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金箔のコウモリ

感想・レビュー
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ふう
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ゴーリー2作目。辻褄が合う世界にホッとする。バレリーナとして研鑽を重ね、大きな役につくようになっても、その生活は極めて単調、退屈で簡素なままだった。時代の象徴となっても。この作は死が婉曲に表され、『ウィローデールの手漕ぎ車』とは印象が全く異なる。まだまだ未知数の作家さん。
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きたの
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ネタバレ今まで読んできたゴーリー作品の中では今のところこれがいちばん好きだ。表紙が冬のイベント感があっていいなと思う。彼女は鳥になってしまったのね。
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まい
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ネタバレエドワード・ゴーリーはバレエ好きだったと。 モーディーが最高のバレリーナと成長するストーリー。 最後は案の定そう終わるのか。 でも最後の絵かっこよかったな。
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takao
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ふむ
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柚子
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ネタバレバレリーナ、モーディーの生涯。 いつもと同様にモノクロのペン画と淡々と進む物語、よい。金箔ってなにを指しているんだろう。
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きのこ
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再読
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もこ
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モーディーが5歳の頃から大人のバレリーナになるまでのお話。バレエという華やかな世界にいても、生活は単調なもので、その対比が印象的だった。一つの事を極めるために練習に明け暮れていたのかしら。バレリーナの絵の脚が無駄に長くて細くなく、ちゃんと筋肉がつきありのままであるところに好感を持った。他の絵本も読んでみたい。
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こふく
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好き。
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おのえ
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死を直接描かずに鳥がエンジンに入る描写と、もうモーディーがいない舞台のみを描く演出が心に残った。翼をもつものの死に魅入られた少女は翼をもつものに殺され、永遠の翼をもつものになったのか。最高のバレエ人生を歩んでいるはずなのに幸せそうに見えないと思ったが、モーディーはこれで良かったのかもしれない。
おのえ

モーディー(モード)5才の時、鳥の死骸に見入っているところをマダムに見出されたところから始まりバレエを始める。マダムは精神病になり学校が閉鎖され、バレエ団でドサ回りをし、そこからサブルスに誘われミレッラという名をもらいより華やかな役をもらえるようになる。人生は好調に見えるがモーディーの生活はバレエ中心で変わらず単調で侘しい。チャリティガラ(王族の前)で踊るため飛行機に乗り事故で死ぬ。舞台には追悼の意を込めたコウモリの衣装が吊るされヴァリエーションが演奏された。

11/06 10:18
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くらら♪
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ゴーリーが1番のバレリーナだと述べているダイアナ・アダムズに捧げられた本書。5歳の時に見出されたモ―ディーがバレリーナの頂点に立つ物語。最後はちょっと哀しいけれど。でも永遠にとどめおくにはそれしかない気もする。晩年を迎えるのではなく、最盛期に。
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ともりん
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1966年アメリカ発刊。2020年翻訳絵本。まだ5歳の時、モーディは鳥の死骸に見入っているところを、マダム・トレピドヴスカに見出された。かつて、マリンスキーバレエ団で最高位のプリマバレリーナだったマダムは、この子を弟子にしますとスプレイトウ夫妻に伝えた。コール・ド・バレエの一員となり、ソロ役を次々とこなす。華やかな舞台と、淡々とした退屈な生活の対比。1956年から1979年にかけてニューヨーク・シテイ・バレエ団の全公演を観るほどバレエ好き。奈良県立美術館『エドワード・ゴーリーを巡る旅』にて原画とご対面。
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れい
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【図書館】昔のバレリーナって、パトロンがいないと成り立たない仕事だったと、とある絵画の解説を見て知った。そのようなパトロンの影。成功と裏腹な単調すぎる生活。幼い頃より鳥と死に魅せられて、最期も鳥によって引き起こされたのかなと読めるような本作。ゴーリーらしく不気味で皮肉も込められている。
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いなだ豆乃助
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再読。読みたくなって買ってしまった。
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アキ
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エドワード・ゴーリーはバレエ好きであった。NYCBの振付師ジョージ・バランシンに心酔し、バレエダンサーではダイアナ・アダムズがオール・タイム・ベストと讃えていた。本書は、彼女に捧げられた物語。冒頭は5歳のモーディが鳥の死骸に見入っている場面。ラストの前には大きな黒い鳥が飛行機のプロペラに飛び込んで、ラストは金箔のコウモリのコスチュームが空に浮かんでいる。ゴーリー自身本作品を「翼ある生き物たちと、ひとつの致死的な変身のなかを行く旅」と形容した。華やかなキャリアと、どこまでも侘しい日常の対比が印象に残る。
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2025らっこ
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シュールな話が多いゴーリーだけど、コレは物悲しいモノだった。
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ポテンヒット
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死で始まり死に帰結する物語。人は生まれた時から死に向かって歩んでいることを認識させられる。シュールさと、生のすぐ隣に死がある状況はハルムスの世界と共通する。バレエ好きにも関わらず、その華やかさや素晴らしさを描かない所がゴーリーらしい。
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aoumi
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ネタバレ『エドワード・ゴーリーを巡る旅』展会場で読みました。ヒロインが鳥の死骸に見入っていたところをマダムに(ダンサーとして)見いだされるというくだりが全然分かりません。マダムの末路?もぼかされている感じだし。この本、モーディには全然主体性というものが感じられない(恋愛フラグがたちかけるくだりも、相手がアプローチしてくる形で受動的…)のですが、これでバレリーナとして大成できるものでしょうか。後、足がぶっといなと思いましたが、プロのダンサーとしてはこれがリアルなんでしょうかね。
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fap
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努力が報われている気はするのだが、今ひとつ幸せに見えない。 解説にあるとおり、ゴールは最初から決まっていたのかなぁ。
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やいっち
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エドワード・ゴーリー (ゴーリー,E)は、1925年シカゴ生まれ。アメリカの絵本作家。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。2000年4月死去。
やいっち

