読書メーター KADOKAWA Group

金木犀と彼女の時間 (創元推理文庫)

感想・レビュー
41

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
ちょうすけ
新着
ネタバレこれは完全な『七回死んだ男/著:西澤保彦』のオマージュ。1日×7回→1時間×5回にして高校生の文化祭のフィナーレに起こる事件を解決しようとする女子高生の話。1回目で気になる男子に校舎の屋上で告白された菜月は、2回目以降も同じ事が起こると思い、どうせなら捨て回になる2~4回目で色々試行して最高の答えを5回目で決定させようとするが、なんと2回目にその男子が約束時間の少し前に屋上から転落してしまう。ちなみに物語のシステムが類似しているだけでトリックやキャラの被りは無い。高校文化祭という特別な日を存分に楽しめる。
0255文字
きょんきょん
新着
図書館本。棚をみていて見つけた本。初読み作家さん。金木犀に引かれたんだな。読んでみると10月5日の文化祭の話。 なんとタイムリー。タイムリープを5回も繰り返すのは大変だのう。しかも毎回走り回り、その疲れは残り。でもこの作者さんの力なんでしょう、それからどうなると一気に読めた。私は解説から読むのだけどものすごく推してて、良質なミステリが読みたければ彩坂美月を読め、と。ただ、図書館ではYAの棚にあるんです。あと、一真は放置しておいてもよいのか…危ないよあの子は。ミスリードのためにいたのかな。
0255文字
とも
新着
学園祭×タイムループ。ケン・グリムウッドの「リプレイ」っぽいと思ってたら、本書中で紹介されてた。 物語はきれいに着地するが、親友の弟くんの闇が気になった。
0255文字
只今小説熟読中
新着
思った以上に下降していって、このままどうなるんだろうと思いながら読んでいました。 青春と謎と物語を堪能して満足です。 面白かったです。
0255文字
へいぞう
新着
📕📕📕
0255文字
YH
新着
ネタバレブラッシュアップライフにハマっているので、タイムリープ物は興味深かった。主人公の奈月以外にも、同級生にタイムリーパーがいるなんてご都合だといつもなら思うけど、ブラッシュアップライフにちなんでそれもありかな。
0255文字
けい
新着
タイムリープ×青春ミステリ。 最初はキャラクターにあまり魅力を感じないなあと思いながら読んでいたんですが、タイムリープが始まってからの怒涛の展開がすごかった。 繰り返しの時間の中で真実に迫っていく・・・そのはずがどんどん状況は悪化していってしまう焦燥感と緊迫感。めちゃめちゃ面白かった。
0255文字
アマサワ
新着
ハッピーエンド トレマーズのあれ名前あったんだ知らんかった
0255文字
ERIN
新着
突発的に特定の1時間が5回繰り返されてしまう"リプレイ" 現象が菜月の身に降りかかる。繰り返される同級生の死をくい止めるため文化祭の時間を奔走するが、状況はどんどん悪化していく……本作では過去の苦い経験を背負って生きてきた菜月が、人間関係をめぐって揺れ動いていく様が滑らかに描かれている。タイムリープとミステリー、青春劇の融合がバランスよく、前にぐいぐい読ませる展開。高校生の時にこの本を見つけて友人に薦めたところ、「面白かった!ドラマ化してほしい」と言ってくれたのがうれしかった。
0255文字
一五
新着
鮮烈なタイムリープ ミステリとある。“怖っ”がいるだろ。主人公菜月 気力削がれながら、よくやる 頑張ったな。もう一人の…… パニックにならずに動いてたのかぁ
0255文字
coco夏ko10角
新着
タイムリープ・ミステリー。めっちゃ面白い。まず菜月の子どもの頃の初めてのタイムリープにドキドキ。そして高校生になり文化祭当日に同級生・拓未から告白された後リプレイが、しかしなぜか拓未は転落死し…。どうしたら拓未が死ぬ結末を変えられるのか?と色々探るもうまくいかない焦りともどかしさ。最後のリプレイで菜月が選んだことがいい。ミステリーもだけど、文化祭・友情・恋愛と青春もすごくよかった。
0255文字
ナルピーチ
新着
同じ1時間を5回繰り返す特異体質【リプレイ】を持ってしまった高校生の“菜月”は、文化祭の日に屋上で同級生の“拓未”から告白された。その瞬間【リプレイ】が起きてしまう。繰り返される1回目の過去、拓未はなぜか屋上から転落死してしまった…。不可解な謎に満ちた物語は過去が繰り返される度に状況が悪化していく。菜月は正しい選択を導き出して、拓未を救う事ができるのか。時空を超えて奔走する菜月の想いが伝わる時、全ての謎が真実へと繋がる。恋愛、友情に全力で駆け巡る高校生達の青春を描いたタイムリープミステリー!
0255文字
