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六月の雪 (文春文庫)(Kindle版)

感想・レビュー
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barueko
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ネタバレ32歳になる未来(女性)は祖母と二人で暮らしている。声優の夢を諦め今は契約社員。ある日祖母が台湾の生まれであることを知る。興味を持った未来は祖母のルーツを探すべく台湾へ旅にでる。そもそも6月の雪って何だろう?って疑問から読み始めました。解説にもある通り未来自身が台湾初心者なので同じ目線で新鮮な台湾を体感できます。六月の雪は祖母が海岸で見た雪のような白い花のことだった。旅を案内してくれた個性的な面々や台湾の歴史がしっかり描かれていて深くていいお話しです。エピローグはうるっときます。かすみちゃんどうしてらよ!
0255文字
DONA
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分厚い本なので時間がかかってしまいました。内容もかなり濃くて重かったです。ただ、読みやすい文章なのが救いでしたけど、最後まで晴れ晴れとはならなかったです。台湾の歴史を知れば知るほどつらい気持ちになりますし、涙があふれる場面も多かったです。過酷な人生を歩んできて、でも人に親切で、でも自分の感情は出さない、不思議な国民性です。もっと知りたくなりました。
0255文字
鉄善
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ネタバレ読後台湾史を初めて紐解いてみたが、1987年まで38年間戒厳令下にあったことなど何も知らなかった。その後現在の民主主義体制を自力で確立したことは称賛に値すると思う。この作品自体はそのような歴史的背景には触れず戦後を生きた台湾人親子の悲惨な自分史を聞く破目になる日本人女性のお話。全般的に退屈な話だった。エピローグくらい明るい未来を予想させるようにすればいいのに。
0255文字
Taka
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(2022/38)祖母が台湾(台南)生まれであることを知り、昔を懐かしむ祖母に代わって台湾行きを決めた未來。台南で出会った人たち、台南に行って初めて知る日本と台湾の歴史。僕を含めて多くの読者が未來と共に過酷な歴史を知ることになるのだろう。並行して進む祖母の認知症。未來の一家や台南で出会った人たちを通した家族というテーマと未來個人の成長とが絡まり合って、読む手が全く止まらない。凄い小説を読んだ。一度、仕事で台北に行ったことだけのある台湾に、もう一度、今度は台南に足を伸ばせる日程で行ってみたくなった。
barueko

Takaさんおはようございます。「六月の雪」。3月ころにブログで見せていただいてようやく読めました。自信もって人に勧められる本に出会えた心境です。登録数が少ないのが疑問に思いますが若干内容重いからでしょうか。いずれにしても良書に出会えて感謝です。ありがとうございます。ぺこり(笑)

