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柘榴パズル (文春文庫 あ 87-1)

感想・レビュー
53

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きょんきょん
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ネタバレ図書館本。彩坂さん2冊目。解説がネタバレはしないけどとても彩坂作品について詳しく書かれていて次何読もうの指針になりました。ひと夏だけの家族。お祖父ちゃんを見守るようにそれぞれが役割を演じて、それぞれが欲しいものを望んで幸せな時間を過ごす。家族写真も撮り、家族旅行もして。だけど外から見えるものと中身はまるで違うということもあるんだよ、と。お祖父ちゃんもまだらぼけだったから、我に返った時に気がついてたんだけど家族が楽しくて続けていたんだね。お母さんが温泉で部屋の内風呂で済ますわってそういうことだったんだ。
きょんきょん

最後、私も、さすがにそれは急ぎすぎでないかい、と思ったけど…せめて「家族になりたい」の一言でいいんでないかい、と。でも、こどもが生まれたらお祖父ちゃんに名付け「親」になって貰おうって、それが言いたかったのかな

10/05 14:52
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たれっくま
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家族の絆がテーマなのだろうけど、各エピソードの登場人物が類型的で話もありきたりな展開な気がした。語り手である主人公も、抱えてる事情の重さや家族に対する想いが、いまひとつ伝わってこない。あと、タイトルに使われてる割に『柘榴』の存在が薄いよなぁ、と読み終えて微妙な残念感を味わいつつ、そういえば学生の頃、地元(内陸部)のヤンキーが喧嘩をする時に「テメエ、(頭を)ザクロにすっぞ!」と脅すのと、沿岸部のヤンキーの「(身体を)ナマスにすっぞ!」のどっちが怖いか語り合ったのを唐突に思い出して懐かしくなったのであった。
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you
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おじいちゃんとママとお兄ちゃんとわたしと妹の5人家族の話。物語の合間に物騒な新聞記事が差し込まれて不安を掻き立てながら進む連作短編。何が起きるかドキドキしながら読むと、この作者独特のオチが待つ。それが分かると、ところどころ過剰だなと感じた部分に納得。うまく騙された。
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わわわ
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主人公メンタル強いな。
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フラチキさんです
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★★★★★ 初読み作家さん。小さな謎を扱う連作短編集。これは新鮮な読書体験。1つ1つの家族との絡みを強調した短編と、合間に挟まれる不穏な新聞記事との雰囲気がどうにも噛み合わず、不思議な気持ちで読み進めました。短編自体も軽く読めて面白かったのに加えて、ラストの大掛かりな仕掛けは結構驚き。これは満足のいく読書で、良い作家さんを見つけたと思いました。★5+付けようかなと思っていた最中、最後に主人公の衝撃発言。...正直引きました。このくだりいるかな。そこだけ残念です。
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三日月@児童書病発動中
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3/5失われたものの話ではなく新しく得たものを抱きしめていこうと思う話だったのかな。新聞の切り抜きは仕掛け以上の意味を持たなかったけど、それはあくまでも過去でこれは未来に向かう話だからなのかなぁ、と思うとまぁそうなるのか、とは思った。
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sk1006
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ネタバレ作者さん2作目。いわゆる日常の謎を描いた連作短篇集。主人公一家のほのぼのとしたやり取りの一方で、章の合間の新聞記事に嫌でも不安を煽られる。果たしてこの家族はどうなってしまうのか、という緊張感の中での読書だった。 読了後、改めて家族とは?を考えさせられる。第二話で、家族写真に映ろうとしなかった友広兄ちゃん。第三話で、赤ちゃんを置き去りにした母親を怒った桃子。第四話の仲睦まじい家族旅行。初読時には気づけなかったけれど、心の内にはみんな複雑な思いがあったのだろう。そう、外側からは中身を想像しづらい柘榴のように。
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しょう
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ネタバレ冒頭での惨殺事件の件が不穏だったが、続いたのはごくごく普通の日常系ミステリーという事でやや拍子抜けした。日常の謎を家族で解いていくという内容は目新しいものはないが、家族で協力して解決していくというのがいい。短編ごとに挟まれる事件概要記事がどう繋がっていくか、想像もつかなかったが第五章を読んでこれまで抱いていた違和感が結実するかの如く詳らかにされ、「こう来たか」という感じで思わず声が出そうになった。一気に不穏な雰囲気となり結果「家族」は離散するわけだが、思ったほど爽やかに幕を閉じたのが良かった。→
しょう

