連邦政府への反感と共に本シリーズで毎回提示される官僚主義への嫌悪は、「行政官の集団が非人格的支配によって議会を凌ぐ力を持ち、社会を支配する不気味さ」からではなく、官僚組織の頂点を占めた者が私的利益を図って庶民を痛めつける所にあるようだ。political appointmentや行政官公選性が行き渡るアメリカの特殊性かもしれない。最後に「さしたる用事はなけれども、現れ出でたるネイト・ロマノウスキー」登場。ヤンヤヤンヤは講談本らしくてよろしい。
スティーブ・ハンター?の極太射程(でしたっけ?)を想像しましたが、全く違いましたね。海に囲まれて野生と縁が薄い日本人には絶対に書けない内容でした。本屋さんに山積みになっている続編も買いたいのですが、積読本があり躊躇しています。
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