書で一番良かったかも。
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香翠
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くらげが空からヒラヒラ?ふわふわ?して来たら幻想的で綺麗だろうな。きっと呼吸するのも忘れて見入ってしまうかもしれないなぁ…と思い描きながら読んだ。でも大人って嫌だよね。後片付けが大変、臭いもするのかしら?なんて同時に考えちゃうんだもの。
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よし
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気持ちの良い本だった。もう随分と前の青春時代なので、のめり込むのは難しいかと考えていたけど、十分楽しむことができた。 前半はじれったいくらいの伏線張りまくりだったが、中盤で思いもかけないことが発生し、そこから登場人物たちが健気に一つずつ考え、実行し、最初の目的は果たせないものの、それぞれが抱えていた問題を自分なりに解決することができた。人は繋がっていないようにみえて、全部繋がっている。思い込んでいることも、実は無意識では全く別のことを考えている、そういうことを思い起こさせる作品だった。
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ツジ
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あらすじも何も知らずに読んだ。青春系は久々に読んだけど面白かった。
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葉月
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ネタバレ人と関わると迷惑をかけるものだと聞いたことがある。 誰かに関心を向けること、迷惑をかけること、優しさを向けること、傍観者の義務と責任と力。 人と関わるのは難しい。 そして理不尽な世界を少し驚かせるのもいいのかもしれない。くらげが降ってくるくらいのできごとを、私も時々待ちわびている。
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moe
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「種子があたし。育つには肥料と水と太陽が必要。ときには嵐に耐えることもある。風に飛ばされないように、立派な根を張るために。いつかは花を咲かすかもしれないし、咲かさないかもしれない。でもできれば咲かせたい。だから生きる。きみだってそうでしょ」
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こまち
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作家である父を亡くした主人公、亨。 図書委員で『クラゲを呼ぶ』後輩小崎に付き合う日々。 何もかもを一歩引いて見る亨だが、ある出来事をきっかけに、少しずつ読書との付き合い方、高校での過ごし方、そして友人との過ごし方に変化が出てくる。 ラストの伏線回収からの爽快感が堪らなく良かった。また、多くの作品や引用が出てくるので、本好きはわくわくしちゃう作品だと思います♫
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ガーネット
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「うふふ」と「チクリ」が、口の中で混ざっている。読書好きとしての「うふふ」、青い青い彼らへの「うふふ」。理不尽な世界の一端としての「チクリ」、人の難しさを知る「チクリ」。甘い飴と辛い飴。それを、こういう物語として読ませて貰えるのは、やはり「うふふ」だと思う。迷惑ってかけたり、かけられたりするもんだし、それが案外「美味しい飴」の材料になったりもするんだよ、とおばちゃんは、青い青い彼らに、読書好きの仲間の立場から、ボソッと呟いておく。
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潜水艦トロイメライ
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くらげが降るからなんということはないけれど、意味不明なことをしたいリビドーに駆られたりそれを斜に構えてみたりする高校生とはこんな感じだなという透明な不透明さを海の中から掬い上げるミズクラゲみたいな話は口内炎に塗る軟膏の如き優しさがある。
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ふる
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高校生の青春物か、クラゲが降るって何だ?と思いながら読み進むと、中盤で本当に降ってきた!そこからがおもしろかったです。亨の心の動きが丁寧に書かれていて、呪いが解けていくさまは頬が緩むほどでした。外で読んでたので、涙はぎり抑えました。静かで優しい話で、図書委員のようにPOPを作って人に勧めたいですね。
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がらくたどん
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ネタバレ『はれときどきぶた』の則安君小2はお母さんに日記を勝手に見られた世の理不尽に怒りある晴れた日に「ブタ」を降らす。喝采である。高校の屋上で「クラゲ」を降らせるべく日々精進する本好きの少女がひとり。祈りなのか?怒りなのか?世の理不尽と子供である無力さへの怒りのクラゲテロであったことを知ったのち、傍観する少年・躓いた少年・追い詰められた少女達が図書室に集い物語の言葉に背を押されながら再びクラゲを呼ぶ。ブタが降ったのだ。クラゲが降らない訳がない。子ども達よ、本を読み静かに怒りクラゲを降らせ。君たちは無力ではない!
東谷くまみ

そうだ、ブタが降ったんだからクラゲが降らないわけがない🤣!はれぶたの作者さん、この前亡くなりましたね。私も二女も好きな作品だったので、いつか再読したいです🐽✨️

09/04 21:53
がらくたどん

くまみさん、ありがとうございます。矢玉さんね~。まだ暖かく抒情的な作品が圧倒的だった児童書の中で「ノンタン」と「晴れブタ」の出現はとっても嬉しかったので寂しいですね。無力を突きつけてくる世界に、その若い感性で一矢報いようとする彼らのエネルギーこそが眩しい宝物って気がします( *´艸`)

09/05 12:58
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ハル
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ネタバレ『本好きは大人しいと思われがちだが、実際のところは真逆だ。趣味が合った瞬間に爆発する。』 青春。結構序盤でくらげが降ったときはこの後どうなるのかと思ったけど、最後は父との会話も思い出せて優しい結末。実際の小説がたくさん出てくるから、次に読みたい本が止まらない。
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pino
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ネタバレ読書がもたらす奇跡の一冊。不思議なタイトルだなと手にした瞬間から、私の頭の中は?とくらげ模様で一杯になる。大真面目にくらげ乞いをする、高校生の小崎。彼女の不可解な行動に成り行きで立ち会う、先輩の亨。2人は図書委員という共通点があるが、本に対する思い入れが違う。亨が人にも本にも距離を置くのは何故?小崎が、クラゲ来い!と叫ぶのは何故?亨が心に落とし込めたあの風景にたどり着き、おぼろげな記憶が確かな形になった時、私は、あっと声を上げた。小崎のささやかな抵抗を応援していた。私の頭の中の?が消え、くらげが降る降る。
pino

春鹿さん、気になるでしょ?特に中盤からのラストに向けての盛り上がりがとてもいいんですよ。本や名言も沢山で読者好きにはたまりません😃コメントありがとうございます!