→しかしエピローグの美緒の「あなたの子供が産みたい」は流石にやり過ぎ。もう少し言いようがあったと思う。

05/24 20:40
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TOLPO
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ネタバレとてもよい読書体験ができたな〜という感じの本でした。ミステリーはあまり読まないけれど、オチでの家族に関するあれこれのどんでん返しといい、見事にハマったなぁ〜と。
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ちゃすくん
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ネタバレ最後の最後に明かされる情報量が多いタイプの日常系ミステリー、細々とした謎解きを日常の中でしていって最後の最後に張り巡らせた伏線をごっそり回収するような奴。謎をミステリーとして読むと何気ない描写もここ要素なんだろうな、って読んじゃうから純文を読んでる時とやっぱり気持ちが違う。でも、どっちにも取り入れると面白くなる要素があると思うから普段読まないジャンルを手に取ることも大事だなあとしみじみ。読んでる最中にひっかかる生活のディティールが要素となっているから、ここおかしくね?って読むのも違うし、読み方難しい
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yamakujira
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商店街の祭りで目玉となるはずだった飾り物が壊されたり、結婚を認めない親から逃げる新郎新婦が部屋から消えたり、飼いたいと連れて帰った子犬が赤ちゃんに変わったり、5話の連作となっているコージーミステリが最終章で明かす家族の謎は、切なくもあたたかく、残念だけれどこれでよかったとも思わせてくれる。家族とはいったいなんだろう、血縁と言ってもそもそも夫婦や義父母には血のつながりはないし、親子でも殺し合うからねぇ。美緒はこれから素敵な家族を作れるかな。 (★★★☆☆)
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エドワード
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ある町に住む山田家。古い日本家屋に、祖父の源一郎、母の昭子、長男の友広、長女の美緒、次女の桃子が暮らす。商店街のまつりで、家族写真を撮影するスタジオで、家族で出かけた温泉旅行で、たびたびミステリーに出会う。そんな和やかな山田家に秘密があった。源一郎が昭子のことをヒサヨあるいはアサコと呼ぶことがある。認知症だろうか?各章の扉に記される「一家惨殺」の新聞記事―こののどかな家族とどのように関わるのか、気になってしょうがない。そして最後に明かされる驚きの真実。現実にありえる話だ。映画「万引き家族」を思い出す。
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へくとぱすかる
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読み終わった瞬間の、不思議だけど、少し前向きになれそうな思いが爽やかだ。気持ちの良いラストだろうとは思っていたけど、こんな真相だろうとは、さすがに見抜けなかった。連作短編として、それぞれの「事件」が解決されていき、そのたびに挿入される不吉な断片。果たしてこの家族の未来に、夏が終わるころに何が起こるのか? ザクロという果実の存在が、読み進む途中に、いやがうえにも不安をかりたててくれた。ところで、ガラス工芸の第一章や、長谷川さんの登場する第二章のトリックがいい。そこだけ独立した短編として読んでも見事だと思う。
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himanaka
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物事は見た目通りとは限らないという伏線が見事に生きた作品。読んでいるうちは登場人物一人一人にイラついていたが、読み終わると印象がまるで変わっていくのも見事。全体構成がよく考えられた作品。
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りこぴん
