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銀橋 (角川文庫)

感想・レビュー
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あんこ
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再読。私の好きな方ももう暫くすると退団で、どういう心持ちでいたらいいのか分からなくなっていた時に、このシリーズを思い出しました。ページは多くないのに、濃密で情熱的な束の間の夢を見たような気がします。以前読んだ時よりもずっと心の奥深くに刺さりました。来る日のことを思いつつも、それまでどうか私の好きな人達が幸せな時間を過ごせるよう祈るばかりです。
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こと葉
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ネタバレ「専科」を取り上げるとは、正直憎い…!渋い…!宝塚と言えば…「トップになるための競争が激しい」「トップをみんな目指す」と思われがちだが、実際の舞台はそれだけではないのだ。必ず、二番手がいて、三番手がいて、脇役がいて…だけじゃない。演技がうまい人が舞台を引き締め深みを持たせる、歌がうまい人・ダンスがうまい人が世界観やムードを作る。そうやって舞台は成り立っていくのだ。なので、『銀橋』を読んで「専科」を取り上げていると分かった時、憎い…!渋い…!と思った。宝塚三部作のラストにふさわしい物語。
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さっち
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ネタバレ3部作全部読み終えて、ロス気分を味わってます。専科さんにスポットを当てているが、最終的には、前2作で脇役だったレオンのその後を描いている。この本が書かれた時は、この後コロナによる休演、そしてジェンヌさんのいじめ自死事件が起きてしまうことなど、知る由もなかったでしょう。本当の意味で、清く正しく美しい宝塚研究が、戻りますように…
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けえこ
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「リーゼントには髪の毛一本垂れていてはならず、燕尾には塵ひとつついていてはならず、靴はピカピカに磨き上げられていなければならない」 男役の美学とは凄まじいものだと思った。
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moimoi
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前作「男役」「娘役」と比較するとファンタジーは薄れ、友情・努力・勝利の宝塚歌劇団バージョンという感じ。主人公は前作にも登場した花瀬レオ。しかし、他のメンバーも濃くキャラクターがたっているので群像劇のようにも感じる。ところどころ女のオタク特有の痛々しさがにじむ場面(レオンとみずかの稽古を見ている子達のセリフなど)もあるが、努力する女性を追う物語はやはり面白い。三部作が完結し、後日談も気になるが、想像(妄想)すれば自分の脳内でレオンが、みずかが、ジェリコが、アモーレさんが続きの物語を紡いでいく。
0255文字
Kaoru
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中山可穂さん独特の、人から人に対する愛情、のようなものがさまざまのところから滲んでいて良かった。宝塚に行きたくなる。
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YH
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ジェリコが主役かと思いきや、レオンがトップに立つ話だった。過去作品にも出てきたレオンのトップ就任はめでたいけど、専科さんに焦点が当たるって珍しいから、ジェリコとアモーレさんの話をもっと読みたかった。コロナ以降、どうにも舞台を観る気力が湧かなかったけど、そろそろ行きたいな。
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ごま麦茶
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宝塚シリーズ3冊目。過去2作にも出てきたレオンがとうとうトップさんに!過去2作に出てきた他のキャラクターもちらほら出てきて楽しかったです。今回は、ファンタジーな要素はなく、ガッツリ舞台と向き合うジェンヌさんたちのお話。キラキラな世界だけど、血のにじむ努力あってのこと。作者さんの宝塚への愛とリスペクトを感じました。是非また宝塚モノ書いていただきたい…!
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はるはる
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シリーズ3作に登場し 今回晴れてトップお披露目のレオン まずはおめでとう とても魅力的 ちょっとそれはと思う描写もありますが 上級生から下級生に引き継がれる芸がファンを魅了するのは確か
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みつい
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過去2作が面白かったので3作目も楽しみにしていた。 文字通り命を削って煌めくからこそ観客は夢を見ることができるんだよなぁと思った。 駄作続きのところは思わず笑ってしまった。 ジェンヌは作品選べないもんね…
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ひさくら
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ページをめくったその瞬間、見たこともないはずの宝塚大劇場の銀橋が目の前に広がった。設定としては前作『娘役』のほうが好きだけど、本作も十二分に宝塚の美しさが文章に表れていた。実際に行ってみてみたいなぁ、大劇場……
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nkwada
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ヅカ小説。専科のアモーレのもとにジェリコが弟子入するお話かと思っていたら、レオンがトップになって頑張る方に軸足が移って残念。読後に知ったが、三部作の三作目で、これまで登場してきたレオンが本作でついにトップにということのようだ。読者は、お気に入りのタカラジェンヌを登場人物に重ね合わせたりするんだろうと思いながら、楽しんで読んだ。
0255文字
KUMAPON
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宝塚を愛してやまない私だが(だからこそと言うべきか)ヅカオタの脳内妄想を読まされているような羞恥が先に立ってしまい、物語を楽しむことができなかった。ヅカ用語てんこ盛りなのが却って居心地が悪い。解説がきゃびい(早花まこ)様というのも、宝塚ファンとしては喜ぶべきところなのだろうが、妄想日記をその妄想の登場人物に読ませて感想を書かせているようでいたたまれなかった。『男役』『娘役』を読んだのはずいぶん前なので内容は忘れてしまったが、ここまでコテコテじゃなかった気がするのだけれど…。
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エドワード
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宝塚物語第三弾。私が初めて宝塚観劇に行く時、当時の職場の宝塚ファンの男性が「オケピットと客席の間のステージを銀橋と言うんですよ。」と教えてくれた。公演でも年配男性2人組が感想を話していた。少女の時に心奪われた宝塚に入った可憐なジェリコ。天性の華と色気を持つレオン。生けるレジェンド、芸歴40年の専科・アモーレ。百戦錬磨の様々な俳優たちの人間模様。退団公演中に倒れるアモーレ、どうするジェンヌ?タカラジェンヌたちは五つの組に分かれていても、全員が仲間という演劇集団。その連帯意識をまざまざと感じさせる物語だ。
エドワード

