形式:単行本
出版社:河出書房新社
モーディー(モード)5才の時、鳥の死骸に見入っているところをマダムに見出されたところから始まりバレエを始める。マダムは精神病になり学校が閉鎖され、バレエ団でドサ回りをし、そこからサブルスに誘われミレッラという名をもらいより華やかな役をもらえるようになる。人生は好調に見えるがモーディーの生活はバレエ中心で変わらず単調で侘しい。チャリティガラ(王族の前)で踊るため飛行機に乗り事故で死ぬ。舞台には追悼の意を込めたコウモリの衣装が吊るされヴァリエーションが演奏された。
本作も、「大人のための絵本」らしくシニカルさに満ちている。一方、数々の挿画はストーリーに即していて、物語に対し説明的なのが面白い。 2016年4月、回顧展が日本全国を巡回し話題になったとか。2020年…著者没後20年に本書が刊行された。
無類のバレエ好き。バレエ振付師のジョージ・バランシンの熱心なファンであり、バレエダンサーではダイアナ・アダムズにぞっこん。本作品も彼女に捧げられている。
エドワード・ゴーリー誕生日読書会’24(2月4日~2月22日)参加
原題:“The Gilded Bat” 1966
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