ばいそん
新着
ネタバレ面白かった。文体もいいしキャラクターの魅せ方も上手いから混同することもない。クラスの女子がいい感じにギスギスしてるのが最高。オチとか展開は結構想像がついたけど、いい感じにまとまってたと思います。ただ、あの推理にもっと説得力もたせるなら一回くらいは本来の時間に取った行動をトレスした方がよかったのでは?とは思う
0255文字
りこぴん
新着
ネタバレ突然転落死してしまう拓未を、タイムリープの中で死の原因を突き止め救おうとする学園ミステリー。情景や感情の描写がとてもリアルで、菜月が切羽詰まっている場面では私自身も呼吸が浅くなったし、菜月と同じように拓未に生きて欲しい、早く会いたいと願って読み進めるほど、没入していました。他人に心を開けなかった菜月が、拓未の真っ直ぐな想いと温かさを知り、拓未を救うために自ら殻を破るのも、ただ成長だけではなく自身や過去との葛藤が色濃く描かれていて、その上でこの終わり方も本当に素敵でした。 あぁもう、すごく好きな1冊です!
0255文字
れお
新着
本屋さんで見つけてきれいなタイトルと内容に気になって手に取った。どきどきしながら最後まで駆け抜けた。面白かった。
0255文字
Whimsy
新着
高校の文化祭、親友との仲違い、屋上での告白…とオーソドックスな青春要素とタイムリープを掛け合わせたミステリー。冒頭の生々しい拓未の転落死描写から一気に引き込まれる。1時間のループを5回繰り返す過程で、主人公・菜月が少しずつ他者との向き合い方を変えていく。そして状況も次々と変化していく。不穏な雰囲気と連続した焦燥感の後のラストは眩しいほどに清々しい。
0255文字
とーこ
新着
高校生の文化祭、屋上での告白、まさに青春といった雰囲気の中にタイムリープが強烈に異質なものとして時間と世界を歪めてくるミステリ。きっかり1時間が5回繰り返され最後の1回が決定事項となる設定が、主人公と読者を焦らせ緊張感とスピード感をもたらします。その設定の中で、周囲の目を気にし、異質なものになることを恐れ、孤独と焦燥に押しつぶされそうになる高校生たちの微妙な関係がタイムリープ毎にスピーディながら丁寧にほぐされていく様子が描かれていて、ひとつひとつ憂いが取り除かれていくような感覚が気持ちよくもありました。
0255文字
ぷに丸
新着
1時間だけのタイムリープであり、回数も5回と決まっている中で未来を変えようと奮闘する主人公の様子に心打たれました。そしてどの登場人物も主人公の目を通して見ながらも生き生きとしていて、リアルなところも読みやすかったと思います。青春もありミステリもありで楽しくあっという間に読んでしまった一冊でした。
0255文字
さのまる
新着
面白かった。タイムリープの回数を重ねるごとに、じわじわと恐怖が。
0255文字
とんぼ
新着
6   イマイチよくわからなかった。
0255文字
Masaaki  Endo
新着
面白かった。若い頃に読んだ時をかける少女とかねらわれた学園をちょっと思い出しました。 昔の角川書店から出版されてたら映画化されていたかも?
0255文字
紅子
新着
タイムリープ・ミステリ。タイムリープは間違い探しのような感じがするので、読み終えたあとの疲労感が。面白いけど疲労感が……
0255文字
お母ちゃん
新着
ネタバレタイムリープ×青春ミステリー。予期せぬタイムリープ、回数限定のうえ5回目のタイムリープが確定事項となるルール、最悪な結末を回避するはずが回を重ねるごとに悪化していく状況、主人公の焦燥感と共に増す読み手の緊張感・・・不穏な展開にもかかわらず面白い。幼い頃に受けた心の傷によって他者と表面的な関係しか築いてこなかった主人公が、謎の解明&解決にあたって「友達を頼る」という選択をした姿に感動。その後の展開はまさしく青春!清々しい気分で読み終えた。
0255文字
ちなシケ
新着
⭐️⭐️⭐️
0255文字
キウイ
新着
ネタバレオモシロイ。オヤさえ信用できない状態で、ヒトへの接触にビクビクしてるトコロに、トモダチからの無視攻撃。ワタシなら、ゼッタイに二度と声を掛けたりできないぞ。なのに、切羽詰まっていたとはいえ、トモダチに助けを求める。勇気を振り絞ったねぇ、ウルウル。フシギなチカラのコトは、トモダチに証明できたコトになったのかなぁ。もう一人のチカラの持ち主チャンから、助言を貰えたのだろうか。理解してくれる新しいカンケイができたコトに、ホッとした。ウラヤマシイ限りだよぅ。
0255文字
ゆうちん
新着
リープする回数が分かってるのに、状況は悪化していく展開で読んでる方も焦ってしまう。  親友との喧嘩、学祭の様子など青春らしさの描写も細やかですが、死体の描写も生々しい。
0255文字
