形式:Kindle版
出版社:KADOKAWA
形式:単行本
農業の村では士農工商の順番で「農」がサラリーマンより上なのだ。村役場より大きい農協。村長は選挙で決まるが、農協の理事長は就いてしまえば永久だ。農協の権力は絶大なのに、農家は理事長を嫌う。理事長の推す候補には投票しない。抵抗する。開拓して体一本で積み上げたからこそ簡単にいうことをきかない。強いものには反発する。権力の分散。農協と村長のダブルで権力を押さえられることへの反発。
元記者はサラリーマンだった。これまでの村長選は農家が主体なので落ちても本業があるわけだが、サラリーマンはリスクがありますよね。。。でも、サラリーマンという職業への恨みもあるような気がしますよね。農作業(肉体労働)をしない職業への蔑視がどこかにあるような。。。
今では公然とは行われていないかもしれないが、東京出張で豪遊した経費や夜のお勤めで公用車を使うことで顔をしかめる役所の担当もいることは確か。人口減少や地方が衰退する中、なかなか難しい問題である。
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