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英国ロックダウン100日日記

感想・レビュー
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じみ
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コロナでの英国ロックダウンの日記ではありますが、丁寧な生活と言うのはこういう生活ではあるまいか?と考えさせられました。だた、いつも思うのですが、遠くの親戚より近くの他人と言うのはある程度正しいとは思いますが、遠くの親戚とも近くの他人ともうまくやっていけない人っていると思うんですよ。そこを考えると結構辛いです。やはり、ある程度は公助をお願いしたいです……。
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ひるお
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2020年1月、全世界を襲った未曾有のパンデミック。3年が経った今も続くコロナ禍が始まった当初、イギリスでのロックダウンの日々を綴る100日間の日記。マスク、ソーシャルディスタンス、ニューノーマル。あらゆることが制限された日常を彩るのは、人との関わり、散歩、そして食! 恐怖と不安、疲弊と絶望。当時の空気感が(それらがもはや“日常”と化してしまったことへの驚きとともに)蘇る。生が揺るがされた日々は、生を作り直す時間だった。作り直された世界は今、結局どうなっているのか。もう一度立ち止まるのに相応しい一冊。
ひるお

「ロックダウンとは、すなわちクリフハンガー。崖っぷちに引っかかって、かろうじて生きてるのです。いつになったら救急隊が助けに来てくれるだろう。この身を繫ぎ留めているロープは丈夫だろうか。切れはしないか。もしかして爪先着くくらい低い崖だったりして。けれど宙ぶらりんなのだから、どうしようもない。運を天に任せるしかないーーそんなときチョコレートは象徴的な希望の味がします。」(:61)

11/19 16:07
ひるお

「京都はもちろん関西一円で使われる言葉に「しゃあない」というのがあります。いや、言葉というよりは哲学かな。困難や厄介に出会ったとき、粗相したとき、反発したり足掻いたりせず、かといって思考停止せず、まずそれらの障害を受容してみようという、それは態度です。ただ諦めるんじゃないの。」(:151)

11/19 16:13
4件のコメントを全て見る
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ayako
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日本人が外から日本や日本政府を見ている視点がおもしろい。
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さくら
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イギリスのロックダウン中、どのような様子だったのかが描かれている。人々の生活スタイルが大幅に変わり、大切な人に会うのが難しくなった。英国からみた 日本政府の対応を客観的にみるの 面白い。
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takeapple
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コロナが中国ウーハンから世界に広がって、ヨーロッパが感染爆発で大変だった、2020年3/23から7/4までと7/19の日記。著者はロンドン在住の京都人入江さん。以前『怖い京都』を読ませていただいたけれど、今回も面白かった。今から見れば、なんであの頃ロックダウンだのやっていたんだなあ、などとちょっと懐かしくも思うけれど、得体の知れない嫌な感じがあったよなあ。ちょうど3・11の原発事故の直後みたいだった。イギリスの方が死者が多い分深刻だったんだよね。それにしても日本政府の対策は当時も今もダメすぎ。
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むらち
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2020年春 コロナがどんな病気なのかまだはっきりせず初めてのパンデミックに世界が怯えていた時、ロックダウン中のイギリスで過ごす100日間の記録。 私はこの頃閉塞感と先の見えない不安から鬱状態になってお酒ばかり飲んでしまっていたけど、作者は不安や不満は感じていても右往左往せず毎日の暮らしを通してパンデミックを眺め、日々の食事を楽しんでいる。成熟してるなぁと思った。
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shikada
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コロナが姿を現した2020年3月、英国ロックダウン下で暮らした日本人の記録。いまやすっかり日常になってしまった流行り病だけど、この頃は強い非日常感があって手探りで生活していたことを思い出した。閉鎖的な自粛生活をどう楽しむかの試行錯誤の記録でもある。食事をきっちり作る描写が多くて、食事ってのはわりと生きていくうえで大事な営みなのかもしれないと思った。
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たえたえ
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結構しっかり和食が多くて、自分が毎日手抜き料理なのを反省。
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fitzgerald12
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ロックダウン日記というより、グルメ日記。食材を上手に使って、作り置きとかで毎日めちゃくちゃ美味しそうな料理を食べて、本当に豊かな食生活だなという感想。こんなふうに料理が美味くなりたい。でも自分には無理だろう。ものぐさ人間だから。コロナの事では真っ当な事を言っておられて、別に英国どうこうということはない。ロックダウンしてるので、毎日大きな変化は特になく、一冊一気に読み通すのはちょっとしんどいけど、通勤時間の隙間とかにちょうどいい本だった。
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paluko
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ちょっと変わった古本屋さん(雑貨店の奥の間に「間借り」してる)で出会って、手に取った一冊。「愚直にSTAY HOME」「『家に機嫌よくいる』という大仕事がわたしたちには課せられた」というフレーズには非常に共感できる。機嫌よく家にいるためには、たとえ英国にいようとも「食」はゆるがせに出来ないですね。何かかんか極端な行動をとる人の動向だけが国際ニュースでは伝えられるけど、どの国でも大多数の人は「まあまあ正気」なのではないかと感じた。移民の経営する店にはスーパーの空っぽの棚どこ吹く風と潤沢に食材が並んでいた→
paluko

