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向田 邦子(5)砂原 浩太朗(4)平松 洋子(3)吉村 昭(3)塩崎 省吾(2)逢坂 冬馬(2)エリザベス・ウェイン(2)小林 照幸(2)青木 雄二(2)都築 響一(2)18%向田 邦子14%砂原 浩太朗11%平松 洋子11%吉村 昭7%塩崎 省吾7%逢坂 冬馬7%エリザベス・ウェイン7%小林 照幸7%青木 雄二7%都築 響一著者グラフ上位10名
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つちのこ
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言葉も通じない異国で、何も分からないまま歩き始めた無鉄砲さが凄い。寝袋も持たずに野宿するという行き当たりばったりの旅も、優しい人々に助けられて心身ともにたくましくなっていく。素直な文章は絵に描いたようなお遍路ストーリーだ。グローバル化が進んだ今は、日本人よりも外国人の歩き遍路が多いくらいだが、四国遍路がほとんど知られていない2010年時点での韓国で、このチャレンジは珍しかったようだ。以後、著者は毎年のように巡拝し、外国人女性初の公認先達となり、ヘンロ小屋の設置や四国遍路を世に広める活動を行っている。拍手。
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つちのこ
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20年も前の取材なので、今は鬼籍に入った登場人物も多くいるようだ。タイトルの超老にあるとおり、紹介されているお爺ちゃん(お婆ちゃんはいない)は自分の前のレールしか見えない唯一無二の存在。個性的という範疇を超えた人たちだ。美宝堂のギンギラ社長のCMは耳にタコができるほど観聴きしてたし、2006年に閉店した味噌カツの中央亭は、奇しくも自分が住んでいる町の近くにありながらついに行けずじまいだった。本書の面白さは著者の取材力の深さにあると思う。人物に寄り添った、本音を引き出すインタビューは天性のものかもしれない。
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つちのこ
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物語の後半になるにつれ、表紙の写真が迫ってきた。ダムに沈んだ実在のクロン村は、ファシズムとナチズムの支配による迫害の犠牲の象徴とも思える。しかし、計画が持ち上がった戦中の状況はそうでも、戦後の民主主義のなかで建設を強引に推し進めていく過程は、政治の腐敗と横暴な国家の危うさを感じずにはいられない。日本でも高度成長期にダムに沈んだ村や、今なお闘争中の事例は数知れずあるが、その裏側には利権を企む黒幕の姿があり、犠牲者はいつの時代もひたむきに生きる弱い人々なのだ。時代に翻弄された主人公夫妻を思うと胸が痛んだ。
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つちのこ
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通し打ち47日間で歩いた四国遍路の手記。さすがに写真家、感性溢れた写真と文章で構成されている。完全歩きを目指した旅も体調の悪化でクルマのお接待を受ける。自分の弱さを責める以上に、人の親切や温かみを素直に感じていく。感謝の気持ちを自然体で受け止める著者の心境の変化は、遍路がもつ力が作用したと思える。無心で歩く旅は、いつしか気負いがなくなり、尖った心も修正されていく。四国遍路の魅力を淡々と語ってくれたと思う。一昨年の私の歩き遍路は、クルマのお接待を頑なに断った。なんで完歩に拘ったのか、いまだに答えは出ない。
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つちのこ
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なんでこんなことやってるんだろう。やめたい、家に帰りたい、子供に会いたい…でも前に進まなくちゃならない。著者のリヤカーの旅には、煩悩が支配し、心の弱さと強さの葛藤が絶えず交差する。ユニークなチャレンジが人々に深い感動を与えるのは、その人柄がストレートに伝わるからだろう。人間味あふれた著者なので、南米の人々にも受け入れられたのはうなずける。30年前の日本列島縦断でお世話になった人たちを訪ねるお礼の旅は79日間をかけている。私は106日間をかけて徒歩縦断をしたが、リヤカーを引いてのこの記録は驚くばかりだ。
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つちのこ
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60代から90代までの元気がいい一人暮らしの老人たちを紹介している。前期高齢者になった私だが、これを見るとまだまだ枯れるには早すぎることを実感。といっても、頑張り過ぎてはいけない。マイペースでのんびりと、風の吹くままゆらゆらと過ごすことが一番かも。『ガロ』誌上で良く分からないまま気になっていた漫画家の川崎ゆきお氏。本書での消息をみて、そのライフスタイルに感銘を受けた。まさに“自由人”がぴったりとはまる人だ。浅草の道化師プッチャリンも良いなぁ。〈歩くって、止まるのが少ないって書くんです〉これは、名言。
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つちのこ
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女性作家も取り上げているので、女遍歴ばかりじゃなくて男遍歴もあるが、総じて世に文豪と呼ばれる大作家たちの元気のいいこと。執筆への飽くなき欲求と性欲は比例するのか、奥底に隠れる人間の生へのエネルギーをみた思いだ。それにしても作家同士のつながりは広い。恋人の取り合いから同性愛、何度も結婚したり、妾を囲ったり。谷崎と佐藤春夫の関係は、かの有名な谷崎夫人の譲渡事件まで起こしている。のぞき趣味のナニモノでもないが、文豪の隠れた一面を知ることは、作品を読むうえでの予備知識として深みを与えてくれるのは間違いなさそうだ。
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つちのこ
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東京日本橋の日本国道路元標から五街道を歩く旅をしたとき、国道の存在を強く意識した。東海道の国道1号、甲州街道の20号、中山道の17号、そして日光街道の4号線は、江戸時代に整備された旧街道に重なるように伸びていた。県境を跨ぐ標識が出てくると、辿ってきた遥かな道のりを振り返り、小さな感動を覚えたほどだ。本書ではクルマで走行することを前提に国道の魅力を語っているが、ゆっくりと変化していく歩き目線での国道の風景もなかなか面白い。酷道をはじめ、レコードホルダーの国道など、新たな旅のヒントを教えてくれた一冊になった。
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つちのこ
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ベトナムからカンボジアを旅してきました。ジャングルにたたずむ神々の都、アンコールワットの神秘な世界に魅了されました。気温35度のうだるような暑さから一転して氷点下の日本へ。今日は朝から粉雪が舞っています。
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読んだ本
3238

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読書データ

プロフィール

登録日
2020/05/03(1793日経過)
記録初日
1986/01/19(14316日経過)
読んだ本
3238冊(1日平均0.23冊)
読んだページ
996782ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
3069件(投稿率94.8%)
本棚
29棚
性別
現住所
岐阜県
URL/ブログ
https://tsuchinoko2006.blog.fc2.com/
自己紹介

早期リタイアし、念願の晴読曇読雨読パラダイスに突入。
旅に生き、好きな本を、好きなときに、好きなだけ読む暮らしをさせてもらっています。
飛ばし読み、流し読み、斜め読みは性に合わないので、本は一字一句最後まで読み切るタイプです。
なので、駄本に気づいて後悔することしきり。
近年はノンフィクションが多くなっています。
博覧強記を目指しているわけではありませんが、未知のジャンルの作品に出会うことが無上の喜びです。
読書以外の趣味は登山、歩き旅、昭和レトロを探す町歩き、B級グルメ食べ歩きです(歩くことが好きなんですよ)。

消え去りゆくホーロー看板がある風景を訪ねて、全国を旅した記録を発信するサイトを作っています。
◆ホーロー看板探検隊が行く
https://horotankentai.sakura.ne.jp/

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