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ネタバレ仲の良い家族の日常ミステリーを描いた、連作短編集。家族で力を合わせて謎を解明する姿はとても穏やかで微笑ましい。けれど短編間で感じる不似合いな不穏さにハラハラさせられます。 珍しく後味の悪いラストになってしまうのかとも思いましたが、これからの未来を想像させるような終わり方は彩坂作品らしいなと思いました。 鬼子母神に柘榴を差し出すように、本物の家族の代わりにニセモノの家族のピースを集めて、柘榴のように弾けてしまった山田家。柘榴パズルの意味と深さを考えては、このタイトル好きだなあと感じます。
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うぇい
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まずまず面白かったです。すごーくほのぼのとした日常の謎系のミステリーからどうやって不穏というか陰惨なハナシになるのかドキドキしながら読みましたがなるほどそう来たかという感じでなんかホッとしました。ほのぼのの部分が結構良かったです。  あと巻末の千街さんの解説が解り易くてよかったです。
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くろねこ
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ネタバレ【※ネタバレ注意‼︎】仲の良い家族のちょっとした日常の事件を書く各章の合間に、不穏な一家惨殺事件の新聞記事やインタビューが挟まる。 この家族に起こる事件なんだとしたら惨すぎる…と思いつつも、きっとなにか仕掛けがあるんだろうなと疑いつつ読むw 結果なるほど、となりながらも全体を通して感想を考えたらあんまりどれも各章は印象に残ってなくてちょっと微妙な読後感。。 最後の美緒のプロポーズ?も、ちょっと引いてしまった。
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ちゃんぷる
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ネタバレ私にしては珍しく、種明かしまでに大体わかっちゃったな。最初の家族紹介でいちいち名前出すから「もしや…?」って思ってたけどやっぱねー。お母さんだけ予想外、柔道部ってそういうね。大仕掛けはまぁいいとして、各章の話があんまり…。会話がつまんないし、話の展開も結構厳しくないか。もっとほかにやり方あるでしょ、って思っちゃう。そこまで想定してたならウエディングドレスで走らすな、そもそも入れんな。とか。このテーマなら本多孝好の「at Home」の方が好きだな。まぁギリハッピーエンドでよかったね。
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sugar&salt
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プロローグと章と章の間の一家惨殺事件の記事がなければ、本当に仲の良い家族にしか思えなかった。母の名前を間違う祖父や、父親がいないけど生活費はどこからとか違和感はたくさんあって、仲の良い山田家がどうなるかどんどん気になっていく。日常の謎自体も面白くて、子犬が赤ちゃんに変わる話が特に好きだなー。
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pao
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★★★☆☆ 祖父・母・兄・妹の5人で暮らす大学生の美緒。幸せほのぼの家族がちょっとした日常の謎に巻き込まれる連作短編集。オブジェの破壊、カップル消失、女湯盗撮などなど、小さな謎を解決しつつ話が展開。ただ、章と章の間に挟まれた一家惨殺事件の新聞記事が不穏な空気を醸し出し、ラストまで引っ張る。そして最終章で…なるほどねぇと。しかし、最後の美緒のセリフはもう少し控えめにならないかな?切ない感情が一瞬で冷めたわ…
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yumiDON
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こ…これは!個人的にすごく刺さりました。読み始めて最初の2Pで、動揺。すごい滑り出しだな、と思い物語にぐいぐい引き込まれました。仲の良い家族の日常の謎もの、が連作短編で続いていくのですが、その合間に挟まれる不穏な新聞記事。違うよな、絶対違うよね…、と気がつくと自分も家族の一員になったように息を飲み、この幸せが壊れないように祈っていました。読み終わって、しばらく魂が抜かれたように呆然としてしまったのは久しぶりです。万人が万人、好きかと言うと微妙ですが、私はかなり好きです。
スミレ

