形式:単行本
出版社:彩図社
⇒時代は変われど、ここ釜ヶ崎は「人が最後に流れ着く街」として不変だということを改めて再認識した。私は新世界や飛田新地などこの町が放つ雰囲気が好きで、20年ほど前から関西方面に旅行すると、わざわざ釜ヶ崎のドヤを選んでよく泊まった。一泊800円くらいから2500円程度の驚くほどの安さ。しかし数年前に南京虫の被害に遭ってから、さすがに懲りたのか今は釜ヶ崎からは遠のいている。当時、釜ヶ崎で目にしたのは本書でも取り上げられた教会の炊き出しに並ぶ労働者や、三角公園に続く路上での泥棒市、⇒
⇒白昼堂々と新今宮駅近くの高架下で布団にくるまって眠る人。少なからずカルチャーショックを受けたが、何度も目にするとマヒするのか、当たり前の風景として受け止めてしまう自分がいた。これから釜ヶ崎はどう変わっていくのだろうか。釜ヶ崎を追い続ける著者の次作が楽しみだ。※(注)「あいりん」「西成」ではなく、「釜ヶ崎」の呼称を使いました。
同じ感想です。せっかくなのに残念でした。
ナミのママさん。おはようございます。ほんと、もったいないですよね……
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