 本作も、「大人のための絵本」らしくシニカルさに満ちている。一方、数々の挿画はストーリーに即していて、物語に対し説明的なのが面白い。  2016年4月、回顧展が日本全国を巡回し話題になったとか。2020年…著者没後20年に本書が刊行された。

02/27 13:51
やいっち

無類のバレエ好き。バレエ振付師のジョージ・バランシンの熱心なファンであり、バレエダンサーではダイアナ・アダムズにぞっこん。本作品も彼女に捧げられている。

02/27 13:51
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国見弥一
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26日(月)に楽しんだ。2年前に買ったが、ビニールを被せたまま温存。さすがにたな晒しも淋しいし。  エドワード・ゴーリー (ゴーリー,E)は、1925年シカゴ生まれ。アメリカの絵本作家。独特の韻を踏んだ文章とモノクローム線画でユニークな作品を数多く発表。2000年4月死去。
国見弥一

本作も、「大人のための絵本」らしくシニカルさに満ちている。一方、数々の挿画はストーリーに即していて、物語に対し説明的なのが面白い。  2016年4月、回顧展が日本全国を巡回し話題になったとか。2020年…著者没後20年に本書が刊行された。

02/27 02:16
国見弥一

無類のバレエ好き。バレエ振付師のジョージ・バランシンの熱心なファンであり、バレエダンサーではダイアナ・アダムズにぞっこん。本作品も彼女に捧げられている。

02/27 02:16
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アリス(4月は再読祭り)
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バレエ好きのエドワード・ゴーリーが描いたバレエ作品。華やか舞台とは裏腹に全体的に暗い影に覆われている。
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花乃雪音
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かつてマリンスキー・バレエ団のプリマバレリーナだったマダム・トレピドヴスカに見出されたモーディはバレリーナとして成長し大成する、そして…。バレエの場面のみを切り抜けば苦境を乗り越えた物語となるが舞台以外の場面はワンシーンのみを深掘りされることなく次の場面次の場面へと切り替わる。なぜなのかどうなったのかがわからないまま物語は続き読者を悶々とさせる。また、人物の心情についても語られることがないこともそのー役を担っている。
花乃雪音

エドワード・ゴーリー誕生日読書会’24(2月4日~2月22日)参加

02/21 20:13
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keroppi
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【エドワード・ゴーリー誕生日読書会’24】5歳で見出された少女が、やがて時代を代表するバレリーナになる。そんな華やかな話とは裏腹に全体に暗いトーンと死の影。侘しい生活。意味あるものは芸術だけ。バレエが大好きだったというゴーリーのバレエストーリーは、バレエの芸術性と深さを描いているようだ。
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鳥越
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ネタバレマダム・トレピドヴスカに何が起こったのかが気になりすぎる。反射的に性的虐待してたのかって思っちゃったんだけど、考えすぎだろうか? でも、ド・ザブルス男爵にしても怪しすぎるしなぁ……どうしてもそっち方向に考えてしまう……。考えすぎであってほしい。/私はバレエをまともに観たことがないのですが、「激怒せる蝶役」の絵とかを見た感じ、真面目に観てられる気がしないというか……観てて笑ってしまいそうな気がしちゃうんですよね……。一場面だけ切り抜くから変テコに見えるだけで、ちゃんと舞台を通して観れば感動するのかなぁ。
鳥越