とても面白そうですね🎵 書店に行ったら探してみます😆

05/15 14:17
yumiDON

ありがとうございます!スミレさんにとっても良い出会いになるといいなあ(✿︎´ ꒳ ` )♡︎

05/16 00:33
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qoop
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ネタバレ仲良し家族が探偵役を務める日常ミステリ。全体に仕掛けが巡らされているのは序盤から薄ら分かるのだが全貌が見えず、平凡に見える日常の叙述にも心地よさと緊張感が渾然一体に感じられる。謎解きから終盤の展開は唐突に感じるほど意外で驚化された。それゆえ切なくて印象に残る。物悲しくも希望につながる余韻をどうとらえるか。やはり恋愛要素でつなげるのが一番無理がないのかな。今まで読み進めてきた人間関係を一新するには戸惑いも残るのだが。
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coco夏ko10角
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ある家族の夏、ミステリー短編。仲の良い家族に対して挿入される新聞記事がなんとも不穏。そこから予想したのとは異なる真相でよかった。
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キウイ
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ネタバレオモシロイ。ネタはカナシイけど。というか、オチまでは、コワイ新聞記事と日常のナゾ解きの組み合わせが不穏だなぁ、でも、家族でワイワイやっててシアワセそうだなぁ、ケンカくらいフツーだし、と思っていた。が、精神的繋がりも、血縁的繋がりに完敗。ココロの繋がりがなくても。相手を責める前に、理由を知りたいとか言い分を聞こうとか、考えないのかねぇ。弁護士クンも、ナニかしてくれるのかと思ったのに、ザンネン過ぎるぞ。疑似家族構成員サン達の新しい繋がりが見えてきてちょっと救われたよぅ。
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bookshelf_yt07
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【あらすじ】山田家はおじいちゃん、昭子お母さん、友宏お兄ちゃん、私(美緒)、妹の桃子の五人家族。周囲が羨むほどの仲の良さだ。世間は夏休みに入ったが、山田家の周りでちょっとしたトラブルが続く。また誰かが家を見張っている気配もする【感想】読み進めていくほど、山田家家族五人の仲の良さが伝わってくるが、結末が衝撃的だった。章と章の間に挿入されている新聞記事から不穏な気配が漂うが、思いっきり騙された。大どんでん返しな結末を期待するミステリー愛好者におすすめ。
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Masaaki  Endo
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章の初めの新聞記事は何?と思いながら読み進めれば、何と意外な結末。 流石は彩坂さん、こういう仕掛けが上手いですな。 この家族、ずっとそっとしておいて欲しかった気もします。
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明日のかぜ
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ネタバレ彩坂さんは「夏の王国で目覚めない」以来で2作目。とにかく仲の良い山田家のほのぼの連作ミステリー。各話の冒頭で一家惨殺事件の三面記事があり、幸せいっぱいの家族の実像とかけ離れているのでだいぶ気になる。読み進めていく中で不審な人物の影がちらほら出現。最終話で一気に不穏な空気感が山田家を襲う。ちょっと、どうなっちゃうのだろう~。考えてみれば物語のちょっとした違和感はところどころに伏線があったのだった。柘榴は家族繁栄の象徴。4話目の「家族狂騒曲」で家族旅行で訪れた箱根での楽しくにぎやかな想い出ができてよかった。
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K
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ネタバレ家族の周りで起きる小さな事件を解決する連鎖か短編集なのだが一家殺人事件という不穏な出来事があった事が示唆され、家族の在り方にもどこか違和感が。そしてラストそう来ましたか。ご近所さんとかなんとも思わなかったの?とか違和感はあるけれどなかなか面白かった。
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青美
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ネタバレ柘榴には不吉なイメージしか持っていなかったので子孫繁栄の意味があると知って意外でした。 10歳の桃子があどけなく敢えて子供らしく振舞っていたように感じます。 不運にも温かな家族に恵まれなかった人はこういう他愛もない一家団欒に憧れるのかなと少し寂しくなりました。 身寄りのない孤独な人達同士で集団生活をするのは実際にあっても良さそうです。 美緒は友広に懐き過ぎではと思っていたら最後にあの言葉が飛び出して面喰いました。 確かに血の繋がりがなくても家族にはなれますね。 龍之介の面倒は誰が見るのか気になりました。
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ヒメヒメ