11/21 08:49
Taka

>baruekoさん、そうですよね、凄い本ですよね、これ。もっと読まれてもいい、推しの一冊です。

11/21 23:14
0255文字
悠
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ネタバレ同居する祖母が、怪我で入院し燭を失ったばかりの主人公が、祖母の青春を追いかける旅に出る。最後は、未来が開けるような終わりかただけれども、みんなが幸せになって欲しいなぁと思うような終わりかただった。
0255文字
naopyuru
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台湾好きだけど、ちゃんと歴史を知らないといけないなって思いました。
0255文字
コスモス
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以前旅行で行って、再訪したいと思っている台湾にそういう歴史があるとは全く知りませんでした。最後の、かすみちゃんのことはとても残念です。読んで良かったです。
0255文字
Panja Morimoto
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台湾行きたい。
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cof
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辛い本を続けて読みくさくさしてた時、母が薦めてくれた一冊。昔、台湾に行った際、地図を広げていたら老人が日本語で案内してくれたことを思い出した。「昔はここは日本だった、日本のままが良かった」と言っていたのが衝撃だった。でも具体的にどんな歴史があったのか知らなかったので、本作を読みなんとも辛い気持ちになった。時代と長女と家の話もつらい。 主人公のちょっと賢くなかったり、何も知らず、想像力のない感じのところにイライラし、同時にすごくリアルに感じた。賢くなくて無知なのは自分も同じだ。こういう人間を描けるのはすごい
0255文字
MiKiO
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☆☆☆
0255文字
m
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台南の情景が目に浮かぶ。日台の歴史にも触れており、ある意味では台南訪問を掻き立てられた1冊。この作者の描く女性の生き方には、本当に感服する。思わず声援を送りたくなる。そして、現地通訳のカスミちゃん。彼女の日本語の使い方、これがこの作品を引き立たせている。困難に取り組み、溌剌と生きる女性像をこれからも期待します。
0255文字
ちゃま
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ネタバレ★★☆☆☆ 台湾の景色、熱気などがすごく漂って伝わってくる作品。 母娘の地獄の話はいる?未来があんまり好きになれない…かすみちゃん…等いろいろ思う事はあるけど台湾には行きたくなった。
0255文字
unichin
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夢やぶれ、現状に立ち止まっていた未来。怪我をして身体が不自由になった祖母に代わり訪ねた台南。祖母の過去を探しながら見つけたものは自分の未来。台南に猛烈に行きたくなりました。
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k.inoue
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台湾生まれ、終戦とともに着の身着のまま日本に引き上げて来た祖母。欖李花ランリーファが6月の花。台湾の歴史、日本植民地時代、複雑な国民感情が分かる。
0255文字
ふむ
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台湾に行きたくなった。過去二回とも団体旅行だったから、地元の美味しいところを巡れていいなぁと思ったり。台湾の歴史を知ろうとしていなかったから、この本で触れることができて良かった。主人公は怒りっぽいところがあるけど、それを意識した上で外に出さないように抑えたりとか、自分もそうなり勝ちだなぁと思ったり。女性の生き方が出てくるところは作者ならではと思ったり。最後はびっくりしたが、全体にエネルギーに溢れてた気がする。
0255文字
Ayako  H
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買いました。台湾には思い入れがあるので。でも今回の舞台はあまり馴染みのない台南。台南が日本でいう京都に相当するとは知りませんでした。知識ゼロで渡台しながらもみんなに助けられて過ごす未來、思いはあちこちに。後半の台湾の親子の不幸話はここまで必要だったのか。でもラストのまとめに持っていくにはやっぱり必要なのかな。不幸も不仲も不安もあるけど前向きに生きていくラスト、よかったです。早く遊びに行ける世の中になりますように!
0255文字
teeta
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最後まで読みました。何かがつながるようでつながらず、肩透かしの積み重ねで最後までいっちゃいましたね。それにしても文庫本で1144円かぁ、が一番の感想、トホホ。
0255文字
yuri
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解説まで読んでやっと納得。 登場人物に感情移入ができなくて、ちょっと読むのがしんどかったです。 知らない台湾を教えてくれる本と考えればとてもよいのですが、何しろ未來ちゃんがちょっといらつくw
0255文字
めがねおじさん
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戦前、湾生と呼ばれ台湾で生まれ育った日本人たち、彼らは戦後、着の身着のままで台湾を追われることに。日本に帰国した彼らの苦労と哀しさ、そして日本の統治下から蒋介石率いる国民党の支配下に変わり、38年間という史上例を見ない長期の戒厳令下で過酷な生活を強いられた台湾の人々。湾性の孫として日本で生まれ、両国の歴史をほとんど知らずに育った主人公が、自身のルーツを探す台湾紀行においてその重い歴史を紐解いていく。台南を中心に台湾の人々との豊かな交情が綴られ、主人公を新たな旅立ちへと誘う。台南の情景が手に取るようで見事。
0255文字
きみ
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近所の国なのに、台湾のことを何も知らなかったんだなぁとしみじみ。六月の雪、見てみたいな。
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ばにらん
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主人公が祖母が懐かしむ故郷の台湾へ旅に出るところから物語が始まる。風景の美しさ物哀しさに旅心を刺激される。旅の中で台湾の歴史と日本との関係、今のこの国の家族や若者の現実を主人公と一緒に読み手も知る。台湾が中国との関係で揺れている今、読むには良い本。 ラストにはやはり衝撃を受け「一期一会」が本当に重く迫る。
0255文字
かみつきいぬ
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ネタバレ台湾の気候や人の熱さが伝わる小説。正直言って、台南母娘の地獄模様がこの小説に必要なのだろうかと思ってしまうのだけれど、素敵な小説でした。過去と未来を行き来し、今現在も2度と戻れない過去となる、その一期一会の考え方に共感を感じた。エンディングはやっぱり衝撃だな。
0255文字
ゴルフ72
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昨年1月初めて台湾に行った。ほぼ台北市内お決まりの観光スポットだけの3日間だったが、また行きたい思いは変わらすも・・・未来は声優を志すも挫折そんな中祖母が台湾生まれだと知る、ある時骨折し入院を余儀なくされた祖母が生まれた場所が見たくなり台南へ・・・現地でガイドされた人たちとの交流、台湾が辿った歴史の背景の中強く生きてきた人たちに触れる中、祖母が育ち住んだ場所を訪れ台湾への興味が強くなる。そして大きな決断をする。次回の訪問は高雄と決めているが何時になるやら
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じい
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とってもよかった。途中重すぎる話もあったけど、台湾に行きたくなりました。
0255文字
9分9厘
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一緒に住む祖母が実は台湾で生まれ、終戦とともに日本に引き上げて来たという過去を知る。そんな祖母が怪我をして入院、祖母に少しでも元気になってもらおうと、祖母の心に残る風景を探しに台湾へ向かう。台湾で出会う人との交流といった、心暖まるものはごくわずか、読んでいて苦しくなるほどの葛藤を誰もが抱えているのだ。人生って長いのか?短いのか?難問だらけだ。
0255文字
fourthwindow
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ネタバレ台湾の歴史を少し知ることが出来ます。私は台北にしか行ったことはありませんが、日本と同じような街並みなのだけど、屋台で食べ物を売っていたりと同じではない生活がありました。途中の母娘の話は重かったですね。
0255文字
れーち
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★★★★☆
0255文字
ナオ
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台湾に親日家が多い理由がわかりました。
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六月の雪 (文春文庫)評価95感想・レビュー28