09/23 12:35
春鹿

積読本が増えました(喜笑)

09/23 12:38
6件のコメントを全て見る
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めぐ
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ネタバレ読書コミュで紹介されていた本。少し哀しくロマンティックな青春小説。作家だった父の死に向き合いきれない少年、友人の夭折で世界の不条理を嘆く少女、自分よりサッカーの強い親友を妬む少年、成績に厳しすぎる親を持ち万引きを繰り返す少女で、世界を混沌に陥れるべくクラゲを空から降らせようと計画する。発想が不思議すぎるが、作中二度も本当にクラゲは降ってきて、幻想的な情景が目に浮かぶようなシーンでラスト。読み終えると無性に水族館に行きたくなったので近々行って来よう
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まる。
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いやぁ、青春。自分が学生時代の時に読みたかったな、こんな本。でも大人になっても読みやすい。自分に合ってたのかとても読みやすかった。 奇跡を信じること。人に優しくすること。 忘れかけていた青春の心を思い出せてよかった。 なんとも素敵な世界観でした。
0255文字
つくし
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アニメ映画を見ているように情景がうかぶ。学生たちの会話も違和感なく再生されました。雨乞いならぬ、くらげが降ってくるように空に呼びかける浮世離れした世界観もリアルな青春として刻まれていく、等身大の小説でした。
0255文字
み く
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★★★★★ 心を傷つけた主人公は人に無関心で人と関わる事に怖がっているように感じられたけれど、さまざまな仲間に出会って成長していく姿が良かった。 亡き父のかけた呪いは呪いなんかじゃなくて優しさの塊だった。 泣いてしまうほど素敵なお話
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はまぐり
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自分にも他人にも興味がない図書委員の「僕」。「クラゲ、来い!」と空に叫んでクラゲ乞いの儀式をする不思議な女の子のお話し。クラゲ乞いをする仲間が増えていき、どうしたらクラゲが空から降るのか一生懸命に考えて行動している彼らを見ていると、きらきらして見えて羨ましくなる。図書委員の子たちの話しが、本好きにはわかる話題で楽しい。ぜひ、小説が大好きな方に読んでほしい!なんで私たちは小説が好きなのか、嫌いなことは説明できるけど、好きっていうのは本能!!自分に人に優しくなれる小説だった。最後の解説も良かった。
0255文字
紅
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変なタイトルの本だなーくらげってなんの比喩かなーと思って読み始めたのだけれど、本当にくらげを呼ぶお話だった。よくわからなくて、でもなんとなく心に染みる青春小説。本好きの高校生たちの会話がとてもリアルで良い。「嫌いなものは理由が説明しやすいけど、好きなものって本能じゃん」がとてもわかるなーと思った。
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yabu co
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ネタバレ作家のお父さんが亡くなってから、人生投げやりのように過ごしている図書委員の越前くんとクラゲ乞いをして、雨の様にクラゲを降らしたい小崎ちゃん。最初はクラゲ乞いにちんぷんかんぷんになってしまってなんとなく流し読んでしまった。 終わりが近づくにつれて、越前くんが本来の自分を取り戻したところがよかった。
0255文字
Kazitu
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青春だな。☺私の純粋な気持ちは、何処へ行ったんだ。くらげとは言わず、何か呼んでみたい。降って来たら、楽しいだろうな。😁
0255文字
まゆ
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途中 105
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寛大
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世界はそんなに簡単には変えることは出来ない。けどクラゲ乞いに一生懸命な彼らを見ていると奇跡は起こせるのかもしれない。また、色んな小説の事が出てくるから読みたい本が増えてしまう!好きなことを誰かと共有したり話をしたり出来ることほど楽しいことはないと思う!これだから読書は止められない!
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猫洞 文月
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題名からはどんな小説かまったくわからなかったけど、バリバリの青春小説でした。最初、恋愛かな~と思いながら読んでたけど、小説と作家と理不尽な世界に対するテロの話…って書くとわけわかりませんよね。くらげを呼ぶってどういう意味?と思ったけど案外、科学的だった。ネタバレなんでこの辺にしときますが、家族や友情の爽やかな読了感のお話でした。
0255文字
jerrrry68
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皆色々抱えてるけど寄り添ってくれる人がいるだけで違う。享はどんな本を書くだろう。 作中に出てきた本色々読みたい。
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^_^
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ネタバレ本を読むことで得られる新たな考え方があることを改めて感じた。実際に応用できることは少ないけど、いつかあるかも。この本において、「優しさ」とは「興味」。
^_^

主人公は実はめちゃくちゃ優しい。(お父さんに優しいと言われてるけど、それ以外の場所でもそれを感じた)

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