それひら
新着
著者読み三作目。種蒔きも種拾いも情景描写も静かで丁寧で、読んでいるとどこか落ち着いてくる。恋愛対象という訳ではない女子同士の掛け合いも良質。特殊タイムリープ設定に依存しない楽しさがある作品。
0255文字
うっちぃ
新着
ネタバレタイムトラベルやタイムリープは大好きなんです。この前に読んだ「柘榴パズル」の作者さんがタイムリープものを書いてると知ってすぐに飛び付きました。面白かったです。作中の「4回目」と思ったら「3回目」だった件は「七回死んだ男」を以前読んでたので多分大丈夫だなと分かった。主人公が最後に喧嘩してた親友を頼ったのは良かった。そうね。高校生の頃の友情とかちょっとしたことでヒビが入るしまたちょっとしたことで元通りになってたような?「どうせ…。」となにもしないのは良くない。行動力は大事。と動くのが億劫なおっさんは思う。
0255文字
qoop
新着
同じ時間を繰り返すタイムリープ現象の渦中で起こった同級生の死。イレギュラーな出来事を解消すべく推理し行動する主人公。設定の使い方が巧みなSFミステリ。主人公の行いによって変化する容疑者達の貌が謎を深めてアドベンチャーゲーム要素を盛り上げる。正しい選択を求めることでより一層避けたい現実に直面せざるを得なくなるなど、ゲーム的でありながら自由度を狭める展開は安易ではない。
0255文字
ひので
新着
タイムリープものは好きで色々読んでいるが、飽きさせない多様性が本当に面白い。 何十年も前にタイムリープして、人生をやり直すような気の長いものもあったし、数ヶ月前に飛ぶものもあった。 この作品は、1時間、きっちり5回までという決まりのなか、必死に奔走している印象。 何よりも、友達を頼って変わっていく瞬間が、読んでいてとても心地よかったです。素敵な青春ミステリーでした。
0255文字
鳩羽
新着
幼い頃、同じ時間を5回繰り返すタイムリープを経験した菜月は、人に心を開くことができない性格になってしまっていた。高校最後の文化祭、菜月はクラスメイトの拓未に告白され、タイムリープが始まる。しかし、同じ時間を繰り返すだけのはずのタイムリープが、全然違った展開を迎えて…。理想の状態に変えようとしてリープするのではなく、最初の状態に戻そうとするリープもので、足掻けば足掻くほど悪化していくのが面白い。友情に頼るのが意外で、でもその意外さが良かった。後味も良く、複雑な含みも感じられて、確かに良作。
0255文字
きょん
新着
予期せぬタイムリープに巻き込まれた幼少時のエピソードが大変切ない。前半の高校時代の人間関係の複雑さも皆心当たりがあるんじゃないかな。後半タイムリープが始まってからの展開もスピード感があり一気に読めた。
0255文字
うまる
新着
タイムリープミステリの快作。目的があって過去に戻るのではなく、予期せぬループが始まったせいで本来死ぬはずではない人が死んでしまうという展開がとても面白いです。何故変わってしまったのか、分岐点はどこなのか。五周目が確定回と決まっているので、回を重ねる毎の焦りや回避できないもどかしさがヒシヒシと伝わってきます。最終ターンの緊迫感と青春物らしい解決方法は見事。これこそ時間物の醍醐味という感じの伏線回収も良くできています。学校物のタイムリープミステリでは、綾崎隼さんの『君と時計~』以来のクリティカルヒットでした。
0255文字
抹茶カステラ
新着
ネタバレ青春×タイムリープ×ミステリー。高校の文化祭の日、同じクラスの拓未に告白された直後、菜月は人生3度目のタイムリープに巻き込まれた。それは同じ1時間×5、最後のループの出来事が確定事項になるというもの。その筈なのに、1回目のループで拓未は告白する前に転落死する。なぜそうなったのか。どうしたらいいのか。菜月は残りのループで彼の死を回避すべく奔走するが…。文化祭という非日常、親友達との仲違い、屋上での告白。あぁ、眩しい。人と深く関わって来なかった菜月がループを繰り返す中で変わっていく過程も。ほんと青春だなぁ。
0255文字
陽介@中四国読メの会参加中
新着
ネタバレ「同じ時間を繰り返す現象が起きる」「何故か本来の時間とは違うことが起こってしまう」というとどうしても西澤保彦先生の『七回死んだ男』を思い出してしまうんですが、あちらとはまた違った傑作でした。序盤でタイムループを初めて経験した時の混乱と恐怖やそのことで決定的に変わってしまった事柄が丁寧に書かれてますし、その後の青春小説のパートの描写も上手く。クラスメイト達の、露骨ではないものの、裏がある人間なんじゃないか?と思わせる書き方も良かったです。告白された直後にタイムループに入って、困ったけど色んな反応してみよう
陽介@中四国読メの会参加中