という記述には、東京でもマスク騒動の中「あれ、こんな所で売ってるじゃん?」と、いちはやく韓国やネパール料理店でマスクが売り出されていた(安価に)ことを思い出した。きちんと記録して、自分の自分による自分のための教訓を抽出しておくの大事。

04/02 13:41
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宇宙猫
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★★★ コロナが広がった頃の英国でのロックダウンの記録。一応自分の意志でステイホームした日本と外出禁止の英国では閉塞感も強そう。外猫との濃厚接触禁止に危機感の高さを感じる。ワクチンも薬もなく先が見えなくて、今よりずっと皆ピリピリしていたのを 思い出した。著者は無謀な行動をする人達を非難していて意識が高い人だと思って読んでいたのに、最後に入店にマスクを求められて もうこの店には来ないと怒っていて身勝手なだけだと分かりガッカリ。
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まき
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ネタバレ2020年3月23日から始まったイギリスのロックダウンの日々を過ごした記録。 体調不良でコロナかもしれないからと、のっけから自主隔離している最中にパートナーの母親が亡くなって 「親族の集まるお別れ会はいま相談しても先が見えないし、なんにも決めてません。決めません」 ニューノーマルはコロナのせいで常識が歪んでしまった世界ではなく、コロナをなんとかするためのトライアル・アンド・エラー。
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K1
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京都出身でロンドン在住の著者によるロックダウン下のイギリスでの生活を知ることができる。コロナがマスクをしない、行列には並ばないイギリス人の行動を変えた。日本でもテレワークが進んだりと必要に迫られて変わった。「しゃあない」の精神で、コロナ禍のこの状況を受け入れ、諦めずに思考し、試行錯誤を繰り返して、落としどころを探していこう。
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せしる
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ディープな京都本が読みたいときには入江さんの本を手に取ってきた。時々京都人特有の?イケズな内容にしんどくなったりしながらも楽しんで読んでいた。久しぶりの入江さんの本。まず、入江さん、大病されてたんですね。ロックタウン中の食生活から、完全復帰ではない様子がわかった。あとは非常に美しい日本語。読めない漢字も多く、スマホ片手に検索。 愚直にステイホームと帯にあるが、あれから時間が経ってもコロナとの共存は確立されておらず。愚直に、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスをとることが大事。
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まろまろ
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ロックダウンになると病院にも行きづらくなりちょっとした咳にもおびえてしまうとか。 髭にウィルスが付くので危険かとか、医療関係者に食料を無料で提供される善意を悪用して看護師のコスプレをするとか、笑えそうで笑えない現実。 ロックダウンでベニスの水路が透き通り、交通量が85%減だという。 コロナ禍が人間の生活行動を見直すきっかけを作ってくれたとも言えそうだ。 全体的には、「料理日記ときどきコロナ」という感じだったかな。
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K
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クスッと笑える言葉や多少の皮肉を織り交ぜつつ、厳選した材料でロックダウン下でもレヴェルを下げない、芳醇なお食事の記録を軸にした本。封鎖が解除されても暫く中心部に出かけるつもりはないことを、「神経質だと笑う人もいるかもしれませんが、そういう人たちが病気を治してくれるわけでも身代わりになってくれるわけでもないし」、と書いていらして、そうなんよ、と共感した。あとは「料理って人と同じ。味覚って人格ですから」とな。やさしい味のお食事つくっていきたいものですわ。
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タペンス
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 批判が多いので読んでいて疲れた。著者はかなり悲観的なたちで、神経質で相当コロナを怖がっていたようだ。またイギリスは日本よりも死者も多かったし、厳しい状況だったせいで、ストレスも相当ためていたと思われる。とにかく怒りっぽい文章が多い。
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シェルブルー
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ロックダウン・・・コロナ禍が始まったころデマツイートでよく聞いた言葉だな~幸い日本では実施されていないけど、もしこれが発令されたらどうなるのか?という興味で手に取った本。著者ご本人がコロナ感染した時はすごく大変そうだったけど、それ以外では外出がままならないということの他はそうでもないと思ってしまったのは、著者のお料理レシピがすごく美味しそうだったからだな。
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ろばみみ
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かつて入江さんの京都本を片手に京都を歩き回っていました。今は英国で暮らす入江さんのコロナ感染防止ひきこもり日記。とりたてて珍しいことも耳目をひきつけることもありませんが、それが逆に国が変わってもやるべき事は同じように少ないコロナ禍の現実のようです。むしろ食卓は平均以上にめぐまれているよう?
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Comit
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市立図書~ロンドン在住のエッセイストである著者が新型コロナの猛威でロックダウンを余儀なくされたイギリスから綴った100日+αの日記エッセイ。混乱と苦労の毎日を語る文体が、ざっくばらんでスパッとしており、なぜか読んでいてクスッとしてしまいます。執筆中に著者自身も新型コロナに罹患し、安静と隔離を余儀なくされ、その生活も細かく載っていました。都市封鎖を経験した著者が訴えるのは“愚直”に勝るものはないということ。本当にその通りだと思います。読み友さんの感想を拝見して手にとった一冊。よい本でした。
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オレンジのしましま
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著者が京都の人だからなのか、語彙や文の感じが新鮮に感じられて面白かった。張り詰めた状況下で、周囲の人を助け助けられながら日常を送る等身大の著者の姿に好感が持てるし、加えて日々の手作りご飯がすごく美味しそう!思わずメモ。彼はお茶を嗜む人なのだけれど、「お茶をたてる」というセレモニー的行為が、時間を整え、気持ちを落ち着かせる効果があることに改めて気づく。ナチス占領下のデンマークでお母さんたちがコーヒー豆がないのにお湯や代替物で「コーヒーを飲む」ことにこだわっていたことを思い出した。
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チャック
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題名に惹かれて読んだ。エッセイストが書いているので、一般人とは視点が違う。イギリスのスキャンダルを知らないせいで??が多いので、理解できないところもあった。 「臆病なウサギが穴から出ないのも勇気」だったかな?コロナ自粛の日々を過ごす私には納得いく言葉だった。 イギリスはまたまたロックダウン中。著者はどんな暮らしをしているのだろう……
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tetsubun1000mg
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日本とは違って感染の勢いが止まらずロックダウンに踏み切った英国の状況を知りたいと思い購入する。 筆者は京都出身で物や料理にこだわりがあるので、以前読んだエッセイが個性的で面白かった。 日本と違ってハグやキスの習慣がある国では油断するとアッという間に感染することが理解できた。 また日記形式で書かれているので英国市民の状況も紹介されてロックダウン解除にむけて緩んでいく様子も分かった。 外出で罰金刑を受けたり逮捕されるというのはショックですね。 日本もこうならないといいんですが、最近の状況は心配です。
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都人
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ロックダウン中の事よりも、京都の老舗店と料理のガイドブックみたいな本で、気の利いた社会批評もなく、全くつまらない本だった。
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訪問者
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新型コロナウイルス第3波の最中にある日本であるが、将来のための(まさかね、いや十分に有り得るか)参考書として読了。ロックダウンにまつわるあれこれは別にして筆者が毎日作る料理がとてもおいしそうである。
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ゆりのき
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ネタバレ140BのWeb連載を本の雑誌社より書籍化。京都出身のエッセスト、ロンドン在住。入江氏の京都関連新書を読んだことがあるので、切れ味鋭い京都人の感性に期待大。東京での緊急事態宣言は身をもって体験しているが、海外での様子はニュースなどでわずかに知るだけ。この本はイギリス・ロンドンのロックダウン体験記。自宅での仕事や過ごし方、健康散歩の一コマ、ご近所さんとの交流、日本からの支援物資。特に買い物も不自由な中、工夫と備蓄品、代用品での食生活の豊かさ。海外とは思えない日本食。ただ写真がモノクロなのが残念。お薦め。
ゆりのき