「なぜこの世界に宝塚があるのか考えてみろ。会社や学校や子育てや介護や自然災害で疲れ切っているお客様に少しでも元気になっていただくために、明日もがんばろうと思っていただくために、私たちジェンヌは全力で笑い、歌い、踊るんや。世界でここにしかない絶対的な美を作り出す。本当に美しいものだけが、絶望している人の心に訴えかけて、人の心を救うことができる。いろいろあって、笑って泣いて、でも最後には希望に満ちたフィナーレがある。」とっさにこの華麗なセリフを朗々と述べるレオン、かっこいい!まさに人生が宝塚だね。

12/24 07:55
宵待草

エドワードさん おはようございます 素敵なレビューに読みたいなぁ~って思いました 読みたい本が増えるばかり、、、🙋 素敵なクリスマスイヴとクリスマスをお過ごし下さいね🎄🎅 お寒いですので、ご自愛願います✨ 宵待草

12/24 10:17
0255文字
chmclgrdn
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男役、女役に続く宝塚シリーズ三作目にして完結。 正直宝塚は登場人物のえり子の宝塚を見るまでのように好きではないのだが、少女漫画のようなロマンチックさとコミカルさを兼ね備えた読みやすさでするすると読んでしまった。 百合…というより、いわゆるエスとかシスターフッドが嫌いでない人には合うと思う。
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ささ丸
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ネタバレこのシリーズ、ひたすら夢夢しくロマンチック、という読む前の勝手な想像を裏切ってかなりコメディタッチだったのが印象的。レオンの台詞「男役は苦悩し、キザる。美しく苦悩し、そしてキザる。」「私が今日からおまえの神だ。」に笑った。『男役』のラストは物悲しく、パッパさんのその後も明るいものでは無かったらしい。けど、ちょっと希望が持てる?終わり方でよかった。なのでどうかアモーレさんも元気になってほしい。そしてレオンやナッツやジェリコたちにも、いつか宝塚人生の終わりが来ると思うと悲しい。
0255文字
あんこ
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前作はファンタジー要素が強めだった(とはいえ宝塚そのものが浮世の夢のような場であり続けていることは間違いない)が、三部作の集大成ともいえる本作は、舞台に魅入られ舞台に取り憑かれた人物たちの生き様が描かれていて熱かった。前作から小説の文字の中からも立ち上るレオン様の色気に充てられていたので、今回晴れてトップにご就任なさったことを嬉しく思っております。
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qoop
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舞台上と同様、タカラジェンヌの日常生活もファンタジックに書く著者の宝塚シリーズ完結篇。華やかさを基調に伸びて行く想像力は、人間関係の濃淡を含めて舞台裏のドロドロした部分をもドラマティックに描き、宝塚をより宝塚らしく見せる。イメージを損なわず更に増幅させる手法は決して珍しいものではないが、成功していると思われる。近いものをあげればスポ根的な手法か? 虚実の被膜を積極的にぼやかせる「プロレススーパースター列伝」的な系譜(?)に連なるのかも知れない。
0255文字
次へ
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果てしなく繰り返される憧れのセンパイの連鎖がとっても美味しゅうございました。ブラボー♪
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おとぼけ男爵
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ネタバレ男役、娘役、に続く宝塚歌劇三部作の最後。正直、宝塚ファンの私は、キワモノのような小説ではないかと敬遠していたのだが、元タカラジェンヌの早花まこさんが解説を書いたとのことで読んでみた。文章は美しく、リアルさがただよう作品だったが、品よく話がまとめられていて面白みには欠けるかな?という感じ。多分、男役、娘役も読んで初めて一作という感じかもしれない。 https://note.com/otobokedansyaku/n/n1b5752746d2c
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