、と主人公の菜月がちょっとウキウキしてる所に告白してきた相手の墜落死というギャップもエグくて最高でした。主人公の行動が本来の時間と違った要因だろうというのは推理するまでもない明白な部分なのですが、色々行動しても結果が変わらないのは謎ですし、一時間という短い時間、減っていく残りループ回数と緊迫感もあって後半に引き込まれ方は凄かったです。犯人も意外でしたし、どういう状況でそれをしたのか、という説明も納得いくものでした。ラストもキレイに終わってて、凄く贅沢なんですがもうちょい苦い成分があっても良かったかなー

05/21 22:47
陽介@中四国読メの会参加中

等と思ったりもしましたが、満足度高めな一冊でした。 本筋とは関係ないですが、この作品の現象は、タイムリープよりもタイムループのほうが相応しいんじゃないかなと。時間を跳んで超えるという意味ではリープであってると思いもしますが、どっちかというと繰り返しがメインな感じだと思うので。

05/21 22:57
0255文字
海苔数
新着
ネタバレタイムリープ×青春もの で非常に楽しく読めた。帯にもあった通り、時をかける少女や七回死んだ男を思い出す内容でありつつ、その両者のどちらとも違う面白さが感じられる読み味で良かったと感じる。 強いて言えば、七回死んだ男のトリックに思い至ってしまう可能性があるので、七回死んだ男を読むつもりなら先に読んでおいたほうがいいかもしれない。
0255文字
アヤ
新着
青春ミステリにタイムリープが加わったもの。タイムリープものは丁寧に読まないとこんがらがるのだが、途中から先に読み進めたくなってやってしまった。しかも複層的なのでなおさらこんがらがるのに。ラストはホッとした。これから改めて青春なわけだ。
0255文字
アオノ
新着
主人公は唐突にタイムリープに巻き込まれ、同じ時間を規定回数繰り返し、最後の周回が現実として確定する。完全に『七回死んだ男』と同じ設定ですが、パクリではないです。これは一つのフォーマットなんです。最初の周ではときめきのある文化祭だったのに、リプレイに入ってからは何故か毎回転落事件が発生。内気な主人公は勇気を出して死の連鎖を断ち切れるのか?前半内向的ですが、リプレイ2回目のコントじみた展開からちょっと面白くなり、ラストはお約束とはいえ感動しちゃいました。青春×タイムリープ×ミステリーにハズレなし!まあ、良作。
0255文字
ツバサ
新着
素晴らしい青春ミステリー。小さな頃にタイムリープが生じることで混乱して、周りに信じてもらえずに気持ちに蓋をしていた主人公・菜月が悩んだり迷ったりしながらもクラスメイトの死を回避するため奔走する姿に釘付けにされます。事件の真相に近づいていくうちに菜月が成長していくのも良いです。ブログにて→ https://wing31.hatenadiary.jp/entry/2021/05/01/210000
0255文字
よっち
新着
同じ一時間を五回繰り返すタイムリープを過去に経験し、無難に生きることを選択した女子高生の菜月。そんな彼女が文化祭で同級生の拓未に告白され、繰り返すはずのループで墜死した拓未を目撃してしまう学園青春ミステリ。無難に周囲に合わせてきた高校生活のいきなりの暗転。拓未の墜死に動揺しやり直しで何とか救おうとするものの、毎回違う形で失敗し死なせてしまう絶望。親友とのすれ違いが周囲との人間関係も少しずつ変化して、誰も彼も疑わしく見える中で自分から勇気を出して一歩を踏み出し流れを変えてゆく展開はなかなか良かったですね。
0255文字
全41件中 1-40 件を表示
金木犀と彼女の時間 (創元推理文庫)評価84感想・レビュー41