形式:単行本
出版社:合同出版
移住のための選考面接を受ける機会もない友人、勉強を続けたいのに結婚させられた女の子の友人と、ギクシャクしたり仲直りしたりする描写にも胸をうたれる。著者(オマル)は弟とともにアメリカへ再定住し、大学も出て夢だったソーシャルワーカーになった。困難で先の見えない中、勉強を続けてきたことが実を結んだのであろうが、オマルはそれよりも、キャンプの中でたくさんの人から愛情を受け、恵まれていたからだと考える。子ども時代の全てを難民キャンプで過ごすということの現実を、本当にリアルに、かといって重苦しくなく伝えてくれる良書。
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移住のための選考面接を受ける機会もない友人、勉強を続けたいのに結婚させられた女の子の友人と、ギクシャクしたり仲直りしたりする描写にも胸をうたれる。著者(オマル)は弟とともにアメリカへ再定住し、大学も出て夢だったソーシャルワーカーになった。困難で先の見えない中、勉強を続けてきたことが実を結んだのであろうが、オマルはそれよりも、キャンプの中でたくさんの人から愛情を受け、恵まれていたからだと考える。子ども時代の全てを難民キャンプで過ごすということの現実を、本当にリアルに、かといって重苦しくなく伝えてくれる良書。