2020.7.4の日記。「愚直をなめんな!」愚直に家に留まること。愚直にルールに従うこと。皮肉より愚直が強い。封鎖に耐えた一言。

12/07 10:26
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たぬき
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ネタバレ今や感染の中心となったヨーロッパでのステイホーム、さぞや困窮の日々かと興味本位で読んでみたが、なんという食卓の充実ぶり…。アーセナルじゃなくてアースナルか。ふむ。
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ニコ子
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図書館 愚直にルールを守る。これが肝心。
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はざくら♪
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コロナ禍での生活、他の国ではどうしているのか?と日頃思っていたから、とても興味深く読みました。 他の国の方のも読んでみたいものです。
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鴇々
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ネタバレこのたび二回目のロックダウンが決まったエゲレスの一回目のその様子を英国在住のエッセイストさんがWeb上で連載していたものをまとめたもの。日々の食事メニューから相方さんや近所の顔なじみさんたちとのやりとり、自主引きこもりの中での体調の変化などが綴られる。こうして読むと国は変わっても政治屋がやってることって変わらないんだなぁとため息をつきたくなった。著者の作るご飯が美味しそうなので、ちょろっとお腹も空く一冊。
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えがお
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2020年春のロックダウンを英国在住二十五年のエスイストが綴った毎日の記録。日本と違って3万人以上の人が亡くなっており、ガチなロックダウンの緊迫が伝わってくる。 さすがプロの物書きの方だけあり、同居されている、おそらく同性のパートナーさんとの毎日の出来事も読んでいて微笑ましい。普通の前に鏡綴ってこんな風にコンテンツになるってすごいなぁ(´_ゝ`)
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充
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著者のふりがなもといふりアルファベットをAthico Ilyeにした天才は誰だ!
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qoop
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行動制限による苛立ちが著者の文体によってブーストされて伝わってくる。ヲネエ風の諧謔味が加えられていても(いや、それだからこそなのかもしれないが)辛い。政策への怒り、人々への憤りなど、やりきれなさが残る。そうしたイギリスの状況ももちろんだが、小池修一郎氏に言及したp82は自分の関心と直結していて興味あり。
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