原題:“The Gilded Bat” 1966

12/21 22:40
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チャールズ・ライトラー
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あるバレリーナの一生の物語。華やかになっていくキャリアと裏腹に生活は侘しく単調なまま。ある日死神が迎えにくる。予定されていた死…いつものゴーリーで安心すらしてしまう。
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5〇5
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五歳で見出された少女が、やがてバレーリーナとして時代の象徴へと昇りつめていくその一生が描かれる ♦だが、語られるエピソードには不吉な影が纏わり付いている ♣さらにモノクロームの線画が不穏さに拍車をかける ♥バレエ好きだったというE・ゴーリー。物語は彼らしい結末を迎える ♠独特の雰囲気があり、彼の心の深淵に触れた気がする。印象深い作品である。
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ゆか
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ネタバレ少女モーディーが、バレエ修行の後、時代を象徴するバレリーナとなるまでを描く物語。幸せとは?を考えさせられる。一流になっても、日常は、侘しく物悲しいというのは、何かを与えられた人の宿命なのであろうか。ゴーリーは、バレエ好きだったということを展覧会で知った。バレエ好きなのにこういう作品を描くのですね。ストーリー性があるので読みやすく、絵もバレエ好きが伝わってくる。松涛美術館「エドワード・ゴーリー を巡る旅」展のソファーにて読了。子供時代のドローイングから、細かい原画まで見ることが出来、ゴーリーを堪能できた。
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アルフ
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贅沢にも松濤美術館にて原画で鑑賞。
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こまり
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ゴーリーはバレエ好きで有名だったらしい。バレリーナの華麗な一生…なのだが、そこはゴーリーらしくことごとく不穏。最初のページから最後の死を暗示している。独特で綿密な絵に魅せられる。巻末に本の紹介があるので未読のものを読破したい。
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itokake
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【エドワード・ゴーリー誕生日読書会】あるバレリーナの一生。鳥が重要な役割を果たしている。バレリーナとして高みを極めても、日常は平凡で単調。彼女の人生に友人や家族、恋人はどこまでも影が薄く、唯一の理解者はパトロンの男爵か。芸術を極めるとは、かくも孤独。ゴーリーにしてはめずらしくメッセージ性とストーリー性のある内容。ゴーリーはバランシンが好きだったと解説で知った。バランシンは山岸涼子の『黒鳥』(ブラックスワン)でも描かれている。こちらは嫉妬をメインにした情感たっぷりの作品。感情を抑えたゴーリーと、いい対照。
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Nat
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図書館本。図書館でのんびり読み続けた。ゴーリーが好きだったバレエの世界が舞台。少女がバレリーナとして頂点に立つ物語だが、全編を死の雰囲気が包んでいる。バレリーナとしての華やかな舞台と変わらぬ日常の対比が面白い。また、最後はやはりゴーリーらしい結末。図書館でゴーリーを堪能した!
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うえきち
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ネタバレ華々しい成功とは裏腹な淡々とした私生活、そして無慈悲な終末、が妙にリアル。
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やぎたぬき
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箱根本箱にて。不条理?しかしこれが現実?
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かおりん
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華やかなバレエ界にデビューし成功したかのように思ったが、家での姿にも影がある。心を寄せた相手も自分から離れ、自分は不慮の事故に会う。ゴーリーらしい世界観に連れていかれた。
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マシロット
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読み終わったあとに、なんともいえない寂しい気持ちになる…………。ゴーリーはバレエ好き、その中でもバレリーナの足が好きなのだろうとよくわかる絵。
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起死回生の一冊を求めて
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バレエのことは予備知識がなくいろいろと勉強になった。ゴーリーの画集としても楽しめる傑作揃いの絵ばかり。華やかな舞台からひとたび下りれば、変わり映えのしない単調な日々。最初のページの伏線回収が最後に来るところもあざやか。すべてにおいて彼の作品とわかる独特さ。この才能がうらやましい!
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まき
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ネタバレ5歳の時に、最高位のプリマだったマダムに見出された少女モーディーが、時代を代表するバレリーナになる。 どれだけ有名になっても自分自身の生活は退屈なまま、モーディーがずっと冴えない表情でいるのが印象的。 ゴーリーがバレエ好きというのはこの本で知りました。
0255文字
いなだ豆乃助
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今週バレエ観に行くので再読。
0255文字
Ra
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トップバレリーナに敬意を賞した物語。作品は素晴らしいのだが、ゴーリー独特のシュールさを求めて読んだ立場としては、毒気無しで拍子抜けしてしまう。最高峰まで一気に登り詰めたヒロインは、毎日毎日練習に明け暮れて、私生活は退屈でつまらない日々。練習とは基本つまらなくて退屈、そういうものだ。真面目なほどそうなるんだろう。派手に楽しくやっている成功者もいるけれど、案外ほぼ大多数はこんなものかもしれない。
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