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夏の雷鳴 わるい夢たちのバザールII (文春文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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Shoko  Ochi
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ネタバレキング自身の解説が冒頭に入る短編集。シングルマザーたちの悲惨なドライブ。愛する妻が「具合が悪い」。急遽やってきたキャッチャーの鉄壁のブロック。死を迎える前に見ることができる「ミスターヤミー(ミスヤミー)」ヒッピー時代を思い、土の中に眠るボタンを思う。姿を現す苦痛は緑色の固まり。すれ違う車に乗った様々な人たち。ネットリテラシー?な死亡記事。湖の対岸で行われた花火競争。蝕まれた世界で老人と愛犬を見送る表題「夏の落鳴」。どれもキングならではの重く濃厚なズレた世界。濃い。
0255文字
msm
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どれもキングっぽさが出ていて楽しめた。相変わらずどの話もいいキャラが出てくるな~「酔いどれ花火」は特に素晴らしかった。
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助三
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一巻より更に斜め読み(どう言う日本語だ)。一、二巻通じて最後までちゃんと読んだのは「マイル81」「モラリティー」だけであった。そう言えばキングのこの前の短編集『夕暮れをすぎて』『夜がはじまるとき』もちょっと読んで投げている。どうも短編は合わない模様。
0255文字
藤中恭美
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表題作でもあるラストの「夏の雷鳴」は私の好きな終末もの。 隣人といい、犬といい、バイク(ハーレーダビッドソン・ソフテイルというらしい)といい、すべてがこの物語のための重要な一コマといったおもむきの作品で、読みすすめていくたびに絶望を味わえる。 どうしてバイクのバッテリーが必要だったかも、ラストの絶望へとつながっていたのね。 こういうのを読むと、やっぱ、キング、すごいなあ、と思ってしまう。 たった20数ページの物語に心を動かされる。 なるほど、これが短編っていうやつかもしれない。★★★☆
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キャッスルロック
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本書唯一のユーモア作品「酔いどれ花火」はなんともアホな意地の張り合いの顛末を描いて、これは映像で観たい仕上がり。表題作品はキングの傑作「ザ・スタント」の世界を彷彿とさせ、切なくて感動する。というわけでキングによる粒揃いの短編集、是非ご一読してはいかがでしょうか。
0255文字
しょうご
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これまた幸福感に包まれつつ惜しみながら読めました。
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GO。
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キングって名字、日本ではさしずめ「王さん」といった処か。王といえば王貞治、やはり名は体を現すのである。前にもどこかで言ったが、アームストロング船長は「剛力さん」である。やはりどこか宇宙を感じさせる名字ではないか。「方角+木」のイーストウッド監督は「猪木さん」で、やはり男臭を漂わせる名字である。トランプ大統領が花札さんでは味気ないので趣向を変えて「馬場さん」である。スカイウォーカー?もちろん「天龍さん」である。なんだか、ただの昭和プロレスファンである。
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Jim the pharmacist
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「深夜勤務」などなど、キング初期の短編集思い出したわw 絶品ww
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たけひこ
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表題作『夏の雷鳴』が◎。
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菱沼
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表題作。ネヴィル・シュートの『渚にて』を思う。小説の中だけのことでなくなりつつある危機感。同様のテーマの朽木祥『海に消える足あと』もずっしりと堪える読後感だった。『夏の雷鳴』は短編であり、説明がほぼないまま状況を推察して読んでいくことになる。こういう物語は短編の方がいいのかもしれない。「灰色のガンダルフ」がせつない。花火合戦の話はバカバカしく、面白い。アメリカの花火を見たことがないけれど、本当にこんなにユニークなのだろうか?
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