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×
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スカラベ
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ネタバレこれは家族の物語・・・プロローグでは主人公が一人一人+一匹を大好きな家族として紹介する。そして各章の最初に挟まれる悲惨な事件の記事の一節によって、この家族が何らかのきっかけで巻き込まれるのだろうかと連想させられるが・・・日常のちょっとしたミステリーを紐解きながらほのぼのとストーリーは進む。しかし、毎回のようにお母さんの名前を間違えるおじいちゃん、どこかよそよそしい会話などところどころで違和感を感じるので、仕掛けられた真相はなんとなく予想はついた。でも、お母さんの正体が〇〇だったのにはビックリ。
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ekoeko
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19歳・美緒の山田家は祖父、母、兄、妹。一家が謎を解く連作短編。
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あんこわねっと
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ネタバレこの人は天才だなあ。こんなにいい家族が。心配しながら読み進めていたら、思ってみなかった結果になった。なかなかないくらいの幸せな家族はそうだったんだ。また集まればいいよ。観ていないけど「万引き家族」と似ているらしい。最後の美緒のセリフは直接的すぎるから違う表現がよかったな。
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名無しのオブ
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一章のオブジェを割った犯人を消去法で炙り出す手際がお見事だった。平穏で幸せそうな家族が描かれる一方で、凄惨な事件が描かれていてこの家族が最後にどうなるのかページを捲る手が止まらなかった。ストーリーに引き込まれた
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_ruuno
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ネタバレ一ページに満たない、各章に挟まれた短文の不穏な仕掛けは、最後に綺麗にまとまる。驚きも充分にあり、家族の風景を中心に描かれていた連作短篇集…の余韻ある残る落とし所で締め方も上手い。やはり間章の使い方が新しく、華麗。それは最新作『サクラオト』でも発揮されている。大好きなミステリ作家様です。
0255文字
莫煩悩
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ネタバレうーん。 あまり好きな感じではなかった。 でも誰も死ななくてよかった。
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陽ちゃん
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主人公の19歳の美緒が、大好きなおじいちゃんとお母さん、2つ上の兄、10歳の妹それに三毛猫の家族と過ごした一夏の出来事というか、遭遇した事件が連作で描かれていますが、仲良し家族の話の間に一家殺人事件の記事が挟まれていて、ほんわかだけではないんだろうなーとは思いながら読み進めましたが、家族ってなんだろう?と考えさせられました。ちなみに、ストーリーとは全く関係ありませんが、三毛猫の龍之介はオスなんでしょうかね?猫好きとしては気になっちゃいました。
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@
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✳︎
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R2
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温かい家族。なにやっても怒られる末っ子桃子ちゃん。を、面倒みる私。要所要所で頼りになるお兄ちゃん。ご飯を作るお母さん、いつも注意ばかりしているお母さん。微笑むおじいちゃん。みんなで食卓を囲う瞬間がすごいいい。いいすぎるからなんて緩い作品なんだと思ってた。あの各章の文章を除いて。そして男女二人の表紙。女性は私ってことは分かるが、この男性は誰?坂口さん?けど何故私は後ろ目線でなにか悲しい顔をしているの?なんとも不思議であっという間のエンディング。まるで恋人と別れる時は、一瞬で静かで空虚な感じに似ている。
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Hiroh
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ネタバレおもしろかった。たぶんこの家族はあれで、記事は〜のことなんだろうな、とだんだんわかってくる。この主題を、日常の謎に落とし込むのってすごい力技。それだけですごいと思う。桃子の人懐こくちょっと無防備なところ、その背景を考えると切なくなる。最後の叫びの順番は、せめて反対が良かった。最初のは無いほうが良かった。
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柘榴パズル (文春文庫 あ 87-1)評価84感想・レビュー53